Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

タグ:合図


首都高速の出口など、
まっすぐ向かう道から分岐する右カーブがあって、
右カーブへ向かう方が本線であるような交差点があります。
一般道でも、第1車線がいつの間にか左折レーンになり、
直進は一つ右に分岐するような所があります。

さて、そんな交差点で、
本線から外れて“まっすぐ”進む場合でも、
合図(左ウインカー)や左の安全確認は必要ですよ。

ハンドルを切らないと言っても、
右にカーブしている(今走っている)車線こそが“直進”であり、
そこから外れるのは“左折”になるからです。

そのことを後続車に知らせるために、
合図は出さなければなりませんし、
サイドミラーの死角に二輪車が走っているかも知れないので、
確認も必要です。
それを怠ると、巻き込み事故を起こす可能性もあります。

ですから、“左折”の前には、
ハンドルを切ろうとまっすぐのままにしようと、
合図と確認は必ずやってください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


進路変更(発進を含む)や右左折の際には、
合図(ウインカー)を出してください。
進路変更なら3秒前から、右左折なら30m手前から出します。

しかし、路上を走る車の中には、
ウインカーを1回だけ点滅させる車をよく見かけます。
どうも、合図の出し忘れではなく、
意図的に遅らせているようです。
あれには何の意味があるのでしょうか?

たくさん点滅させると球の消耗が早いからでしょうか。

確かに点滅回数を減らせば電球の持ちは長くなる理屈ですが、
それを言い出すと、
「ブレーキペダルを踏む回数も減らしたほうが良い」
という話にもなってしまいかねません。
部品の消耗を考えて必要な運転操作を怠るのは本末転倒でしょう。

それとも、
「規則を守るなんてカッコ悪い」と思っているのでしょうか。
いわゆる“中二病”ですね。

でも、1回だけ操作するのは
きっと「取り締まられないように」と考えてのことでしょうから、
ワルになりきれない小心者なんですよね。
そんなのも含めて“中学2年”程度なのでしょう。

理由はどうであれ、
周囲に自分の動きを予め知らせるためという目的を再認識して、
やはり3秒前・30m手前には合図を出してください。

さらに言えば、
3秒前・30m手前に合図を出していれば、
安全を確認する時間も取れますよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


進路変更しようとする際は、
3秒前に、合図(ウインカー)を出してください。

さて、では「3秒前」って、
距離で言うと、どのくらい手前になるのでしょうか。
ちょっと計算してみましょう。

時速60kmで走行している場合、
「1時間(60分)で60km」走るのですから、
「1分間(60秒)で1km(1000m)」、
つまり、「6秒で100m」走る計算になります。
ということで、
3秒間で走る距離は「50m」と求められました。

時速30kmで走行している場合は、
これの半分なので、すなわち「25m」ですね。

車は時速30~60kmくらいのスピードで走っていますから、
∴「3秒前 = 25m手前 ~ 50m手前」というのが正解です。

なお、右左折する際には、
30m手前までに、曲がる方の端に寄せて走ります。
ということは、右左折の合図は、
都合、「右左折する所の55m~80m手前」に出すことになります。

電柱が(例外もありますが)概ね20m間隔で立っていることを踏まえれば、
「電柱3本~4本」というのが、合図を出し始める目安と言えます。

いろいろ理屈を並べてみましたが、
結局、電柱の数を数えるのが、
「3秒」とか「○m」とかより覚えやすいかも知れません。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


右折しようとするときは、道路の右に寄ります。
複数の通行帯があれば一番右の通行帯に入ります。
そして、右折レーンができる交差点であれば
車線が増える手前3秒の所で、合図(右ウインカー)を出し、
右側の安全を確認してから、右折レーンに移って行きます。
ここまでは基本どおりですね。

そして次に、
右折する30m手前で、右折の合図(右ウインカー)を出します。
これが、
車線が増えずに単に右側車線が右折レーンになる場合や
できた右折レーンが30mより短い場合は、
進路変更の合図を出したままにして構いません。
これも、基本どおり。

さて、問題は、右折レーンが長い場合。
交差点によっては300mくらい走らせる所もあります。

そういう所では、
進路を変え終わったらウインカーを一旦消してしばらく走った後、
右折の30m手前で再び出す、というのが、
一応“法律の条文どおり”の走り方です。

でも、こういう場合は、
ウインカーを消さずに出したまま走るのをお勧めします。
というのも、
後続車に「ここは右折の列ですよ」と教えてあげる目的もあるからです。
特に信号待ちの最後尾では、
自分が右折車であることを明示しておくべきでしょう。

もっとも、これは、
「どんな場所でも適切な方法」と言いきれるものではなく、
交差点の造りや交通量や自他の速度などによって、
臨機応変に対処しなければならないことは承知しておいてください。
まあ、そんなことは、すべての所作について言えることですが。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


片側3車線の道路では、
一番右の車線を空けて第1車線または第2車線を走ります。
右折しようとするときは一番右の車線に移りますが、
それまで第1車線を走っていたら、車線を2つ移ることになります。

この場合、一気に2車線を移動したくなるかも知れませんが、
それは危険です。

と言うのは、
すぐ隣の車線はサイドミラーに写っていても、
もう一つ向こうの車線は遠くの方しか見えていません。
目視で安全が確認できれば良いとは言え、
通常の目視は、ミラーに写る範囲は安全であることを前提に、
ドライバーの真横しか見ていないはずです。

それを、すべて目視で安全確認しようとすると、
長い時間、前から目を離してしまうことになりますし、
多くの場合、
そこまでの確認をせずに車線変更してしまいがちです。

このことは、
逆に、一番右の車線を走っている車から
こちらがよく見えていないということでもあります。
さらに、一気に車線変更してくるとは予想しにくいこともあって、
ヒヤリとさせてしまい、ブレーキを踏ませてしまいます。
そうなると、試験なら「他車妨害」で即中止です。

ですから、
車線は1つずつ移ってください。
もちろん、その都度、ミラーと目視で確認が必要です。
なお、合図(ウインカー)は、
車線変更が終わるごとに一々消さなくても、出したままでOKですよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


左折しようとする際には、
まず道路の左端に寄せるための合図を
進路変更の3秒前から出します。
そして、左折のための合図を
左折する所の30m手前から出します。

つまり、通常は、
左折の「30m+3秒」手前で、
左ウインカーを出すことになります。
ここで「通常は」という書き方をしたのは、
例えば、初めから左に寄って走っているような場合は、
進路変更する必要がないため、
左折のための合図だけ30m手前から出せば足りるからです。

そして、その左ウインカーは、
進路変更前から左折が終わるまで出しっぱなしで構いません。
「進路変更の合図」と「左折の合図」とは別ですから、
一旦ウインカーを切って出しなおすのが基本ですが、
進路変更してから左折するまでの距離が短い場合は、
消さなくても問題ありません。

