仮免試験のクランク(屈折型狭路)コースで
外側(車体の前側)がぶつかりそうになった時には、
切り返しをして曲がり直してください。


「切り返し」は、
ハンドルを逆にいっぱい回してバックする方法もありますが、
それだと、外輪差(後退時に前輪が後輪より外側を通る)が生じるため、
車体の膨らむ所がぶつかりそうになったり、
再び前進する時に今度は内輪差で曲がりにくくなったりすることがあります。

もちろん、ぶつからないように進んで行けば良い話ですが、
確認すべき箇所(つまり減点ポイント)が増えてしまうことになります。
せっかく「狭路内での1回の切り返しは減点なし」なのに、
“余計”な「確認不充分」で減点されては勿体ないです。


そのため、パイロットアカデミーの教習では、
「ハンドルまっすぐでの切り返し」をお勧めしています。
ハンドルを逆に切るのではなく、
まっすぐまで戻して1mくらいバックするのです。
こうすれば外輪差が生じませんから、
ドライバーは真後ろだけを見ていてください。

試験場のクランクコースなら、これで曲がり直せるはずですよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/