自分の進路上に障害物があったら、
当然それを回避して進むわけですが、
対向車線にはみ出す場合は、
対向車の存在によって対処が変わります。
それには、大きく3パターンあります。
【パターン1】対向車がいない、または、はるか遠くにいる場合
対向車の通行を妨害するおそれが無いなら、
遠慮なく対向車線にはみ出して、
速度を変えずに障害物を回避するのが基本です。
【パターン2】対向車が近づいているが、明らかに譲ってくれている場合
対向車が停まって譲ってくれたならパターン1と同じ対処になりますが、
左側(こちらから見れば右側)に寄って走り続けているような場合は、
少しだけセンターラインを越えて、徐行して通過してください。
【パターン3】対向車が近づいていて、かつ、普通に走っている場合
対向車の走行を妨害してはいけません。
障害物より手前で、対向車が通過するのを待ってください。
この場合、自車線内で停止することになるのが殆どです。
さて、この第3パターンにおいて、
停止している間、ウインカーを一旦消すドライバーがいますね。
もしかしたら「進路変更は3秒前に合図」というのを考えたかも知れませんが、
このケースでは、ウインカーは出したままにしておいてください。
と言うのは、
ウインカーを消して停車していると、
後続車は、この車が何のために停まっているのかが分からないからです。
右ウインカーを出したままであれば、
障害物を回避しようとしていることが分かります。
ウインカーの目的は「意思表示」であると心得て、
こういう場面で上手に使いましょう。
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