Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

タグ:シフトレバー


ファッションに関する事は小生の不得意分野の一つですが
(ん? デジャヴ?)
爪を長く伸ばしている人っていますね。
あれは、自動車運転にはふさわしくないです。
また、ネイルアートについても、
ハンドル操作に支障の出るようなものは、
「運転には不向き」と言わざるをえません。

手の爪が長かったり厚かったりすると(「爪が厚い」って別の意味か?)、
ハンドルが握りにくいうえに(これは想像に難くないでしょう)、
意外に、シフトレバーを握るにも支障があります。
AT車にだってシフトレバーはありますし、
「Pポジション」から外す際に使う「ブレーキ解除ボタン」は
爪が伸びていると押せませんから、
MT車のシフト操作よりも、やりづらいくらいじゃないでしょうか。

また、サイドブレーキ(ハンド式)の「解除ボタン」も
爪が長いと押しにくいですよ。
これについては、AT車・MT車に共通ですね。

“おしゃれ”なのか、はたまた“願懸け”なのか知りませんが、
自動車運転に支障のある爪は、
やはり、切っていただきたいと思います。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


MT(マニュアル)車のシフトチェンジについてですが、
「2速」から「3速」へ変速しようとシフト操作をすると、
「5速」に入ってしまうことがあります。
というより、「5速」に入れてしまう“人”がいます。

たしかに、
世の中には「3速」の位置が分かりにくい車も存在しますが、
普通は「ニュートラルの位置からそのまま上」で自然に「3速」に入るはずです。
「5速に入ってしまう」という人は、
おそらく、「2速」からギアを抜いた後に、
わざわざ「右へ寄せてから上」という操作をしていることが考えられます。

正しい3速へのシフトチェンジは、
「2速からギアを抜いたら、いったん力を緩めて、再び上」にします。
別の言い方をすれば、
「上・右・上」ではなくて、「上・上」が正解ということです。

ついでに言うと、
「2速から3速へのギアチェンジ」に限っては、
シフトレバーを掌で包むように握るのでなく、
親指の付け根あたりで上向きに押してあげるのが、
「上・上」を間違いなくやれるようになるコツです。
よかったらやってみてください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


車を発進させる際に、
ギアを入れる(シフトレバーをMT車なら「ロー」、AT車なら「D」にする)のと、
サイドブレーキを解除するのと、
どちらを先にやるか、迷ってしまう人もいるようです。

結論を言ってしまえば、
きまりは無いので、どちらが先でも問題ありません。
試験でも、車が不意に動き出さない限り、減点されません。

ただ、坂道発進の時は、先にギアを入れておくのが基本です。
なので、
平地での発進時も同じ手順にしておくと、覚えやすいんじゃないでしょうか。

むしろ、「坂道発進」を“特別な課題”と意識しないためにも、
平地であっても、坂道であっても、
ギアを入れた後でサイドブレーキを外して発進する習慣を付けておくのを
お勧めしておきます。

とは言っても、上に書いたとおり、
サイドブレーキを先に外したって構わないのですから、
「あ、間違えた」とか言って、わざわざやり直す必要もないですよ。
(実際、そういう教習生もいらっしゃいますが…)

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


ハンドルを回しながらのギアチェンジはやめましょう。
と言うより、
ハンドルを持ち替えながらシフト操作するには、
腕が3本必要ですから、普通は、無理です。

ハンドルを持ち替えずに傾ける程度でしたら、
ハンドルは右手に任せて、
左手はシフトレバーに伸ばすことができます。
もちろん、そうやって全く問題ありません。
でも、そうやろうとすると、得てして、
「極力ハンドルを持ち替えないようにしよう」
という本末転倒な心理が働きがちなので、
運転に慣れないうちは、これも考えない方が良いでしょう。

ところで、「ハンドルを回しながらギアチェンジしない」のは、
何もハンドルを切る時に限った話ではなく、
ハンドルを戻す時も、同じですよ。
「戻す」のだってハンドルを「回す」のに違いないのですから。

ハンドルを切る時にはギアチェンジしないように気を付けたのに、
カーブや右左折の後半でハンドルを戻している時に、
それを失念してか、「加速しなければならない」との思いが強すぎてか、
ハンドルを戻しながらギアチェンジしようとする人を
よく見かけます。
ですから、それは無理ですって。

