Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

タグ:よける


自分の前を走っていた車が、
交差点の手前で左ウインカーを点滅させて減速したら、
その車は左折しようとしているのだと思われます。
交差点直前で停車しようとしているのも考えられないではないですが。

さて、前の車が左折しようとしている時、
すぐ後ろを走っている自分はどうしますか?

「よける」?

いいえ、「よける」は不正解です。
少なくともこの時点では。

他の条件によっては、右から追い抜くケースもありますが、
基本は、先行車が左折を完了するのを待ってください。
右折と異なり左折は、
こちらが減速しているうちに曲がってくれることが多いですから。

しかし、
前の車が減速したら、ハンドルをヒョイっと回して
よけて通ってしまいたがるドライバーが多いですね。
自分がブレーキを掛けるのを嫌ってでしょうか。
パイロットアカデミーの教習生やこのブログの読者諸氏は、
「ハンドル」よりも「加減速」の方が重要だということを
再度思い出しておいてください。

ただ、左を歩行者が横断しているなどにより
その左折車が完全に停止してしまう場合もあります。
あるいは、元々左折するのではなく、停車するつもりだったとか。

そういう時こそ、よけて通ることを考えましょう。
もちろん、その場合には、
周囲の安全確認とウインカーが必要なのは言うまでもありません。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


東京は昨日、久しぶりにまとまった雨が降り、
まだ、あちこちに水たまりが残っています。

さて、路面に水たまりがあったら、
できるだけよけて通りましょう。
水たまりの中には何があるか分かりませんし、
もしかしたらマンホールの蓋があいているかも知れません。
また、歩行者に水を撥ねてもいけませんし、
ブレーキディスクに水が掛かるとブレーキが利きにくくなるおそれもあります。

…と簡単に言ってしまいましたが、
よけるか、よけないか、簡単には判断できません。

「状況次第」と言ってしまえばその通りなのですが、
「他の車や歩行者を妨害しない」、
「急ハンドルを取らない」といった観点で、
場合によっては「よけない」という選択肢もあることを忘れないでください。
現実には、
承知で水たまりの中を通ることも少なくありません。
その辺りが、まさに「できるだけ」のニュアンスなわけで。

そして、もし水たまりの中を通るときには、
上に書いたような危険が考えられますから、
充分に速度を落として走りましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


路上走行中に(地域によっては教習所内でも)
犬や猫が道路に飛び出してくることがありますね。

“犬”が飛び出してきたら、
その後に“人”が続いて飛び出してくる可能性が高い一方、
“猫”が飛び出してきても、
その後に人が続く可能性は低いと言えます。

なので、タクシードライバーなどの間では、
「犬はよけろ。猫は轢け。」と言われていると聞いたことがあります。
(真偽のほどは分かりませんが)

しかし、これは、どちらもダメ。

まず、「犬はよけろ」に関して。
不用意にハンドルを取って、
自車と並走している二輪車を倒しでもしたら、
目も当てられません。
よけるのなら、合図と確認の後にするべきです。

次に「猫は轢け」に関して。
確かに、猫に気を取られて、
歩行者や自転車に接触してはいけませんから、
構わず走り続ける、というのも一理あるかも知れません。

しかし、それが猫であることを咄嗟に見極めるのは難しいですし、
何より怖いのは、「故意をもって轢く」という行為です。
(「認識していながら認容する」のも「故意」になります)

例外も無いわけではないですが、基本的には、
「轢いても良い」・「ぶつけても良い」と思う人は、
車を運転する資格が無い、と認識してください。

飛び出したのが、犬であろうと、猫であろうと、
もちろん、人であろうと、
「よけろ」でも「轢け」でもなくて、
「危険を感じたら、まずブレーキ!」が鉄則ですよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


こんなシーンを想像してみてください。
ある程度の広さのある道を直進中、
左の路地から急に車が顔を出したとします。
その時にドライバーがするべき対応は?

ハンドルでよける?

それは、絶対にダメなヤツです。
よける側(右に避けるなら右側)の安全確認をしてからでないと、
自車の横を走っている二輪車を引っ掛けるなど、
もっと大きな事故につながる可能性がありますよ。

では、
ホーン(クラクション)を鳴らして注意喚起?

その地点まで充分な距離があるなら、それも一つの方法ですが、
それだけの余裕があるなら、先にやるべき事がありますよね。

そう。 ブレーキを掛けることです。

ブレーキを掛けて、
できればぶつかる前に停まりたいですし、
停まりきれないまでも、
仮にぶつかったとしても、その衝撃を少しでも和らげるために、
減速しておくのを第一に考えるべきです。

よけるよりも、ホーンを鳴らすよりも、
「危ないと思ったら即ブレーキ」と覚えておいてください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


障害物を回避する際には、
その障害物と並んだ時に車体を車線と平行になるように向ける
のが基本です。
教習では、このことを、
「車線をはみ出したら車体をまっすぐに」と説明することがあります。

そう聞くと、
障害物をよけようと進路を右に向けたところで、
まだ車体が斜め右を向いているうちに
ハンドルをまっすぐに直してしまう人がいますね。
でも、それでは、車は斜め右に向かってしまいますよ。


