私事になりますが、
自宅オーディオセットのアンプ(昭和時代の遺物)が、
ボリュームにガリ音が出るようになったため、買い換えました。
そのアンプを買った当時、
値段が高くてとても手の届かなかった真空管アンプが、
「消耗部品はすべて新品交換、メンテナンス済」として
ヤフオクに格安で出品されていたので、衝動買いしてしまいました。


で、どれほど良い音を出してくれるかワクワクしながらつないでみたら、
低音がビリビリ割れるのです。
すぐに出品者に連絡して一旦返品し、再チェックしてもらったところ、
出品者からは、
ヘッドホン端子に(別件の)不具合があったので修理したものの、
スピーカーにつなげて音を出す分には問題が無い、
との返事とともに再送されてきました。

そうすると当方のスピーカーの問題か、と思い、
ネットカバーを外してよく見ると、
ウーハーの周囲のコーン紙が破れていました。
確かに、これでは音が割れてしまうのも当然ですね。


それにしても、
今までそんな不具合に全く気付かなかったのが不思議でした。
おそらく、古いアンプでは出せていなかった低い音域が
新しい(と言っても年代物ですが)アンプで出せるようになった、
ということなのでしょう。

何だか、
「技能が上達するほど自身の弱点が見えてくる」という
“教習あるある”に通じるような思いを持ちました。


ちなみに、スピーカーの修理も先日完了し、
今は良い音が出ています。
問題は、
大きな音で楽しめる時間帯に在宅できているか、
ということですけど(笑)


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