そんなニュアンスですので、
「一旦消さなければダメ」というわけでも
「点けっぱなしでなければダメ」というわけでもなく、
臨機応変な対応をするのが正解です。
ただ、そのためにも、基本はしっかり押さえておきましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


車線変更の際には。
ウインカー(方向指示器による合図)を出してください。
そして、その合図は、
動作(この場合は車線変更)が完了したら、速やかに消します。

ことに車線変更においては、
あまりハンドルを大きくとる必要がないこともあって、
ウインカーは、ドライバーの手で切るケースが多くなると思います。

ところが、気が急いてしまうのか、
まだ移動中にもかかわらずウインカーを消してしまう人がいますね。

合図は、動作を続けている間は出したままにしておくのが原則です。
ハンドルを戻した時に切れてしまうのは仕方がない面もありますが、
わざわざ自分で切るのなら、
その動作(この場合は車線変更)が完了するまで待っていてください。

具体的には、車線変更であれば、
隣の車線に車体が全部入ってから、ウインカーを消すことになります。
仮に数秒程度ウインカーを出したまま走ったところで何の問題もありません
(試験でもウインカーの切り忘れは1回だけなら減点されません)ので、
「消す」という動作を慌てないようにしましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


右左折の合図は、
曲がる所の30m手前で出すことになっていますが、
カーブの先の交差点を右左折するような場面では、
その「曲がる所」がカーブの向こう側で見えていないため、
「30m手前」だって、どこだか分からないことがあります。

そういう場合は、
カーブの手前でウインカーを出してください。
そんな場面では
試験官が「カーブの先を右(または左)」と言ってくれるはずですから、
それは「ここで合図を出しなさい」という趣旨と理解しましょう。

ところで、路上試験の多くは、信号のある交差点で右左折します。
試験官の経路指示でも、
「交差点を左に」と言うかわりに「信号の所を左に」と言うこともあります。
受験生としては、
「信号の所を」と言われると、その「信号」を探してしまいがちです。
しかし、それでは、信号がカーブの先にある場合は、
信号を見つけた時には合図を出すタイミングを過ぎてしまいますよ。

これも、試験官がわざわざ「カーブの先の信号」と言ってくれたなら、
カーブの手前で、
信号が見えていなくても、ウインカーを出し始めてください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


車を発進させる前には、
「安全確認」と「発進の合図(ウインカー)」が必要です。
ところが、これを忘れて減点される人がいるのです。

その要因の一つとなっているのが「ならし走行」です。
仮免技能試験では、乗車地点から50メートルくらい、
採点の対象としない「ならし走行」の部分があります。
それはそれで良いのですけど、
問題は、この「ならし走行」の後です。

ここからが本番なのですが、
試験官から改めて「では発進してください」と指示されると、
安全確認や合図なしにすぐに動き始めてしまう人がいるのですよ。
「合図なし」は特別減点項目なので
この1回限りであれば目をつぶってもらえますが、
「確認なし」は容赦なく減点されます。

受験特有の緊張感もあるでしょうが、
空気に吞まれることなく、基本的な動作を確実に行っていきましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


障害物を回避する等、車線をはみ出す時は、
進路変更の合図(右ウインカー)を出してください。

さて、ここまでは理解していても、
障害物の横を通過して元の車線に戻る時の合図(今度は左ウインカー)を
出すのを忘れてしまう人が多いですね。
ひどいのは、
「戻る時には合図は要らないでしょ」と言ってのける人までいます。

いいえ。
元の車線に戻るのだって進路変更ですから、
合図は出さなければなりませんよ。

ちなみに、進路変更の合図は3秒前に出すのでしたね。
ということは、
障害物が小型車1台くらいでしたら、
はみ出したらすぐにウインカーを左に切り替えるわけですが、
路駐が何台も連なっているような所では、
戻れる所が近づいてから、
その3秒前に合図(左ウインカー)を出すことになります。

こういう場面で、はみ出している間は、
ウインカーを右にも左にも出さずに走ることになります。
それに不安を感じる教習生もいますが、
進路変更しないのですから合図を出さないので正解ですよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



縦列駐車が完了したら、
「できました」とか「終わりました」とか「縦列完了です」とか、
どうであれ、できたことを試験官に告げてください。
それを聞いて試験官が、
「では、発進してください」と指示するはずです。

その指示を受けたら、縦列駐車スペースから発進してください。
この時も、「発進」の手順が必要ですよ。
すなわち、
ミラーで後方の確認をして、合図を出して、ミラーの死角を目視して、
しかる後に、前を見てアクセルを踏んでいく、ということです。
コースの構造上そんなに加速できない所もありますが、
それでも、発進ですから、少しはアクセルを踏んでほしいところです。

この時、
発進の合図(ウインカー)を出し忘れる人が意外に多いですね。
また、確認が終わらないうちに動き始めてしまう人も少なからずいます。

単に「駐車スペースから出る」だけと思っているのか、
それとも、縦列駐車がうまくできたことで気が緩んでしまったのでしょうか。
いずれにしても、やっぱり「発進」ですから、
油断せずに、不用意に動き出すことのないようにしてください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


右折するためには、
(原則は)中央線寄りの車線(一番右の通行帯)へ移ります。

通常は第1車線(一番左の通行帯)を走行していますから、
片側3車線の道路(交差点直前に右折レーンが出来るケースを含む)では、
2つ以上の車線を移動することになりますが、
その場合でも一気に一番右まで行ってはいけません。
面倒でも、1つずつ車線変更してください。

さて、車線を1つずつ移る、ということは、
合図や確認も、本当はその都度必要ということになります。
また、当ブログで強調している「進路変更時は加速」というのも、
車線変更の都度(例外ケースもあるにはあるのですが)
基本通りにやってください。

しかし、合図(ウインカー)に関しては、
わざわざ1度切ってまで出し直す必要はありません。
もし切れてしまったなら
次の車線変更のために再度ウインカーを出すようですが、
右ウインカーを出したまま
ミラーと目視で右側の安全を確認して、
2つめの車線変更をしたって構わないのですよ。

まあ、一度切るのが間違いではないですが、
余計な動作を入れないほうが良いと思います。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


路上教習中、
「進路を変えてください」と指示した時に、
教習生から「ここはラインが黄色なので…」
と返事が返ってくることがあります。
おそらく、「車線変更」と勘違いしているのでしょう。

でも、
「進路変更」と「車線変更」は、違うものなのでしょうか。

はい。 違います。

「進路変更」とは、
読んで字のごとく「車の向きを変えて進むこと」です。

一方、「車線変更」は、
これも読んで字のごとく「車線を移ること」です。

「車線変更」も「進路変更」の一つではありますが、
「車線変更を伴わない進路変更」というのもあるのですよ。
というより、路上では、それの方が多いくらいです。
「進路変更」は
必ずしも車線を移るとは限らないことを覚えておいてください。