もし、ギアチェンジが必要なら、
ハンドルを切り終えてから戻し始める前の、
ハンドルが固定されている1~2秒の間にやってください。

とにかく、
「ハンドル操作と変速操作とは同時にやらない」
と覚えておきましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


MT(マニュアル)車はギアチェンジのため
左手でシフトレバーを操作します。
当然、その間は片手運転になるわけですが、
それは仕方ありません。

でも、変速操作が完了したら、
左手をシフトレバーから放してハンドルに置いてください。

シフトレバーに左手を載せているということは、
左手はハンドルを握っていないわけで、
あまり好ましい状態ではありません。
咄嗟の事態に対処できないという問題もありますが、
それ以上に、片手運転というのは「気の緩み」の証拠だからです。
少なくとも試験中の20分間ぐらいは緊張感を保ちましょうよ。

また、シフトレバーに手を載せていると、
ミッション(トランスミッション=変速機)に負担を掛けるので、
故障しやすくなる、という話を聞いたこともあります。
もっとも、これは真偽のほどは分かりませんが。

どうであれ、
「両手でハンドルを握る」のが原則で、
「変速動作のためにやむを得ず一時的に片手を放す」
という認識で運転してください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


MT(マニュアル)車を運転している時、
頻繁にクラッチを踏む人がいますよね。
エンストを怖がってのことか、
左足が手持ち無沙汰(「足なのに手持ち無沙汰」?)なのを嫌ってか、
あるいは、
「クラッチを踏むことがMT車運転の醍醐味」とでも思っているのでしょうか。


でも、クラッチを踏むと、
動力がタイヤに伝わらなくなって車の挙動が不安定になりますから、
極力、クラッチは踏まないようにしましょう。

いろいろ例外はあるのですが、
ここでは、
「クラッチを踏むのは変速(ギアチェンジ)の時だけ」
と言い切ってしまいます。
シフトアップ時やシフトダウン時は分かりやすいですが、
停止しようとする時のクラッチだって、
「ニュートラル」または「(再発進に備えて)ローギア」に入れる
「変速」と見ることもできますので。


そう考えれば、
クラッチを踏んだら、その後は、
(発進後ローギアのまますぐに停止する場面を除き)
必ずシフト操作をすることになります。
なので、クラッチを踏んだら、
左手をシフトレバーに持って行く習慣を付くと良いですよ。

そして、左足と左手を連動させる習慣が身に付くと、
変速操作がキビキビしてくるのはもちろん、
意外に、無用なクラッチを踏まなくなる、という効用もあります。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



一度でもAT(オートマ)車を運転したことのある方でしたら、
AT車にもシフトレバーがあって、
「R」(バック)は当然として、
「2」や「1」(または「L」)に“ギアチェンジ”できることに
気づかれたと思います。
また、一部のハイブリッド車(プリウス等)には、
「B」(ブレーキ)というレンジがありますね。

さて、これらのレンジは、なぜ必要なのでしょうか。

ご存じの方には失礼な物言いで申し訳ありませんが、
AT車に特有の不都合があるから、なのです。


AT車は、その名(Automatic Transmission)のとおり、
自動(速度が上がると1段上のギアに入っていく仕組み)で
ギアチェンジしてくれます。
それはそれで、もちろん便利なのですが、
下り坂を走っていると、
スピードが増すにつれて次々と高いギアに入っていき、
どんどん加速するばかりになってしまいます。

MT(マニュアル)車ならエンジンブレーキを併用しながら
あまり速度が出ないように注意して走れば良いのですが、
AT車ではそれができません。
かと言って、フットブレーキを多用すると、
ペーパーロックを起こして、ブレーキが利かなくなってしまいます。

なので、そういう時には、シフトレバーを操作して、
低いレンジに合わせてください。
そうすれば、高いギアに入って行かないようになります。


ちなみに、場内コース(教習所や試験場)の坂道は短いので、
「D」レンジのまま下っても問題ありません。
また、府中(東京)や二俣川(神奈川)の路上コースには
急勾配の長い下り坂があります。
そういう所では低いギアを用いるのが本来なのですが、
「速度を抑える」ことを前提に、
「D」のままにしておいても、構いません。

