Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

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「縦列駐車」では、
車を停めた後、完了した旨を試験官に告げます。

これは、車体すべてを駐車スペースに収めることが求められます。
よく、左側をぶつけるのを怖がってか、
車体が入りきっていないことがありますが、
その状態で「完了しました」と言ってしまったら、
課題そのものを実施していないことになってしまいますよ。
停車措置を講じる前に、
必ず車体全部が収まっていることを確認してください。

駐車スペースに収まったかどうかは、
車体の前側は、ドライバーから直接見えますね。
そして、車体の後ろ側が入っているかどうかは、
右のサイドミラーを活用しましょう。
駐車スペースを示す一番端のポールが
ミラーに映っていれば、
車体の後ろ側が入っている理屈です。

もし、前側であれ、後ろ側であれ、
車体(タイヤを除く)の一部でも駐車スペースからはみ出していたなら、
やり直すなり、幅寄せするなりして、きちんと収めてください。
きちんと収まったのが確認できたら、
停車措置を講じて「完了しました」と言って終了します。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


縦列駐車が完了したら、
「できました」とか「終わりました」とか「縦列完了です」とか、
どうであれ、できたことを試験官に告げてください。
それを聞いて試験官が、
「では、発進してください」と指示するはずです。

その指示を受けたら、縦列駐車スペースから発進してください。
この時も、「発進」の手順が必要ですよ。
すなわち、
ミラーで後方の確認をして、合図を出して、ミラーの死角を目視して、
しかる後に、前を見てアクセルを踏んでいく、ということです。
コースの構造上そんなに加速できない所もありますが、
それでも、発進ですから、少しはアクセルを踏んでほしいところです。

この時、
発進の合図(ウインカー)を出し忘れる人が意外に多いですね。
また、確認が終わらないうちに動き始めてしまう人も少なからずいます。

単に「駐車スペースから出る」だけと思っているのか、
それとも、縦列駐車がうまくできたことで気が緩んでしまったのでしょうか。
いずれにしても、やっぱり「発進」ですから、
油断せずに、不用意に動き出すことのないようにしてください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

「縦列駐車」の課題では、
最後に、完了した旨を試験官に告げて終了します。
それは、駐車スペースに車体のすべてが収まっていることを
受験者が確認するのを求めているからです。

車体がきちんと収まっていないのに、
「縦列駐車、完了しました」などと言ってしまうと、
課題そのものを実施していないことになります。
車体(タイヤを除く)の一部でも駐車スペースからはみ出していたなら、
やり直すなり、幅寄せするなりして、きちんと収めてください。

「やり直し」と「幅寄せ」のどちらが良いかと言うと、
ご自分の好きなほうを選んでいただければ良いのですが、
慣れないうちは「やり直し」の方が早いんじゃないでしょうか。
と言うのは、
あの狭い縦列駐車用のスペースの中で「幅寄せ」しようとすると、
寄せすぎて脱輪したり、でなければ、逆に全く寄せられなかったり、
となりかねません。

そもそも1回で収まらなかったのは、
“車を入れていく角度”か“ハンドルを切るタイミング”の
どちらかが間違っていたはずです。
ここは思い切って「やり直す」のが、結果的にうまく行くと思いますよ。
元の位置に戻るっていうのは、ちょっとした勇気が要りますけど。

もちろん、修正する必要が無いのが望ましいので、
1回で車体がスペースに収まるように、
しっかり練習して試験に臨みましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


縦列駐車は「完了した旨を告げる」までが課題でした。
そのせいでしょうか、
方向変換でも、バックが完了した時点で停車措置(※)を講じて
試験官の指示を待とうとする人がいますね。

※「停車措置」とは…
1.ギアをMT車はニュートラル、AT車は「P」に入れる
2.サイドブレーキを掛ける
3.(運転席側の)窓を閉める
4.ペダルから足を下ろす

しかし、「方向変換」は、
その名のとおり「向きを変えて出て行く」という課題なので、
完了報告は要りません。
「車庫入れ」という課題ではないので。

一方で、試験官にしてみれば、
試験中止項目の中に「試験官が是正措置を指示した場合」というのがあって、
試験官が「こうしなさい」と指示したら原則として不合格となってしまうため、
迂闊に指示を出すわけにもいきません。
なので、その数秒、車内に“気まずい沈黙”が生まれたりします。

