Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

カテゴリ: ニュース・雑感など


ファッションに関する事は小生の不得意分野の一つですが
(ん? デジャヴ?)
爪を長く伸ばしている人っていますね。
あれは、自動車運転にはふさわしくないです。
また、ネイルアートについても、
ハンドル操作に支障の出るようなものは、
「運転には不向き」と言わざるをえません。

手の爪が長かったり厚かったりすると(「爪が厚い」って別の意味か?)、
ハンドルが握りにくいうえに(これは想像に難くないでしょう)、
意外に、シフトレバーを握るにも支障があります。
AT車にだってシフトレバーはありますし、
「Pポジション」から外す際に使う「ブレーキ解除ボタン」は
爪が伸びていると押せませんから、
MT車のシフト操作よりも、やりづらいくらいじゃないでしょうか。

また、サイドブレーキ(ハンド式)の「解除ボタン」も
爪が長いと押しにくいですよ。
これについては、AT車・MT車に共通ですね。

“おしゃれ”なのか、はたまた“願懸け”なのか知りませんが、
自動車運転に支障のある爪は、
やはり、切っていただきたいと思います。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


進路変更(発進を含む)や右左折の際には、
合図(ウインカー)を出してください。
進路変更なら3秒前から、右左折なら30m手前から出します。

しかし、路上を走る車の中には、
ウインカーを1回だけ点滅させる車をよく見かけます。
どうも、合図の出し忘れではなく、
意図的に遅らせているようです。
あれには何の意味があるのでしょうか?

たくさん点滅させると球の消耗が早いからでしょうか。

確かに点滅回数を減らせば電球の持ちは長くなる理屈ですが、
それを言い出すと、
「ブレーキペダルを踏む回数も減らしたほうが良い」
という話にもなってしまいかねません。
部品の消耗を考えて必要な運転操作を怠るのは本末転倒でしょう。

それとも、
「規則を守るなんてカッコ悪い」と思っているのでしょうか。
いわゆる“中二病”ですね。

でも、1回だけ操作するのは
きっと「取り締まられないように」と考えてのことでしょうから、
ワルになりきれない小心者なんですよね。
そんなのも含めて“中学2年”程度なのでしょう。

理由はどうであれ、
周囲に自分の動きを予め知らせるためという目的を再認識して、
やはり3秒前・30m手前には合図を出してください。

さらに言えば、
3秒前・30m手前に合図を出していれば、
安全を確認する時間も取れますよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


ファッションに関する事は小生の不得意分野の一つですが、
ブラウスやセーターの袖を手の甲まで伸ばして着るのを
「萌え袖(もえそで)」と呼ぶのだそうです。
幼く見えることで見る者を「萌え」させることから
そう呼ばれてるようです。

それを「みっともない」と思うのは古い人間な証拠ですが、
少なくとも運転するには不適切と断言できます。
だって、その状態では、
掌(てのひら)でハンドルを握れないわけですから、
咄嗟の時の対応が遅れてしまいますよ。

ところで、某自動車教習所のウェブサイトに、
モエソデの女子高生たちが嬉しそうにVサインしている写真が
使われているのを見つけてしまいました。

教習時には適切な服装指導をしているのだろうとは信じますが、
それを(運転している時の写真ではないとは言え)
教習所の“看板”に使うのって、いかがなものでしょう。
他校さまの話ですが、同業者として、
「載せる写真を選ぶべきでは?」と思ってしまいました。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


※今日の記事は、自動車運転には全く関係ない話です。
また、少し偏った個人的見解の表明になりますが、
連休中でもありますし、どうか目くじら立てずにお読みいただければ。


国会答弁などでよく耳にする「全力で」という言葉、
どうしても嘘っぽく聞こえてなりません。
実際、1つの問題に“すべての力”を差し向けてしまったら、
他のやるべき事ができなくなってしまうわけで、
それはそれで困る事態になりますし。

昔、年金記録問題が社会的に騒がれたころ、当時の安倍首相が、
国会で「最後のお一人、最後の1円までお支払いします」と答弁したことがあります。
それを聞いて、小生は、
「あ、こりゃ口先だけで本気でやるつもりは無いんだな。」と思ってしまいました。
世の中に“絶対”が無いように、
「最後の一人、最後の1円まで合わせる」のは、現実的に無理なのですから。
事実、10年以上経過した今も、年金問題は解決していません。
とすれば、安倍首相の「最後の一人、最後の1円」というのは、
単なる“目標”を掲げたに過ぎなかったという話です。

冒頭に挙げた「全力で」も同様で、
「頑張ります」を強調してみただけ、
という程度に聞いておくべきでしょう。

似たような言葉で、
「ご理解とご協力を」とか「ご指導とご鞭撻を」とかも、
ただ慣用的に使っているだけで、
やっぱり本気度が伝わって来ませんね。

日ごろ気になっていたので、書いてみました。
たまにはこんな記事もお許しください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


車を運転する以上、
交通事故に遭うことは想定しておかなければなりません。
人間だれしもミスすることはありますし、
こちらにミスが無くても“もらい事故”というのだってあります。

さて、事故が起きてしまったら、
慌てずに、次の対処を行ってください。

まず第一に、負傷者の安全を確保してください。
状況によっては、「119番」で救急車の出動を要請してください。

それと、
相手の有る事故では、相手の氏名・連絡先を確認してください。
名刺をもらう(または、免許証を見せてもらう)のが望ましいですが、
手帳にメモする程度でも良いでしょう。

また、必ず警察に連絡して実況を見てもらってください。
物的損害だけの場合でも、絶対にその場で示談してはいけません。
その場で示談してしまった場合は、
相手が後日「首が痛い」などと言ってきた場合を含め、
民事も刑事もすべて自分で解決しなければならないリスクを孕んでいます。

それから、保険会社へ連絡します。
そもそも任意保険は入る義務の無い(“任意”ですから)ものですが、
他人の命を奪ってしまうかも知れない凶器を転がしているのですから、
よほどの大金持ち以外は任意保険に加入しておくのが
ドライバーとしての責務と言えるでしょう。

事故の時はとかく気が動転してしまいがちですが、
慌てず騒がず、落ち着いて対処しましょう。
ここに書いた項目をメモしておいて、
免許証や車検証と一緒に携帯しておくと良いですよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


パイロットアカデミーでは、
仮免許所持者だけでなく、
普通免許所持者向けの路上教習(いわゆるペーパードライバー教習)も
行っています。

ところで、ペーパードライバー教習についてお問合せをいただいた際には、
まず「乗る車は決まっていますか」と尋ねることにしています。

別に、どんな車に乗るのかに興味があるわけではありません。

教習を受けようとした“動機”をお尋ねしたいのと、
一方、ご本人には、
ご自身がその車を運転している図をイメージしてもらいたいからです。
それによって、教習への取り組み姿勢・真剣みが変わってきます。

実際、ペーパードライバー教習を受ける人の多くが
仕事や家族の関係で“乗らざるを得なくなった”人です。
そういう人は、教習で、うまくできない場面に出くわすことがあっても、
「何くそ」という根性で乗り越えられますよね。

そこに比べて、
運転する予定が無いのにペーパードライバー教習を受ける人は、
ちょっとの事でへこたれて続かない人が多いように思います。
(もちろん、そうでない人もいますけど)

「当面は乗らないけれども運転を忘れないように」というのも
悪くはないのですが、上に書いた理由から、
できれば、乗る車が決まってから教習を受けた方が効率が良いですよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


