※以前にも書いた話題ですが、大事なことなので、声を大にして繰り返します。
日中は真夏の暑さが続いていますが、
夜になると、虫の声も聞こえるようになりました。
さて、秋に向かい、日が短くなってくると、
無灯火の自転車が危なく思えます。
でも、「ライトを点けている」と言っても、
それが点滅するタイプのものだと、
実は非常に危険であることをご理解ください。
おそらく、自転車ライダーは、
前方を照らすためというよりも、自分の存在を示すために、
あのライトを付けて(点けて)いるのだと思います。
もしかしたら、
「点けっぱなしより点滅していたほうが目立つ」と思っているかも知れません、
ところが、どっこい。
普通にライトが点いていれば自転車の存在には気が付くところ、
むしろ、点滅していることで、
相手との距離感がつかみにくくなってしまいます。
そのため、このまま進んで無事にすれ違えるのか、よけなければならないのか、
そういうのが分からなくなるのです。
また、「距離感=スピード感」でもあるので、
あとどのくらいですれ違うのか、
極端を言えば、相手が近づいているのか遠ざかっているのかすら
分からないことがあります。
さらには、
最近のLED電球は明るくストロボ状態になっていることもあって、
幻惑されてしまう(あるいは、眩惑されるのを嫌って目をそらす)こともあります。
結論として、点滅ライトは、
「完全不灯火よりはマシ」程度の意味でしかありません。
普通にライトを点けている方がよほど安全ですよ。
もし「ライト点けて走るなんて、そんなダサい真似やってられるか」という
“中2病”だか“反抗期”だとしたら、
そんなのは、もう卒業して、
お互いの安全のため、正しいライトを点けて走ってください。
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