Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

タグ:右折車


交差点を右折しようとする時、
横断歩行者や対向の直進車がいて、
停まらずに曲がることができないのは珍しくありません。
当然、その横断者や対向車をやりすごしてから右折することになりますが、
この場合、こちら(右折車)は、どこで待っていればよいでしょうか。

右折は直近マークまたは交差点の中心に沿って曲がりますから、
そのハンドルを切る直前の位置まで進んでおきます。
そして、停まっている時は、
原則として、ハンドルはまっすぐのままです。
導流帯等により曲がりながら進むようにガイドされる交差点もありますが、
そうでなければ、ハンドルを切らずに待っていてください。

また、右折した先の道が渋滞している場合などは
そもそも交差点に進入しないでください。

この2つは注意しておきましょう。

ちなみに、右折車2台目以降は、
小さな交差点では交差点外で待ちますが、
大きな交差点では1台目に続いて交差点内に進入します。
ただし、これも“原則”であって、
実際には、交差点の設計や信号のタイミング等によって
臨機応変な対応が求められますので、ご注意を。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

右折でも左折でも、曲がった後は
基本的には、第1車線(一番左の車線)に向かいます。
しかし、第1車線に障害物がある場合や、
曲がった直後に右折したい場合には、
第2車線(あるいは一番右の車線)に向かうこともあります。

これが、
右折して第2車線に入るのはそれほど難しくないのですが、
左折して第2車線に入るケースでは、
気を付けたいポイントが2点ほどあります。

まず、左折は、第2車線に向かうのであっても、
左後輪が縁石の近くを通るようにしなければなりません。
つい、ハンドルを切り始めるのが遅れ、
大回りになりがちですので、注意してください。

それから、自分が向かおうとしている第2車線に、
対抗の右折車が曲がって来ることがあります。
おそらく、
左折車(こちら)は第1車線に向かうものと思って、
それと同時に右折してしまおう、ということなのでしょう。
こういうのは、珍しくないですね。
法令上の優先順位(こちらが優先)はさておき、
事故になってはいけませんから、
そんな右折車がいないか、気を付けながら曲がってください。

第2車線に向かって曲がるのは、
そうするべき正当な理由があるとしても、
例外的な行為であることを認識して、注意しながら進んでください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


右折する先の道に複数の通行帯があるとき、
一番右の車線に向かって進もうとする人がいます。
過去に運転経験のあった方がやりがちですが、
これは、ダメです。

右折であれ左折であれ、
進路上に障害物がある等の事情が無い限り、
一番左の車線(第1車線)へ向かうのが基本です。
(片側に3以上の通行帯がある道路では第2車線へ向かっても構いません)

仮に、対向車が第1車線へ左折したとしても、
その左折車は障害物ではありませんから、
右折車(こちら)が第2車線へ向かう理由にはなりえません。
こういう場面では、
その左折車が第1車線に曲がって行った後に、
それを追いかけるように、やはり第1車線に入って行きましょう。

ついでに言うと、
対向車が左折のために減速したタイミングで、
すかさず、こちらが先に右折してしまう人もいますね。
これまた運転経験のある方に多いのですが、
この行為は「優先車妨害」になり、一発で試験中止になります。
くれぐれもご注意ください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

右折車は、直進対向車の通過を待ってから進むので、
多くの交差点では、右折車の列は長く伸びるのが一般的です。
しかし、交差点によっては、
その逆に、左折車の列が長く伸びる所もあります。

元々左折車が多い交差点なのかも知れませんが、
それ以上に、左折車が歩行者の横断を待っているケースが目立ちます。
一方で、右折車は「右矢印」で曲がれることがあり、
そういう交差点では、
右折車の列が進むのに左折車の列が流れない、
という不思議な現象が起きるのです。

どことは言いませんが、
都内に少なくとも数箇所、こんな交差点がありますね。
環〇内回りの「〇〇〇病院前」とか、渋滞情報の“常連”になっている所ですよ。
どことは言いませんけど。

こういう交差点では、歩車分離の信号パターンにするだけで
車の流れが全然変わると思うのですが、
交通行政的に複雑な事情が絡んで難しいのでしょうね、きっと。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


