Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

タグ:左右


一時停止の標識のある交差点では、
必ず停止線の手前で停まって、
左右(右・左・右)を見てください。

その場所では安全確認ができなかったとしても、
それは停まらない理由になりませんから、必ず停まってください。
もしそこで確認ができなかったなら、
その後、徐行しつつ交差道路が見通せる所まで進んで再停止し、
再び左右の安全を確認して、それから交差点を通過します。

これを、「二段階停止」または「多段階停止」と呼びます。

手順を端的に言うと、
(1)「歩行者」が来ないかどうかを見て、
(2)「自転車」が来ないかを見て、
(3)「自動車(バイクを含む)」が来ないかを見る、
といった感じです。
これを励行しましょう。

また、一時停止の交差点が続く所もあります。
こういう所では、つい機械的に停止するだけになりがちですので、
億劫がらずに、しっかり「右・左・右」を確認してください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


一時停止の標識が有る交差点では、
停止線の直前(概ね50cm~1m)で必ず停まって
安全を確認してください。
“必ず”です。

まれに、
「あそこで停まっても左右の見通しが悪いから」などと言って、
平気で停止線を越えてから停止する人がいますね。
でも、それはダメですよ。
左右が見えないことは停止線で停まらない理由にはなりません。

停止線に合わせて停まって左右を見て、それで確認できれば良し、
もし左右が見えなかったら、
徐行しつつ交差道路の状況が見通せる所まで車を進めて、
そこで再び左右の安全を確認する、
というのが“正しい一時停止”です。
その手間を億劫がらないでください。

さらに言えば、そういう交差点に限って、
左から(右側通行の)自転車が突然出現して驚いたりします。
「見えていない所にこそ歩行者や自転車はいる」と思って、
一時停止&安全確認を抜かりなくやりましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


眼鏡店で聞いた話によると、
人間の目は、
左右それぞれ外側100°ほどの視界を持っているのだそうですね。
つまり、(ピントが合うかどうかの話は別にして)
真横より少し後ろまで見えているらしいです。

ということは、
ドライバーが前を向いて運転姿勢を保持したままでも、
サイドミラーは両側とも視界の中にあるはずです。

なので、ドライバーの意識しだいで、
ミラーに映っている物が「動いた」ってことぐらいは、
普通に前を見ながらでも分かると思います。
例えば、
右後ろを同じ向きに走っていた車が追い抜きし始めたとか、
左後ろを走っていた二輪車が進路を変えたとか。
そういう状況変化をいち早く察知することで、
より安全に対処することが可能となります。

こんなふうに、ドライバーは、前を見ながらでも、
サイドミラーを含めた視界全体を見渡すような意識を持っていてください。
そのうえで、たまにはサイドミラーも、
ピントを合わせて見るようにすると良いでしょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


踏切を通過する際には、
その手前で一時停止して、
左右の安全を“目”で確認するほか、
窓を開けて音を聞いて、“耳”でも安全を確認する、
と教わったはずです。

ところで、
「音を聞いて」と言われて、
“警報機の音”を聞くものと理解していませんか?
それもあながち間違いと言いきれませんが、
正しくは、“列車の音”を聞くことになっています。

都内では深夜でも喧騒の中にいるので
列車の接近を警報機の音で判断するドライバーが多いかも知れませんが、
でも、列車の音だって、意外なほどよく聞こえますよ。

というのも、レールは鉄製なので、
空気中より減衰が少なく、かつ、速く音が伝わります。
地方に行けば、周りが静かなのも手伝って、
列車が近づいているのが警報機が鳴り始めるより前に分かるほどです。

今度、踏切を渡る機会があったら、
意識して“列車の音”を聞くようにしてみてください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


子どもの左右視野角は約90°なのだそうです。
大人が約150°と言われますので、その6割ほどしかありません。
加えて、子どもは背も低いこともあって、
周囲の状況がよく見えていません。
これは、
肉体的に「よく見えていない」というだけでなく、
神経も、目の前の物だけに奪われて、
その他の物が目に入らなくなってしまいがちです。

なので、子どもは、
ボールや犬を追いかけて、道路に飛び出して来ます。
もっとも、このことは、
経験が乏しいために、車の動きや速さが理解できていない
という要因もあるとは思います。

それにしても、
ここで「子ども」の特徴として挙げた、
「視野が狭い」
「よく見えていない」
「目の前の物だけに神経を奪われて‥」
なんて、ご自分のことを言われているような気がしませんか?
「経験が乏しいため、車の動きや速さが理解できていない」
というのも、耳が痛くありませんか?