まあ、しびれを切らして教えてくれる試験官もいるでしょうし、
ここで厳格に「試験官補助」を適用するとも思えませんが、
いずれにしても、方向変換課題では、
試験官からの指示を待たずに、黙って、もと来た道へ戻るのが基本です。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

「縦列駐車」では、
できたときに試験官に知らせてください。

駐車スペースの内側に車体が収まって停車措置(※)を講じたら、
「できました」・「完了しました」・「停めました」など、完了した旨を
試験官に告げます。
そして、試験官から「発進してください」との指示を受けてから再発進します。

※「停車措置」とは…
1.ギアをMT車はニュートラル、AT車は「P」に入れる
2.サイドブレーキを掛ける
3.窓を閉める
4.ペダルから足を下ろす

さて、この「できました」を受験生が言わないと、
試験官は黙って待っているので、気まずい沈黙の時間が流れます。
そして、もし受験生が気まずさに負けて、
試験官から指示が無いのに車を再発進させてしまったら、
課題を完了していないことになります。

一方、駐車スペースから車体の一部がはみ出している状態で、
「できました」を言ってしまうのも、
課題自体をやっていないことになります。
切返しなり幅寄せなりをして、きちんと収めてから完了報告をしてください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


カーブに近づいたら減速してください。
減速は、ただアクセルを緩めるだけで足りる時もありますが、
多くの場合はフットブレーキを併用することになります。

そして、その減速は、カーブの“前”で終わらせてください。

カーブを曲がっている時、車には遠心力が働きます。
この遠心力を前へ向かう推進力によって分散させるため、
カーブの中では、加速したいわけです。
また、ハンドルを切りながらブレーキを掛けると、
これも遠心力により、車は横滑りしやすくなります。
こういった意味から、
カーブの前で減速しておく必要があるのです。

では、
カーブの前で減速し終わらなかったら、
どうしたら良いでしょうか?

正解は、
「減速が完了するまでハンドルを切らない」です。

減速しきれないままハンドルを切るのは“御法度”です。
極端な話、
「ハンドルを真っ直ぐに保持したまま停止する」くらいの気持ちで
強いブレーキ(急ブレーキではなく)を掛けていってください。

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進路変更等の前には、必ず安全確認をしてください。
特に「目視」での安全確認がきちんとできているかどうかが
試験の合否を決めると言ってもよいくらいです。

ところが、目視そのものはきちんとできているのに、
まだ横を見ているうちに進路変更を始めてしまう人がいますね。
その行為は、
「確認が完了していないのに動作を始めてしまった」ということであり、
すなわち「確認していない」と同義ですよ。
これを進路変更のたびに減点されていったら、
とても合格は覚束ないでしょう。

「確認は3秒間有効」と言われます。
「3秒もある」のですよ。
もしかして、「3秒しかない」と思って
慌てて動作を始めているのではありませんか。
確認が終わった後に無駄な時間を費やすのはいけませんが、
顔を前に向けるぐらいの時間は充分にあるはずです。

そして、前を向いたら、
「ハンドル」よりも「アクセル」を意識していきましょう。
そう。
「前見て加速!」でしたね。

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カーブや右左折の際には、
その手前で減速しておきましょう。

ここで大事なポイントは、「手前」。

ハンドルを回し始める時に減速が終わるんじゃないです。
ハンドルを回し始める手前までに、減速を終わらせるんです。
概ね5m手前までに減速が完了するように、ブレーキを掛けていってください。


そして、適切な速度までスピードダウンできたら、
ブレーキペダルから足を離しておきます。
すなわち、
「ブレーキを終わらせてからハンドルを回し始めるまで」の5mは、
アクセルもブレーキも踏まずに進むことになります。
この“ため”が取れるようになれば、
カーブや交差点をきちんと見る時間もできて、
精神的にも余裕を持ったハンドル操作が可能になるはずです。