もうずいぶん前の話になりますが、
パイロットアカデミーへのお問い合わせのお電話で、
「運転の経験が有ります」と切り出した方がいました。

それを聞いて、小生は「あれ?」と違和感を覚えました。

「過去には運転免許を持っていました」とか、
「昔は運転していました」と言う方は多いのですが、
「運転“経験”が有ります」とは、普通は言わないからです。

少し不自然な言い方だったので、よくよく聞いてみると、
案の定、無免許運転(公然かつ常習的に)をしていたようです。

それを聞いて、即答しました。
「無免許での運転経験など、無いに等しいです。」
少しキツめの語調で叱ってしまいました。

でも、結果として、
その方は、パイロットアカデミーでの教習を受けてから
府中試験場で一発試験を受け、
仮免・本免とも、すべての試験に1回で合格できました。
教習料(受験料・取得時講習費を除く)は10万円かからずに修了でき、
ご本人はかなり満足していたようです。

もっとも、
初めから教習を受けようと電話を入れてきたわけですから、
その辺の、練習なしで受験して失敗する“運転経験者”とは、
違っていたのでしょうけどね。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


黒っぽい服は暖かそうに見えるためか、
冬は、暗い色の服を着る人が多くなりますね。
でも、車を運転する立場からは、
暗い色は視認性が低く、実は危ないのですよ。

歩行者側からは車はよく見えても、
車から歩行者は、歩行者が想像する以上に見にくいものです。
しかも、歩行者が対向車のヘッドライトに照らされて逆光になると、
本当に見えなくなってしまいます。
(“蒸発現象”と言いますね)

なので、夜道を歩く際には、
できるだけ明るい色の服を着てください。

本当は「黄色」が昼でも夜でも目立つ色なのでベストなのですが、
黄色にこだわると服装のコーディネートが限定されてしまいますので、
「同系色の明るめの色」を用いるぐらいで、随分違うはずです。
例えば、
「紺色より『水色』を、えんじ色より『桃色』を。」
といった具合です。

特に年輩者は“地味”なものを好む傾向がありますが、
少しでいいですから敢えて意識して、
派手めのものを選んでみてはいかがでしょうか。
お互いの安全のために。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


突然ですが、
世の中に摩擦というものが無かったら、
車は走れません。

タイヤで地面を蹴って走る以上、
地面との摩擦が無かったら、
タイヤが空転してしまい、車は進んでくれません。

とは言うものの、
車の推進力以上に摩擦が大きすぎると、
やっぱり車は進んでくれません。

適度な摩擦があってこそ車は走るのです。

仕事だって、人間関係だって、
適度な摩擦があった方が進展するような気がします。

今年もいろんな“摩擦”がありそうですが、
それらすべてを“糧”にして、前進して行きたいと思います。
「前見て加速!」で。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


「子は親の鏡、親は子の鑑」(敢えて別の漢字を用いています)と言われます。
子どもは親の言動を見て育つので親に似るものであり、
親は子どもの模範となるよう言動に気を使わなければならない、という意味。

この言葉は、自動車運転の教習における、
指導員と教習生の関係にもあてはまりますね。

教習所で複数の教習車が走っているのを見ていると、
同じ教習車(同じ指導員が乗っている)は、
運転している教習生が変わっても、同じような運転をしているのに気が付きます。
まさに、「教習生は指導員の鏡」ですね。

だからこそ、
指導員は、教習生にとっての“鑑”たらねばなりません。

それは、教習中に限らず、プライベートな場面であっても、
模範的な運転を示さなければならない、ということでもあります。
お正月ですが、飲酒運転など、以ての外です。

うーむ、またお説教くさくなってしまった…

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



4年ぶりの忘年会シーズンを迎え、羽目を外している人も多いのではないでしょうか。
でも、飲酒運転は、絶対にダメですよ。

そもそも飲酒運転は許されざる行為ですが、
もし教習指導員が飲酒運転したら、それは懲戒解雇ものでしょう。
私的行為であったとしても、
そんな人にはこの商売を続ける資格が有りませんから。

また、この商売に限らず、自動車に関連する業種の会社では、
飲酒運転を厳罰に処することが多いようです。
それも当然と言うべきでしょう。

でも、自動車に関連しないのに、
「飲酒運転を絶対に許さない」という姿勢を打ち出している会社があります。

それは…

意外に思えるかも知れませんが、
酒造や酒販の会社です。

少し前になりますが、洋酒を取り扱う会社の人と話をする機会が有りました。
その会社では、
"Responsible Drinking"(直訳すると「責任を持った飲酒」・「道義心の有る飲酒」)
という取り組みをしているそうです。

これは日本語で「適正飲酒」とも呼ばれることもありますが、
それだと“酒量”の問題に矮小化されがちですので、
もっと根本的な話として、
「模範的な飲酒態度」とでも意訳するのが、
ニュアンスが正しく伝わるように思います。

つまり、酒を取り扱う商売に就いている以上、
商品や仕事に誇りを持ち、飲酒の模範を示さなければならないのだそうです。
そう考えれば、飲酒運転など、
"Responsible Drinking" の対極にあるわけで、言語道断なのでしょう。

皆さんも "Responsible Drinking" を意識して、
お酒は節度を保って楽しく飲みましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


「法定速度」とは?

標識で示された最高速度のこと?
いいえ、それは「指定速度」と呼ばれるもので、
「法定速度」とは、基本的には時速60km(例外に関しては後述)です。

さて、その「法定速度」ですが、
道路交通法第22条には、
「政令で定める最高速度をこえる速度で進行してはならない」
としか書かれていません。
そして、政令(道路交通法施行令第11条)に、
高速自動車国道以外においては、
「自動車は時速60キロ、原付は時速30キロ」(牽引している場合や緊急自動車等の例外あり)
と定められています。

“法定”とは言うものの、
実のところ、法律ではなく政令で定められている、という話でした。
まあ、雑学の部類ですな。

では、雑学ついでに、運転とは全く関係ない話をもう一つ。

「法定伝染病」という用語、今は使わないのですね。
中学生のころ、11種類の病気の名前を苦労して憶えたものですが、
「伝染病予防法」は1999年に廃止されて、
代わって施行された「感染症法」には、5類41種類の疾患が挙げられています。
そのうち「一類感染症」と「二類感染症」は危険性が高いため特別措置を講じることとしており、
言わば従来の法定伝染病に相当する扱いなのですが、
それでも、例えば「コレラ」や「赤痢」は今は「三類感染症」とされており、
分類も扱いも変わっています。

最近では、新型コロナウイルス感染症が分類変更され、話題になりましたね。
古い人間は「○類」と呼ぶより「法定伝染病に該当するか否か」で言ってもらえた方が
ピンと来るのですけどね。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


車中泊や長時間運転中の仮眠は、
必ずエンジンを切り、
できれば、面倒でも助手席か後部座席に移って寝ましょう。

車を運転する夢を見たことのある人も多いと思いますが、
運転席で寝てしまうと、
その“夢”と“うつつ”との区別がつかずに、
現実の車を動かしてしまうことがあるからです。
まさに「寝ぼけ」の状態なのですが、
これが事故の原因となる例が意外に多いので馬鹿にできません。