子どものことを笑っていられませんね。
肉体的にも、神経的にも、
“視野”を広く保って運転しましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


一時停止で停まった際に
「いち・に・さん」と数える教習生がまれにいます。
おそらくインターネット上で
「一時停止は3秒以上」なんて書いてある記事を読んで、
それを盲信しての所作だろうとは思います。

でも、一時停止で求められているのは、
確実に停止(速度ゼロ)して、
優先側の交通を妨害しないように左右を確認することです。
もっとも、
「左右」というのは「右・左・右」ですから、
結局、その確認に3秒ぐらいは費やすことになるでしょうが、
重要なのは、
「停止している秒数」ではなくて
「左右を確認したかどうか」なのです。

唱えるならば、
「いち・に・さん」ではなく、
「右・左・右」を口にして、しっかり確認しましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


一時停止(標識のある所や踏切の手前)では、
停止線の直前で必ず停まってください。
「停止」とは、タイヤをピタリ止めている状態です。

でも、停止しただけでは一時停止したことにはなりません。

停止して、安全を確認して、
それで初めて「一時停止」の要件を満たします。
というより、
「安全を確認するために停止する」のが一時停止の意味と理解してください。

でも、これ、結構できていないことが多いですね。
特に運転経験の有った方。
停止線で(形だけ)停まって
確認もせずにすぐ発進してしまうとか。
ひどいのになると、
速度を落とすだけで止まりもしないとか。

「停止線で停まっても左右が見通せないから。」
などと言い訳する人もいますね。
確かに停止線の所からは左右が確認できない交差点も多いと思います。
でも、それは停まらないことの理由にはなりません。
必ず一旦は停まってください。
そして、停止した場所から左右が確認できないなら、
徐行で交差点に入り、その地点から再度安全確認してください。

停止して確認して初めて「一時停止」なのですから。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


一時停止は、
「停止線直前でタイヤをピタリ止めて左右の安全確認」です。
このブログでも何度も書いてきました。

ところで、「左右の安全確認」というのは、
「左右を見る」だけでは足りませんよ。

もう随分前になりますが、
教習中に、一時停止の交差点で、
右から直進車が来ているのに発進しようとした教習生がいました。
慌てて「ダメダメ。」と言いながら補助ブレーキを踏んだところ、
当の教習生は
「ちゃんと停まりましたよ。」と涼しい顔で言い返すのです。

確かに、ちゃんと速度ゼロにして完全に停止しました。
その状態で「右・左・右」も見ました。
なるほど、ここまではOKです。

でも、右を見た時に、
右から車が近づいて来るのが見えたら、
(その距離と速度にもよりますが、基本的には)
こちらは発進してはいけないのですよ。

確認は、
「安全だったら発進する」ために行うものです。
「見た」だけでは安全確認になりません。

こんな事は説明するまでもないと思っていましたが、
言わないと解らない人もいるのだ、と考えさせられる事件でした。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


人間の耳は、左右のほぼ対称的な位置に付いているので、
音が右から聞こえるのか左から聞こえるのかは区別できても、
前からなのか後ろからなのかは判りにくい構造になっています。
ついでに言うと、上下の指向性もありません。

さて、それを踏まえて、
例えば、運転中に緊急車のサイレンが聞こえた場合、
どうすれば良いでしょうか。

もし自分が緊急車の進路上にいるなら避譲しなければなりませんから、
サイレンの音源がどこかを確認する必要があります。
この場合、緊急車を目で探すよりも先に、
音を聞くために、まず窓を開けましょう。

そして、顔をゆっくり左右に振ってみてください。
これは、耳の位置を動かすことで、
前後の音を聞き分けるようにするためです。
ふくろうの耳は上下に少しずれた位置に付いているそうですが、
それと似たようなイメージです。

音源のおおよその位置を把握できた後で、
緊急車がどこにいるかを、目で探しましょう。

これを慌てずにやっておくことで、
緊急車を探している(=わき見している)時間が短く済みますよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


一時停止の標識がある交差点では、
停止線の直前で完全に車を停止させ、
タイヤが動いていない状態で左右(「右・左・右」)を確認してください。
これは、赤の点滅信号や踏切で一時停止する際も同じです。


もちろん、
停止線より手前のうちに左右を確認してはいけないという
決まりがあるわけではないので、
車が停まる前に左右を見たって構いません。
特に、道路の両側に壁や看板があって見通しが悪い交差点では、
交差点より手前の見通しが良い所で、
予め左右を見ておくのがよいでしょう。


しかし!
車が動いているうちに左右を見たのは、
“一時停止における確認”ではありません。
一時停止が必要な場所では、
改めて、車を停めて左右を確認してください。


でも!
それを踏まえても、なお、
予め左右を見ておくのは安全のために有効です。
道路状況に応じて、柔軟に対応しましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



信号待ちの先頭車は、
青信号に変わってもすぐに発進しないでください。

信号の変わり端では、
交差点に突っ込んでくる車や、
無理して横断しようとする歩行者もいますので、
発進前に左右の安全を確認しましょう。


「さあ青だ いやもう一度 右左」
は、昭和43年の“歩行者向け”交通安全スローガンですが、
車でも同じ心構えが必要なのです。


ちなみに、「左右の安全確認」と言いますが、
正しくは「右・左・右」でしたよね。
これはもう、体で覚えてしまってください。


なお、2台目以降や、信号待ちせずに交差点を通過する場合は、
いちいち左右を確認しなくて良いですよ。
青信号(または自分が進む向きの矢印信号)と、
交差点の先に自分が進めることだけ確認すれば、
特に停止や徐行をすることなく、進んでしまって構いません。