5mは、概ね乗用車1台分の長さですから、
それを目安にしても良いでしょう。


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右折や左折の時に出したウインカーは、
普通車では、
大概、ハンドルを戻すと自然に切れる仕組みになっています。

ところが、
ハンドルをあまり回さない「進路変更」の時に出したウインカーは、
自然に切れずに、ドライバー自身の手で切ることが多くなります。
具体的には、
「障害物回避」や「車線変更」や「発進」や「停止」の場合です。


特に「障害物回避」では、
ウインカーが自然に切れてしまう(すなわち、ハンドル量が多かった)
こともあるため、
ドライバーが手動で切るという動作を忘れがちです。
しかし、本来は、
ウインカーが切れない程度のハンドルで元の車線に戻るのが理想ですから、
きちんと練習していれば、
「ドライバーがウインカーを消す」というのが身に付くと思います。

ちなみに、ウインカーを切るタイミングは、
元の車線に車体全部が入った時です。


また、「停止」の際に、
いつウインカーを切ったら良いかを迷う人も多いですね。
でも、それも考え方は同じ。
「停止」のために左に寄せる合図を出しているのですから、
「それ以上は寄せない」という状態になったら切れば良いのです。


つまり、
「進路変更の合図は、進路変更が完了したときに消す」ということ。
文字で書くと、当たり前すぎるように見えますけどね。


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縦列駐車課題では、
車を停めた後、完了した旨を試験官に告げます。

この時、車体のすべてが
駐車スペース内に収まっていなければなりません。
よく、左を怖がって浅くなってしまい、
車体が入りきっていないことがありますが、
その状態で「完了しました」と言ってしまったら、
課題そのものを実施していないことになるので、
問答無用で試験中止になりますよ。

停車措置を講じる前に、
必ず、車体全部が収まっていることを確認してください。

車体の前側は、ドライバーから直接見えますよね。
そして、車体の後ろ側が入ったかどうかは、
右のサイドミラーを活用しましょう。
駐車スペースを示す一番端のポールが
ミラーに映っていれば、
車体の後ろ側が入っている理屈です。


もし、前側であれ、後ろ側であれ、
車体(タイヤを除く)の一部でも駐車スペースからはみ出していたなら、
やり直すなり、幅寄せするなりして、きちんと収めてください。

きちんと収まっているのが確認できたら、
停車措置を講じて、「完了しました」と言って終了します。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





縦列駐車の課題は、
最後に、完了した旨を試験官に告げて終了します。
それは、駐車スペースに車体のすべてが収まっていることを
ドライバー(受験者)が確認することを求めているからです。

きちんと収まっていないのに、
「縦列駐車、完了しました」などと言ってしまうと、
課題そのものを実施していないことになります。
車体(タイヤを除く)の一部でも駐車スペースからはみ出していたなら、
やり直すなり、幅寄せするなりして、きちんと収めてください。


「やり直し」と「幅寄せ」のどちらが良いかと言うと、
ご自分の好きなほうを選んでいただければ良いのですが、
どちらかと言えば、「やり直し」の方がお勧めです。
と言いますのは、
あの狭い縦列駐車用のスペースの中で「幅寄せ」はやりにくいからです。
寄せすぎて脱輪したり、でなければ、逆に全く寄せられなかったり、
というのが想像に難くありません。

そもそも1回で収まらなかったのは、
“車を入れていく角度”か“ハンドルを切るタイミング”の
どちらかが間違っていたはずです。
ここは思い切って、「やり直す」のが、結果的にうまく行くと思いますよ。
元の位置に戻るっていうのは、ちょっとした勇気が要りますけど。


もちろん、修正の必要が無く1回で収まるように、
練習はしっかりやっていきましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




「方向変換」は、その名のとおり、
「向きを変えて出て行く」という課題です。
したがって、
縦列駐車のように「完了した旨を告げる」という行為は要りません。


しかし、「車庫入れ」という課題だと思っているためか、
バックが完了した時点で、試験官の指示を待とうとする人がいますね。
ご丁寧に停車措置(※)まで講じる人もいます。