そして、同じ車線の中で対処できそうであっても
車幅の概ね半分以上動く場合は、
合図(ウインカー)が必要になることも併せて覚えておきましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

特に狭路への左折では、
曲がりきれないようだったら無理をせず、
切り返して、曲がり直してください。

ところで、「切り返し」は、
ハンドルを逆に(この場合は右に)回してバックするのと、
まっすぐバックするのと、2通りのやり方がありますが、
どちらにしても、ハンドルを戻した際に、
左ウインカー(左折のための合図)が切れてしまいます。

しかし、この時点ではまだ左折が完了していないわけですから、
バックを終えて前進で左に曲がり直そうという時に、
左ウインカーを出し直す必要があります。
道路交通法第53条に、
「これらの行為(左折等)が終わるまで当該合図を継続しなければならない」と
定められているのも確認しておきましょう。

なお、念のため言っておきますが、
クランクコースの“中”で曲がるのは左折でも右折でもないので、
ウインカーは不要です。
切り返しせずに曲がれるにしても、切り返しを使うにしても。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


発進する際には、
合図(右ウインカー)が必要です。

もちろん、
右側を車がひっきりなしに通過していたら発進できないわけですが、
だからと言って、
発進の合図(ウインカー)を出していけないわけでもありません。

合図は、自分がこれからどう動きたいかの意思表示ですから、
誤解を招きかねない状況でない限り、早めに出しておきましょう。

また、こちらの右ウインカーを見て譲ってくれる親切な車も、
(こちらが「仮免許練習中」のプレートを掲げていることもあってか)
意外と多いですよ。
これが、ウインカーを出していなければ、
通過する車から見れば、ただの「路駐」と変わりませんから、
譲って貰えることはありえず、
車列が途切れるまで、絶対に発進できません。

ですから、
まずは「自分は発進したいんだ」という
意思表示をしてみてください。
「求めよ。さらば、与えられん。」ですよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

教習所内の周回コースでカーブを曲がる時には、
ウインカー(方向指示器)は不要です。

もしかして、
「ハンドルを右に回す時には右ウインカーを出す」とか
思っていませんか?

道がカーブしていても、
“別の道”に入って行かないなら「直進」という言い方をするのです。
なので、道なりにカーブして行く時には、
(カーブの先で右左折する場合を除き)
ウインカーは出しません。

路上には、教習所ほどの急カーブでなくても、
交差点内で道がカーブしている所など、結構あります。
そういう所で、ハンドルを回すからと言って合図を出したら、
後続車や周囲の人たちは、
この車は交差点を右折または左折するのだと見てしまいますよ。
右折も左折もせずに「直進」するのであれば、
ウインカーは出さずに交差点を通過してください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


ウインカー(方向指示器)での合図は、
動作を始める前に出し、動作が完了するまで出し続けます。
そして、その動作が完了したら、速やかに消してください。

ところで、一般的な四輪の自動車は、
「ウインカーを出す」のは、ドライバーの手で操作するのですが、
「ウインカーを消す」のは、ハンドルと連動して自然に切れる機能が装備されています。
しかし、ハンドルを切った量が少ないと、その機能が働かない時もあります。
その場合は、ドライバーの手で消してください。

大雑把に分けると、
「右左折後は自動で消えるが、進路変更後はドライバーの手で消す」
ということになるかと思います。

無論、右左折でもハンドルを切る量が少なくて済むときもありますし、
進路変更でも大きくハンドルを切らなければならないときもありますから、
こう一概に決めきれるものではありませんが、
概ね、
ハンドルを持ち替えるくらいの量を回したなら、ハンドルを戻すとウインカーは自然に切れ、
ハンドルを持ち替えなければ、まっすぐに戻しても、ウインカーが自然には切れてくれない、
と覚えておいて、まあ困らないでしょう。

これを踏まえて、もっと突っ込んだ話をしますと、
「流れの中での車線変更」程度のハンドルでウインカーが切れてしまうのだとしたら、
それは、ハンドルの回し過ぎが疑われます。
心当たりのある方は、もっとなめらかな進路変更を練習しましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


前方の障害物を避けようとして、
減速して右ウインカーを出したところ、
後続のバイクが自車を追い越そうとしていたとします。

このケースではバイクの方が無茶をしているわけですが、
でも、事故になってはいけないので、
自分が右に進路を変えるのを中断しましょう。

そう。 合図を出したからと言って、
律儀にその通りの動作をしなければいけないわけではありません。
周囲の確認をして、
状況によっては、その動作を取りやめるべき場合もあるということです。

ところで、
「先に安全確認して自分が行ける状況だったら合図を出す」とすれば
このような事は起きない、という意見があるかも知れません。
なるほど、それには一理ありそうな気もします。

しかし、本例のような障害物回避のケースでは、
一時的に動作を中断することはあっても、
危険な状況が止んだら、改めて進路変更の動作を再開することになります。
いずれ、必ず合図が必要となるのですから、
自分の意思を周囲に知らせる意味も含めて、
早めに合図を出しておくのが(少なくともこの場面では)正解と言えるでしょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


試験開始にあたり、試験官から
「発進してください」と言われてすぐに右ウインカーを出す人がいます。

これのどこがいけないのか、分かりますか?

「合図を出す前に安全確認が必要」と思った人、
観点は悪くないですが、
安全確認は合図を出した後に行っても構いません。
というより、その順番の方が自然なはずです。


冒頭の例は、ちょっと説明不足でしたが、
すぐ発進できる状態になっていたかどうかがポイントになります。

すぐ発進できる状態で試験官から発進指示を受けたのなら、
いきなり発進の合図(ウインカー)を出して問題ないのですが、
そうでなかったなら、
ウインカーを出すより前に、
ギアを1速(AT車ならDレンジ)に入れて、
サイドブレーキを解除する(もちろん右足はフットブレーキを踏んでいる)のを
まずやらなければなりません。


実際の路上で、発進の合図を出すと、後続車が譲ってくれることがあります。
譲ってもらってから「ギアを入れてサイドブレーキを解除して‥」なんてやっていると、
出遅れてしまい、譲ってくれた相手にも迷惑を掛けかねません。

譲ってもらったら速やかに動き出せるように、という意味も含めて、
発進の合図を出す前に、発進できる態勢を整えておきましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



カーブの先で右左折しようとする際には、
カーブの手前でウインカーを出してください。
これは、所内でも路上でも同じです。

なぜ“カーブの手前”なのでしょうか?
それは、ウインカーには「自分の意思を示す」という意味があるところ、
カーブに入った後で出しても、周囲(特に後続車)から見えないので、
その目的が果たせないからです。

ここまではよろしいでしょうか。

ところが、
カーブの手前でウインカーを出し始めると、
カーブを抜けてハンドルを戻す際に、ウインカーが切れてしまいます。
これは、そういう構造なのだから仕方がありません。