文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


一時停止(踏切を含む)では、
車を完全に停めた状態で、左右の安全を確認しましょう。
基本は「右・左・右」でしたね。


この際、2度目の「右」を見ている最中に
ブレーキから足を離してしまう人がいます。

でも、それって、まだ確認が終わっていないのですよ。

MT車ならまだしも、
AT車だと、ブレーキを緩めると同時に車が動き始めますから、
すなわち「確認しないで発進した」と判断される可能性もあります。


「停止して確認する」のが一時停止ですから、
確認が終わらないうちに動き始めたら、
「一時停止していない」のと同義、すなわち、即、試験中止です。


ちょっとの気の緩み&焦りが命取りになります。
くれぐれも油断せず、確認が完全に終わるまでは、
ブレーキの上に足を載せておいてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


見通しの悪い路地から交通量の多い道へ出るとき、
その交差点にカーブミラーが設置されていれば、
鏡面に映る像を参考に、
車の来ていない時を見計らって少しずつ車体を進めていきます。


さて、このミラーは、
なにも狭い道から広い道に出るときだけに使うと限ったものではなく、
広い道の方から狭い道に入っていく場合にも活用できますよ。

広い道から狭い道に入ろうとするとき、
その交差点にミラーが付いていたら、
まず、そこに「何らかの危険がある」と察知してください。
そもそも注意を要する場所にカーブミラーを設置したのでしょうから、
当然と言えば当然でしょう。

そして、そのミラーを使って、
路地内に歩行者がいたり障害物があったりしないか、
こちらへ出て来ようとしていないか、を見てください。
もちろん、ミラーだけに頼るのでなく、
自分の目で見て確認する必要もあります。


ところで、
「ミラーは左右が反転しているので、分かりにくい」
と言う人がよくいます。
しかし、ミラーは、
そこに人や物があるかどうか、
そして、こちらに向かっているかどうか、を見るので、
左右は判別しなくてよいのですよ。

そんなことも意識して、
カーブミラーを上手に活用することを覚えましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



狭い路地から広い道に出る所で「一時停止」の標識が有ったら、
必ず一時停止してください。

建物や塀の陰で見通しが悪いことも往々にしてありますが、
それは一時停止しない理由にはなりません。
停止線で必ず停止して、左右を確認してください。
そして、徐行で、確認できる位置まで進みます。
安全の確認ができたら、広い道に出ていきます。


ところで、この、徐行で交差点に進入する際に、
右の方ばかり見ている人がいるのです。
日本では左側通行ですから
右から来る車が気になる気持ちは解らないでもないですが、
右ばかり見ていると、左から来る歩行者や自転車を見逃しますよ。
特に自転車は速いので、よけきれずに衝突する危険性があります。

本来、自転車は左側通行のはずですが、
右側通行していることも珍しくありません。
それが建物や塀の陰から出てくるので、
“伊達”でなく、本当に左右の確認をきちんとやってください。

「見通しの悪い一時停止」には「右側通行の自転車」が付き物
と思っておいたほうが良いでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




見通しの悪い交差点等には、
カーブミラーが設置されていることが多いので、
上手に活用しましょう。


「鏡像が反転しているので、左右が分からない」とか、
「凸面鏡なので、距離や速度がつかみにくい」とか言う人もいますが、
“左右”や“距離”や“相手の速度”なんか、
分かる必要が無いのですよ。
大事なのは、「自分のほうに向かって来ているのか」、
これだけです。

ミラーに、こちらに向かって来る物体が映っていたら、
徐行するなり、停まるなり、してください。
相手がいつまでも近づいて来ないようであれば、
その時になってから、落ち着いてミラーを見直して、
こちらが進んで良いか、停まっているべきかを考えればよいのです。


なお、カーブミラーにも死角が有って、
例えばミラーの足元近くの自転車などは見えないことがありますから、
ミラーだけに頼りきることなく、
必ず自分の目でも確認するのを忘れないでください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




一時停止の標識のある交差点では、
停止線の手前で停まって、
左右(右・左・右)を見てください。


その場所では安全確認ができない場合であろうと、
停まらない理由になりませんから、必ず停まってください。
もしそこで確認ができなかったなら、
その後、徐行しつつ交差道路が見通せる所まで進んで再停止し、
再び左右の安全を確認して、それから交差点を通過します。

これを、「二段階停止」または「多段階停止」と呼びます。


端的に手順をイメージすれば、
(1)「歩行者」が来ないかどうかを見て、
(2)「自転車」が来ないかを見て、
(3)「自動車(バイクを含む)」が来ないかを見る、
といった感じです。
これを励行しましょう。


また、一時停止の交差点が続く所もあります。
こういう所では、つい機械的に停止するだけになりがちですので、
億劫がらずに、しっかり「右・左・右」を確認してください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




一時停止の標識が有る交差点では、
停止線の直前(概ね50cm~1m)で必ず停まって
安全を確認してください。

たまに、平気で停止線を越えてから停止する人がいますね。
車体と停止線との位置関係が把握できていないとかでなく、
「あそこで停まっても左右の見通しが悪いから」という確信犯で。

ダメダメ!
左右が見えないことは停止線で停まらない理由にはなりません。


停止線に合わせて停まって左右を見て、
それで安全確認ができれば良し、
左右が見えなかったら、
徐行しつつ交差道路の状況が見通せる所まで車を進めて、
そこで再び左右の安全を確認するのが「正しい一時停止」です。
その手間を億劫がってはいけません。

さらに言えば、そういう交差点に限って、
左から(右側通行の)自転車が突然出現して驚くことが多いような気がします。
「見えていない所にこそ歩行者や自転車はいる」と思って、
一時停止&安全確認を抜かりなくやりましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