また、夢を見て寝ぼけるのばかりでなく、
体は起きていても脳が覚めていない状態で(これも「寝ぼけ」の一種ですね)
運転してしまう可能性もあります。

なので、できるだけ運転席以外で仮眠を取るようにして、
起きたら、運転前に必ず車外に出て軽い体操などして、
体も神経も完全に目覚めさせてから、再出発するようにしてください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


とある電車の中での、大学生と思しき男性2人組の会話。
どうやら、そのうちの1人は教習所に通っているようです。

「エンストばっかりで大変だよ」
おそらくMT(マニュアル)教習で苦労しているのでしょうね。

すると、もう1人のほうが、
「エンストって何?」と言ったのです。

えっ? エンストを知らない?
聞き耳を立てていた小生は、仰天してしまいました。

20年以上(多分)生きてきたであろう大の男が、
これまでの人生で、
「エンスト」という言葉を聞いたことが無かったのでしょうか。

ああ、無いのかも知れませんね。
考えてみれば、今の大学生が生まれたころには、
もう乗用車はほとんどすべてATだったでしょうから、
エンストという事象に出くわすこと自体が無くて不思議はありません。

それにしても、
なんだか、驚くと同時に、少し悲しく思いました。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


急に日が短くなってきました。
油断していると、あっと言う間に暗くなりますね。

ところで、常々疑問に思うのですが、
夜間にライトを点滅させている自転車は、
なぜそうしているのでしょうか。
「点滅させたほうが目立つ」とでも思っているのでしょうか。

しかし、
自転車の存在は、普通にライトを点けていれば認識できます。
それどころか、
最近のLED電球は明るくストロボ状態になっていることもあり、
それに幻惑されるのを嫌って、敢えて目をそらすこともあるくらいです。

また、点滅している光源は距離感がつかみにくいのですよ。
その自転車との距離自体が分からないばかりか、
「距離感=スピード感」でもあるので、
あとどのくらいで(何秒後に)すれ違うのか、
極端を言えば、近づいているのか遠ざかっているのか、
ということも分かりにくいのです。

結論として、点滅ライトは、
自転車ライダーが思っているほどの効果は無く、
むしろ、却って危険です。

そもそも、自転車も車両なのだから、
夜間走行中は、前照灯を“点灯”しなければなりません。
「点滅」(肉眼で認識できないほどの点滅を除く)は
「点灯」ではないので、違反であるはず。
車がヘッドライトを点滅させていたら違反というのは誰しも理解できるでしょう。

もし「ライト点けて走るなんて、そんなダサい真似やってられるか。」という
“中2病”だか“反抗期”だかなら、
そんなものは卒業して、
お互いの安全のため、正しいライトを点灯して走ってください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


いろは坂は紅葉の見ごろだそうですね。
今週末の日光近辺は大渋滞が予想されているようです。

ところで、
山道(特に下りカーブ)が怖い、ということを言うドライバーがいます。
いろは坂で言えば、第1いろは坂ですね。

そういう人に大体あてはまるのは、
「ブレーキを踏みながらハンドルを回している」ということです。

ドライバーは怖いからブレーキを踏むのでしょうけれど、
それって、見方を変えれば、
カーブ進入時のスピードが速すぎるということでもあります。
それじゃあ、怖いわけです。

そういう人は、
「カーブの5m手前までに減速を終わらせておく」という基本を
思い出してください。
そして、カーブの外側ラインを目でなぞりながらハンドルを回し、
カーブの出口に向かって加速するのでしたね。
もっとも、そのカーブが下り坂なら、
アクセルを踏むまでもなく重力にまかせて加速していっても構いません。

おそらく技能教習の第1時限目で教わったであろうことを
そのとおりに運転することで、
山道も、それほど苦にならずに走れると思います。

どうか基本を守って安全運転を、
そして、楽しい紅葉狩りを堪能してきてください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


もう10年以上前の話になりますが、
ある教習生(年配の男性)が「ちょっと、とのじ。」と言って
教習車を降りたことがありました。

この「とのじ」(あるいは「ともじ」か)という言葉自体は
初めて聞いたのですが、
その行動から「トイレ」を婉曲に言ったのだろうと推測できました。
「しゃ文字」や「湯文字」などの女房言葉と同様、
特定の業界で用いられている符牒の一つなのかも知れません。

そういった意味で、われわれ指導員が、
教習課題の「方向変換」を略して「方変(ほうへん)」と呼ぶのと
通じるものを感じました。

また、
「屈折型狭路コース」のことを「クランク」と呼びますが、
これだって、そもそも工具の名前ですから似たようなものかも知れません。
もっとも、今や、一般の人も「クランク」で意味が通じてしまいますので、
これは符牒の部類には属さないような気もしますが。
(むしろ工具のクランクを知らない?)

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


教習を扱ったブログや掲示板に、
「指導員が『チッ』と舌打ちをしやがった」なんて書かれることがあります。
パイロットアカデミーの話ではない(と信じたい)ですが。

教習生は、出来ない事を出来るようになろうと頑張っているので、
上手に出来なくたって、隣で見ている指導員が舌打ちをするなど、
言語道断、とんでもないことです。

でも、それ、本当に舌打ちだったのでしょうか?

というのは、
教習生が試行している間、指導員が黙ってみていることもあります。
わざと失敗させてみるのも教え方の一つと考えます。
その間、指導員は、
教えてあげたいのを我慢して口をつぐんでいるため、
口の中が渇いてしまいます。
そうすると、
教習生が失敗した後で、最初の一言を発しようと口を開く時に、
上下の唇が離れる際に音を立ててしまうことがあるのです。
そう。ちょうど舌打ちしたような音を。

「舌打ちじゃないですよ」というのもわざとらしいので、
そんな音は無かったようなふうに教習を続けるわけですが、
「なんだよ。舌打ちしやがって。」と思った教習生もいたでしょうね。

でも、本当に舌打ちじゃないんです。
このブログを読んだ人だけでも信じてください!

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


「くされ彼岸」とはよく言ったもので、
関東では雨が続くようですね。

ところで、
府中試験場は多磨霊園のすぐ近くにあります。
そのため、この時期(お彼岸の期間中)は、
お墓参りの車が増えて、試験場付近の道路が混雑します。
特に中日の23日(土)は、
東八道路(試験場前の道)が大渋滞して、
教習にならないことが予想されます。

多磨霊園と反対の方に向かう「三鷹コース」というのもありますが、
そちらは、ホームセンター等のロードサイド店が建ち並んでいるため、
普段の休日でも、渋滞しやすいので避けているほどです。

ですので、パイロットアカデミーでは、
例年秋分の日と春分の日は、
府中での路上教習は原則としてご遠慮願っております。

それでも「どうしても府中試験場近辺を走りたい」という方は、
予約を受けないこともないのですけど、
教習効果が半減する(試験コースにたどり着くことすらできないかも?)ことは
ご承知おきください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


人身事故を起こすと、
民事的責任(金銭での損害賠償)のほか、
刑事的責任(刑罰が科される可能性)も生じます。

昔々は、人身事故の加害者は、
刑法第211条に定める「業務上過失致死傷等」が適用されていました。
それが、
「暴走行為でも飲酒運転でも“過失”なの?」という疑問の声が上がったことから、
第208条の2として「危険運転致死傷罪」が設けられました。

ちょっと脱線しますが、
この「危険運転致死傷罪」の規定は、
“故意犯”との位置づけで刑法第208条(暴行罪)の直後に入ったため、
それまで第208条の2にあった「凶器準備集合罪」の規定は、
後述の自動車運転死傷行為処罰法が施行されるまでの一時期、
第208条の3に繰り下がっていました。