※「停車措置」とは…
 「ギアをニュートラル(AT車は『P』)に入れる」
 「サイドブレーキを掛ける」
 「窓を閉める」
 「ペダルから足を下ろす」です。

一方で、試験官にしてみれば、
試験中止項目の中に「試験官が是正措置を指示した場合」というのがあって、
試験官が「こうしなさい」と指示したら、
(一部の例外を除き)不合格となってしまうため、
迂闊に指示を出すわけにいかないのです。
そこに、“気まずい沈黙”が生まれるというわけです。

まあ、しびれを切らして教えてくれる試験官もいるでしょうし、
ここで厳格に「試験官補助」を適用するとは思えませんが、
いずれにしても、方向変換課題では試験官からの指示を待ってはいけません。
黙って、もと来た道へ戻って行ってください。


先日、「縦列駐車で気まずい沈黙」という記事を書きましたが、
今回は、方向変換課題でも気まずい沈黙の時間が流れることがある、という話でした。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



「縦列駐車」は、
「できたときに試験官に知らせる」ところまでが課題です。

駐車スペースの内側に全車体が収まって停車措置(※)を講じたら、
「できました」・「完了しました」・「停めました」など、
試験官に、駐車完了した旨を告げてください。
そして、次の指示(「発進してください」との指示)を受けてから再発進します。

※「停車措置」とは…
「ギアをニュートラル(AT車は『P』)に入れる」
「サイドブレーキを掛ける」
「窓を閉める」
「ペダルから足を下ろす」です。


この「できました」を言わないと、
試験官は黙って待っているので、気まずい沈黙の時間が流れます。
そして、もし受験生が気まずさに負けて、
試験官から指示が無いのに車を再発進させてしまったら、
そこで試験が終わってしまいます。


また、駐車スペースから車体の一部がはみ出している状態で、
「できました」を言ってしまってもいけません。
それだと課題自体をやっていないことになってしまいます。
切返しなり幅寄せなりをして、きちんと収めてから完了報告をしてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





ウインカー(方向指示器)での合図は、
動作を始める前に出し、動作が完了するまで出し続けることになっています。
そして、その動作が完了したら、速やかに消さなければなりません。


ところで、一般的な四輪の自動車は、
「ウインカーを出す」のは、もちろんドライバーの手で操作するのですが、
「ウインカーを消す」のは、ハンドルと連動して自然に切れる機能が装備されています。
しかし、ハンドルを切った量によっては、その機能が働かない時もあります。

では、これをどう使い分けたら良いのでしょうか。


この問いに対して大雑把に答えてしまうと、
「右左折後は自動で消えるが、進路変更後はドライバーの手で消す」のが普通です。
もちろん、
右左折でもハンドルを切る量が少なくて済むときもありますし、
進路変更でも大きくハンドルを切らなければならないときもありますから、
こう一概に決めきれるものではありませんが、
概ね、
ハンドルを持ち替えるくらいの量を回したなら、ハンドルを戻すとウインカーは自然に切れ、
ハンドルを持ち替えなければ、まっすぐに戻しても、ウインカーが自然には切れてくれない、
と覚えておいて、まあ困らないでしょう。


これを踏まえて、もっと突っ込んだ話をしますと、
「流れの中での車線変更」程度のハンドルでウインカーが切れてしまうのだとしたら、
それは、ハンドルの回し過ぎが疑われます。
心当たりのある方は、もっとなめらかな進路変更を心がけた方が良いと思います。


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カーブや右左折の際には、
その手前で減速しておきましょう。


キーワードは、「手前」。
ハンドルを回し始める地点の5m手前までに
減速を完了させて、ブレーキペダルから足を離しておいてください。


つまり、
ブレーキを終わらせてからハンドルを回し始めるまでの5mは、
アクセルもブレーキも踏まない状態で進むということ。

このブレーキが踏めるようになれば、
カーブや交差点をきちんと見る時間もできて、
精神的にも余裕を持ったハンドル操作が可能になりますよ。


5mは、概ね乗用車1台分の長さですから、
それを目安にしても良いでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