なお、下り坂でシフトを動かした場合には、
平らな所に着いたら再び「D」に入れるのを忘れないようにしてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




“おしゃれ”なのか、はたまた、“願懸け”なのか、
爪を長く伸ばしている人がいますね。
あれは、自動車運転に際しては好ましくありません。
また、ネイルアートについても、
ハンドル操作に支障の出るようなものは、
「運転には不向き」と言わざるをえません。


手の爪が長かったり厚かったりすると(「爪が厚い」って意味が違うか?)、
ハンドルが握りにくいというのは想像に難くないとして、
意外に、シフトレバーを握るにも支障があります。
AT車にだってシフトレバーはありますし、
「Pポジション」から外す際に使う「ブレーキ解除ボタン」は
爪が伸びていると押せませんから、
むしろMT車のシフト操作よりやりづらいんじゃないでしょうか。

また、サイドブレーキ(ハンド式)の「解除ボタン」も
爪が長いと押しにくいですよ。
これについては、AT車・MT車に共通ですね。


オシャレ(小生の苦手な分野の一つ)に関する話で、
その方のポリシーみたいなものもありましょうが、
自動車運転に支障のある爪は、
やはり、切っていただきたいと思います。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




今日はMT(マニュアル)車のシフトチェンジの話です。


さて、「2速」から「3速」へギアを替えようとシフト操作をすると、
「5速」に入ってしまうことがあります。


「3速」の位置が分かりにくい車というのも世の中には存在しますが、
でも、そんなに難しく考える必要はありません。
「ニュートラルの位置からそのまま上」で自然に「3速」に入るはずです。
「5速に入ってしまう」という人は、
おそらく、「2速」からギアを抜いた後に、
「右へ寄せてから上」という操作をしているのではないでしょうか。


正しい3速へのギアチェンジは、
「2速からギアを抜いたら、いったん力を緩めて、再び上」にします。
別の言い方をすれば、
「上・右・上」ではなくて、「上・上」が正解ということです。


なお、その「2速から3速へのギアチェンジ」に限っては、
シフトレバーを掌で包むように握るのでなく、
親指の付け根あたりで上向きに押してあげるのもコツです。
ぜひ、やってみてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





「片手ハンドル」とは、
左手でスマホをいじりながら運転すること…ではなくて、
ハンドルを回す際に、両手を使わずに片手だけを使う操舵方法です。

これが「ラク」なのか「かっこいい」のか、
そうしているドライバーを見掛けることがありますが、
運転免許を取ろうとしている皆さんは、
こういう癖は付けないでくださいね。


片手ハンドルは、ラクでしょうか?
背もたれをリクライニングさせてハンドルのてっぺんを片手で持っている様子は、
確かに、ラクそうに見えるかも知れません。
でも、その姿勢だと、常に上体を捻っているわけですし、
ハンドルを回すたびに上体を起こさなければならなくなるので、
長時間運転していると、間違いなく疲れますよ。

それと、「かっこいい」でしょうか?
人によって感じ方が異なるところでしょうが、
もし、「お行儀よい = 格好わるい」と思っているなら、
そんな“中二病”は、もう卒業してください。

その他、片手ハンドルのメリットとされている諸点についても、
以下のとおり、実はメリットではありません。

(1) 速く回せる
 やってみれば分かりますが、両腕を交差させて持ち替えた方が速く回るはずです。

(2) バックしながらハンドルを回せる
 少なくとも免許の試験においては、
 バックのハンドルは「まっすぐ」か「全部回す」かで対処できます。
 「バックしながらハンドルを回す」こと自体、必要ありません。

(3) MT(マニュアル)車では、ハンドルを回しながらシフトチェンジができる
 右手(ハンドル)と左手(シフトレバー)に別々の動きをさせるのって、
 熟練者でも難しいですよ。


一方、片手ハンドルのデメリットと言うと…

(1) 力が入りにくい(ハンドルが重たい車や非力なドライバーには不向き)
(2) 「道に合わせながら回す」のが難しいので回し過ぎてしまいがち
(3) 手が滑りやすい
(4) 試験の採点において「手放し」と見られる可能性がある