その後、平成25年11月27日に
自動車運転死傷行為処罰法(正式名:自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律)が成立し、
故意であれ、故意の結果的過重であれ、過失であれ、
自動車(原付を含む)で人身事故を起こしたら、この法律が適用されることになりました。

長々と書いてしまいましたが、
要は、「人身事故は犯罪」ということを理解していただきたいわけです。
もっとも、物損事故だって、
一つ間違えれば人身事故になりかねないのですから、
車を運転するのはそれだけ重大な責任を負っていることを肝に銘じて、
とにかく、事故を起こさないように、注意して運転ください。

考えてみれば、
教習は、あるいは運転免許の制度自体が、
「事故を起こさない」ってことを最大の目的としているのですよね。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


走っている車のタイヤが
逆回転しているように(後ろに回っているように)
見えたことはありませんか。

「ある」という方、
それを肉眼で見たのなら、それは夜だったはずです。
というのも、
蛍光灯や水銀灯は非常に早く点滅しているため、
回転しているタイヤが途切れ途切れに見える、いわゆる“ストロボ効果”により、
点滅と回転とのタイミングによっては、
逆回転しているように見えることがあるからです。

夜でなかったなら、それは映画やテレビの画面の中だったはずです。
映画は1秒間に24コマの、テレビ画像は1秒間に30コマの、
言わば点滅を繰り返していますから、
映像では、タイヤが逆回転しているように見えることがあるのです。
古い映画で、馬車の車輪のスポークが逆方向に回転して見えたことから
これを、「ワゴンホイール効果」と呼んだのだそうです。

したがって、日光の下や、夜でもLEDの光の下では、
この現象は起きません。

もし「昼間にタイヤの逆回転を見た」と言う人がいたら、
それは肉眼で見たのではなく、映画かテレビの映像だったか、
でなければ、記憶が混在しているか。

こんなことを考えながら
通り過ぎる車のタイヤを観察してみるのも面白いのではないでしょうか。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


日ごろ運転していない人にはピンと来ない(ダジャレか?)かも知れませんが、
タイヤにピンとか釘とかが刺さっていても、抜いてはダメです!

1本のタイヤだけ空気圧が徐々に甘くなっていったり、
路面との間でカチカチ規則的な音を出していたりするのは、
たいがいピンか何かが刺さっているのですけど、
そんな時でも慌てて抜かないでくださいね。

ラジアルタイヤは、ピンが刺さっても、
刺さったピンをくわえ込んで穴を塞ぎますので、
そのままの状態で即座にパンクするわけではありません。
逆に、そのピンを抜いてしまうと、
その穴から、あっと言う間に空気が抜けてしまします。

ピンが刺さっているのを見つけても、慌てず騒がず、
車を安全な場所に停めてからスペアタイヤに交換しましょう。
その際には、“車止め措置”も忘れずにしっかり講じてください。

タイヤ交換ができない人は、GSかタイヤショップまで転がして行くのですが、
その道中も慌てることはありません。
あまりタイヤに負担を掛けないように、優しく走ってあげてください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


学校が夏休みに入り、
家族でドライブに出かける機会もあるかと思います。
その楽しいはずのレジャーが台無しにならないよう、
スピードを出し過ぎないよう、気を付けましょう。

ところで、スピードガン式の“ネズミ獲り”では、
車列の中の車を捕まえるのが難しいので、
自ずと、捕まるのは先頭車ということになります。

車列の中の車がよく使う、
「流れに乗って走っていただけ」という言い訳
(それだってスピード違反が許されるわけではないのですけど)
が、先頭車は使えません。
それどころか、その“流れ”を作っている当の本人ですから、
どうあっても言い逃れはできません。

では、スピード取り締まりで捕まるのは先頭だけか、と言うと、
そんなこともなくて、
最後尾の車が捕まることだってあります。

それは、白バイの追尾によるもの。
白バイは、ドライバーの死角に入って速度を測定し、
一定距離を走った所で、停止を命じます。
最後尾なら後続車を気にせず追尾したり停止させたりできますから、
白バイも遠慮が要りません。

また、車列の中の車がよく使う、
「ゆっくり走ると後ろの車に迷惑」という言い訳
(それだってスピード違反の免罪符たりえないのですけど)
が、最後尾では使えませんし。

どうであれ、つまらないお叱りを受けることの無いように、
いや、それよりも、事故を起こして人生を台無しにしないように、
くれぐれも安全運転を心がけてください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


昨日の記事に引き続き、自動車保険の話です。

損害を与えた者(加害者)は、被害者に対し、
その損害を賠償しなければなりません。
これは民事の大原則です。

交通事故の損害賠償も、この原則に従います。
ただ、交通事故(特に「車対人」)の場合は、
相手の生命に関わる事態も少なくないため、
一時に大金を支払わなければならない可能性もあります。
そのために“保険”が存在するのです。

誤解している人も多いのですが、
世の中には
「お金が無いので、任意保険には入らない」
と言って憚らない人がいます。
それは、まったく逆で、
お金が無いからこそ、保険は掛けるべきなのです。

億単位の損害賠償を自前で責任の取れるほど
大金持ちあるいは大企業なら別ですが、
そうでない“普通のドライバー”は、
任意保険を掛けておくのが“義務”と考えるべきでしょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


仮免許を取得した教習生から、
「路上教習を始めるに際して保険に入っておくべきですか」
と質問されたことがあります。
ここでの「保険」とは、文脈上、「自動車保険」のことであり、
「自賠責保険(強制保険)」ではなく「任意保険」のことと解釈します。

その時は、
「こちら(パイロットアカデミー)で保険を掛けているので、
教習生さんは心配しないで良いですよ」
と、当然のように即答しました。

でも、後で考えてみたら、
もしかしたら、同業者の中には、
・任意保険を掛けていないとか、
・掛けていても賠償額が不充分とか、
・運転者の年齢制限を設けているとか、
そんな所もあるのかも知れません。
もっとも、どんな保険の掛け方をしようが、
まさに“任意”なのですけど…

そう考えてみると、
教習生が自己防衛のために、
自分が通う教習所では任意保険を掛けているかどうか、
すなわち冒頭に書いたような質問をしてみるのも、
必要なのかも知れません。

ちなみに、パイロットアカデミーでは、
開業以来この方22年半、一度も保険を使ったことがありません。
保険屋さんを儲けさせているだけなのですが、
大きな事故を起こしていないことをありがたいと思うべきでしょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

パイロットアカデミーは自前の練習コースを持っていないため、
提携教習所さまのコースを使わせてもらうことがあります。

そのコースでの練習中、
狭路課題(クランクやS字)で教習車同士が鉢合わせすることが
しばしばあります。
こちら(パイロットアカデミーの教習車)が狭路を走っているのに、
出口側から別の教習車が入って来るのです。
そして、面白いことに(いや、面白くないのですけど)
その相手が、だいたい決まって同じ教習車なのです。
運転しているドライバー(教習生)は違っていても、
同じ指導員の乗る教習車が何度も鉢合わせしています。

狭路コースを一方通行にすれば(実際そのようにしているコースもあります)
そんな問題は起きないのでしょうが、
現にそこは両方から進入できるのですから、
狭路への進入前に反対側から入っている“先客”がいないことを、
隣に乗っている指導員が確認してあげなければならないはずです。
でも、そこの指導員は、そういう神経が働かないのでしょうね。

