学科教本を読まないという人は少ないですね。
「問題集だけで充分」と言う意見もあるにはありますが、
学科教本を読んで全体構成を把握してから、
細かい所やヒッカケ問題を問題集で演習するのが、
知識を定着させるコツですので、
まあ、“学科教本不要論者”は少数派と言えるでしょう。


ところが、技能教本の方は、読まない人が割と目立ちます。
「本を読んで運転できるようになるなら苦労は無い」なんて
うそぶく人も多いですね。

でも、実技に関しても、学科の知識と同様に、
全体構成を理解しておくと、身に付くのが早いのですよ。

また、技能教本の全編を通して読むことで、
「車を運転するとはどういうことか」も掴めてきます。
これこそが最も大事なことかも知れません。
この認識なしにテクニックだけに頼った練習をしていると、
ともすると、「車に運転させられる」状態に陥ったりします。


当たり前のことですが、
技能教本には大事な事がすべて書かれています。
教本を読んだだけで理解したつもりになってはいけませんが、
まったく読まないというのも勧められることではありません。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/