はみ出し始めた車を車線と平行に向けるには
(理屈の上では)ハンドルを左に傾けなければなりません。
そして、車体がまっすぐに(車線と平行に)向いたら、
その時こそ、ハンドルをまっすぐにしてください。

整理しますと、
1.障害物をよけるためにハンドルを右に傾け進路変更、
2.車体をまっすぐにするためハンドルを左に傾ける、
3.車体がまっすぐになったらハンドルをまっすぐに戻す、
という手順になります。

もっとも、ハンドルをこんなふうに意識しなくても、
自分が進みたい方向(上記2の場面ではセンターラインのずっと先)を
ドライバーが見ていくようにすれば、
車体は自然にそちらへ向いてくれるはずですよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



自分の前を走っていた車が、交差点の手前で
左ウインカーを点滅させ、減速したとします。
交差点直前で停車しようとしているケースも考えられないではないですが、
普通は、その車は左折しようとしているのだと思われます。
そんな時、すぐ後ろを走っている自分はどうしますか?


「よける」?

いいえ、「よける」は不正解です。
少なくともこの時点では。

他の条件によっては、右から追い抜く場合もありえますが、
基本は、
先行車が左折を完了するのを「待つ」と覚えてください。
右折車と異なり左折車は障害なく曲がっていけることが多いので、
少しの間、減速していれば良いだけのことですから。


しかし、自分がブレーキを掛けるのを嫌ってか、
前の車が減速したら、ハンドルをヒョイっと回して
よけて通ってしまいたがるドライバーが多いですね。
「ハンドル」よりも「加減速」の方が重要だということを
思い出してほしいものです。


ただ、左を歩行者が横断しているなどにより
その左折車が完全に停止してしまう場合もあります。
あるいは、元々左折するのではなく、停車するつもりだったとか。

そういう時こそ、よけて通ることを考えましょう。
もちろん、その場合には、
周囲の安全確認とウインカーが必要なのは言うまでもありません。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





今日の東京は、朝から雨。
久しぶりの“おしめり”ですね。


ところで、雨が降ると路面に水たまりができますが、
水たまりの中には何があるか分かりませんし、
もしかしたらマンホールの蓋があいているかも知れません。
また、歩行者に水を撥ねてもいけませんし、
ブレーキディスクに水が掛かるとブレーキが利きにくくなるおそれもあります。
ですので、水たまりは、できるだけよけて走るようにしましょう。


…と簡単に言ってしまいましたが、
よけるか、よけないか、の判断は難しいですね。

「状況次第」と言ってしまえばその通りなのですが、
一応、判断の参考になりそうなポイントを挙げるなら、
「他の車や歩行者を妨害しない」、
「急ハンドルを取らない」といったところでしょうか。

現実には、この2つとも満たせるケースの方が珍しいかも知れません。
そういう時は、無理によけようとしなくて良いのですよ。
その辺りが、まさに「できるだけ」のニュアンスなわけで。


よけられなければ、水たまりの中を走るしかありませんが、
その時は、上に書いたような危険が考えられますから、
充分に速度を落としてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





雨の日はよく歩行者が飛び出しますね。
傘を差しているので車が見えないとか、雨のために車の音が聞こえないとか、も有りますが、
何よりも、「なぜか、みんな急いでいる」というのが大きな理由だと小生は思います。


特に、信号待ちの車の間を渡るのは、勘弁してください。
歩行者としては、横断歩道まで歩く労を惜しんでのことと思いますが、
まあ雨なのでその心理が解らないでもないですが、
でも、雨だからこそ、落ち着いて安全に歩いてほしいものです。


ところで、突然歩行者が飛び出して来たら、
車で走行しているあなたはどう対処しますか。

正解は、「ブレーキを踏む。」です。

当たり前のように聞こえますが、
実は、とっさの時に「ハンドルを切ってよける」動作をする人があまりに多いのです。
これは非常に危険な行為です。

なお、ブレーキを踏まないことの正当性を唱える人もいますが、
それは極めてナンセンスな議論です。
確かに、高速走行中は不用意なブレーキを踏むのは危険ですが、
そもそも歩行者が飛び出しそうな道でスピードを出すこと自体、
想定しえないからです。
そんなのはブレーキを踏むか否か以前に
安全運転への意識が欠如していると言わざるを得ません。

とにかく、「危ないと思ったら、迷わずブレーキ」を心掛けましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





走行中に、犬や猫が飛び出してくることがありますね。

“犬”が飛び出してきたら、
その後に“人”が続いて飛び出してくる可能性が高い一方、
“猫”が飛び出してきても、
その後に人が続く可能性は低いと言えます。

なので、プロドライバーの間では、
「犬はよけろ。猫は轢け。」と言われているそうです。

しかし、これは、どちらもダメ。


まず、「犬はよけろ」に関して。
不用意にハンドルを取って、
自車と並走している二輪車を倒しでもしたら、
目も当てられません。
よけるのなら、合図と確認の後にするべきです。