ついでに言うと、その指導員が乗っている教習車は、
ブレーキを踏んだままカーブに進入するとか、
左折直前に一旦逆ハンドルで頭を右に振るとか、
一時停止がしっかり停止できていないとか、
夜なのに無灯火で走っているとか、
まともでない行為が枚挙にいとまが無いほどです。

すみません。
他社さんの悪口を言うつもりはさらさら無いのですが、
そういう指導員の教習を受けている教習生さんが気の毒でなりません。
(あ、やっぱり悪口ですね…)

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他人の運転する車に乗せてもらった時は、
ドライバーがどういう動きをしているのか、
よく見ておきましょう。
でも、中には、お手本にできない運転をする人もいるので、
そのまま鵜呑みにしてもいけませんが。

また、「動きを見ましょう」とは書きましたが、
本当は、単に運転動作を見るのではなくて、
その動作を起こした理由や意図を感じ取ってほしいところです。
つまり、
「今ブレーキを掛けたのはなぜか(何か危険な事があったのか)」とか、
「ハンドルを回し始めるタイミングがここだったのはなぜか」とか、
ドライバーが口に出さずに考えている事まで想像しながら、
自分が運転しているつもりになって見ていてほしいのです。

車の運転は、
「認知 → 判断 → 動作」でした。
動作だけをただ真似るのは猿真似(さるまね)であって、
そんなのでは、自分の身に付きません。
せっかくの機会ですから、
「認知・判断・動作」一式セットで見せてもらいましょう。

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雨の季節ですねえ。

雨の日は、普段以上に歩行者に注意してください。
視界が悪く路面も滑りやすいというのもありますが、
歩行者がこちら(車)に気付いてくれていないことが多いからです。

では、どうして歩行者は、雨だと車の動きを認知しにくいのでしょうか。

次のような理由が考えられます。
 1.傘で視界が遮られているから
 2.足元ばかりを見て歩いているから
 3.雨の音で車の近づいていることが分かりにくいから
 4.なぜか急いでいるから(心理的なもの)

中でも「4」については顕著で、
晴れていれば少し離れた横断歩道まで行って渡るところを、
雨が降っていると、渋滞の車の間を抜けて渡ろうとしたりします。
雨だからこそ、そんな危ない事をしないでほしいのですが、
歩行者の立場に立てば、そういうのも理解できないではないです。

ですから、歩行者はそういう動きをするものだと思って、
歩行者の近くを通る時にはスピードを落としましょう。
水を撥ねてもいけませんし。
(それも試験では減点されます)

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例えば、走行中、自分の進路前方に障害物が有ったら、
合図(ウインカー)を出して安全を確認してから避けて通ります。
ところが、その動作にまごついている間に、
気が付いたら障害物のすぐ近くまで車が進んでいた、
なんてことは有りませんか?
あるいは、合図や確認が終わっていないのに、
急ハンドルで障害物を回避しようとしたりしませんか?

そういうのは、
「ドライバーが車に操縦されている」と言われても仕方がないですね。

それではダメ。
「動いている車にドライバーが乗っかっている」のではなくて、
「ドライバーが車を操縦している」という認識を持つことが重要です。

冒頭に書いたような場面においては、
まず、ブレーキを掛けてください。
極端な話、障害物に近づいた所で停止しても良いくらいです。
そして、落ち着いて、合図を出し確認をしてから障害物を回避しましょう。
これでこそ、「ドライバーが車を操縦している」ということになります。

車を進めるも停めるも曲がらせるも、ドライバー次第。
くれぐれも人間様の方が車に操縦されることのないようにしてください。

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雨雲の間から夏の日差しが届く季節となりました。

ところで、
濃い色のサングラス(概ね50%を超える)は、
実は、自動車の運転には不向きなのです。

その理由は危険だから、ですが、
これには2つの意味があります。

まず、トンネルなどの暗い場所に入った時に、
目が慣れるまでのしばらくは何も見えなくなります。
首都高速のようなトンネルだらけの道はもちろん、
一般道でも、交差点のアンダーパスや鉄道高架下のガードなど、
随所に暗い場所はあります。
しかも、そういった場所にドライバーが気づいた時には、
車は既に進入してしまっていることが、往々にしてあります。

もう一つの問題は、
外からドライバーの目の動きが見えないことです。
ドライバーがどこを見ているのか、
こちらに気づいているのか、
譲ってくれようとしているのか、
そういうのが、他のドライバーに伝わらないのが危険なのです。
前側のスモークガラスが禁止されているのと
同じ考えですね。

結論として、色の濃いサングラスを掛けて運転するのは、
本人が思っている以上に危険ですから、やめてください。

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ダイナマイトは、
静かに置いておけば危なくないですが、
一つ使い方を誤ると極めて危険なものになるので、扱いには細心の注意が必要です。
ムンシュという心理学者は、
ディノーメン(Dynomen;ダイナマイトDynamite+現象Phenomenon)という造語を用いて
潜在的な事故の可能性について言及したそうです。
意訳すれば「隠れた危険」とでも言ったところでしょうか。

例えば、自動車で住宅街を走行しているとします。
何ら問題なく走り続けられるかも知れませんが、
もしかしたら、路地から子どもが飛び出すかも知れません。
これが、ディノーメンですね。

まず、走行しているのが住宅街であることを認識できているか、
そして、路地から子どもが飛び出すことを想定できるか、
さらには、それに備えて速度を落とす等の措置を講じられるか。
そういったことが、
ベテランドライバーと初心ドライバーとの違いではないでしょうか。

学科教習や一般の交通安全教室で
「かもしれない運転」と称して指導しているのも、
このディノーメン理論を踏まえているように思います。

ダイナマイトにも自動車の運転にも隠れた危険があることを理解し、
安全に取り扱いたいものです。

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路上練習中、こちら(教習車)が右折しようとすると、
直進の対向車が減速して、こちらを先に行かせてくれることがあります。

ところが、この行為、
譲ってくれた車は親切のつもりなのでしょうが、
実は、教習生にとってはそんなにありがたくないのです。

譲ってもらったら、遠慮なく先に行かせて貰いますが、
その時に、
譲ってくれた直進車の脇を二輪車がすり抜けて来たり、
横断しようとしている歩行者や自転車がいたり、
その危険回避のために教習車が対向車線を塞いだ形で停まってしまったり、
MT車では慌てた拍子にエンストしたり、
といったことが、まま起こるのです。
いずれもドライバーの技量不足が原因ではあるものの、
危険な状況に置かれるわけです。

また、「譲ってくれた相手に挨拶をする」というのが、
教習生には非常に負担になることもご理解ください。
と言うのも、右折する時は、
目線は右折後に進むべき車線を見て、両手はハンドルを回していますから、
会釈をしたり、手を挙げたり、というのが難しいのです。
もちろん隣に座っている指導員が挨拶しますが、
「譲ったのにドライバーはお礼も無しかよ!」と怒鳴る人もいますよね。
親切ついでに、教習生の非礼も、寛大な心でお許し願えれば幸いです。

そして、教習生には
法規どおりの優先順位を憶えてほしいところ、
譲られることで、その機会を逸してしまうという問題もあります。

ですから、路上で仮免の教習車を見かけても、
優先順位の高い車は、譲らずにそのまま走行していただくのが、
本当はありがたかったりします。

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交通整理されていない(=信号の無い)横断歩道で、
横断しようとしている人がいたら、
こちらは一時停止して渡らせてください。
対向車が停止するかどうかは関係なく、
自分は必ず停まってください。