でも、車がまだ右左折を終えていないのなら、
ウインカーを出し直してくださいね。
右左折の合図は右左折が完了するまで出していなければいけないので。

まれに「俺のせいじゃねえよ」とでも言いたげに、
ウインカーが消えた状態のまま右左折してしまう人がいますが、
それはダメ。
ウインカーレバーをもう1回操作するだけなのことなのですから、
意固地にならずに、
右左折時にウインカーが出ている状態を作っておきましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


右左折や進路変更や発進・停止(これらも広義の進路変更ですね)の際には、
それを知らせる合図を出します。
通常は、車に装備されている方向指示器(ウインカー)を使います。

その合図は、その動作が完了したら消します。
これは、
「動作が完了するまで合図を出しておく」ことをも意味します。

しかし、これが意外に、できていない人が多いのですよ。

例えば、
障害物を越えた後、元の車線に戻る際の合図を、
“元の車線に戻りきるより前”に消してしまう人とか。
車体全部が元の車線に入りきらないうちは
「進路変更の動作中」なのですから、
それが終わるまではウインカーを出していなければなりません。

また、右左折の直前に、
出したウインカーが何かの拍子に切れてしまう、
といったことがありますよね。
そうした時に、改めてウインカーを出していますか。
その手間を横着して、
合図が消えたまま右左折を続けてしまう人もよく見かけます。

これらは、いずれも、試験では減点の対象となります。

とにかく、
合図は、動作が完了するまでは出したままにし、
もし途中で消えてしまったら、改めて出してください。
これを頭に叩き込んでおきましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


進路変更や右左折の時(動作を起こす前)には、
それを周囲に知らせる合図を出してください。
通常は、車に装備されている方向指示器(ウインカー)を使います。
そして、その動作が終わったら、出した合図は消してください。

これをつい忘れて、
いつまでもウインカーを点滅させたままの人がいますね。
最近の車は、ウインカーのカチカチ音が小さくて気づきにくいので、
ドライバー自身が「消そう」と意識しておかないといけません。

右左折後は、車の機構的に
切ったハンドルを逆に戻すとウインカーが切れる仕組みになっているので
そんなに心配ないのですが、
進路変更でハンドルを傾ける角度が少なかった場合は、
ウインカーが自然には切れないことがよくあります。
と言うより、もし切れてしまうとしたら、
むしろハンドルの回し過ぎが疑われるくらいです。

「動作が終わったらウインカーを消す」のが基本であって、
「自然に切れる」のは、単に“便利な機能”に過ぎないことを
再確認しておきましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


右左折や進路変更をしようとする際には、
方向指示器(ウインカー)で合図を出してください。


さて、
合図を出すタイミングについては当ブログでも何度か書いていますが、
では、出した合図は、いつ消すのでしょうか。
言い換えれば、いつまでウインカーを出していたら良いでしょうか。


答えは簡単です。
「その動作が完了するまで」です。


例えば、車線変更の前にはウインカーを出しますが、
その合図を車線を移動し始めるや否やすぐに切ってしまう
のは、(そういうドライバーも多いですが)ダメなのです。
ウインカーは、車線変更中ずっと継続しておいてください。
車線を移動し終えてから、おもむろに消せば良いのです。


似たような話で、別の例を出してみましょう。

数台の路上駐車が連続している道で、
その障害物を回避しようとしたとします。

まず、進路変更の合図(ウインカー)を出し、安全が確認できたら、
右車線(あるいはラインをまたいだ場所)に進路を変えますが、
そこまではウインカーは出したままです。
しかし、右車線(あるいはラインをまたいだ場所)に移動を終え、
そのまま走行する際には、ウインカーは不必要です。
むしろ、ウインカーは消さなければなりません。


ウインカーを出している間は、
「まだ右左折または進路変更を継続しますよ」と意思表示している、
と考えれば理解しやすいんじゃないでしょうか。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



進路変更の前にはウインカー(方向指示器)を出しますが、
この合図を出すのは、安全確認をした後でしょうか。
それとも、安全確認をする前でしょうか。


これの答えは、「どちらでも良い」です。
確認してからウインカーを出しても、
ウインカーを出してから確認しても、
どちらかが正解でどちらかが間違いというものではありません。


どちらかと言えば、
一般に車の運転に関する動作は確認してから起こすべきであり、
したがって、
「確認した後でウインカー」が望ましいとは言えます。

しかし、これには落とし穴があるのです。


と言うのも、
進路変更の合図は3秒前に出すことになっていますから、
すなわちウインカーを出して3秒間は進路変更を開始できません。

ところが、3秒も経過すると、
安全確認したはずの周囲の状況が変わってしまいますので、
改めて安全確認が必要になります。

つまるところ、
「確認→合図→確認→進路変更」(確認が2回)
が正しいということになります。

そうなると、1回目の確認をする意味合いは半減し、
「合図前の確認は省略可」という話にもなってしまうわけです。


なので、
結論としては、「どちらでも良い」のです。


ついでに言うと、
進路変更を始める段になって初めて安全確認をするわけでなく、
路上走行中は、常に周囲を見ているはずですから、
「確認と合図のどちらが先か」というのは、
あまり深刻に悩むほどの問題ではありません。
「確認すればよい」程度に考えておきましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



合図(ウインカー)は、
発進や進路変更は3秒前から、右左折は30m前から出し始め、
その動作が完了するまで出したままにしてください。

これが、例えばカーブの先を右左折するようなケースでは、
カーブを抜けてハンドルを戻した際に合図が切れてしまうことが
よく起こります。

指導員:「今、左折の合図が出ていなかったですね」
教習生:「ハンドルを戻したら自然に切れてしまったんです」
指導員:「そしたら、なぜ出し直さないの?」
…なんてやり取りを何度見聞きしたことでしょう。


問題なのは、合図が切れたことではなくて、
合図が消えたまま左折してしまったことです。
それこそ(当ブログでよく言う)
“車に操縦されている”状態ですよ。

合図が切れるのは、自動車の便利な機構の一つであって、
そんなことは「合図なし右左折」の言い訳にもなりません。
ウインカーレバーをもう1回操作するだけのことなのですから、
合図が切れたら出し直してください。
そうしてこそ、
“人間さまが車を操縦している”と言えるでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



曲がり角(交差点ではなく、道自体が右や左に曲がっている所)では、
ウインカー(方向指示器)を出さなくてよいです。

曲がり角でハンドルを切るのは
道交法上は「右折」や「左折」ではなく、
もちろん「発進」でも「停止」でも「進路変更」でもないので、
つまり、
「直進」ということになり、ウインカーを出す義務はありません。