路上を走っていると、
直進の対向車が見えにくい交差点を通るのも珍しくありません。
そんな交差点で右折する時には気を付けましょう。


例えば、ちょうど坂の勾配が変わる所にある交差点。
坂の頂上にある交差点がその典型ですが、
相手(直進対向車)が坂を登ってくるのが見えにくかったりします。
ということは、
相手からもこちら(右折車)が見えていないかも知れないので、
お互いに注意しないといけません。


また、道が直交していない交差点も要注意です。
ずれていたり、あるいは斜めに交差していたりすると、
相手は直進のつもりで(事実直進なんですが)進んで来るのに、
こちらがそれを「直進」と認識しにくくなります。


それから、交差点の設計上、
右折ガイドに沿ってハンドルを切ると、
左前のピラーが直進車(特に二輪車)を隠してしまう所もあります。
二輪車に関しては、
右折対向車の陰に隠れて見えないということもよくあります。


ここに挙げたような所では、
たとえ直進車が来ていなかったとしても、
漫然と右折してしまうのでなく、
「もし直進車がいたなら…」と意識しながら曲がるようにしましょう。


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交差点を右折するときは、
基本的には、交差点の中央でハンドルを回します。
直近マークが有ればそれに沿って曲がりますが、
どうであれ、交差点の中央まで進むことになります。


ですから、
1台目の右折車(「信号待ちの先頭車」とは限りません)は、
とにかく交差点の中まで入ってしまってください。
直進車や横断者を妨害してはいけないのは言うまでもないですが、
交差点の外で待っていなければならないわけではありません。


でも、これは1台目の話。
2台目の右折車は、そんな単純に考えてはいけません。

大きな交差点なら、1台目に続いて交差点に進入できますが、
小さな交差点だったら、交差点に入らずに待ってください。
停まった時に横断歩道を踏まないのを目安にすると良いでしょう。

とは言っても、
実際には、交差点の設計や信号のタイミング等によって
臨機応変に対応しなければなりませんので、
あくまで“目安”と理解しておいてください。


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交差点を右折する際には、
直近マークが有れば直近マークに合わせて、
直近マークが無ければ交差点の中央の手前で、
つまり、直近マークが有ろうが無かろうが、交差点の中まで進んでから、
ハンドルを回して曲がって行きます。


さて、右折車の宿命として、
対向の直進車が来ていたら、それが通過するまでは、
曲がらずに待っていなければなりません。

この時に、
ハンドルを切り始めてしまうドライバーも多いのですが、
そうすると、タイヤが車体からはみ出し、対向車の通過の邪魔になります。
それどころか、
車体まで車線からはみ出して直進車を妨害してしまうことも、
ままあります。


ですから、右折車は、
交差点に進入するのは構いませんが、
右折できるようになるまでは、
ハンドルを切らない状態で待っていてください。

もっとも、これはあくまで“原則”の話。
導流帯等で右折車の動きを指示されている場合は、
それに従うことになります。


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交差点を右折しようとした時に、
対向の直進車が近づいて来ていたら、それを妨害してはいけません。
右折車よりも直進車の方が優先だからです。


では、その「妨害」とは、どういうことでしょうか。


端的に言えば、「ブレーキを踏ませること」です。
ぶつかりそうになる(事実ぶつかったり)のはもちろん、
相手ドライバーに「邪魔だなあ」あるいは「危ないなあ」と思わせたら、
それだけで「妨害」ということです。

もっとも、技能試験では、
相手が現にブレーキを踏まなかった場合でも、
試験官が「妨害」と判断すれば、試験はその場で終わってしまいますけどね。


逆に、直進車が見えていても遠方であって、
相手ドライバーがブレーキを踏まずにアクセルを緩める程度であるなら、
それは妨害になりません。
妨害しないですむなら、今度はさっさと右左折を完了させなければなりません。
そのタイミングを逸すると、
そういうのも減点(「試験中止」ではなくて「減点」ですけど)の対象です。


慣れないうちはそのタイミングを掴むのがなかなか難しいですが、
そのうちに、相手ドライバーの表情が見えるようになってきますよ。
その表情から「譲ってくれそうだ」とか「無理そうだ」というのが
判断できるようになれば、もう心配は無いでしょう。


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片側1車線ずつの道路で交差点を右折しようとする時、
直進の対向車が来ていたら、右折できないのは、分かりますね。
では、
対向車も右折しようとしていたら、どうでしょうか。