ところで、こういう場面で常々思うのですが、
横断歩道でこちらが停まると、
歩行者は、大概、会釈して渡りますね。
「ありがとうございます」と口に出して
お礼を言ってくれる人もいます。

いえいえ。
横断歩道では歩行者が優先ですから、
こちらが停まるのは当然のことなのですよ。
「横断者側は青信号、車側は赤信号」と考えて良いのです。

まあ、お礼を言われて悪い気にしませんが、
逆に考えると、
横断者を待たせて通過してしまう車がいかに多いか、
ということなんでしょうね。

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東京スカイツリーが立っている所?
節子、それ「押しがけ」ちゃう、「押上(おしあげ)」や w

押しがけとは、
バッテリー上がり等でエンジンが始動できない時
(他の車とブースターケーブルでつなげることもできない時)
人力で車を動かしてエンジンを掛けることです。

その方法は、
まずは、クラッチを切った状態で車を人力で押していきます。
運転手はペダルを踏まなければならないので、他の人の協力が必要です。
どうしても自分一人でやらなければならない時は、
ギアをニュートラルにして、運転席側のドアを開けて1人で押すしかありませんが、
非常に危険(小生自身が経験者です)なので、“最終手段”だと思ってください。

さて、車が動いて、スピードが出てきたら(概ね時速15km=人が走るくらいの速度)、
クラッチペダルを上げてギアをつなぎます。
「1速」でなく「2速」でつなぐのがコツです。

そして、エンジンが回り始めたら(音とクラッチの感触で判断します)
すぐにクラッチを切って(これ大事!)、アクセルを多めに踏んでください。
これで始動できるはずです。

ここまで読んでお解りだと思いますが、
ギアを噛ませてエンジンを掛けるわけですから、
押しがけはMT(マニュアル)車限定のテクニックになります。
AT車で押しがけはできません。
だから、今ではもう押しがけの方法を知っていても
あまり役に立たないかも知れませんね。

ちなみに、技能教習項目に「押しがけ」は有りません。
技能試験では使わないテクニックですし。

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歩行者が車道に飛び出して来たら、
まずブレーキを踏んでください。

こういう場合は、
「タイヤがロックしないように」とブレーキを手加減する必要はありません。
実際ロックしたらブレーキを緩めることはあるにしても。
また、ハンドルで歩行者をよけるのも、却って危険ですからやめましょう。
四の五の言わずに、
「危ない! 即ブレーキ!」です。

ところで、その歩行者の飛び出し、
もしかしたら、自分(車)に原因があるかも知れませんよ。

夜だったら、
自車のヘッドライトが消えているのを疑ってみてください。

昔の車は、メーターパネルが前照灯と連動していたため、
メーターが暗くて見にくくなったらヘッドライトを点灯すれば良かったのですが、
最近は、前照灯と関係なくメーターパネルが明るくなる車が増えたため、
ドライバー自身が自車の無灯火に気が付きにくくなってしまったのです。

それが黒っぽい車だと、夜の闇に紛れて、
歩行者からこちらが見えていない可能性があるのです。

このケースに限らず、特別な事象に遭遇したら、
咄嗟の危険を回避した後で、
その状況を冷静に振り返ってみる習慣を付けておくと良いでしょう。

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教習カリキュラムは、
一応、課題の順番があって、
簡単な項目から段々難易度が高くなっています。

ですから、通常は、
1つの課題ができないと、
次回教習時にはそれの復習をすることになり、
次の課題に進みません。

しかし、いくら復習しても効果が上がらないこともあります。

そういう場合に、パイロットアカデミーの教習では、
課題が出来ていないことを承知のうえで、
次の課題に進んでしまうこともあります。

難しい(とされている)課題を練習すると、
その前に難儀していた事が、簡単に思えてくることもあるからです。
また、教習生側にしてみても、
同じ事を何度も繰り返すと嫌気が差して来たりするので、
気分転換になるだろうとも思っています。

しかし、先に進んだからと言って、
その(つまずいた)課題は出来ていないという事実は残っています。
ですから、前の課題に戻って復習の時間を作らなければなりませんし、
出来ていない課題がある状態で受験しても、意味がありません。
その点を誤解なさらないようにしてくださいね。

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JRの電車内で、
「同じ生徒は一人もいない。」というキャッチコピーの付いた
某大手予備校の広告を見掛けました。
なるほど、毎年生徒が入れ替わる予備校ならではの謳い文句だとは思います。

しかし!
それ、ウソですから!

小生の同級生には2浪してS予備学校(当時の校名)に2年通った友人がいますし、
1浪して理系の大学に入学したものの文系学部に入り直す(「文転」と言いますね)ため、
またS予備学校に通った人も知っています。

もしかしたら、そういう意味ではなく、
AさんとBさんとCさんと「同じ能力や同じ性格の生徒はいない」という、
「みんな違ってみんないい」(金子みすゞ)的な意味なのでしょうか。
だとすると、こちらの読解力不足の問題なのですけど、
それでも、
“優良誤認”させる意図が本当に無かったと言い切れますか?

話は変わりますが、
パイロットアカデミーも同じように教習生が入れ替わりますから、
「同じ生徒は一人もいない。」と言いたいところです。
が、実は、
過去に通ってくださった方がまた当社の教習を受けられたことがあります。

免許を取得してから数年経ってペーパードライバー教習を受講されたケース、
初めての免許を取るために通った方が免許を失効して取り直すために受講されたケース、
その2件がありました。

件の予備校も、過去の事例をきちんとさらったうえで
そのキャッチコピーを使うべきだと思います。

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大学入試や高校入試の季節となりましたが、
世の大人たちは、受験勉強に励んでいる子どもらに、
「国語の正解は1つとは限らない」と言うことがあって、困ります。

なるほど。
確かに、
「『○○』を用いた短文を作りなさい」とか、
「昨日の出来事を作文にしなさい」とか、
あるいは、「読書感想文を書きなさい」といった問題なら、
人それぞれの答案になりますし、
もちろん正解は1つではありません。

しかし、
「傍線部はどういう意味ですか」といった類いの設問であれば、
正解は必ず1つだけです。
少なくとも入学試験や就職試験での国語のテストは、
書き手の意図を正しく読み取れる能力を測っているのですから、
正解は1つでなければならないのです。

なお、念のため申し上げておきますが、
読み手が自分なりの意見を持つことは大事なことです。
でも、それは、
相手の言い分を正しく理解した後の話。
ついでに言えば、
その「自分なりの意見」には正解も不正解も無いのですから、
それこそ、テストで点数を付けることができません。

ところで、
「国語の正解は1つでない」の誤解と同様に、
「運転の正解は1つに限る」と誤解している人も
(特に教習を始めたばかりの人に)多いようです。

しかし、自動車の運転に関しては、
正解が一つとは限らない場合が少なくありません。

例えば、「方向変換」(いわゆる「車庫入れ」)は、
教習で教わった通りの方法でやらなければならないわけではありません。
要は「向きを変えて出て来る」という課題なのですから、
試験官から特に指示が無い限り、自分なりのやり方でやれば良いのですよ。

教本を読んで参考にするのは大いに結構ですし、お勧めもしていますが、
でも、「教本に書いていないことは不正解」とは決め付けないでください。
運転の正解は、必ずしも一つと限るものではないのですから。

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ナンバープレートを電球で照らすのでなく、
文字自体が光るものを「字光式ナンバー」と言います。
元々は雪国で着雪を溶かすのが目的だったそうですが、
今は、昔と違ってLEDが採用されているので融雪効果も無くなり、
機能性よりもファッション的な意味合いが大きいようです。

ところで、この「字光式ナンバー」について、
「視認性が高い」と書いているサイト(複数)を見掛けますが、
本当にそうでしょうか?

