ウインカー(方向指示器)での合図は、
動作を始める前に出し、動作が完了するまで出し続けることになっています。
そして、その動作が完了したら、速やかに消さなければなりません。


ところで、一般的な四輪の自動車は、
「ウインカーを出す」のは、もちろんドライバーの手で操作するのですが、
「ウインカーを消す」のは、ハンドルと連動して自然に切れる機能が装備されています。
しかし、ハンドルを切った量によっては、その機能が働かない時もあります。

では、これをどう使い分けたら良いのでしょうか。


この問いに対して大雑把に答えてしまうと、
「右左折後は自動で消えるが、進路変更後はドライバーの手で消す」のが普通です。
もちろん、
右左折でもハンドルを切る量が少なくて済むときもありますし、
進路変更でも大きくハンドルを切らなければならないときもありますから、
こう一概に決めきれるものではありませんが、
概ね、
ハンドルを持ち替えるくらいの量を回したなら、ハンドルを戻すとウインカーは自然に切れ、
ハンドルを持ち替えなければ、まっすぐに戻しても、ウインカーが自然には切れてくれない、
と覚えておいて、まあ困らないでしょう。


これを踏まえて、もっと突っ込んだ話をしますと、
「流れの中での車線変更」程度のハンドルでウインカーが切れてしまうのだとしたら、
それは、ハンドルの回し過ぎが疑われます。
心当たりのある方は、もっとなめらかな進路変更を心がけた方が良いと思います。


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