右折や左折の時に出したウインカーは、
ハンドルを戻すと自然に切れるようになっています。
(普通車の場合)


ところが、
「右左折」ではなくて「進路変更」の時に出したウインカーは、
自然に切れずに、ドライバー自身の手で切ることが多くなります。
具体的には、
「障害物回避」や「車線変更」や「発進」や「停止」の場合です。

特に「障害物回避」では、
元の車線に戻る際のハンドル量が多いと
ウインカーが自然に切れてしまうことがあるため、
逆に、ドライバーが手動で切るという意識を忘れがちです。

しかし、本来は、
ウインカーが切れない程度のハンドルで元の車線に戻るのが理想ですから、
きちんと練習していれば、切り忘れはある程度防げるはずです。


ちなみに、ウインカーを切るタイミングは、
元の車線に車体全部が入った時です。


また、「停止」の際に、
いつウインカーを切ったら良いかを迷う人も多いですね。
でも、それも考え方は同じ。
「停止」のために左に寄せる合図を出しているのですから、
「それ以上は寄せない」という状態になったら切れば良いのです。


つまり、
「進路変更の合図は、進路変更が完了したときに消す」ということ。
文字で書くと、当たり前すぎますかね。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





縦列駐車課題では、
最後に、完了した旨を試験官に告げます。


この時、車体のすべてが
駐車スペース内に収まっていなければなりません。
よく、左を怖がって浅くなってしまい、
車体が入りきっていないことがありますが、
その状態で「完了しました」と言ってしまったら、
課題そのものを実施していないことになるので、
問答無用で試験中止になりますよ。


停車措置を講じる前に、
必ず、車体全部が収まっていることを確認してください。


そのためには、右のサイドミラーを活用しましょう。
駐車スペースを示す一番端のポールが
ミラーに映っていれば、
車体の後ろ側が入っている理屈です。
車体の前側は、ドライバーから直接見えますよね。


もし、後ろ側であれ、前側であれ、
車体(タイヤを除く)の一部でも駐車スペースからはみ出していたなら、
やり直すなり、幅寄せするなりして、きちんと収めてください。


きちんと収まっているのが確認できたら、
停車措置を講じて、「完了しました」と言って終了します。


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右左折の合図(ウインカー)は、
30m手前から右左折が完了するまで出していてください。

では、その間に、赤信号につかまって停まることになったら、
ウインカーはどうしますか?


路上観察していると、
こういう場面ではウインカーを消すドライバーが多いのですが、
上に書いたように、
「30m手前から右左折が完了するまで」は
合図は出したままにしておかなければなりません。


「点けっぱなしだと球切れが早まる」?
「カチカチという音が煩わしい」?

どちらも消す理由としては弱い、というか、本末転倒ですね。


「ウインカーを出しっぱなしだとみっともない」?

そんな中2病のようなことを言っている方がみっともないですよ。


合図(ウインカー)を出すのは、
自分がどう動きたいのかを周りに知らせることが目的です。

例えば、片側2車線の道路で、
右側車線で信号待ちをしている車が右ウインカーを出していたら、
次の交差点を右折しようとしていることが分かりますから、
それに続く車は、車線を変わるなりの対処ができるわけです。
あるいは、「ここは右折レーンですよ」と示す意味もあります。


やはり、基本通りに、
信号待ちの間も、合図は出し続けておきましょう。


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縦列駐車の課題は、
最後に、完了した旨を試験官に告げて終了します。
それは、駐車スペースに車体のすべてが収まっていることを
ドライバー(受験者)が確認することを求めているからです。


きちんと収まっていないのに、
「縦列駐車、完了しました」などと言ってしまうと、
課題そのものを実施していないことになります。
車体(タイヤを除く)の一部でも駐車スペースからはみ出していたなら、
やり直すなり、幅寄せするなりして、きちんと収めてください。


「やり直し」と「幅寄せ」のどちらでも、
ご自分の好きなほうを選んでいただければ良いのですが、
どちらかと言えば、「やり直し」の方がお勧めです。
と言いますのは、
あの狭い縦列駐車用のスペースの中で「幅寄せ」はやりにくいからです。
寄せすぎて脱輪したり、でなければ、逆に全く寄せられなかったり、
というのが想像に難くありません。