サイドミラーは、
ドライバーが運転姿勢を保持したまま、
両側とも見えているはずです。

眼鏡店で聞いた話によると、
人間の目は、
左右それぞれ外側100°ほどの視界を持っているのだそうですね。
つまり、(ピントが合うかどうかの話は別にして)
真横より少し後ろまで見えているらしいです。


ということは、
特に見つめなくてもサイドミラーは視界の中にあるので、
ドライバーの意識しだいで、
ミラーに映っている物が「動いた」ってことぐらいは、
普通に前を見ながらでも分かるはずです。

例えば、右後ろを同じ向きに走っていた車が追い抜きし始めたとか、
左後ろを走っていた二輪車が進路を変えたとか。
そういう状況変化をいち早く察知することで、
より安全に対処することが可能となります。


ですから、ドライバーは、前を見ながらでも、
サイドミラーを含めた視界全体を見渡すような意識を持っていてください。
そのうえで、たまにはサイドミラーも、
ちらちらと(ピントを合わせて)見るようにすると良いでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





信号待ちの先頭車は、
青信号に変わってもすぐに発進してはいけません。
信号の変わり端では、
交差点に突っ込んでくる車や、
無理して横断しようとする歩行者もいますので、
必ず左右の安全確認をしてから発進してください。


「さあ青だ いやもう一度 右左(みぎひだり)」
は、昭和43年の“歩行者向け”交通安全スローガンですが、
車でも同じ心構えが必要になります。


なお、「左右の安全確認」と言いますが、
正しくは「右・左・右」を見るのでしたね。
これはもう、体で覚えてしまってください。


ちなみに、2台目以降の車は、
いちいち左右を確認しなくても良いです。
青信号であることと、交差点の先に自分が進める余地があることだけ確認すれば、
特に停止や徐行することもなく、
前の車に続いて、進んでしまって構いません。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





踏切や一時停止の標識がある交差点では、
車を完全に停めた状態で、左右の安全を確認しましょう。
基本は「右・左・右」を見るのでしたね。

この時、2度目の「右」を見ている最中に
ブレーキから足を離してしまう人がいますが、
それは、確認がまだ終わっていない状態です。

MTならまだしも、
ATだとブレーキを緩めると同時に車が動き始めますから、
つまり「確認できていないうちに発進した」と見られても文句は言えません。
踏切や一時停止で確認しないのは、厳密にとらえられれば、「試験中止」ですよ。
(そこだけなら目をつぶってくれる試験官もいないわけではないですが)

ちょっとの気の緩みが致命傷になりますので、
油断せず、確認が完全に終わるまで、
ブレーキはずっと踏みっぱなしにしておいてください。


そして、これから自分が進むべき道を見てから発進(≒「前見て加速!」)
というのを常に意識していれば、
確認中にブレーキから足を離すという症状は出なくなるはずです。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





踏切を通過する際には、
その手前で一時停止して、
左右の安全を目で確認するほか、
窓を開けて音を聞いて、耳でも安全を確認する、
と教わったはずです。

「音を聞いて」と言われて、
“警報機の音”を聞くものと理解する向きも多いようです。
それもあながち間違いと言いきれませんが、
正しくは、“列車の音”を聞くことになっています。


都内では深夜でも喧騒の中にいるので
列車の接近を警報機の音で判断するドライバーが多いかも知れませんが、
でも、列車の音だって、意外なほどよく聞こえますよ。

考えてみれば、レールは鉄製なので、
空気中より速く、かつ、減衰が少なく、音が伝わる理屈です。
地方に行けば、周りが静かなのも手伝って、
列車が近づいているのが警報機が鳴り始めるより前に分かるほどです。


今度、踏切を渡る機会があったら、
意識して“列車の音”を聞くようにしてみてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





子どもの左右視野角は約90°だそうで、
大人(約150°と言われます)の6割ほどしかありません。
加えて、子どもは背も低いので、
周囲の状況がよく見えていません。
これは、
肉体的に「よく見えていない」というだけでなく、
神経も、目の前の物だけに奪われて、
その他の物が目に入らなくなってしまいがちです。


なので、子どもは、
ボールや犬を追いかけて、道路に飛び出して来ます。
もっとも、このことは、経験が乏しいために、
車の動きや速さが理解できていないというのもあるとは思います。


それにしても、
ここで「子ども」の特徴として挙げた、
「視野が狭い」
「よく見えていない」
「目の前の物だけに神経を奪われて‥」
なんて、ご自分のことを言われているような気がしませんか?
「経験が乏しいため、車の動きや速さが理解できていない」
というのも、耳が痛くありませんか?