右折車同士が向き合って停まっていても埒があきませんから、
お互いに対向車の後ろに直進車が来ていないのを確認して、
それぞれ右折を始めて構いません。


しかし、この時に見落としがちなのが、二輪車です。
「直進車」と上述しましたが、
バイクだって“車”ですから、
直進しようとしているなら、そちらが優先です。
もっとも“車”でなくて“人”であっても、そちらが優先なんですけどね。
(右折車は交差点では最も立場が弱いのです。)


そして、これがまた、
坂の頂上にある交差点では、本当に見落としやすいですよ。
相手(直進二輪車)がこちらから見えない位置を走って来るのに加え、
こちらも空を見上げるように走ってしまうからでしょう。

相手から見れば、こちらが交差点に入るのが見えず、
また、相手も空を見上げてしまっていることも、まま起こりえます。


ですから、右折車同士が向かい合ったときには、
その陰に直進のバイクが「いるものだ」と思って、
しっかり確認してから右折を始めてください。


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一番左の車線を走っていると、
前の車が左折するために減速することはよくあります。
そんな時、
ヒョイっとハンドルでよけてしまったりしてませんか?

この行為は、非常に危険なのでやめましょう。
試験でも、大きな減点を食らいます。


右折車をよけるなら(それも危ないのですが)まだ解りますが、
左折車をよけて通ったところで、
どれだけ早く進めるというのでしょうか。

そりゃ例外は有りますけど、
左折車はすぐに曲がって行ってくれるのが普通です。
それを、ハンドルを使って避けて進むのは、
「急いでいる」とか「後ろの車に迷惑」とかではなく、
単に、自分がブレーキを踏みたくなかっただけなのではないですか。
「非常に危険」と断じる本質的な部分がここに在ります。


前の車が減速したなら、
それが左折するのでであれ、駐停車するのであれ、
まずは、自分も減速するのが基本です。

そのうえで、
周囲(先行車を含む)の状況を見て、
「よけて進む」という判断をすることもあるでしょう。
その場合は、
いわゆる「障害物回避」の手順で、よけて行きましょう。


上のほうでサラッと流した「右折車」についても同様ですよ。
まずは減速、
そして、よけて通るなら、
必ず合図を出し、安全の確認してから進路変更してください。


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右折したいのに、
対向車や横断者が来ていて
なかなか曲がっていけないことは、普通に起こります。
でも、そんなのは右折車の宿命であって、仕方の無いことです。

右折用レーンが無い交差点では、
後ろの直進車を自分が邪魔してしまう格好になりますが、
気にする必要はありません。
後ろの車に悪いからと言って無理やり右折したために、
対向車を妨害したり、横断者の足を止めさせたり、なんて、
愚の骨頂もいいところです。


それから、
対向車や横断者が途切れて「さぁ右折!」という時に、
往々にしてやりがちなのが、“斜め右折”です。

正しい右折は、
直近マークが有る交差点では
(“直近”というくらいですから)すぐ近くを通って、
直近マークが無い交差点では“交差点の中央付近”を通って、
曲がるのでしたね。
それを、後ろの直進車に急かされたためか(急かされたと思い込んでか)、
早めにハンドルを切って、斜めに右折してしまう人が目立ちます。

これでは直近マークから離れますので、試験では減点ですし、
急に進路を変えることになるので、
もし右側を追い越しかけている二輪車がいたら、衝突する危険性もあります。


右折の場面だけに限った話ではありませんが、
「急いでいる時こそ基本通りに」、これを忘れないでください。


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交差点を右折しようとする時、
直進車や横断歩行者がいて、
停まらずに曲がることができないのは珍しくありません。


そんな場面では、
直進車や横断歩行者をやりすごしてから右折することになりますが、
こちら(右折車)は、どこで待っていればよいでしょうか。

誤解されがちですが、
交差点外で停止して譲ることまで求められてはいませんよ。
むしろ、状況が許せば間髪を入れずに右折できるように、
ハンドル操作ポイント(直近マークの少し手前)まで車を出しておくべきです。
ただ、その際には、
原則として(一部の交差点では例外あり)ハンドルを切らずにいること、
右折した先の道が渋滞している場合などは交差点に進入しないこと、
この2つは注意しておきましょう。