そもそも1回で収まらなかったのは、
“車を入れていく角度”か“ハンドルを切るタイミング”の
どちらかが間違っていたはずです。
ここは思い切って、「やり直す」のが、結果的にうまく行くと思いますよ。
元の位置に戻るっていうのは、ちょっとした勇気が要りますけど。


もちろん、修正の必要が無く1回で収まるように、
練習はしっかりやっていきましょう。


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試験場での技能試験で、試験官から
「ここで停車措置を取って、完了した旨を告げてください」
と指示される場面が有ります。


中型車と大型車の試験課題には、
「後方感覚」・「隘路進入」・「路端停止」という課題があって、
これらいずれにも停車措置が必要ですが、
普通免許や普通仮免許の試験には関係ないですね。
普通車なら、停車措置を要するのは「縦列駐車の完了時」だけです。


さて、この「停車措置」というのが耳慣れない用語なので、
戸惑う受験者もいますが、そんなに難しいことではありません。
つまり、
「エンジンを切って下車するばかり」の状態にすることです。


具体的には、
 (1) ギアをニュートラル(AT車は「P」レンジ)にする
 (2) サイドブレーキを掛ける
 (3) 窓を閉める
 (4) ペダルから足を下ろす
 (5) ハンドルから手を離す
をやって、最後に、
 (6) 「完了しました。(終わりました。or出来ました。でも可)」と告げる
ということです。
エンジンはかかったままでOKです。


(3)~(5)はやらなくても減点になりませんが、
完全に車を停止させていることを自他ともに認識するため、
講じておいたほうが良いでしょう。
また、(5)まで終わるとホッとしてか、
(6)の“完了申告”を忘れがちですので、注意しましょう。


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前回、「縦列駐車で気まずい沈黙?」という記事を書きましたが、
方向変換課題でも気まずい沈黙の時間が流れることがあります。


縦列駐車では、
完了したらその旨を試験官に告げるのですが、
方向変換では、何ら報告することがありません。
「方向変換」という名のとおり、ただ「向きを変えて出て行く」だけで良いのです。
しかし、これを、
「車庫入れ」という課題だと思っている人(事実そう呼ぶ人もいます)は、
バックが完了した時点で、試験官の指示を待とうとしてしまいがちです。
ご丁寧に停車措置(前回の記事を参照)まで講じる人までいます。


ところが、試験中止項目の中に「試験官が是正措置を指示した場合」というのがあって、
試験官に「こうしなさい」と指示されたら、(一部の例外を除き)不合格となってしまいます。
ですから、試験官も迂闊に指示を出せないため、
そこに“気まずい沈黙”が生まれるというわけです。


まあ、しびれを切らして教えてくれる試験官もいるでしょうし、
ここで厳格に「試験官補助」を適用するとは思えませんが、
いずれにしても、方向変換課題では試験官からの指示を待ってはいけません。
黙って、もと来た道へ戻って行ってください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



カーブに近づいたら減速してください。
減速は、ただアクセルを緩めるだけで足りる時もありますが、
多くの場合はフットブレーキを併用することになります。

そして、その減速は、カーブの“前”で終わらせてください。


カーブを曲がっている時には車体に遠心力が働きます。
遠心力はスピードが速いほど強まりますし、
さらには、この遠心力を、前へ向かう推進力によって分散させるため、
カーブの中では、むしろ加速したいわけです。
こういった意味から、
カーブの“前”で減速しておくべきなのです。


また、ハンドルを切りながらブレーキを掛けると
車は横滑りしやすくなります。
この危険を回避するためにも、
減速はカーブの手前で終わらせなくてはいけません。


では、
カーブの前で減速し終わらなかったら、
どうしたら良いでしょうか?


正解は、
「減速が完了するまでハンドルを切らない」です。

減速しきれないままハンドルを切るのは“御法度”です。
極端な話、
「ハンドルを真っ直ぐに保持したまま停止する」くらいの気持ちで
強いブレーキ(急ブレーキではなく)を掛けていきましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



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