神奈川県内の某クリニックでは、
受付で患者さんを「○○さま」と、様づけで呼んでいるそうです。
銀行でもあるまいに、少し違和感を覚えて、
診察時間が終わってから院長に尋ねてみたところ、
その理由は、
「スタッフに、“お客さま”だと意識させたいから」なのだそうです。
「でも…」と院長は続けました。
「ドクターが患者に話しかける時は『○○さん』と呼びかけている」とのこと。
思い返してみれば、
受付で「○○さま」と呼び、教習中は「○○さん」と呼ぶのは、
自動車教習所でも珍しくありません。
一方で、教習生を「くん」付けで呼んだり、
(特に未成年の教習生を)呼び捨てにしたりする教習所もあると聞き及びます。
ちなみに、パイロットアカデミーでは、常に「さん」付けです。
教習に来るのはそれなりの大人なのだから「くん」では失礼ですし、
かと言って(“お客さま”には違いないけれども)
“お客さま扱い”というのも変だと思うからです。
ま、呼び捨ては論外でしょうね。
長い付き合いの中で人間関係が出来ているならともかく、
教習に来てくれた程度で呼び捨てされたら教習生はどう受け取るでしょうか。
そして、もし指導員の方が教習生より立場が上だと思っているのだとしたら、
その高慢は改めるべきです。
文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/