クランク(屈折型狭路)コースの中でハンドルを切るのに、
“前の縁石”の見え方を目標にしている人もいると思います。
具体的には、
“前の縁石”がボンネットに隠れる寸前にハンドルを切り始めると、
クランクのコーナーは上手に曲がれて行くはずです。
そもそも目標を使って運転するのはお勧めしませんが、
そうした方が上達の早い人もいるので、
一概に否定するつもりもありません。
ところで、その目標は(目標を使うなら)、
狭路の中ばかりでなく、狭路の入り口や出口でも使えますよ。
どういうことかと言うと、
左折で狭路に入る場合は、
「これから入ろうとする狭路の右側縁石を延長したライン」が、
「狭路内における“前の縁石”」に相当するわけですから、
それに合わせてハンドルを回せば良いのです。
右折で狭路に入る場合は、反対側の縁石が目標になります。
一方、狭路の出口には
“前の縁石”の代わりに(?)“センターライン”がありますから、
狭路から左折で出る際には、
センターラインがボンネットに隠れる前にハンドルを切り始めれば、
対向車線にはみ出す心配も無い理屈です。
でも!
ここまで説明していながら何ですけど、
目標を使って練習するのは、やっぱり“邪道”です。
コツが呑み込めてきたら、
できるだけ目標を使わずに曲がれるように練習するようにしましょう。
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