では、義務でなくても
ウインカーを出したらいけないのか、と言うと、
皆さんは、「試験ではダメ」と理解しておいてください。

ウインカーの操作ミスは特別減点項目なので
1回だけなら減点されませんが、
繰り返すと、「合図を出す意味が分かっていない」と見られ、
減点される可能性があります。
実際にそこまで厳密に減点されるかどうかはともかくとして、
受験に際しては、正確に覚えておくに越したことはありません。


そもそもウインカーは、
自車の動きを他車に知らせるのが目的でした。
したがって、“道なり”に進むに際しては、
何らの合図も要らないのです。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



「進路変更」とは、“進路”を変えることです。
文字通りなのですが、
まれに「“車線”を変わること」だと思い込んでいる人がいますので、
念のため確認しておきます。


なので、
同じ車線の中でも、左に寄ったり右に寄ったりするのだって、
“進路”が変わるのだから「進路変更」なのですよ。

でも、
ハンドルの多少のブレや、カーブや傾いた道で片側に多少寄ってしまうのは、
「進路変更」とは言いません。
その「多少」というのは、
(法令には明文の定義がありませんが)
試験採点基準で「ふらつき」を「車幅の概ね半分以上」を目安に見ていることから、
「車幅の半分まで」と考えて良いでしょう。

また、車幅の半分未満の移動であっても、
自車線ラインを越えるなら、それは「進路変更」になります。
本来その車線を走るべき車があるのですから。


ということで、整理しますと、
「進路変更」とは、
(1)車幅の概ね半分以上を移動するとき
(2)自車線からはみ出すとき
を言います。
そして、これらに該当する時は、
合図(ウインカー)が必要ということになります。

繰り返しますが、
車体全部が隣の車線に移動するかどうかは関係ありません。


誰でも自由に書き込んだり修正したりできる某ウェブ事典とか、
「バカな質問にバカが答える」と揶揄される某Q&Aサイトとか、
ネット情報には嘘も紛れていますので(「嘘が多い」とまでは言いませんが)、
鵜呑みにしないようにしましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



技能試験の採点表には、
1回のミスなら減点されず、
同じミスを複数回繰り返すと減点される、という項目があります。
これは、「特別減点」と呼ばれます。


どんな行為が特別減点とされるのか一つ一つ見ていくと興味深いのですが、
中でも、「合図(ウインカー)の出し忘れ・消し忘れ」は、ちょっと妙です。

合図忘れは、仮免技能試験(場内試験)だけ特別減点とされています。
つまり、本免技能試験(路上試験)では、
1回目から厳しく減点されるということです。
場内と路上とでは、合図忘れの重大さが異なるという理由からでしょうか。

どうであれ、特別減点項目だからと言って油断せず、
所内教習の時から、完璧を目指して練習するべきでしょう。


また、
「狭路内での切り返し」も特別減点になっています。

これも、練習の時から完璧を目指して練習するべきなのは同じですが、
受験に際しては、
曲がりきれないときは、遠慮なく切り返しをしてください。

1回目は減点されませんし、
仮に2回切り返したとしても、5点×2回の10点減点されるだけです。
確認モレ1回で10点減点されるのに比べたら軽いですし、
第一、狭路でポールに車体をぶつけたら、その時点で試験中止になってしまいますから、
切り返しをしてでも、ぶつけずに通過することが大事です。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



右折や左折をする際には、合図を出さなければなりません。
合図は、ウインカー(方向指示器)を使って出すものと思いきや、
道路交通法第53条には、
「手、方向指示器又は灯火により合図をし」とあり、
手を使って合図を出すことも想定されています。
(しかもそれが方向指示器より先に挙げられているという…)


さて、手による合図は、
通常は、運転席の窓を開けて右腕を使って出すことになりますが、
左腕を使う場合もあることは忘れないでください。

左ハンドル車?
それも当たりですが、それだけではありません。


二輪車(原付を含む)も、左腕で合図を出すのです。
バイクは、右手でスロットル(アクセル)を握っているため、
その手を離すことができないからです。

現実にウインカーを用いないバイクというのは極めて稀とは言え、
法文上は、ライダーが左腕を直角に上に曲げていたら、
それは「右折」または「右への進路変更」の合図ということになります。
覚えておきましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



自分の進路上に障害物があったら、
まず、ウインカーを出してください。

周囲の状況を確認?
そんなのは、合図を出した後でやれば良い事です。

遅い先行車を追い越そうとしているのなら、
周囲の状況やら、また、彼我の距離・相対速度やら、
いろいろ確認して進路変更するかどうかを判断するのですが、
障害物の場合は、必ず進路変更することになりますから、
障害物を発見したら即、四の五の考えずにウインカーを出して、
まずは進路変更の意思表示をしましょう。


でも、だからと言って、すぐにハンドルを切ってはいけません。
先ほど「後でやれば良い」と言った「周囲の状況を確認」を
ここでやる必要があります。
ウインカーを出したらすぐハンドルを切りたくなるのは、
ドライバーの心理として理解できないでもないですが、
確認なしで進路変更するのは非常に危険です。
きちんと確認してから進路変更に取り掛かってください。


また、確認してみたら、
障害物回避を中断しなければならない場面があるかも知れません。
まれに、車を停めるのを異常に嫌う人もいます(特に二輪乗りに多い)が、
危険を回避するために減速したり停止したりするのは、迷惑でも何でもありません。
そして、それは自分が右ウインカーを出している状態であっても同じですよ。
危ないときには、遠慮なくブレーキを踏んでください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



車の運転は、動作が“雑”になってはいけません。
サイドブレーキを掛けるのも、ウインカーを操作するのも、
“丁寧”にやってください。


でも、こんなふうにアドバイスすると、
今度は、
サイドブレーキが弱くて利いていなかったり、
ウインカーが合図出し遅れになったり、
となってしまう人もいますね。
そういうのも、結果として“雑”の部類に入ってしまいますよ。


「雑」の反対は、「丁寧」なのであって、
「弱く」でも「ゆっくり」でもありません。
「丁寧に力強く」あるいは「丁寧に素早く」
というのが求められるのです。


このことは、
サイドブレーキやウインカーに限らず、
アクセルの踏み込みにも、ハンドルの取り回しにも、
また、MT車でのギアチェンジにも、共通します。


初めて教わる課題などは、
体が動きを覚えるまで、ある程度ゆっくりやるのも仕方ないとは思いますが、
そのレベルはできれば2~3回で卒業して、
早いうちにテンポやリズムをつかめるように練習しましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



右左折や進路変更の前には、合図を出してください。
合図は、通常は、ウインカー(方向指示器)を用いて行います。
(法文上は窓から片手を出しての合図というのもあることになっていますが)

ところで、その合図について、
「右左折の合図」と「進路変更の合図」とでは、
出すタイミングが異なりますが、
その区別が曖昧になっている人が多いようです。


まず、右左折の合図は、曲がる手前30mで出します。
その時にどれだけの速度が出ているかは、直接は関係ありません。
「直接は」と書いたのは、
ドライバーが「合図を出そう」と思ってから、
実際にウインカーレバーを操作するまでの空走距離が
その時の車速によって異なるからです。
ともあれ、合図を出している秒数は問われません。


