何かあるごとにハンドルを動かしてしまう人っていますね。


例えば、発進の時。
路端から車線中央へ進路変更するので、ハンドルは右に切ることになります。
その後、右に向いた車体を車線に正対させるべく、今度は逆に左に切るわけです。
車線に正対したら、今度は直進させるために、ハンドルをまっすぐに戻します。
(操作としては、左に切っていたハンドルを右に回す)

確かに、理屈で説明すればこうなります。
でも、
これをすべてハンドルで操作しようとしたら、車はふらつくばかりです。


そもそも、進路変更時のハンドルは、
「切る」(あるいは「回す」)というよりも「傾ける」という感じです。
そして、力を入れるのは最初の右に向かせる時ぐらいで、
その後の動作は、基本的にはハンドルは意識しないでやってください。


では、ハンドルを意識せずに
車を車線に対してまっすぐ向かわせるには
どうしたら良いかと言うと…

それこそ、「前見て加速!」なのです。
つまり、自分の進路上、遠くを見据えてアクセルを踏む、
というのをやれば、自分が進みたい方へ車は動いてくれますよ。


このブログで何度も書いていることですが、
車の運転で重要なのは、“ハンドル捌き”よりも“加減速”。

携帯やスマホのゲームではどうか知りませんが、
現実の車の運転では、ハンドルをちょこまか動かさず、
アクセルとブレーキを上手に使ってください。


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