子どものことを笑っていられませんよ。
肉体的にも、神経的にも、
“視野”を広く保って運転しましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





まれに、一時停止で停まった際に
「いち・に・さん」と数える教習生がいます。
おそらくインターネット上で
「一時停止は3秒以上」なんて書いてある記事を読んで、
それを盲信しての所作だろうとは思います。


でも、
採点基準に一時停止の秒数なんか書かれていませんよ。

一時停止は、
確実に停止(速度ゼロ)して、
優先側の交通を妨害しないように左右を確認すること、
が求められています。
「左右」というのは「右・左・右」ですから、
結局、その確認に3秒ぐらいは費やすことになるでしょうが、
重要なのは、
「停止している秒数」ではなくて
「左右を確認したかどうか」です。


唱えるならば、
「いち・に・さん」ではなく、
「右・左・右」を口にしてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





東京の小学校は、今日(7月21日)から
夏休みに入りました。
通常期なら、路上試験の時間帯は学校があるので、
子どもを見かけることはあまりありませんが、
この時期は、
子どもが外を歩いています。自転車に乗っています。道で遊んでいます。
くれぐれも注意して走行してください。


子どもは左右を見ないで突然飛び出してきます。
ボールが道に転がって来た時には、その後に子どもが続くものと思ってください。
また、道の反対側にお母さんや友だちがいる時も、要注意です。


小学校低学年くらいの、まだ乗り慣れていない自転車も危険です。
充分な間隔を空けて、反対車線にはみ出して追い越すか、
それができなそうなら、安全に追い越せる所まで追走するしか無いですね。

また、最近はイヤホンで音楽を聴きながら、あるいは携帯電話で話をしながら
(これは中高生ですね)
乗っている自転車も目立ちます。
器用にもスマホをいじりながら、という人もいます。
いずれも、こちら(車)の存在に気づいていないことが多いので、
こちらが注意してあげなければいけません。


それから、道で遊んでいる子どもも怖いですね。
道に落書きでもしているのか、しゃがんでいるのを見るとハラハラします。
それが、坂やカーブの向こう側だったりもしますので、
常にそういうことがあるものだと思って運転することが肝要です。


いずれも「危険予測」の課題に出てきそうな状況ですので、
もう1度、教本を見直しておきましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





一時停止は、
「タイヤをピタリ止めて左右の安全確認」というのは、
このブログで何度も書いてきたところです。


ところで、先日の教習中、一時停止の交差点で、
右から直進車が来ているのに発進しようとした教習生がいました。

慌てて「ダメダメ。」と言いながら補助ブレーキを踏んだところ、
当の教習生は
「ちゃんと停まりましたよ。」と涼しい顔で言い返すのです。


確かに、ちゃんと速度ゼロにして完全に停止しました。
その状態で「右・左・右」も見ました。
ここまではOKです。

でも、右を見た時に、
右から車が近づいて来るのが見えたら、
(その距離と速度にもよりますが、基本的には)
こちらは発進してはいけないのですよ。
そうするからこそ、「安全確認」なわけです。


こんな事は説明不要だと思っていましたが、
言わないと解らない人もいるのだ、と考えさせられる事件でした。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





人間の耳は左右の(ほぼ)対称的な位置に付いているので、
右からの音か左からの音かは区別できても、
それが、前なのか後ろなのかは判りにくいのです。
(ついでに言うと、音には上下の指向性もありません)


それを踏まえて、
例えば、運転中に緊急車のサイレンが聞こえた場合、
どうすれば良いでしょうか。

緊急車の進路上に自分がいるなら避譲しなければならないので、
そのためには音源がどこかを確認する必要があります。

この場合、その緊急車を目で探すよりも先に、
音を聞くために、まず窓を開けましょう。
そして、顔をゆっくり左右に振ってみてください。
これは、耳の位置を動かすことで、
前後の音を聞き分けるようにするためです。
ふくろうの耳は上下に少しずれた位置に付いているそうですが、
そんなイメージです。

そして、音源のおおよその位置を把握した後に、
緊急車がどこにいるかを、目で探しましょう。


これを慌てずにやることで、
脇見している時間が短く済みますよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





一時停止の標識がある交差点では、
停止線の直前で完全に車を停止させ、
左右(「右・左・右」)を確認するのでしたね。
踏切でも同様です。


とは言っても、
停止線より手前のうちに左右を確認してはいけないという
決まりがあるわけではないので、
車が停まる前に左右を見ても構わないのですよ。
特に、両側に壁や看板が設置されているなど
交差点に接近しないうちの方がむしろ見通しが良い所では、
予め左右を見ておくことをお勧めします。


しか~し!
車が動いているうちに左右を見たとしても、
それは、
「一時停止での左右確認」ではありません。
改めて、車を停めて左右を確認する必要があることは、
お忘れなく。


でも!
それを踏まえても、なお、
予め左右を見ておくのは安全運転のために有効ですから、
道路状況に応じて、柔軟に対応しましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




信号待ちの先頭車は、
青信号に変わってもすぐに発進せず、
左右の安全確認をしましょう。
信号の変わり端では、
交差点に突っ込んでくる車や、
無理して横断しようとする歩行者もいますので。


「さあ青だ いやもう一度 右左」
は、昭和43年の“歩行者向け”交通安全スローガンですが、
車でも同じ心構えが必要ということです。


なお、「左右の安全確認」と言いますが、
正しくは「右・左・右」でしたよね。
これはもう、体で覚えてしまってください。


ちなみに、2台目以降の車は、
いちいち左右を確認しなくても良いです。
信号を確認することと、交差点の先に自分が進めることだけ確認すれば、
特に停止や徐行をすることなく、
前の車に続いて、進んでしまって構いません。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