このように、
片手ハンドルはデメリットばかりでメリットがありません。
変な癖を付けないよう、また、変な癖は直すよう、意識しましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





発進しようとする時に、
ギアを入れる(シフトレバーをMT車なら「ロー」、AT車なら「D」にする)のと、
サイドブレーキを外すのと、
どちらを先にやるか、迷ってしまう人もいるようです。

結論を言ってしまえば、
きまりは無いので、どちらが先でも問題ありません。
試験でも、車が不意に動き出さない限り、減点されません。

ただ、坂道発進の時は、先にギアを入れておきますよね。
ですから、
平地での発進時も同じ手順にしておくと、覚えやすいんじゃないでしょうか。
むしろ、「坂道発進」を“特別な課題”と意識しないためにも、
平地であっても坂道であっても、
ギアを入れた後でサイドブレーキを外して発進する習慣を付けておくのを
お勧めしておきます。

でも、上に書いたとおり、
サイドブレーキを先に外したって構わないですよ。
「あ、間違えた」とか言って、やりなおす必要もありません。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





ハンドルを回しながらのギアチェンジはやめましょう。
と言うより、
ハンドルを持ち替えながらシフト操作するには、
腕が3本必要ですから、普通は、無理です。

ハンドルを持ち替えずに傾ける程度でしたら、
ハンドルは右手に任せて、
左手はシフトレバーに伸ばすことができます。
もちろん、そうやって全く問題ありません。
でも、そうやろうとすると、得てして、
「極力ハンドルを持ち替えないようにしよう」
という本末転倒な心理が働きがちなので、
運転に慣れないうちは、これも考えない方が良いでしょう。


ところで、「ハンドルを回しながらギアチェンジしない」のは、
何もハンドルを切る時に限った話ではなく、
ハンドルを戻す時も、同じですよ。
「戻す」のだってハンドルを「回す」のに違いないのですから。

ハンドルを切る時にはギアチェンジしないように気を付けたのに、
カーブや右左折の後半でハンドルを戻している時に、
それを失念してか、「加速しなければならない」との思いが強すぎてか、
ハンドルを戻しながらギアチェンジしようとする人を
よく見かけます。
ですから、それは無理ですって。


もし、ギアチェンジが必要なら、
ハンドルを切り終えてから戻し始める前の、
ハンドルが固定されている1~2秒間にやってください。

とにかく、
「ハンドル操作と変速操作とは同時にやらない」
と覚えておきましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





MT(マニュアル)車はギアチェンジのため
左手でシフトレバーを操作します。
当然、変速動作中は片手運転になるわけですが、
それは仕方のないことです。

でも、その動作が完了したら、
左手をシフトレバーから放してハンドルを握ってください。


いつまでもシフトレバーに手を載せていると、
ミッション(トランスミッション=変速機)に負担を掛けるので、
故障しやすくなる、という話を聞いたこともありますが、
その真偽のほどは分かりません。

しかし、これだけは言えます。
シフトレバーに左手を載せているということは、
左手はハンドルを握っていないわけで、
あまり好ましい状態ではありません。
咄嗟の事態に対処できないという問題もありますが、
それ以上に、片手運転というのは「気の緩み」の証拠だからです。
少なくとも試験中の20分間ぐらいは緊張感を保ちましょうよ。

そのためにも、
「両手でハンドルを握る」のが原則で、
「変速動作のためにやむを得ず片手を放す」
という認識で運転してください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





MT(マニュアル)車の運転では、
エンストするのを怖がってか、
左足が手持ち無沙汰(「足なのに手持ち無沙汰」?)なのを嫌ってか、
あるいは、「クラッチを踏むことがMT車運転の醍醐味」と思ってか、
頻繁にクラッチを踏む人っていますよね。

でも、クラッチを踏むと動力がタイヤに伝わらなくなるわけで、
車の挙動が不安定になりますから、
極力、クラッチは踏まないようにしましょう。


いろいろ例外はあるものの、端的には、
「クラッチを踏むのは変速(ギアチェンジ)の時だけ」
と覚えてしまっても良いくらいです。
シフトアップ時やシフトダウン時は分かりやすいですが、
停止しようとする時のクラッチだって、
「ニュートラル」または「(再発進に備えて)ローギア」に入れる
「変速」と見ることもできますので。


