Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

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まず原則の話。
運転中に危険を感じたら、
ブレーキを躊躇するべきではありません。
間違っても、
いきなり(確認なしで)ハンドルを切ったりしないでください。
「危ない!」と感じたら即「ブレーキ!」が鉄則です。

ところが、
路面が凍結している場合に限っては、
必ずしもこれが適当とは言い切れません。
不用意にブレーキを掛けると、
タイヤが滑ることがあるからです。

そんな時は、
まずアクセルを緩めて速度を落とし、
タイヤがロックしないように
慎重にブレーキを踏んでください。

しかし、
この「『危険、即ブレーキ』が適切か否か」を
危険が発生した時点で判断していては、
緊急事態に間に合わなくなることも起こりえます。

ですから、
今朝の東京地方のように所々が凍結している時は、
変わりつつある路面状況を見て、
「ここで咄嗟のブレーキが掛けられるか否か」を
常に考えながら走りましょう。
ある意味、雪道の走行より神経を遣うかも知れません。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


路上走行中に(地域によっては教習所内でも)
犬や猫が道路に飛び出してくることがありますね。

“犬”が飛び出してきたら、
その後に“人”が続いて飛び出してくる可能性が高い一方、
“猫”が飛び出してきても、
その後に人が続く可能性は低いと言えます。

なので、タクシードライバーなどの間では、
「犬はよけろ。猫は轢け。」と言われていると聞いたことがあります。
(真偽のほどは分かりませんが)

しかし、これは、どちらもダメ。

まず、「犬はよけろ」に関して。
不用意にハンドルを取って、
自車と並走している二輪車を倒しでもしたら、
目も当てられません。
よけるのなら、合図と確認の後にするべきです。

次に「猫は轢け」に関して。
確かに、猫に気を取られて、
歩行者や自転車に接触してはいけませんから、
構わず走り続ける、というのも一理あるかも知れません。

しかし、それが猫であることを咄嗟に見極めるのは難しいですし、
何より怖いのは、「故意をもって轢く」という行為です。
(「認識していながら認容する」のも「故意」になります)

例外も無いわけではないですが、基本的には、
「轢いても良い」・「ぶつけても良い」と思う人は、
車を運転する資格が無い、と認識してください。

飛び出したのが、犬であろうと、猫であろうと、
もちろん、人であろうと、
「よけろ」でも「轢け」でもなくて、
「危険を感じたら、まずブレーキ!」が鉄則ですよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


加速するにはアクセルを踏み込んでいくのが普通ですが、
アクセルを踏んでいないのに
車が勝手に加速してしまうこともあります。
もちろん、エンジン系統の故障とかではなくて。


それは、
下り坂を走っている時です。

府中試験場の路上コースをご存じの方は、
三鷹エリアから試験場へ戻る途中の東八道路の下り坂を
イメージしてみてください。

あそこは、カーブですので、
下り坂であっても、基本は「スローイン・ファストアウト」、
つまり、カーブの入口から出口に向かって、加速していきます。

しかし、不用意にアクセルを踏むと、
下り坂でスピードが付きすぎてしまいますから、
アクセルを緩めてエンジンブレーキを利かせ、
勾配によってはフットブレーキも併用しつつ、
それでも少しずつ加速していく、
というのが正解です。


加速が求められていると言っても、
必ずしもアクセルを踏むとは限らないので、
気を付けましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


前照灯を点滅させる「パッシング」は、
免許を取った後は上手に使いたい機能の一つですが、
教習や試験では使いません。


そもそも、法律上、パッシングを用いるべき場面はありません。
その点、「非常点滅表示灯(ハザードランプ)」は
(高速道路上など限られた場面であれ)
使用義務が課せられているのとは、性格を異にします。


ついでに言うと、パッシングは、
「こちらが先に行くぞ」と「先に行け」の両方の意味を持つため、
場面場面での状況判断が必要です。
ですから、
パッシングはジェスチャーやアイコンタクトと併用した方が望ましく、
そうであれば、
敢えてパッシングを用いなくても、
意思疎通できそうな場面も多いように思います。


上に「免許を取った後は上手に使いたい」と書きましたが、
免許を取った後でも、
不用意にパッシングするのは控えたほうが良いでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



縦列駐車が完了したら、
その旨を試験官に告げます。
「縦列完了です」でも、「終わりました」でも、「できました」でも、
どれでも良いです。
それを聞いて試験官が、
「では、発進してください」と指示するはずですから。

そうしたら、「発進」の手順で発進してください。
すなわち、
ミラーで後方の確認をして、合図を出して、ミラーの死角を目視して、
しかる後に、前を見てアクセルを踏んでいきます。
コースの構造上そんなに加速できない所もありますが、
それでも、発進ですから、少しはアクセルを踏んでほしいところです。


この時、
発進の合図(ウインカー)を出し忘れる人が意外に多いですね。
また、確認が終わらないうちに動き始めてしまう人も少なからずいます。

単に「駐車スペースから出る」だけと思っているのか、
それとも、縦列駐車がうまくできたことで気が緩んでしまったのでしょうか。
いずれにしても、やっぱり「発進」ですから、
不用意に動き出すことのないようにしてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





運転中に危険を感じたら、
ブレーキを躊躇するべきではありません。
間違っても、
いきなり(確認なしで)ハンドルを切ったりしないでください。
「危ない! ブレーキ!」が鉄則です。