踏切や一時停止の標識がある交差点では、
車を完全に停めた状態で、左右の安全を確認しましょう。
基本は「右・左・右」でした。


この際、2度目の「右」を見ている最中に
ブレーキから足を離してしまう人がいます。
でも、それって、まだ確認が終わっていませんよね。


MTならまだしも、
ATだとブレーキを緩めると同時に車が動き始めますから、
すなわち「確認しないで発進した」と見られても文句は言えません。


踏切や一時停止で確認しないのは、即、試験中止です。
ちょっとの気の緩みが致命傷になりますので、
油断せず、確認が完全に終わるまでは、
ブレーキの上に足を載せておいてください。


でも、それ以前に、
発進前に自分がこれから向かう方を見ること(=「前見て加速!」)
を常に意識していれば、
確認中にブレーキから足を離してしまう症状は出ないはずなんですけど。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




見通しの悪い路地から交通量の多い道へ出るときは、
大抵は、その交差点にミラーが付いているので、
それを見て、
車の来ていない時を見計らって少しずつ車体を進めていきます。


このミラーは、
狭い道から広い道に出る場合ばかりでなく、
広い道の方から狭い道に入っていく場合にも活用できますよ。

広い道から狭い道に入ろうとするとき、
その交差点にミラーが付いていたら、
まず、そこに「何らかの危険がある」と察知してください。
考えてみれば至極当然ですが、
元々「注意を要するからミラーを付けた」のでしょうから。

そして、そのミラーを使って、
路地内に歩行者がいたり障害物があったりしないか、
こちらへ出て来ようとしている車がいないか、
を確認してください。
(ミラーだけに頼るのもいけませんが。)


ところで、
「ミラーは左右が反転しているので、分かりにくい」
と言う人がよくいます。

しかし、ミラーで左右を判別する必要はありませんよ。
そこに人や物があるかどうか、
そして、こちらに向かっているかどうか、
を見るのが大事なのですから。


そんなことも意識して、
ミラーを上手に使うことを覚えましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




狭い路地から広い道に出る所は、
通常は「一時停止」になっています。
しかし、停止線で停止して左右を確認しようとしても、
建物や塀の陰になっていて見えないことが往々にしてありますね。


でも、そのような場合であっても
一時停止しないのが許されるわけではありません。
停止線で必ず停止して、左右を確認してください。

見通しが悪くて確認ができない時は、
徐行で、確認できる位置まで進みます。
そして安全の確認ができたら、
それから通常の発進を行えば良いのです。


ところで、この、徐行で交差点に進入する際に、
右の方ばかり見ている人がいるのです。
日本では左側通行ですから
右から来る車が気になる気持ちは解らないでもないですが、
右ばかり見ていると、左から来る歩行者や自転車を見逃しますよ。
特に自転車は速いので、よけきれずに衝突する危険性があります。


本来、自転車は左側通行のはずですが、
右側通行していることも珍しくありません。
でもそれを責めるよりも、ドライバーの方が気をつけてあげましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




カーブや交差点の見通しの悪い所には
ミラーが設置されていることが多いので、上手に活用しましょう。


「ミラーだと左右どちらだか分からなくなってしまう」とか、
「距離感や速度がつかみにくい」とか言う人もいますが、
左右や距離感や速度なんか、実は、あまり重要ではありません。

注意するべきなのは、
「自分の方に向かって来る物が有るか・無いか」、これだけです。
こちらに向かって来る物が見えたら、
とりあえず減速するなり停まるなりしましょう。


ついでに言うと、
カーブミラーは凸面鏡ですから、像は小さく映ります。
なので、ミラーに映っている姿よりも、
実際には、近く、そして速く近づいている、と思ってください。


もし、いつまでも相手が近づいて来ないようであれば、
落ち着いてミラーを見直して、
相手が停まっていたり、譲ってくれていたりしたなら、
自分が進めば良いのです。


なお、カーブミラーにも死角が有って、
例えばミラーの足元近くの自転車などは見えないこともありますから、
必ず自分の目でも確認するのを忘れないでください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




カーブや交差点の見通しの悪い所には
ミラーが設置されていることが多いので、
上手に活用しましょう。


「鏡像は反転しているので左右が分からない」とか、
「凸面鏡なので距離感や速度がつかみにくい」とか言う人もいますが、
“左右”や“距離感”や“相手の速度”なんか、
分かる必要が無いのですよ。


要は、「自分のほうに向かって来ているのか」、
これだけを注意してください。
こちらに向かって来る物体が見えたら、
とりあえず減速するなり停まるなりすることです。
相手がいつまでも近づいて来ないようであれば、
停まっているか徐行していることも考えられますが、
そういうケースは、その時になってから落ち着いてミラーを見直して、
改めて自分がどうするかを判断すれば良いのです。


なお、カーブミラーにも死角が有って、
例えばミラーの足元近くの自転車などは見えないことがありますから、
必ず自分の目でも確認するのを忘れないでください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





一時停止の標識が有る交差点では、必ず停まって安全を確認してください。
完全に停止せず左右をキョロキョロ見ただけで交差点に進入する車もいますが、
それでは“一時停止”していませんからね。

停止線の所で停まっても左右の状況が見えない交差点もありますが、
それだって停まらないことを正当化する理由にはなりません。

こういう交差点では、
停止線に合わせて停まり、タイヤがピタリ動かない状態で左右を確認し、
その後、状況が見える所まで徐行で前進させて行き、
そこで再び左右の安全を確認することになります。