そう考えれば、
クラッチを踏んだら、左手は必ずシフト操作をすることになります。
ただ、ローギアのまますぐに停止する場面ではシフト操作は不要なのですが、
それでも、一旦は左手をシフトレバーに持って行くようにしてみてください。

そして、左足と左手を連動させる習慣が身に付くと、
変速操作がキビキビしてくるのはもちろん、
意外に、無用なクラッチを踏まなくなる、という効用もありますよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




これから発進しようとする際に、
ギアを入れる(シフトレバーをMT車なら「ロー」、AT車なら「D」にする)のと、
サイドブレーキを外すのと、
どちらを先にやるのが正しいでしょうか。


結論から言ってしまえば、
どちらが先でも問題ありません。
試験でも、車が不意に動き出さない限り、減点されません。


ただ、どちらかと問われたなら、
サイドブレーキを外すより前にギアを入れることをお勧めします。

と言うのは、坂道発進の時には、
先にギアを入れてから(MTでは半クラッチを作ってから)
サイドブレーキを外すことになるので、
平地での発進時も同じ手順にしておくのが覚えやすいと思うからです。

そして、普段からこういう発進をしておくと、
「坂道発進」を“特別な課題”と意識しないためにも
良いのではないでしょうか。


でも、上に書いたとおり、どちらが先でも構いませんので、
ご自分のやり方を訂正するまでもありませんよ。


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府中試験場で導入されているトヨタの「プリウス」は、
従来のAT車のシフトレバーとは、
設置されている場所も動かし方も違います。

…って、既に運転されている方も多いので、
何せ今や日本で一番売れている(らしい)車ですから、
今さらの話になってしまいますが、
従来のAT車(CVT車を含む)で練習してきた人は、
やはり違和感を覚えるでしょうから、簡単に説明しておきます。


まず、シフトレバーは「床(ゆか)」から突き出してはいません。
MT車では、機械的にギアを切り換えていたので、
シフトレバーは床に設置しておく必要があり、
従来のAT車も、その名残で床にシフトレバーがありました。
(コラムシフトの話は、ここでは触れないことにします。)

で、プリウスのシフトレバーは、前面パネルの近くにあります。
「シフトレバー」というより「切換えスイッチ」という感覚ですね。


そして、その動かし方も、特徴的です。
慣れないと、ちょっと戸惑ってしまいますが、
でも、それもまた「切換えスイッチ」だと認識しておけば、
理解しやすいと思います。

本当はここに図示でもすれば親切なのでしょうが、
フリーに使える素材が見当たらず、
まして、自分で描くのは小生には無理なので、
他のサイト様をご覧いただくことでお許しください。
検索すれば、たくさんヒットしますので。


さて、プリウスのシフトで最も違和感があるのが、
「P(パーキング)」ポジションでしょうね。
「D(ドライブ)」に入っていても、「R(バック)」に入っていても、
そのまま「P」ボタンを押せば良いだけだからです。
逆に、「P」を解除するのは、
「D」なり「R」なりに入れれば良いだけです。


ところで、プリウスにもクリープ現象はあります。
技術的にはアクセルを踏まないと車は動かない理屈ですが、
ユーザーからの要望が多かったため、
わざわざクリープが起きるように作ったらしいです。

ですので、駐停車の際には、
必ず「P」に入れて(「P」ボタンを押して)ください。
そうしておかないと、ブレーキが甘かったりすると、
車が勝手に動き出してしまいますので。


ちなみに、サイドブレーキは「足踏み式」ですので、
これも、レバー式(ハンド式)のサイドブレーキに慣れている人は、
弱すぎず、強すぎないよう、慎重にペダルを踏んでください。


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AT(オートマ)車は、その名のとおり
自動(Automatic Transmission)でギアチェンジしてくれます。
それはもちろん便利なのですが、時として不都合なこともあります。


例えば、長い下り坂では、
MT(マニュアル)車ならエンジンブレーキを併用しながら
あまり速度が出ないように注意して走れば良いのですが、
AT車だと、下り坂で速度が出るのに応じて勝手に高いギアに入ってしまうので、
どんどん加速して行くばかりです。