ちなみに、右折車2台目以降は、
小さな交差点では交差点外で待ちますが、
大きな交差点では1台目に続いて交差点内に進入します。
ただし、これも“原則”なのであって、
実際には、交差点の設計や信号のタイミング等によって
臨機応変な対応が求められますので、ご注意を。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




右左折は、
基本的には、第1車線(一番左の車線)に向かって
曲がって行きます。
しかし、第1車線に障害物がある場合や、
曲がった直後に右折したい場合には、
第2車線(あるいは一番右の車線)に向かうこともあります。

これが、右折して第2車線に入るのは
それほど難しくないのですが、
左折して第2車線に入るケースでは、
気を付けたいポイントが2点ほどあります。


まず、左折は、第2車線に向かうのであっても、
左後輪が縁石の近くを通るようにしなければなりません。
つい、ハンドルを切り始めるのが遅れ、
大回りになりがちですので、注意してください。

それから、自分が向かおうとしている第2車線に、
対抗の右折車が曲がって来ることがあります。
おそらく、
左折車(こちら)は第1車線に向かうものと思って、
それと同時に右折してしまおう、ということなのでしょう。
まあ、珍しくないですね。
法令上の優先順位(こちらが優先)はさておき、
事故になってはいけませんから、
そんな右折車がいないか、気を付けながら曲がってください。


第2車線に向かって曲がるのは、
そうするべき正当な理由があるとしても、
あくまで例外的な行為であることを理解しておきましょう。


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交差点内に、右折車用の停止線が描かれている所があります。
そういう交差点で右折しようとする車は、
そこで停まって、直進対向車をやり過ごしてください。

さて、問題は、
その直進車が通り過ぎ、「さあ、右折を始めよう」という時です。

もしかして、車を動かし始めるや否や、
すぐハンドルを回し始めてしまっていませんか?


それだと、多くの場合、
直近マーク(または交差点の中央)から離れてしまいますよ。
もちろん、すぐにハンドルを切って大丈夫な交差点もありますが、
ハンドルまっすぐのまま少し進んだ後に切り始めることになる所も多いので、
注意しましょう。


右折車用の停止線は、
直進車を妨害しないために右折車の停止位置を示しているのであって、
「ここで右折を始めよ」という意味ではありません。
でも、そんなことは改めて説明されなくても解っているはずですから、
おそらくは、
「さァ、右折を始めよう!」と思った瞬間にハンドルを切ってしまう、という
心理的な問題でしょうね。

であればこそ、
「右折は直近マーク(または交差点の中央)付近で」を常に念頭に入れつつ、
右折の動作を始めるよう、意識してみてください。


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右折車は直進車の通過を待ってから進むので、
右折レーンの列は、左折レーンの列より長くなるのが普通です。

ところが、その逆に、左折レーンの方が詰まりやすい交差点もあります。

元々左折車が多いということもあるかも知れませんが、
それ以上に、左折車が歩行者の横断を待っているケースが目立ちます。
一方で、右折車は「右矢印」で曲がれることがあり、
そういう交差点では、
右折車の列が進むのに左折車の列が流れない、という不思議な現象が起きるのです。

どことは言いませんが、都内に少なくとも数箇所、こんな交差点がありますね。
ラジオの渋滞情報でしばしば名を聞く交差点が、これに該当することが多いような気がします。


こういう交差点では、
歩車分離の信号パターンにすれば、渋滞も緩和するんじゃないかと思いますが、
交通行政的に、複雑な事情が絡んでいるのでしょう。きっと。


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路上に特有のケースですが、
右折レーンが2車線ある交差点がありますね。
こういった所では、右折車は2列のまま進みますので、
右側(センターライン寄り)に並んだ右折車は
曲がった後、第2車線へ向かっていくことになります。

本来なら、右折であれ(左折の場合は言うまでもなく)、
第1車線に向かって曲がるのが原則ですから、
それの例外として理解しておいてください。


ただ、これが認識できずに、
右側の列に並んだのに第1車線に向かおうとしたり、
逆に、左側の列に並んだのに第2車線に向かおうとしたり、
そういう車(ドライバー)もいますので、
注意しながら曲がりましょう。


ごくまれに、左折レーンが2車線ある交差点もありますね。
これも、右側の左折レーン(左から2番め)に並んだ左折車は
曲がった後も第2車線に向かって行くことになります。


ちなみに、東京の府中・鮫洲の路上試験コースには、
2列での右左折はありません。
他府県にも多分無いと思いますが、
調べきれていないので、ここでの断言は避けておきます。