なお、こういう場面では、
“右側通行の自転車”には特に注意しましょう。
見通しの悪い交差点に進入する際に、
ドライバーは、右からの車ばかりを気にしがちで、
左から来る自転車に気づきにくいのです。
自転車側もある程度の速度が出ていることも有って、
お互いに“突然”出現するので、肝を冷やします。

塀や障害物の陰には「歩行者や自転車がいるものだ」と思って、
慎重に左右の安全を確認しつつ交差点に進入しましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





狭い道から広い道に出る所では、
停止位置から交差道路が見通せないことがよくあります。
こういう所では、
二段階停止(多段階停止とも言う)を励行しましょう。


まず、一時停止は、停止線の手前で停まります。
その場所では安全確認ができない場合でも、
必ず停まって、左右(右・左・右)を見ます。
その後、徐行しつつ交差道路が見通せる所まで進んで再停止し、
今度こそ左右の安全を確認して、それから交差点を通過します。
これが、「二段階停止(多段階停止)」です。

(1)「歩行者」が来ないかどうかを見て、
(2)「自転車」が来ないかを見て、
(3)「自動車(バイクを含む)」が来ないかを見る、
という手順を踏むことになります。


また、一時停止の交差点が続く所もあります。
こういう所では、つい機械的に停止するだけになりがちですので、
億劫がらずに、しっかり「右・左・右」を確認してください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





春休みですね。
通常期なら、路上試験の時間帯は学校があるので、
子どもを見かけることはあまりありませんが、
この時期は子どもが外を歩いています。自転車に乗っています。道で遊んでいます。
くれぐれも注意して走行してください。


子どもは左右を見ないで突然飛び出してきます。
ボールが道に転がって来た時には、その後に子どもが続くものと思ってください。
また、道の反対側にお母さんや友だちがいる時も、要注意です。


小学校低学年くらいの、まだ乗り慣れていない自転車も危険です。
充分な間隔を空けて、反対車線にはみ出して追い越すか、
それができなければ、安全に追い越せる所まで追走するしか無いですね。

また、最近はイヤホンで音楽を聴きながら乗っていたり、
携帯電話で話をしながら乗っている自転車(これは中高生ですね)も目立ちます。
器用にもスマホをいじりながら、という人もいます。
いずれも、こちら(車)の存在に気づかないことが多いので、
こちらが注意してあげなければいけません。


それから、道で遊んでいる子どもも怖いですね。
道に落書きでもしているのか、しゃがんでいるのを見るとハラハラします。
それが、坂やカーブの向こう側だったりもしますので、
常にそういうことがあるものだと思って運転することが肝要です。


いずれも「危険予測」の課題に出てきそうな状況ですので、
もう1度、教本を見直しておきましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




一時停止の標識が有る交差点では、必ず停まって安全を確認してください。

「何を今さら…」とおっしゃる方、
本当にタイヤをピタリ止めて「停止」の状態を作っていますか?
形だけ停まって、安全確認がおろそかになっていたりしませんか?
そして、停止位置はしっかり停止線の直前(概ね50cm~1m)ですか?


たまに、平気で停止線を越えてから停止する人がいますね。
車体と停止線との位置関係が把握できていないとかでなく、
「あそこで停まっても左右の見通しが悪いから」という確信犯で。


いいえ、それもダメですよ。
左右の状況が見えないことは停止線で停まらない理由にはなりません。

停止線に合わせて停まって左右を見て、それで安全確認ができれば良し、
もし安全が確認できなかったら、
徐行しつつ交差道路の状況が見通せる所まで車を進めて、
そこで再び左右の安全を確認することになります。

その手間を億劫がってはいけません。


さらに言えば、そういう交差点に限って、
左から(右側通行の)自転車が突然出現して驚くことが多いような気がします。
「見えていない所にこそ歩行者や自転車はいる」と思って、
一時停止&安全確認を抜かりなくやりましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





ドライバーが普通の運転姿勢を保持したままでも、
両側のサイドミラーは見えているはずです。


眼鏡店で聞いた話によると、
人間の目は(ピントが合うかどうかの話は別にして)
左右それぞれ外側100°ほどの視界を持っているのだそうですね。
つまり、真横より少し後ろまで見えているらしい…


ということは、
特に見つめなくてもサイドミラーは視界の中にあるので、
ドライバーが意識していれば、
ミラーに映っている物が「動いた」ってことぐらいは、
普通に前を見ながらでも分かるはずです。

例えば、左後ろを走っていた二輪車が進路変更した、とか、
右後ろを同じ向きに走っていた車が追い抜きを掛けて来たとか。
そういう状況変化をいち早く察知することで、
より安全に対処することが可能となります。


そのため、ドライバーは、前を見ながらでも、
サイドミラーを含めた視界全体を見渡すような意識を持っていてください。
そのうえで、たまにはサイドミラーも、ちらちらと、
(ピントを合わせて)見るようにしましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




特段の事情が無い限り、
車は、車両通行帯の中央を走るのが基本です。
走行中は、自分が中央を走れているかどうかを
常に把握していてください。


一番分かりやすいのは、
まっすぐな道を走っている時に、サイドミラーで、
左右のラインと車体との位置関係を目で見て把握することです。
そのうちに、運転席から見える景色で
車両感覚が掴めるようになってきます。


