Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

タグ:ゲーム


パソコンやスマホやポータブルゲーム機で、
車の運転を模したシミュレータやゲームのソフトウェアがありますが、
こういったものをやることで、
実車の運転技能が上達すると思いますか?


「まったく意味が無い」ということもないとは思います。
「運転って、こんなふうにやるんだな」と分かっていたほうが
いきなり実車のハンドルを握るよりも抵抗感なく練習できるとか、
狭路のS字コースや縦列駐車などで車体の動きがイメージできるなど、
やっておくことのメリットはありますし、
また、車を運転する行為への興味・関心を深めることが
「上達したい」という意欲を下支えする側面は無視できないからです。


しかし、それ以上の効果は期待できないでしょうね。


実際の車の運転で(こと教習や試験において)大事なのは、
1に「安全確認」、2に「加減速」、3、4が無くて、5に「車両感覚」
でしたね。
これらは実車で練習しないと身に付きません。


ですから、シミュレータやゲームは、
あくまで“理解を助けるツール”と割り切って使うべきでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



何かあるごとにハンドルを動かしてしまう人っていますね。


例えば、発進の時。
路端から車線中央へ進路変更するので、ハンドルは右に切ることになります。
その後、右に向いた車体を車線に正対させるべく、今度は逆に左に切るわけです。
車線に正対したら、今度は直進させるために、ハンドルをまっすぐに戻します。
(操作としては、左に切っていたハンドルを右に回す)

確かに、理屈で説明すればこうなります。
でも、
これをすべてハンドルで操作しようとしたら、車はふらつくばかりです。


そもそも、進路変更時のハンドルは、
「切る」(あるいは「回す」)というよりも「傾ける」という感じです。
そして、力を入れるのは最初の右に向かせる時ぐらいで、
その後の動作は、基本的にはハンドルは意識しないでやってください。


では、ハンドルを意識せずに
車を車線に対してまっすぐ向かわせるには
どうしたら良いかと言うと…

それこそ、「前見て加速!」なのです。
つまり、自分の進路上、遠くを見据えてアクセルを踏む、
というのをやれば、自分が進みたい方へ車は動いてくれますよ。


このブログで何度も書いていることですが、
車の運転で重要なのは、“ハンドル捌き”よりも“加減速”。

携帯やスマホのゲームではどうか知りませんが、
現実の車の運転では、ハンドルをちょこまか動かさず、
アクセルとブレーキを上手に使ってください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




パソコンやポータブルゲーム機や携帯電話で、
車の運転を模したゲームやシミュレータが提供されています。

こういったものは、これから免許を取ろうという人がやると、
実車の運転技能が上達するでしょうか。

結論から言って、
これらは、実車の運転技能にはあまり影響しません。
(皆さん予想どおりの答えでごめんなさい)


もっとも、「まったく無駄」と言うつもりもありません。
「運転って、こんなふうにやるんだな」と分かっていたほうが
いきなり実車のハンドルを握るよりも抵抗感なく練習できるとか、
狭路のS字コースや縦列駐車などで車体の動きがイメージできるなど、
やっておくことのメリットはありますし、
また、車を運転する行為への興味・関心を深めることが
「上達したい」という意欲を下支えする側面は無視できないからです。


でも、実際の車の運転で(こと教習や試験において)大事なのは、
1に「安全確認」、2に「加減速」、3、4が無くて、5に「車両感覚」
でしたね。
ゲームやシミュレータで練習したつもりになっても、
これらが身に付かないのは言わずとも知れたことでしょう。

ですから、やはり、実車での練習が一番です。
そして、ゲームやシミュレータは、
技能教本と同じように、
“理解を助けるツール”として活用するべきでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



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