走行中に、犬や猫が飛び出してくることがありますね。

“犬”が飛び出してきたら、
その後に“人”が続いて飛び出してくる可能性が高い一方、
“猫”が飛び出してきても、
その後に人が続く可能性は低いと言えます。

なので、プロドライバーの間では、
「犬はよけろ。猫は轢け。」と言われているそうです。

しかし、これは、どちらもダメ。


まず、「犬はよけろ」に関して。
不用意にハンドルを取って、
自車と並走している二輪車を倒しでもしたら、
目も当てられません。
よけるのなら、合図と確認の後にするべきです。

次に「猫は轢け」に関して。
確かに、猫に気を取られて、
歩行者や自転車に接触してはいけませんから、
構わず走り続ける、というのも一理あるかも知れません。

しかし、それが猫であることを咄嗟に見極めるのは難しいですし、
何より怖いのは、「故意をもって轢く」という行為です。
(「認識していながら認容する」のも「故意」になります)

例外も無いわけではないですが、基本的には、
「轢いても良い」・「ぶつけても良い」と思う人は、
車を運転する資格が無い、と認識してください。


飛び出したのが、犬であろうと、猫であろうと、
もちろん、人であろうと、
「よけろ」でも「轢け」でもなくて、
「危険を感じたら、まずブレーキ!」が鉄則ですよ。


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