さて、ここで教習生を惑わせるのは、
右左折の手前では、曲がる側に車を寄せなければならないことです。
「寄せる」というのは「進路変更」ですから、
その3秒前(ここは「30m」ではなく「3秒」です)に
進路変更の合図を出す必要があります。


つまり、右左折しようと思ったら、
曲がる所の30m手前では既に寄せた状態で「右左折の合図」を出す、
そのために、その3秒前には「進路変更の合図」を出す、というわけです。

ただ、さらにややこしくなりますが、
狭い道など、既に道路の端に寄った状態で走っていて
それ以上に寄せる必要が無い場合は、
「寄せ」(=進路変更)の動作は要りません。


これらを整理しますと、
寄せてから右左折するのなら「30m手前+3秒前」で合図、
寄せを伴わない右左折は「30m手前」で合図、
ということになります。

こういうことも、
「右左折の合図」と「進路変更の合図」の意味の違いが
明確に区別できていれば、すっきり理解できるはずです。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



某Q&Aサイトにて…

質問者:「ウインカーを出すか出さないか迷ってしまう」
回答者:「出して減点されることは無いので、出すべき」


回答者の言わんとすることは解ります。
質問者はきっと、
「ハンドルを少しだけ傾けるぐらいならウインカーは要らないか?」
を尋ねたかったのでしょうから、
「進路変更」に該当するなら合図が必要なので、
迷うほどならウインカーは出しておいた方が良い、という趣旨ですよね。

それは、ある意味、正解なのですが、
でも、
「不必要なウインカーを出す」のは
「必要なウインカーを出さない」のと同じで、
減点(ただし2回目から)の対象になっていますよ。


「ウインカーを出すか出さないか迷うような場面では、出してください。」
で終われば素晴らしい回答だったのですが、
知ったかぶりで「減点されることは無い」なんて余計な事を書かなければ良いのに…

そんなんだから
「馬鹿な質問に馬鹿が回答する」なんて揶揄されてしまうんですよ。
(あ、こちらこそ余計な一言でした)


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



路上走行中に、駐車車両があったり、
歩行者が飛び出しそうになったりしたとき、
咄嗟にハンドルで回避しようとしていませんか。

しかし、ハンドルを動かす前には、
合図を出して、動こうとする側の安全を確認しなければなりません。


では、そんなことをしている余裕が無い時は?

合図と確認が間に合わないなら、
減速してください。
必要によっては停止してください。


というより、
そもそも、危ないと思ったら、
「まずハンドル」ではなく「まずブレーキ」が鉄則でしたよね。

「右に行きたい。ハンドルを右。」じゃ、まるで子供です。

皆さん、もう耳が酸っぱく(?)なっていると思いますが、
「車の運転は『加減速』を中心に」、
「ハンドル操作の前には『合図と確認』が必須」
が基本でした。
これを思い返して、“大人”らしい運転をしましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



仮免の技能試験では、
試験官が「○番を左。」というように道案内をしてくれます。
受験生は、
これを聞いたら「はい。」と返事をして(返事をするのが大事なポイント)
方向指示器を操作してください。


左折する時、
“左折の合図(ウインカー)”は30メートル手前で出しますが、
その前に左に寄せる必要がありますから、
「30m+3秒」前で
“進路変更のための合図”を出さなければなりません。

それが、試験官から道案内された地点の辺りというわけです。
試験官も実に絶妙なタイミングで指示してくれます。

たまに、「カーブの先を左。」というコース案内もありますが、
これだって同様です。
結果、カーブの手前で合図を出すことになりますが、
それで正解です。


しかし、
本免の路上試験になると、ちょっと事情が異なります。

試験官は(おそらく親切心で)早めに道案内してくれるので、
指示されたタイミングで合図を出すと早すぎてしまいます。
路上試験の時こそは、
「30m+3秒」を意識して合図を出すようにしてください。


パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



例えば、
右カーブの入り口に「左に分岐する路地」がある場合、
ハンドルを切らずにまっすぐその路地に入って行くのであっても、
合図(左ウインカー)や左の安全確認は必要ですよ。


ハンドルを切らないと言っても、
今走っている道から左に外れて行くわけですから、
そのことを後続車に知らせるために、
ウインカーは出さなければなりません。

また、自分の左隣に二輪車が走っていないとは限りません。
サイドミラーとその死角の確認を怠ると、
それを巻き込むおそれがあります。


このケースでは、
右にカーブしている道こそが“直進”であり、
そこから外れるのは“左折”ということになります。
ですから、
ハンドルを切らなくても合図と確認が必要なのです。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


仮免技能試験では、
試験官から「〇番を左。」というように指示されたら、
受験生は「はい。」と返事をして(この返事をするのが大事なポイント)、
ウインカー(方向指示器)を操作し、安全確認をしてください。

左折の際には、
30メートル手前までに車を左に寄せます。
そして、その進路変更のための合図は、3秒前に出すのでした。
つまり、
左折の「30メートル+3秒」前にウインカーを操作することになります。

試験官は(当然ながら)これが分かっていますから、
実に絶妙なタイミングで道案内してくれますよ。


でも、これは仮免技能試験(場内試験)に限った話です。
本免技能試験(路上試験)では、
むしろ親切心から試験官が早めに道案内してくれますから、
すぐに動作に移ると、合図を出すのが早すぎてしまいます。


それから、場内であっても、
「交差点の先を左。」と指示された場合は、例外です。

こういう場合は、
その交差点に進入してからウインカーを出してください。
指示されてすぐにウインカーを出すと、
一つ手前の交差点で曲がるように思われてしまいますから。

これだけは気を付けておきましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



カーブの先で右左折しようとするときは、
ウインカーを、カーブより手前のうちに出してください。
なぜかと言うと、
カーブの中では後続車にウインカーが見えないからです。

ところが、そんな配慮からカーブの手前でウインカーを出しても、
カーブ後半でハンドルを戻すと、切れてしまいます。
これは車の構造上そうなっているので、どうしようもありません。


さて、ウインカーが切れたら、
「合図は右左折が完了するまで出しておく」のが鉄則ですので、
すぐに出し直さなければならない理屈です。
が、ハンドルが戻り終わっていないと、またすぐに切れてしまうため、
カーブを抜けてから(ハンドルがまっすぐになってから)
すぐに、再びウインカーを出すことになります。

カーブの出口に向かっていく時には、
アクセルを踏んだりハンドルを戻したり忙しいですが、
このウインカー操作も忘れないようにしましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