また、アクセルペダルの先に右前輪をイメージできますから、
センターラインの概ね20cmくらい内側を
“右足”が通るようにして走行すれば良いでしょう。
ドライバーによっては、
「右前フェンダーがセンターラインをなぞるように見える位置で」
という目標を使って走る人もいるようですが、
それでも良いと思います。


ただし、“右足”や“右前フェンダー”といった“右”を基準にした場合は、
必ず左ラインとの位置関係もサイドミラーで見ておいてください。
当然のことですが、すべての道の車線幅が同じではありませんから、
右を合わせただけでは、
左のタイヤがラインを踏んでしまっていたなんてことも起こりますので。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




信号待ちの先頭車は、
青信号に変わってもすぐに発進せず、
左右の安全確認をしましょう。
信号の変わり端では、
交差点に突っ込んでくる車や、
無理して横断しようとする歩行者もいますので。


「さあ青だ いやもう一度 右左」
は、昭和43年の“歩行者向け”交通安全スローガンですが、
車でも同じ心構えが必要ということです。


なお、「左右の安全確認」と言いますが、
正しくは「右・左・右」でしたよね。
これはもう、体で覚えてしまってください。


ちなみに、2台目以降の車は、
いちいち左右を確認しなくても良いです。
信号を確認することと、交差点の先に自分が進めることだけ確認すれば、
特に停止や徐行することもなく、
前の車に続いて、進んでしまって構いません。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





踏切や一時停止の標識がある交差点では、
車を完全に停めた状態で、左右の安全を確認しましょう。
基本は「右・左・右」でしたね。


この時、2度目の「右」を見ている最中に
ブレーキから足を離してしまう人がいますが、
それだと、確認が終わっていないことになります。
MTならまだしも、
ATだとブレーキを緩めると同時に車が動き始めますから、
つまり「確認できていないうちに発進した」と見られても文句は言えません。
踏切や一時停止で確認しないのは、厳密にとらえられれば、試験中止ですよ。
(それだけのミスなら目をつぶってくれる試験官もいないわけではないですが)


ちょっとの気の緩みが致命傷になりますので、
油断せず、確認が完全に終わるまでは、
ブレーキの上に足を載せておいてください。


もっとも、
発進前には自分がこれから向かう方を見ること(=「前見て加速!」)
を常に意識していれば、
確認中にブレーキから足を離すという症状は出ないはずなんですが。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




今日の関東地方は晴天に恵まれ暖かでしたね。
こんな日は、試験中も、車の窓を開けて走っても良いのですよ。
ただ、助手席には試験官が、後部座席には次の受験者が乗っていますから、
ドライバーが開ける窓は運転席側だけにしておきましょう。


ところで、「踏切」での確認は、
目で左右を見るほか、窓を開けて音を聞くことになっていますが、
最初から窓が開いていれば、踏切でのアクションが一つ減り、
そこで減点される可能性も無くなる理屈です。


そのため、他の教習所様には
「初めから窓を開けておけ」とアドバイスする指導員もいると聞きますが、
さすがに、それは基本が理解できなくなってしまいますので、
パイロットアカデミーの教習では、一応、
「踏切で停止したら窓を開け、窓を閉めて再発進」と教えています。


でも、冒頭に書いたように、
受験日の天候によっては、初めから窓を開けておいても問題ありませんよ。
そして、試験が終わったら、窓を閉めてから降車します。
なお、パワーウインドウはエンジンを切ると作動しないものがありますから、
必ず窓が閉まっていることを確認してから、エンジンを切りましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




踏切を通過する際には、
必ず一時停止して、左右の安全を“目”で確認するほか、
窓を開けて音を聞いて、“耳”でも安全を確認する、
と教わったはずです。


「音を聞いて」と言われて、
“警報機の音”を聞くものと理解している人も多いですが、
(それもあながち間違いと言いきれませんが)
正しくは、“列車の音”を聞くことになっています。


都内では深夜でも喧騒の中にいるので
列車の接近を警報機の音で判断するドライバーが多いかも知れませんが、
でも、列車の音だって、意外なほどよく聞こえますよ。
考えてみれば、レールは鉄製なので、
空気中を伝わるより速く、かつ、減衰が少なく、音が伝わる理屈です。
地方に行けば、周りが静かなのも手伝って、
警報機が鳴り始める前に列車が近づいているのが分かるほどです。


今度、踏切を渡ることがあったら、
意識して“列車の音”を聞くようにしてみてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




ガソリンスタンドやファミレス等に入るために
歩道を横切ることがあります。
そういう所では、
歩道に入る直前で一時停止することになっています。
(道路交通法第17条第2項)


「一時停止」とは、
タイヤをピタリ止めて、左右の安全を確認するのでしたよね。


この「歩道直前での一時停止」は、
左折で店に入る場合ならイメージしやすいと思いますし、
実際、このように左折する車はよく見かけますが、
これは、右折で入る場合も同じですよ。
つまり、道路の右側にある店に入る際には、
対向車線をふさいだ状態で一時停止しないといけないのです。


それと、うっかりしがちですが、
店に入る時ばかりでなく、
歩道を横切って店を出る時も同じです。


左折の時も、右折の時も、入る時も、出る時も、
歩道を横切る直前で一時停止。
うっかり忘れる人が多いので、注意しましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



このページのトップヘ