内輪差とは、
車が曲がるとき前輪が後輪より内側を通ることによる前後輪の軌跡の差をいう。
この説明は正しいでしょうか?
答えは「×」!
「○」と答えた人は、
落ち着いて問題文を読み直してみてください。
気が付きました?
「内輪差」とは、
“後輪”が“前輪”より内側を通ることによる前後輪の軌跡の差
のことです。
この出題例では前後が逆になっています。
いわゆる「意地悪ひっかけ問題」です。 注意しましょう。
ところで、車(後輪で舵を取る大型特殊車両を除き)が曲がる時には
内輪差が生じることは、
車を運転しない人でも知っている常識です。
その内輪差で脱輪してしまうのは、
ドライバーにとって“2番目”に恥ずかしいことと認識してください。
ちなみに、1番恥ずかしいのは「ガス欠」(これも車を運転する上での常識)です。
技能未熟な教習生ならともかく、
運転に慣れてきたころに内輪差で脱輪してしまうのは、
「つい失念していた」という人がほとんどです。
常に緊張感を保って運転しましょう。
冒頭に挙げたような学科試験の意地悪問題に引っ掛かるのも、
緊張感が欠けている証左と言えるかも知れません。
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