「車線変更が苦手」という人は多いですね。
そして、その理由は、
「隣の車が譲ってくれないから」というのが定番のようです。

だったら、「譲ってもらう」のではなく、
「自分が譲る」ことにしたら良いんじゃないでしょうか。
そして、譲った相手の後ろについて行くことにすると、
スムーズに車線変更できると思います。


具体的な動作で説明すると…

まず、隣の車線を見て、
「あの車の後ろに続いて行こう」と目星を付けます。

そして、合図(ウインカー)を出しつつ、
(必要があれば減速して)その車を先に行かせてください。
しかる後に、自分がその車に続いて行く、ということです。

この「1台譲る」という行為が、
気持ちを落ち着かせ、また、進路変更時の加速にもつながりますので、
意外なほどスムーズな車線変更ができるようになりますよ。


「自分が隣に移りたいのに譲ってくれない」ではなく、
「相手をまず先に行かせて、その後に自分が続く」のです。
英語の「After you.」の精神で行きましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




進路前方に障害物があったら、
すぐに右ウインカーを出してください。
進路変更するかどうかは、
ウインカーの後、安全確認して決めるわけですが、
進路変更することを決めてから合図を出したのでは、
そこから3秒待たなければならなくなりますよ。

ですので、進路変更の合図は、
「進路変更したい」と思った時に出します。


例えば、路線バスの後ろを追走していて、
そのバスが停留所で停まりそうだった時も同じ。
周囲(このケースでは特に対向車線)の安全確認は後回しにして、
まず右ウインカーを出しましょう。

もしかしたら、
安全確認してみたら対向車が来ていたというケースや
停まりそうだったバスが実際には停まらなかったというケースが
あるかも知れません。
でも、問題ありません。
どちらの場合も、
慌てず騒がず、黙ってウインカーを消すだけのことです。


何も、合図を出したからと言って、
律儀にその行為を実行しなければならない決まりはありません。
むしろ、実行しないかも知れないことをおそれて
合図が遅れたのでは、本末転倒でしょう。

「合図=意思表示」なのですから、
後続車をはじめ周囲に注意を促すためにも、
「思ったらすぐに合図」を心がけましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




進路変更前には、
合図(ウインカー)と周囲の安全確認が必須ですが、
その順番は、
「確認してから合図」でしょうか。
それとも、
「合図を出してから確認」が正しいのでしょうか。


これの教科書的な正解は、
「確認してから合図を出して、再び確認してから進路変更。」
ということになっています。

しかし、パイロットアカデミーでは、
基本的に「合図を出してから確認」(後者)で教えています。
その理由は以下2点によります。

まず、周囲の安全確認は、常に行っているという前提があるからです。
特に路上走行中は、
自分と周囲の状況に気を配りながら走っているはずです。
ミラーもちらちら見ているはずですから、
進路変更を始めようと思ってからわざわざ安全確認する必要はありません。

また、合図を出してから進路変更の動作に入るまでの3秒間が
手持ち無沙汰になってしまう、ということが、もう1つの理由です。
そして、「合図を出して確認してから進路変更」という順番にすれば、
3秒を経過しないうちに進路変更を始めてしまう心配もまずありませんし。


もちろん、合図を出す前に確認しても、構いません。
そして、現実の試験においては、
合図を出す前だろうと後だろうと、
とにかく、きちんと確認してさえいれば、特に順番は問われません。

とは言え、
決して「確認は1回で良い」と公式に認められているわけではないので、
やはり「確認・合図・再確認」が本当は正解であることを
頭に入れておいてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




発進の合図は、右ウインカーを出します。
これは、言うまでもないでしょう。

ところが、試験官から
「発進してすぐに左折してください」と案内されると、
右ウインカーを出すべきか、左ウインカーを出すべきか、
迷ってしまう受験生がいますね。


でも、
そんなに難しく考えるまでもありません。
発進の合図は「右」なのですから、
まず、右ウインカーを出しましょう。
そして、車が動き始めたら、
「左折のための左ウインカー」に切り替えればよいのです。

それから、車の向かう向きについては、
停車していた時は、車は道路左端に寄っていたはず(※)ですから、
すぐに左折するなら、発進した後も、寄ったまま進行するだけです。
発進の合図で「右ウインカー」を出したからと言って、
右にハンドルを取らなければいけないわけではありません。

※一方通行路では道の右側に駐停車することもありますが、
  技能試験および技能教習では考える必要がありません。


実際、路線バスがバス停を発進して直後に左折する時、
まさに、こういう合図と動作をやっていますよ。
そんなことにも注意しながら、
路上で、一般の車の動きを観察してみましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




障害物を越えるために右に進路変更する前には、
右ウインカーを出し、
障害物を越え終わって元の車線に戻る際に、
左ウインカーを出します。
たまに、
この左ウインカーを出さない人(特に過去に運転経験のあった人)もいますが、
元の車線に戻るのだって“進路変更”なのですから、
合図は必要ですよ。


さて、この左ウインカーのタイミングは、
普通車1台分ぐらいの障害物だったら、
はみ出したらすぐにウインカーを左に切り替えれば
ちょうど良いはずですが、
路上駐車が連続しているような場面では、
合図を出すのが遅れがちになることが多いようです。

連続路駐を避けて車線をはみ出し(または右車線に移り)
まっすぐ走っている間は、ウインカーは消します。
そして、
障害物が無くなり自分が元の車線に戻れるようになったら、
その3秒前に(3秒“前”というのがポイント)左ウインカーを出します。
これが、障害物が無くなってからウインカーを点けたのでは、
そこから3秒間は進路変更できない(その間も車は走り続けている)ため、
結果、障害物をはるかに通り過ぎてしまうのです。

なので、
障害物を通過し終わる前に左ウインカーを出し始めることを意識して、
路駐の状況を見ながら走りましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




自分の進路上に障害物があったら、
まず、右ウインカーを出して、はみ出ます。
その後、元の車線に戻る手前で、左ウインカーを出します。

この「元の車線に戻る手前の左ウインカー」を出さないドライバーが
相当数いますが、
元の車線に戻るのだって「進路変更」に違いないので、
その3秒前には合図を出しておかなければなりません。


ということは、
車1台分程度の障害物だったら、
はみ出した後の自車が障害物の横を通過し終わる前に、
左ウインカーを出し始めることになります。
教習所や試験場のコースに限っては、
「はみ出したらすぐにウインカーを切り替える」と、
覚えておいて間違いではありません。


「元の車線に戻る手前の左ウインカー」が遅れると、
実際に車体を元の車線に戻して行くのも遅れてしまいます。
その間は車線からはみ出た状態のまま走ることになるか、
さもなければ、合図してから3秒経たないうちに進路変更することになり、
好ましくないどころか、危険でもあります。

遅くとも、障害物と並んだ所では、
左ウインカーが出ている状態を作っておきたいところです。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