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右折しようとしているとき、
直進の対向車を見落としやすい交差点があります。
二輪車等が対向車の陰に隠れて見えないというのもありますが、
そういうのでなく、
交差点の設計上、危ない所もあるのです。


まず、道が直交していない交差点ですね。
ずれていても、あるいは斜めであっても、
向こうは直進のつもりで(事実直進なんですが)進んで来るのに、
こちらがそれを直進と認識しにくいのです。


それから、坂の上にある交差点。
坂の頂上とは限らず、
こちらが坂を登って交差点に進入する場合や
逆に向こうが坂を登って来る場合も、
相手が見にくくなります。


さらには、右折ガイドに沿ってハンドルを切ると、
左前のピラーが直進車を隠してしまうようになる交差点。
特に相手が二輪車だと、そういうことが起きやすいです。


ここに挙げたような交差点は、路上では決して珍しくありませんし、
1回の路上教習で少なくとも1度は、こういう所を通るはずです。
こういう交差点では、たとえ直進車が来ていなかったとしても、
漫然と右折してしまうのでなく、
「もし直進車がいたなら…」と意識しながら曲がってみましょう。


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交差点を右折するときは、
導流帯等で車の動きを指示されていない限り、
交差点の中央でハンドルを回します。
直近マークが有ればそれに沿って曲がっていくことになりますが、
マークが有ろうが無かろうが、
交差点の中央まで進むのは同じですよね。


ですから、
1台目の右折車(「信号待ちの先頭車」とは限らない)は、
とにかく交差点の中まで入ってしまってください。
もちろん直進車や横断者を妨害してはいけませんが、
交差点の外で停止していなければならないわけではありません。


ところが、
2台目の右折車は、そんな単純に考えてはいけません。
大きな交差点であれば、1台目に続いて交差点に進入できますが、
小さな交差点であったら、交差点に入らずに待ってください。
目安としては、停まった時に横断歩道を踏まないかどうかで
判断すると良いでしょう。

とは言っても、
実際には、交差点の設計や信号のタイミング等によって
臨機応変に対応しなければなりませんので、
これは、あくまで“目安”と理解してください。


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大型トラックなどが右に曲がる際には、
車体の左後ろが左側にふくらみます。
俗に「ケツを振る」と呼ばれる現象ですが、
これは、後輪より後ろの部分(リアオーバーハング)が
後輪の外側に円弧を描くために起こります。


例えば、
交差点で、右折車同士が向き合った状態を想像してみてください。
相手側が大型トラックだった場合、
ただでさえ視野をふさいでいるのに、
それが右折を始めると、上述のリアオーバーハングにより
左側(こちらから見て右側)をさらに隠してしまいます。

そして、そのトラックの蔭に二輪車がいるというのも、
お決まりのパターンですね。
さらに、二輪ライダー特有の心理として、
トラックが右折し始めたら(「右折し終えたら」じゃなくて)
すぐにでも前に出ようと、すり抜けるように進んで来るであろうことも
理解しておきましょう。

特に、こちらがトラックに譲ってもらう形になった場合は、
急いで右折を完了してしまおうと思ってか、
そういう二輪車を見落としがちです。
所謂「サンキュー事故」の典型ですね。
注意しましょう。


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交差点での右折は、
直近マークが有れば直近マークに合わせて、
直近マークが無ければ交差点の中央の手前で、
曲がって行くのが基本です。
つまり、直近マークが有ろうが無かろうが、
右折車は交差点の中まで進んでからハンドルを回すことになります。


さて、その際に、
対向の直進車が来ていたら、そちらが優先ですから、
直進車が通過するまで交差点の中で待つことになりますが、
その時は、ハンドルを回さずにその場に止まってください。

ここでハンドルを切ってしまうドライバーも多いのですが、
そうすると、タイヤが車体からはみ出し、対向車の通過の邪魔になります。
それどころか、車体まで車線からはみ出して、
完全に直進車の妨害をしてしまう可能性すらあります。

ですから、ハンドルは切らないで待っているべきなのです。


もっとも、これはあくまで“原則”の話。
導流帯等で右折車の動きを指示されている場合は、
それに従ってください。


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先行車が左折しようと左に寄って減速したとき、
つい、ヒョイっとよけてしまいませんか。
この行為は非常に危険なのでやめましょう。
もちろん、試験では大きな減点を食らいます。


