もう5年ほど前になりますが、
自宅オーディオのアンプを買い替えました。
中古ですが、
発売当時とても手の出せなかった真空管ハイブリッドアンプが、
ヤフオクに「消耗部品はすべて新品交換、メンテナンス済」として
格安で出品されていたので、衝動買いしてしまいました。
で、どれほど良い音を出してくれるかワクワクしながらつないでみたら、
なんと、
低音がビリビリ割れるのです。
すぐに出品者に連絡して一旦返品し、再チェックしてもらったところ、
出品者からは、
ヘッドホン端子に(別件の)不具合があったので修理したものの、
スピーカーにつなげて音を出す分には問題が無い、
との返事とともに再送されてきました。
そうすると当方のスピーカーの問題か、と思い、
ネットカバーを外してよく見ると、
ウーハーの周囲のコーン紙が破れていました。
なるほど、確かに、これでは音が割れてしまうのも当然でしょう。
それにしても、
アンプを替えるまで、
そんな不具合に全く気付かなかったということに驚きました。
おそらく、古いアンプでは出せていなかった低い音域が
新しい(と言っても年代物ですが)アンプで出せるようになった、
ということなのでしょう。
何だか、
「技能が上達するほど自身の弱点が見えてくる」という
“教習あるある”を連想してしまいました。
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