ハンドルを回しながらのギアチェンジはやめましょう。
と言うより、
ハンドルを持ち替えながらシフト操作するには、
腕が3本必要ですから、普通は、無理です。

ハンドルを持ち替えずに傾ける程度でしたら、
ハンドルは右手に任せて、
左手はシフトレバーに伸ばすことができます。
もちろん、そうやって全く問題ありません。
でも、そうやろうとすると、得てして、
「極力ハンドルを持ち替えないようにしよう」
という本末転倒な心理が働きがちなので、
運転に慣れないうちは、これも考えない方が良いでしょう。


ところで、「ハンドルを回しながらギアチェンジしない」のは、
何もハンドルを切る時に限った話ではなく、
ハンドルを戻す時も、同じですよ。
「戻す」のだってハンドルを「回す」のに違いないのですから。

ハンドルを切る時にはギアチェンジしないように気を付けたのに、
カーブや右左折の後半でハンドルを戻している時に、
それを失念してか、「加速しなければならない」との思いが強すぎてか、
ハンドルを戻しながらギアチェンジしようとする人を
よく見かけます。
ですから、それは無理ですって。


もし、ギアチェンジが必要なら、
ハンドルを切り終えてから戻し始める前の、
ハンドルが固定されている1~2秒間にやってください。

とにかく、
「ハンドル操作と変速操作とは同時にやらない」
と覚えておきましょう。


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