右折車ならまだ解りますが、左折車をよけて通ったところで、
どれだけ早く進めるというのでしょうか。

そりゃ例外は有りますけど、
左折車はそんなに待たなくても曲がって行ってくれるのが普通です。
それを、ハンドルを使って避けて進むのは、
単に、自分がブレーキを踏みたくなかっただけなのではないですか。
「非常に危険」と断じる本質的な部分がここに在ります。


左折車に限らず前方に障害物があった場合、
よけて通るなら、必ず合図を出し、安全を確認してから進路変更してください。


その時間的な余裕が無いなら、どうするのかというと…

簡単なことです。
ブレーキを踏めば良いだけです。


「時間的な余裕」というよりも
「精神的な余裕」の問題なのかも知れませんね。


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交差点を右折したい時に、対向車や横断者が来ていて、
なかなか曲がっていけないことは普通に起こります。
そうすると、右折用レーンが無い交差点では、
当然、後ろの直進車を自分が邪魔してしまう状態になります。


しかし、それは右折車の宿命で、仕方の無いことですから、
気にする必要はありません。
後ろの車を気にする余りに無理やり右折したために、
対向車を妨害したり、横断者の足を止めさせたり、
なんて、愚の骨頂もいいところです。


また、
対向車や横断者が途切れて「サァ右折だ!」という時に、
往々にしてやりがちなのが、“斜め右折”です。


正しい右折は、
直近マークが有る交差点では、その“すぐ近く”(文字通り)を通って、
直近マークが無い交差点では“交差点の中央付近”を通って、
曲がるのでしたね。
それを、後ろの直進車に急かされたからでしょうか、
早めにハンドルを切って、斜めに右折してしまう人が目立ちますね。

これでは直近マークから離れますので、試験では減点ですし、
急に進路を変えることになるので、
右側を追い越しかけている二輪車がいたら、衝突する危険性もあります。


右折の場面だけに限った話ではありませんが、
「急いでいる時こそ基本通りに」、これを忘れないでください。


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「見切り発車」は、
これから免許を取ろうとしている人より、
むしろ、既に免許を持っている人の方が陥りやすいかも知れません。


十字路の交差点では、
横切る道の信号が赤になると、
次は、自分側が青になるのが普通です。


でも、実際に青になる前に発進してはダメですよ。


横切る道の方を赤にした後でも、
まず歩行者を安全に横断させるために
車両はすべて赤にしておく交差点
(スクランブル交差点がその典型)
もありますし、
上り車線の右折車を先に通らせるために
下り車線はしばらく赤のまま、という交差点もあります。
また、催事や警備上の理由から、
臨時的に信号パターンを変える時もあるでしょう。


でも、どうであれ、
信号に従って走れば良いだけの話。
「きっと青になるだろう」との思い込みでなく、
青信号になったのを見てから、発進してください。


そんな小学生でも知っている交通ルールを
ここで声高に言うのも恥ずかしいですが、
意外に見切り発車してしまう人も多いので、注意しましょう。


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交差点を右折しようとする時、
特に路上においては、直進車や横断歩行者がいたりして、
止まらずに曲がれることなど殆どありません。


しかし、そんな場面であっても、
1台目の右折車(「信号待ちの先頭車」とは限らない)は、
とにかく交差点の中まで入ってしまってください。
直進車が来ていようが、右側の歩行者が横断を始めていようが、
構いません。

たしかに「直進車優先」や「歩行者優先」はそのとおりですが、
交差点外で停止して譲ることまで求められてはいないのですから。
むしろ、状況が許せば間髪を入れずに右折できるように、
ハンドル操作ポイント(直近マークの少し手前)まで車を出しておくべきです。

ただし、その際には、
原則として(一部の交差点では例外あり)
ハンドルまっすぐのまま直進車をやりすごすこと、
右折した先の道が渋滞していて右折ができない場合などは
交差点に入らずに待機すること、
この2つは注意しておきましょう。


ちなみに、右折車2台目以降は、
小さな交差点では交差点外で待ちますが、
大きな交差点では1台目に続いて交差点内に進入します。
ただし、これも“原則”なのであって、
実際には、交差点の設計や信号のタイミング等によって
臨機応変な対応が求められますので、ご注意を。


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