狭路(S字やクランク)に左折で入ろうとするとき、
曲がりきれないことがあります。
そういうときは、
内輪差が危ないならハンドルを切ったまま元の位置まで戻る、
車体の外側(前側)が危ないなら「切り返し」をする、
という対処で、曲がり直してください。

さて、このとき、忘れがちなのが、
「ウインカー」です。
左折の合図は左折が完了するまで出していなければなりません。
内輪差で載りそうになってやり直すにしろ、
外(前)がぶつかりそうになって切り返すにしろ、
まだ左折は完了していませんから、
ウインカーが切れていたら(多分切れています)、
出し直さなければならないのです。

まれに、右折でも曲がり切れないことがあるかも知れませんが、
それも同じです。
右折が完了していないうちは
右ウインカーを出していなければならないので、
曲がり直すなら、
再度ウインカーを出して改めて右折していってください。

なお、狭路の中でやり直しや切り返しをする場合は
(もちろん1回で曲がれる場合も)、
そもそも「左折」でも「右折」でもないのですから、
ウインカーを出す必要はありません。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




例えば、まっすぐ向かう道から分岐する右カーブがあって、
右カーブへ向かう方が本線であるような交差点をイメージしてください。
首都高速の出口などで、こういう形になっている所がありますね。

さて、こんな交差点で、
本線から外れて“まっすぐ”進む場合、
合図(左ウインカ)や左の安全確認は必要なのでしょうか。


これは、
通常の左折と同様、「必要」です。

ハンドルを切らないと言っても、
今走っている道(右にカーブしている道)こそが“直進”であり、
そこから外れるのは“左折”になるからです。

そのことを後続車に知らせるために、
合図は出さなければなりませんし、
サイドミラーの死角に二輪車が走っているかも知れないので、
確認も必要です。
それを怠ると、巻き込み事故を起こす可能性もあります。


ですから、“左折”の前には、
ハンドルを切ろうと切らなかろうと、
合図と確認は必ずやってください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




発進や右左折の際に、
ウインカーを1回だけ点滅させる車を見かけます。
どうも、合図の出し忘れではなく、
意図的に遅らせているようです。
あれには何の意味があるのでしょうか。


たくさん点滅させると球の消耗が早いからでしょうか。

確かに点滅回数を減らせば電球の持ちは長くなる理屈ですが、
それを言い出すと、
「ブレーキペダルを踏む回数も減らしたほうが良い」
という話にもなってしまいかねません。
部品の消耗を考えて必要な運転操作を怠るのは本末転倒でしょう。


それとも、
「規則を守るなんてカッコ悪い」と思っているのでしょうか。
いわゆる“中二病”ですね。

でも、1回だけ操作するのは
きっと「取り締まられないように」と考えてのことでしょうから、
ワルになりきれない小心者なんですよね。
そんなのも含めて“中学2年”程度なのでしょう。


ともかく、理由はどうであれ、
周囲に自分の動きを予め知らせるためという目的を再認識して、
やはり3秒前には合図を出すべきです。


また、合図が遅れる人は、得てして確認もおろそかにしがちです。
動作の3秒前に合図を出していれば、
その3秒間が手持ち無沙汰になるので、確認する時間が取れます。


当ブログの読者(パイロットアカデミーの教習生を含む)は、
今さらこんな話をしなくても大丈夫だと信じてはいますけど。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




進路変更しようとする際は、
3秒前に、合図を出してください。

さて、では「3秒前」って、
距離で言うと、どのくらい手前になるのでしょうか。
ちょっと計算してみましょう。

時速60kmで走行している場合、
「1時間(60分)で60km」走るのですから、
「1分間(60秒)で1km(1000m)」、
つまり、「6秒で100m」走る計算になります。
ということで、
3秒間で走る距離は「50m」と求められました。

時速30kmで走行している場合は、
これの半分なので、すなわち「25m」ですね。

車は時速30~60kmくらいのスピードで走っていますから、
∴「3秒前 = 25m手前 ~ 50m手前」というのが正解です。


なお、右左折する際には、
30m手前までに、曲がる方の端に寄せて走ります。
ということは、右左折の合図は、
都合、「右左折する所の55m~80m手前」に出すことになります。

電柱が(例外もありますが)概ね20m間隔で立っていることを踏まえれば、
「電柱3本~4本」というのが、合図を出し始める目安と言えます。

いろいろ理屈を並べてみましたが、
結局、電柱の数を数えるのが、
「3秒」とか「○m」とかより覚えやすいかも知れません。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





右折しようとする交差点に右折レーンがある所では、
まず、右折レーンに入るため、
進路変更の合図(右ウインカー)を、
車線が増える手前3秒の所で、出します。
そして、右側の安全を確認してから、
右折レーンに移って行きます。
ここまでは基本どおり。

そして次に、
右折する30m手前で、右折の合図(右ウインカー)を出します。
これが、
車線が増えずに単に右側車線が右折レーンになる場合や
できた右折レーンが30mより短い場合は、
進路変更の合図を出したままにして構いません。
これも、基本どおり。


さて、問題は、右折レーンが長い場合。
交差点によっては300mくらい走らせる所もあります。

そういう所では、
進路を変え終わったらウインカーを一旦消してしばらく走った後、
右折の30m手前で再び出す、というのが、
一応“法律の条文どおり”の走り方です。

でも、こういう場合は、
ウインカーを消さずに出したまま走るのをお勧めします。
というのも、
後続車に「この列は右折ですよ」と教えてあげる目的もあるからです。
特に信号待ちの最後尾では、
自分が右折車であることを明示しておくべきでしょう。


ただ、これは
「どんな場所でも適切な方法」と言いきれるものではありません。
交差点の造りや交通量や速度などによって、
臨機応変に対処しなければならないことは承知しておいてください。
もっとも、そんなことは、すべての所作について言えることですけどね。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





左折しようとする際には、
まず、道路の左端に寄せるため、
その進路変更の3秒前から合図を出します。
そして、左折する所の30m手前から、
左折のための合図を出すことになります。

つまり、通常は、左折の「30m+3秒」手前で、
左ウインカーを出すことになります。
ここで「通常は」という書き方をしたのは、
例えば、初めから左に寄って走っているような場合は、
進路変更する必要がないため、
左折のための合図だけ30m手前から出せば足りるからです。


ところで、この左ウインカーについて、
「進路変更前から左折が終わるまで出しっぱなし」
と覚えている人がいます。
たしかに、そのようにするケースがほとんどですが、
必ずしもそうしなければならないわけでもないのですよ。
上に書いたように、
「進路変更の合図」と「左折の合図」とは別ですから、
進路変更してから左折するまでに距離があるなら、
ウインカーは一旦消すことになります。

ですので、
「点けっぱなしでなければダメ」とか、
「一旦消さなければダメ」と覚えるのでなく、
臨機応変な対応をするのが正解です。
そのためにも、基本はしっかり押さえておきましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




このページのトップヘ