次に「猫は轢け」に関して。
確かに、猫に気を取られて、
歩行者や自転車に接触してはいけませんから、
構わず走り続ける、というのも一理あるかも知れません。

しかし、それが猫であることを咄嗟に見極めるのは難しいですし、
何より怖いのは、「故意をもって轢く」という行為です。
(「認識していながら認容する」のも「故意」になります)

例外も無いわけではないですが、基本的には、
「轢いても良い」・「ぶつけても良い」と思う人は、
車を運転する資格が無い、と認識してください。


飛び出したのが、犬であろうと、猫であろうと、
もちろん、人であろうと、
「よけろ」でも「轢け」でもなくて、
「危険を感じたら、まずブレーキ!」が鉄則ですよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





例えば、ある程度の広さのある道を直進している時に、
左の路地から急に車が出てきたりしたら、どうしますか。


ハンドルでよけますか?

それは、ダメ。ぜったい。
よける側(右に避けるなら右側)の安全確認をしてからでないと、
自車の横を走っている二輪車を引っ掛けるなど、
もっと大きな事故につながる可能性が高いからです。


でなかったら、
ホーン(クラクション)を鳴らして注意喚起しますか?

充分な距離があるなら、それも一つの方法ですが、
それよりも先にやるべき事があるのは、お分かりでしょうか。


それは、ブレーキを掛けることです。

ブレーキを掛けて、
できればぶつかる前に停まりたいですし、
停まりきれないまでも、
ぶつかった時の衝撃を少しでも和らげるために、
減速しておくべきなのです。


よけるよりも、ホーンを鳴らすよりも、
「危ないと思ったら即ブレーキ」と覚えておいてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





障害物を回避する際には、その障害物と並んだ時に
車体を、車線と平行になるように向けるのが基本です。

でも、このことを、教習で、
「車線をはみ出したら車体をまっすぐに」と言うと、
まだ車体が斜め右を向いているうちに
ハンドルをまっすぐにしようとしてしまう人がいますね。


いや、まっすぐにするのは「ハンドル」じゃなくて「車体」ですよ。
斜め右に向いている車体を車線と平行にするためには
むしろハンドルは左に傾けるくらいでないと
車体はまっすぐになりません。
そして、車体をまっすぐ(車線と平行に)向けたら、
その時こそ、ハンドルをまっすぐにしてください。


整理すると、
1.障害物をよけるためにハンドルを右に傾け進路変更、
2.車体をまっすぐにするためハンドルを左に傾ける、
3.車体がまっすぐになったらハンドルをまっすぐに戻す、
という手順になります。


もっとも、ハンドルをこんなふうに意識しなくても、
自分が進みたい方向(この場合はセンターラインの先の方)を
ドライバーが見ていくようにすれば、
車体は自然にそちらへ向けることができるはずですよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




ちょっと想像してみてください。

片側1車線ずつの道路で、
自分が走っている車線が障害物(駐車車両等)でふさがれているとします。
当然、その障害物をよけるには対向車線にはみ出すことになりますが、
対向車が来ている時は、はみ出さずに待っているのが基本です。

では、
その対向車が、その障害物より手前(こちらから見れば障害物より先)の路地へ
右折しようとしている場合は、こちらはどうするべきでしょう。


実際にそういう場面に出くわすと戸惑いそうですね。
でも、落ち着いて考えればそんなに難しくありません。


この場合、相手(対向車)は、“右折車”になったのです。
一方、こちら側は障害物を越えるのであっても“直進車”なのです。
この関係は、仮に「衝突した瞬間」をイメージしてみれば解りやすいでしょう。
ですから、このケースでは、「こちらが優先」というのが正解です。


とは言っても、実際の路上では、
こういう場面でこそ「互譲の精神」を発揮すべきなのでしょうね。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




もう何十年か前になりますが、
某タクシーの車内で、ドライバーが、
「俺たちは『猫が飛び出してもよけるな。轢け。』と言われているんだ。」
と話しかけてきました。

その理由は、
飛び出した猫をよけようとすると、
逆にそれが事故の元となったりするからなのだそうです。
「なるほど。そういう考え方もあるんだな。」と、
半分驚きながらも半分理解して聞いていました。


確かに、猫という動物は、
ヘッドライトに眩惑されてか、ヘッドライトに照らされた所に獲物を見つけてか、
なぜか車の前に飛び出すことが多いように思います。
そして、「それを無造作によけるのは却って危険」というのも事実その通りでしょう。


では、飛び出したのが“犬”であったらどうでしょう。

犬の場合は、リードにつながれているので、
直後に人間が続けて飛び出すことが考えられます。
ですから、「轢け」という認識で運転していると危険です。

そう考えれば、
「犬だったら轢くな」が正解なのでしょう。

しかし、運転中、目の前に何かが飛び出した時、
それが“猫”であるか“犬”であるかを即座に見極めて対処を変えるのは、
至難の技です。

特に初心者のうちは
件のタクシードライバーの言を鵜呑みにすべきではありません。
やはり、
「危険を感じたら、まずブレーキ!」
を徹底すべきでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




このページのトップヘ