かと言って、フットブレーキを多用すると、ペーパーロックを起こしてしまいます。

そういう時には、シフトレバーを、
「3」や「2」や、急勾配の坂では「1(またはL)」に合わせてください。
そうすれば、高いギアに入って行かないようになります。


なお、場内コース(教習所や試験場)の坂道は短いので、
「D」レンジのまま下っても問題ありませんが、
府中(東京)や二俣川(神奈川)の路上コースには
急勾配の長い下り坂がありますので、
そこでは、シフトレバーを操作することになります。

ちなみに、一部のハイブリッド車(プリウス等)では、
「B(ブレーキ)」というレンジを用いますので、覚えておきましょう。


また、下り坂でシフトを動かしたら、
平らな所に着いたら再び「D」に入れるのを忘れないようにしてください。


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特に若い女性に多いのですが、爪を長く伸ばしているのは、
自動車運転に際しては、あまり好ましくありません。
それと、「ネイルアート」についても、
ハンドル操作に支障の出るようなものは、
やっぱり「運転には不適切」と言わざるをえません。


手の爪が長かったり厚かったりすると(「爪が厚い」って意味が違うか?)、
ハンドルが握りにくいというのは想像に難くないとして、
意外に、シフトレバーを握るのにも支障があります。
MT車だけでなく、AT車にもシフトレバーがありますから、同じです。
いや、同じどころか、
ポジションを「P」から外す際に使う「ブレーキ解除ボタン」は
爪が伸びていると押せませんから、
MT車のシフト操作より大問題かも知れないくらいです。


また、サイドブレーキ(ハンド式)の「解除ボタン」も
爪が長いと押しにくいですよ。
これはAT車・MT車に共通ですが。


オシャレに関する話(小生の苦手な分野の一つ)なので
その方のポリシーみたいなものもありましょうが、
少なくとも自動車の運転に支障のある爪は、切ってくださいね。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




今日はMT(マニュアル)車のシフトチェンジの話です。


「2速」から「3速」へギアを替えようとシフト操作をすると、
「5速」に入ってしまうことがあります。


「3速」の位置が分かりにくい車というのも世の中には存在しますが、
でも、そんなに難しく考える必要はありません。
「ニュートラルの位置からそのまま上」で自然に「3速」に入るはずなのです。
「5速に入ってしまう」という人は、
おそらく、「2速」からギアを抜いた後に、
「右へ寄せてから上」という操作をしていると思われます。


正しいギアチェンジは、
「2速からギアを抜いたら、いったん力を緩めて、再び上」です。
別の言い方をすれば、
「上・右・上」ではなくて、「上・上」が正解ということです。


なお、その「3速へのギアチェンジ」に限っては、
シフトレバーを掌で包むように握るのでなく、
親指の付け根あたりで上向きに押してあげるのもコツです。
ぜひ、やってみてください。


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AT車のシフトレバーにはボタンが付いていますが、
そのボタンは、いつ押していますか?
レンジを変える時にはいつも押している、というドライバーも
珍しくないのですが、
その行為は、実は危険を孕んでいることを承知しておいてください。

まず、AT車のシフトレバーは、
「ボタン操作が不要なポジション」と、
「ボタン操作が必要なポジション」とが有ることをご理解ください。
車種によって異なりますが、多くの車では、
「N⇔D⇔(3⇔)2」の間はボタンを押さなくても動きます。
そして、「R」に“入れる時”と「L(または1)」に“入れる時”に
ボタン操作が必要(「R」・「L」から“抜く時”にはボタン不要)、
「P」は、“入れる時”も“抜く時”もポタン操作が必要、
となっています。

これは、俗に「馬鹿よけ」と呼ばれる、人為的なミスを防ぐ機構ですね。
例えば間違えてバック(R)に入れてしまう、といったことが無いように、
ドライバーに敢えて意識して操作させるための仕組みです。

そう考えてみると、
常にボタンを押して操作してしまっては、
その「馬鹿よけ」が働かないので、
うっかりミスの発生する可能性が高まるのです。

ですから、
「ボタン不要のポジションでは押さない」
という習慣を付けるべきでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




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