プレート全体を照らす「従来式のナンバー」の方が
むしろ、よく見えませんか?
少なくとも、小生は、そう感じています。

もっとも、
「光るナンバーを付けているのは暴走族」(と言われてました)
という先入観も多分に入っているので、
まあ、バイアス掛かった見方であることは否定しませんが。

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師走なので、進物なのか挨拶回りなのか、
道路も込み合ってきています。
そして、何より、皆さん急いでいます。

中でも、
タクシーが無茶な運転をするのに驚かされます。
赤信号でも突っ込んで来るのは今さらの話ですが、
頻繁な車線変更を繰り返したり、
「あれでよく二種免許をとれたなあ」と思うことも珍しくありません。

それでも、
客を乗せている車なら急いで走るのも理解できないではないですが、
空車のタクシーが、なぜ急ぐ必要があるのでしょう?

いくつか理由があるとは思いますが、
こんなのも考えられます。

例えば、通勤電車の沿線では、
タクシーの多くは、
「駅から客を乗せて賃走し、客を降ろしたら空駕籠で駅に戻る」
という走り方をします。
そのため、空車のタクシーは、
できるだけ早く駅に戻って、次の客を乗せたいのです。
だから、客を乗せていようが(乗客の意思に関係なく)、
客を乗せていなかろうが、急いで走る、という次第。

でも、理由はどうであれ、プロのドライバーとして、
安全運転に徹してほしいと思いますね。

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ギャンブルなどでは、
「運(うん)も実力のうち」と、よく言われます。
でも、運だけに任せて勝負しているのだとしたら、
そんなのは実力ではないと思います。

でも、それが
「勘(かん)も実力のうち」と言うなら、
うなずけます。

例えば、麻雀(マージャン)のゲーム中に、
「次に良い牌を持ってきそうだ」とか、
「これは相手に振り込みそうだ」といったのが“勘”ですよね。

パチンコで食べている人は、
玉の流れを見るだけで、
「この台は大当たりが来そうだ」と分かるそうですね。

競馬で当てた人から、
データやオッズや下馬評とは関係なしに、
「パドックで“何か”を感じ取った」と聞くこともあります。

ギャンブルばかりでなく、自動車を運転していても、
「カーブの先に渋滞の列がありそうだ」とか、
「あの路地から子どもが飛び出して来そうだ」というのを、
感じ取れることがあります。

経験の積み重ねによる“第六感”とでも言うべきか、
“何か”を感じ取れる能力は、「実力」と呼んで良いでしょう。

こういったことは、
理屈で説明できないこともないでしょうが、
理屈よりも、経験の積み重ねによるところが大きいと思います。
そんなことも意識しながら練習してみてはいかがでしょうか。

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めっきり日が短くなりましたね。
無灯火の自転車に驚かされることも多くなりました。
また、寒くなってきたので黒っぽい服を着る人が増えて、
まさに「闇夜のカラス」、
自転車がすぐ近くに来るまで気が付かず、ぞっとします。

それでも、
向こう(自転車)がこちら(自動車)に気づいてくれているならまだ良いのですが、
イヤホンで音楽を聴きながら(ひょっとして電話しながら?)走っている自転車も多く、
お互いに気づかずに危ない思いをしたこともしばしば有ります。

自動車にしても自転車にしても運転中の携帯電話が危険なのは、
片手運転になるからではないのです。
会話に意識が行ってしまって注意が散漫になってしまうことが問題なのです。
なので、イヤホンで音楽を聴いて走るのも同様です。

それから、自転車は足を着くのを極端に嫌いますね。
自転車ができるだけ止まらずに進もうという意識になってしまうのは
理解できないわけではないのですが、
「そんな無理して走らなくても一旦止まれば余裕が出るのに。」
などと思いながら、ハンドルを握っています。

これを読んだ方は、
自転車に乗る時にはぜひ気を付けてもらいたいものです。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


スピードの出せない車より
スピードの出せる車のほうが断然いいに決まっています。
これは、スピード狂(差別用語? そんなことはないですよね)でなくても、
常にエンジン全開でヒイヒイ言いながら走っていなければならないよりも、
パワーのある車でゆったり走るほうが、
車もドライバーも疲れませんし、また、心の余裕にもつながります。

しかし、
車は速けりゃ良いというものでもありません。
出したスピードはしっかり落とせなければダメです。
自動車の開発において難しいのは、
「どれだけ速いスピードを出せるか」よりも、
「どれだけ早くスピードを落とせるか」なのだそうですね。
制動性能あっての加速性能ということでしょう。

考えてみれば、
これは、自動車というハードウェアばかりでなく、
それを運転するドライバーにもあてはまる話でもありますね。

スピードを出すのなんか、
アクセルさえ踏めれば、あとは車に任せておけば良いことです。
問題は、
状況に応じた操作ができるか、端的に言えば適切なブレーキが使えるか、
でしょう。
そして、その状況判断ができないのなら、
スピードを出してはいけないのです。

自らの“加速性能”に“制動性能”を追いつかせるように意識しながら
運転しましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


昨晩は、オリオン座流星群が見られたそうですね。
オリオンの右肩から放射状に流れると聞いていたので、
素人にも見つけやすいと思っていたのですが、
帰宅途中に空を見上げる(精神的な)余裕が無く、
結局、見られませんでした。

ところで、話は変わりますが、
宇宙飛行士など、宇宙へ行ったことのある人は、
「宇宙の大きさ」を実感するとともに、
「人間の小ささ」を痛感すると聞きます。

だから、
地球上で「損した」だの「得した」だの些細な事で争ったり、
人間同士が憎しみ合い殺し合ったりするのを見聞きすると、
悲しくて仕方がないらしいです。
きっと、宇宙から地球を見下ろす経験をすることで、
人間が一回り大きくなって、人間社会を達観できるようになるのでしょう。
ある意味“神”の領域に近づくのかも知れませんね。

車の運転に関しても、似たような話をよく聞きます。
上位免許(大型免許や二種免許)を取ると、
路上でのつまらない先行争いなどが馬鹿らしく思えてきて、
運転が大らかになると言うのです。
これも“達観”ということになるのでしょうか。

まあ、こんな話題を宇宙の話と同列に置くのは
失礼すぎるのかも知れませんが。
というより、
宇宙の話を運転免許の話に持っていくのが無理やりすぎましたか?

