Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

タグ:中型免許


大型自動車と中型自動車(8t限定の解除を含む)の技能試験には、
「あい路(隘路;あいろ)」・「路端停車」という、
普通免許の技能試験には無い課題が含まれています。
これらは、平成19年(中型免許が新設された時)から追加されました。

「あい路」とは、
狭い道へ直角に曲がって行くことを想定したもので、
曲がった先の枠内に車を収める課題です。
でも、個人的には、
路面にラインが引いてあっても「隘路」のイメージが湧かないので、
クランクコースのように、左右にポールを立てるとかしても良いのかな、
と思っています。
なお、「アイロン」(そう聞こえるかも知れませんが)ではないです。

「路端停車」とは、
文字どおり、車体を道路の端に寄せるという課題。
言ってみれば、「縦列駐車」を前進で行うようなものです。
なお、「炉端焼き」とは関係ありません。(あ、しつこいですか。すみません。)

ちなみに、パイロットアカデミーの教習は普通車だけなので、
これらの課題は(特にご希望の無い限り)対応しておりません。
悪しからずご承知おき願います。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


中型1種(限定解除を含む)と大型1種の技能試験には、
「隘路」・「路端停車」・「後方感覚」という、
普通1種には無い課題が含まれています。


「隘路(あいろ)」とは、
狭い道へ直角に曲がって行くことを想定したもので、
曲がった先の枠内に車を収める課題です。
でも、個人的には、
路面にラインが引いてあっても「隘路」のイメージが湧かないので、
クランクコースのように、左右にポールを立てるとかしても良いのかな、
と思っています。


「路端停車」とは、
文字どおり、車体を道路の端に寄せるという課題。
言ってみれば、「縦列駐車」を前進で行うようなものです。
ちなみに、「炉端焼き」とは関係ありません。(あ、面白くなかったですか。そうですか。)


「後方感覚」とは、
「方向変換」(いわゆる「車庫入れ」)課題において、
車庫の奥から50cm以内まで進入して停車させるものです。
「ポールを目標に」などと教える教習所やサイトも見かけますが、
本来は、深視力(遠近感)と車両感覚が試される課題と考えるべきでしょう。


これら3つは、
中型免許が新設された時(平成19年)から追加されました。

もっとも、パイロットアカデミーの教習は普通車だけですし、
かく申す小生自身、既に大型免許を所持しているので、
中型や大型の技能試験がどうなっていようと関係ないのですけどね。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





平成19年6月の道路交通法改正により、
従来の「普通免許」と「大型免許」の間に「中型免許」が新設され、
これに伴い、「旧制度の普通免許」を所持していた人は、
「8t限定付きの中型免許」に読み替えられました。


たまに、この「8tに限る」という字句が目障りなのか、
「限定解除したい」というご相談を受けることもありますが、
あまりメリットは無いですよ。
(そもそもパイロットアカデミーは“普通車専門”という事情もありますけど…)


まず、限定解除審査では7tトラックを使って、
大型仮免許と同じ課題を行います。
「後方感覚(後ろの壁から50cm以内までバックする)」や
「隘路(あいろ;細い道=実際には白線間に入る)」や
「路端停車(言うなれば前進での縦列駐車)」といった課題もあります。


また、「限定無し中型免許」は、
深視力(奥行き)検査もクリアしないと取れません。
すなわち、将来的に視力が落ちた時などは、免許の更新ができなくなって、
4tトラックに乗れなくなってしまう可能性があるということです。
(「新制度の普通免許」に格下げされるため)


そう考えると、
「8t限定」は残したままにして、
どうせなら「大型免許」を取るのが賢明なのではないでしょうか。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




平成19年6月から、従来の「普通免許」と「大型免許」の間に、
「中型免許」が新設されました。
これにより、「旧制度の普通免許」は
「8t限定付きの中型免許」に読み替えられました。
ついでに言うと、
「大型免許」を所持している人は中型車も運転できるのですが、
「8t限定付きの中型免許」も併記されています。
これも、やはり「旧制度の普通免許」に相当する位置づけだからなのでしょう。

ところで、この「8t限定」を解除したいという人もいるようですが、
それは、あまり賢明とは言えないでしょう。

と言うのも、
限定解除の審査に使う車は7tトラックになり、
しかも、場内コースでは「大型仮免許」と同じ課題を課せられるのです。
また、「限定無し中型免許」は深視力検査等の適性基準が厳しいので、
将来的に視力が落ちたりしたら、「8t限定付き」に戻ることができなくなり、
「新制度の普通免許」(4tトラックに乗れない)になってしまいますよ。

ですから、「8t限定の解除」を考えるのでしたら、
いっそ「大型免許」を取ることをお奨めします。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




私事で恐縮ですが、
この商売を始めて、丸18年が経過いたしました!


初めは某教習所のアルバイト指導員として雇われました。
当時は「中型免許」という区分が無く、
二種免許は試験場でしか取れない時代でした。
路上試験に自主経路課題があったのは当然として、
方向変換・縦列駐車がまだ仮免技能試験の出題範囲でした。
(本免技能試験は本当に路上試験のみ)


あれから18年も経ったのですね。
この商売で「18年」というのは意義深いものがあります。
そのころ「おぎゃー」と生まれた赤ん坊が、
免許を取れる年齢になったということですから。
こちらも年を取ったわけです。


でも、気持ちはまだまだ30代のまま。
これからも前向きにやって行きたいと思います。
それこそ、「前見て加速!」で。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


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