踏切を通過する際には、
必ず一時停止して、左右の安全を“目”で確認するほか、
窓を開けて音を聞いて、“耳”でも安全を確認する、
と教わったはずです。
「音を聞いて」と言われて、
“警報機の音”を聞くものと理解している人も多いですが、
(それもあながち間違いと言いきれませんが)
正しくは、“列車の音”を聞くことになっています。
都内では深夜でも喧騒の中にいるので
列車の接近を警報機の音で判断するドライバーが多いかも知れませんが、
でも、列車の音だって、意外なほどよく聞こえますよ。
考えてみれば、レールは鉄製なので、
空気中を伝わるより速く、かつ、減衰が少なく、音が伝わる理屈です。
地方に行けば、周りが静かなのも手伝って、
警報機が鳴り始める前に列車が近づいているのが分かるほどです。
今度、踏切を渡ることがあったら、
意識して“列車の音”を聞くようにしてみてください。
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