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


パイロットアカデミーは、今でこそ年中無休(ただし元日を除く)ですが、
創業した頃は、金曜を定休日にしていました。
と言うのは、
金曜は道路が渋滞しがちなため、
路上教習がはかどらないことが多いからです。

でも、
床屋さんの休みは月曜、
美容院の休みは火曜、
商店街は水曜、
お医者さんは木曜と、
それぞれ休む曜日の相場が決まっているイメージですが、
金曜に休むという業界は珍しいですよね。
中東諸国では金曜が公休日だと聞いたこともありますが、
わが国においては、
金曜日は(普通は)“みんなが働く日”なのです。

それに加えて、
土日の間に決済日が到来する債権債務等は
金曜のうちに回収・処理したいでしょうから、
休んでいられないというのもあると思います。

だからこそ、
どうしても金曜は道が混雑してしまうのです。

いわゆる公認教習所では
月曜定休としている所が多い印象ですが、
パイロットアカデミーと同じようなスタイルで商売している仲間の中には、
今でも金曜定休にしている所もあるようです。
その理由を直接訊ねたことはありませんが、
おそらく、こうした理由からなのでしょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


当ブログ『 Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版』は、
2012年10月12日に開設し、本日、丸10周年を迎えました。
ここまで続けられたのも皆様のご支援あってのことと、感謝しております。

こんな機会ですので、今日は、
ブログタイトル「前見て加速!」について、
改めて解説しておきたいと思います。

これは、自動車運転のコツを端的に示した用語です。

発進に際しては、
周囲の安全が確認できたら、横を見たままでなく、
これから走る車線を見て、アクセルを踏んでいきます。
ここで「前見て加速!」なわけです。

カーブでは、
カーブの手前で減速し、
ラインを目でなぞりながらハンドルを回します。
そして、カーブ後半では出口を見て、加速していきます。
これが「前見て加速!」ですね。

右左折の場面では、
慣れないうちはハンドル切り始めの目印を使うのも仕方ないですが、
ハンドルを回し終えたらその目印はもう見る必要が無いので、
これから走る車線を見据えて、アクセルを踏み、ハンドルを戻していきます。
ここでも「前見て加速!」です。

車線変更(障害物回避を含む)では、
安全確認ができたら、
自分が走りたい車線の遠くを見て、加速しつつ車線変更します。
元の車線に戻るときも、遠くを見て、加速しつつ車線変更します。
いずれも「前見て加速!」を使うとスムーズです。

さらには、この「前見て加速!」は、
「目標を定めて、それに向かって邁進する」という
“未来志向の姿勢”も示唆しているところが、小生が好んで使う理由でもあります。

見据えるべきは「後ろ」でも「下」でもなく、「前」です。
これからも、前を見てアクセルを踏んでいきたいと思っています。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


街路樹は、
夏は日差しを遮ってくれるように、
そして冬は日差しが届くように、
落葉樹を用いているのだそうです。

そして、落葉樹は、
涼しくなってきた今の時季に剪定しておくのが望ましい、
と知り合いの植木屋さんが言っていました。

自分の庭の樹木なら、人間さまと同じように、
12月ごろ剪定してサッパリした姿でお正月を迎えたいものですが、
街路樹は、葉が落ちると、車が走るのに邪魔ですし、
歩行者だって踏んづけて滑ることがありますし、
何より掃除が大変です。
(そもそも「落ち葉は誰が掃除するべきなのか?」という問題もあります)

その道路をたまにしか通らない人は、
「紅葉(黄葉)を楽しむ余裕があっても良いんじゃないの」などと
勝手な事を言ってしまいそうですが、
そこで生活している人は苦労されているのでしょうね。

そういうわけで、この時季の路上は、
剪定作業している人や車が車線を塞いでいることが多くなります。
そのつもりで走りましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


夜間の路上教習はお勧めできません。
パイロットアカデミーの路上教習は「24時間対応」を謳っていますが、
深夜早朝(22時~翌朝10時)は割増料金を頂戴するのと、
せっかく路上を走るのですから、
景色の見える日中の時間帯に教習を入れるのが効果的です。

そして、「効果的」と言うなら、
午後の教習は、
一般的に、交通量は(車も人も)午前中よりも多くなってきますし、
平日なら学校や幼稚園があるので子どもが外を歩いているかも知れません。
したがって、午前中の路上教習をお勧めしています。

ただし、東京の鮫洲試験場近辺は、
むしろ午前中の方がトラックの交通量が多かったりとか
(まあ、それも練習が出来て良いのですけどね)、
もちろん日によって違いがあったりもしますので、
必ずしも一般論が該当するとは限らないことはご承知おきください。

それでも、午前中の、頭がスッキリしている時間帯の方が、
新しい事を吸収するためには適しているんじゃないでしょうか。

それと、これは余計なお世話ですけど、
午後に教習を入れると、
その日1日を教習のためだけに潰してしまいませんか。
午前中に教習を終わらせれば、午後の時間が有効に使える
というメリットもあると思います。

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先日、北海道で、
子どものゴーカートが観客席に突っ込むという痛ましい事故がありました。
亡くなった子やご遺族が気の毒なのはもちろんですが、
運転していた女の子もさぞかしショックだったろうと思います。
こういう事故が二度と起きないよう、
周りの大人たちが注意を払ってあげてほしいものです。

ところで、かく申す小生も、
幼少のころに、ゴーカートに轢かれたことがあります。

とある遊園地のゴーカート乗り場で
次が自分の順番なので慌てて車に乗り込もうとしたところ、
プラットフォームの段差に足を取られて、
1台前の車の後輪下に足を突っ込んでしまったのです。
その車に乗っていた男の子は、それに気づかず、
自分が発進しようとアクセルを踏み始めたため、
小生の足首の上に片輪が載ってしまいました。

その時はもちろん痛かったのですが、
父から「痛くない!」と叱咤されたこともあって、
特段気にすることもなく、その後も平然と遊んでいました。

しかし、自宅に帰って驚いたのが、
車に轢かれた足首がヤケドしていたのです。

なぜヤケド?
と不思議に思いましたが、子どもの頭で考えられるわけもなく、
疑問を抱えたまま、ン十年が経ちました。

そして、自動車の機構について知るようになって、
ようやくそれが解決したのです。

車の駆動輪は、
負荷が掛かっていない片側だけ空転することがあります。
ぬかるみや雪道などでよく経験する事象です。
おそらく件のゴーカートも、
小生の足首の上で片側の後輪を空転させたのでしょう。
その摩擦熱でヤケドをしたのだと納得しました。

今も痕が残っているくらいのひどいやけどでしたが、
当時5歳の子がよく我慢できたものだと、我ながら感心しています。
もっとも、大騒ぎして自分がゴーカートに乗れなくなってもつまらない、
と子どもなりに咄嗟に考えたのかも知れませんが。

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夜間、前照灯を点けていない車を見掛けることがあります。
これは、
メーターパネルの照明が自動的に点くことも一因と考えられます。

昔の車は前照灯とメーターパネルが連動していたので、
暗くなってメーターが見づらくなれば、
ドライバーが自分でライトを点けることになりました。
しかし、メーターパネルが自発光してしまうと、
自らの無灯火に気が付きません。

それが
「黒っぽくて、静かに走る」(すなわち上級クラスの車)だと、
さらに危険だったりします。

以前、片側2車線の道路で、車線変更しようとした車が
無灯火の黒い高級車にぶつかりそうになった場面を目撃しました。
幸い事故には到りませんでしたが、
その高級車はクラクションを鳴らし、
窓を開けて「ばかやろう!」と怒鳴っていました。
自分が無灯火であることに気づいていなかったのでしょう。

“自転車”の無灯火は運転者本人が承知している確信犯ですが、
自動車の場合は自覚が無いだけに、却って困りものです。

また、逆に、昼間に前照灯を点けっぱなしになりやすいというのも
自発光メーターならではの傾向です。

結論、メーターパネルは
自発光しないほうが安全だと小生は思います。
メーカーには一考してもらいたいところです。

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