ところが、
路面が凍結している場合に限っては、
必ずしもこれが適当とは言い切れません。
不用意にブレーキを掛けると、
タイヤが滑ることがあるからです。

そんな時は、
まずアクセルを緩めて速度を落とし、
タイヤがロックしないように
慎重にブレーキを踏んでください。


しかし、
この「『危険、即ブレーキ』が適切か否か」を
危険が発生した時点で判断していては、
緊急事態に間に合わなくなることも起こりえます。

ですから、
今日の東京地方のように所々が凍結している時は、
変わりつつある路面状況を見て、
「ここでは咄嗟のブレーキが掛けられるか否か」を
常に考えながら走りましょう。
ある意味、雪道の走行より神経を遣うかも知れません。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





走行中に、犬や猫が飛び出してくることがありますね。

“犬”が飛び出してきたら、
その後に“人”が続いて飛び出してくる可能性が高い一方、
“猫”が飛び出してきても、
その後に人が続く可能性は低いと言えます。

なので、プロドライバーの間では、
「犬はよけろ。猫は轢け。」と言われているそうです。

しかし、これは、どちらもダメ。


まず、「犬はよけろ」に関して。
不用意にハンドルを取って、
自車と並走している二輪車を倒しでもしたら、
目も当てられません。
よけるのなら、合図と確認の後にするべきです。

次に「猫は轢け」に関して。
確かに、猫に気を取られて、
歩行者や自転車に接触してはいけませんから、
構わず走り続ける、というのも一理あるかも知れません。

しかし、それが猫であることを咄嗟に見極めるのは難しいですし、
何より怖いのは、「故意をもって轢く」という行為です。
(「認識していながら認容する」のも「故意」になります)

例外も無いわけではないですが、基本的には、
「轢いても良い」・「ぶつけても良い」と思う人は、
車を運転する資格が無い、と認識してください。


飛び出したのが、犬であろうと、猫であろうと、
もちろん、人であろうと、
「よけろ」でも「轢け」でもなくて、
「危険を感じたら、まずブレーキ!」が鉄則ですよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





商売がら、小生、運転時にはスムスの手袋を着用しています。
そして、この時季は、その手袋を普段の外出時にもはめています。
そのせいかどうか(そのお蔭だと思っているわけですが)
ここ数年、風邪知らずで過ごさせてもらっていますね。

風邪予防の基本は「手洗いとうがい」と言われますが、
外出時に手袋をしていると、
手洗い以前に、そもそも大勢の人が触れるものを直接触らずに済む
というのが良いようです。

また、不用意に口の周りに手を持って行かないことも、
手袋の効果ではないかと思っています。
誰が触ったか分からない物に触れた手で自分の顔をこすって、
風邪の菌を体内に取り込んでしまうのも、
手袋で防げているのではないでしょうか。


もっとも、風邪ひきでの教習は教習生さんに迷惑を掛けるので、
「体調崩してなんかいられない」という“気合い”が入っているから
風邪も寄せ付けないのかも知れませんが。
(なんだ。結局また精神論かい。)


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





カーブは「スローイン・ファストアウト」、
つまり、入口から出口に向かって、加速していきます。
そう。ここでも「前見て加速!」を使うのでした。


ところで、
加速するにはアクセルを踏み込んでいくのが普通ですが、
アクセルを踏んでいないのに
車が勝手に加速してしまうこともあります。
どんな時だか分かりますか?
(制御装置の故障とかじゃなくて)


それは、
下り坂を走っている時です。

府中試験場の路上コースをご存じの方は、
三鷹エリアから試験場へ戻る途中の東八道路の下り坂を
イメージしてみてください。


下り坂であっても、カーブ内では加速が必要です。
しかし、不用意にアクセルを踏むと、
スピードが付きすぎてしまいますから、
アクセルを緩めてエンジンブレーキを利かせ、
勾配によってはフットブレーキも併用しつつ、
それでも少しずつ加速していく、
というのが正解です。


加速するからと言って、
必ずしもアクセルを踏むとは限らないので、
その点、注意してください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





免許を取るまでは使わないものの代表格として、
「パッシング」(前照灯を点滅させる)が挙げられます。

免許を取った後は上手に使いたい機能ではあるのですが、
法律上、パッシングを用いるべき場面はありません。


その点、高速道路上など限られた場面であれ
使用義務が課せられている「非常点滅表示灯(ハザードランプ)」とは
少し性格を異にします。


ついでに言うと、パッシングは、
「こちらが先に行くぞ」と
「(お前が)先に行け」の正反対の意味を持つため、
場面場面での状況判断が必要です。
ですから、
パッシングはジェスチャーやアイコンタクトと併用した方が望ましく、
であれば、敢えてパッシングしなくても、
意思疎通できそうな場面も多いように思います。


「免許を取るまでは」と書き始めましたが、
免許を取った後でも、
不用意にパッシングを用いるのは控えたほうが良いでしょう。
(もちろん、必要な場面はありますが)


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




上り坂では、
坂の勾配に負けないように、アクセルを強めに踏んでいきます。
しかし、そのアクセルは、登り終わる前に緩めてください。


坂を登っている最中、
ドライバーからは坂の頂上やその先の状況は見えていません。
頂上がカーブや交差点かも知れませんし、
坂の向こうに子どもが遊んでいるかも知れません。
ですから、坂の頂上が近づいたら減速しておくべきなのです。


また、アクセルを緩めるのは
下り坂で加速しすぎないためという意味もあります。

試験場や教習所のコースは無論そうなのですが、
一般道でも、登りきったらすぐ下りに向かっていく道があります。
そんな所で頂上までアクセルを踏み続けてしまうと、
そのまま下りに差し掛かり、思わぬスピードが出てしまうのです。
ですから、坂の頂上でどんな下り坂なのか見極めるまでは、
不用意にアクセルを踏んではいけません。


アクセルを緩めた状態で頂上に到達し、その先の状況が把握できてから、
再びアクセルを踏むなり、ブレーキで減速するなりして対処しましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



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