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自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

タグ:指定教習所

自動車教習所には、いくつか種類があります。

まず、公安委員会に届け出ている教習所を「届出教習所」と呼びます。
ここでは、『教習原簿』に記載された指導カリキュラムに沿って教習が行われます。
届出教習所の中には、「特定届出教習所」と呼ばれる、
特定教習(応急救護や高速教習など)を行うことを認められている所も有ります。
なお、次項の「指定教習所」も法律上は「届出教習所」に含まれますが、
普通は「届出教習所」と言ったら「指定教習所以外の届出教習所」という意味です。

さて、公安委員会に届け出た教習所のうち、公安委員会が定める基準を備えたものは、
「卒業検定をもって試験場での実地試験とみなす」という指定を受けられます。
これが「指定教習所」です。
指定教習所は、一般には「公認教習所」とか「公認自動車学校」と呼ばれ、
そこの卒業生は、試験場で学科試験さえ合格すれば免許を取得できます。
この「指定教習所を卒業して免許センターで学科試験のみ受ける」というのが、
我が国で自動車運転免許を取得する最もポピュラーな方法と言えるでしょう。

そして、公安委員会に届け出ていない教習所(個人指導を含む)も有ります。
パイロットアカデミーもその一つです。
『教習原簿』を使う義務が無いため、指導カリキュラムは、
良く言えば融通が利く、悪く言えば統一性が保てない可能性があります。
ただ、経営に余計なコストを掛けないので、
教習料を安く抑えられるという大きなメリットがあります。
しかし、試験場で技能試験も受験しなければ免許が取得できないのは、
最大のデメリットと言えるでしょう。

このように、教習所は、公認教習所だけではありません。
それぞれタイプごとのメリット・デメリットを理解したうえで
ご自分に合った教習所を選びましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


自動車教習所は、
大きく以下3つに分類されます。

1.指定教習所
 公安委員会の指定を受けている、いわゆる「公認自動車学校」。
 (法律上は「届出教習所」に含まれるが、通常、そう呼ばれることはない)
 指定教習所を卒業すれば、技能試験免除(学科試験のみ受験)で免許が取得できる。

2.届出教習所(特定教習を実施する「特定届出教習所」もこれの一種)
 公安委員会に届け出ている教習所。
 指導カリキュラムが有り、それに沿った教習が行われる(ことになっている)。
 試験場(免許センター)で学科試験と技能試験を受験しないと免許が取得できない。

3.非届出教習所
 公安委員会に届け出ていない教習所。
 試験場(免許センター)で学科試験と技能試験を受験しないと免許が取得できない。
 パイロットアカデミーもこれに当たります。

笑ってしまうのが、各校のサイトでは、
「1」は「2」と比較してのメリットを、
「2」は「3」と比較してのメリットを、
それぞれ自慢していること。
なお、ウィキペディアの「届出自動車教習所」の説明は、
ちょっと届出校に肩入れしすぎのように感じます。
あれを書いたのは、きっと届出校の関係者でしょう。

それはさておき、
巷間、一部に「非届出教習所はモグリ」とのデマが流れているようですが、
それって、パイロットアカデミーの経営的には、非常に迷惑なのです。

誤解されているといけないので、はっきり書いておきますが、
この商売は、公安委員会に届け出なくても営むことができます。
道路交通法第98条には、
「自動車教習所は公安委員会に届け出ることが“できる”」(意を変えずに一部編集)
と書いてあり、つまり、届け出るのは任意なのです。
届け出ていなくても、決して「モグリ」ではありません。

たしかに、公安委員会に届け出ていないと、
当局の指導が入らない分、違法業者がはびこりやすいのは事実でしょう。
でも、それを言うなら、
届出教習所だって、「指定教習所」であるかのように誤認させるなど、
悪質な業者が後を絶ちませんし、
wikiに書いてあるような「教習原簿に則った教習」なんか、
全然やっていないのが実状なのですから、
ことさら届出教習所が非届出教習所より優れているかのように言うのはどうかと思います。

…だんだん熱くなってきてしまったので、この辺にしておきます。

いずれにしても、これから免許を取ろうとする方は、
教習所にも種類があることを知ってください。
そして、選択肢それぞれのメリット・デメリットを研究したうえで、
どういう方法を採るかを決めていただきたいものです。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


パイロットアカデミーには、
他の教習所さまに在籍されている方がワンポイントレッスンのために、
あるいはセカンドオピニオンを求めて来られる教習生がいらっしゃいます。
また、何らかの事情で他の教習所さまに通えなくなった方が、
今後はパイロットアカデミーに通われるというのも、
もちろん歓迎しております。

しかし、そういうのは「転校」とは呼ばないのですよ。
この業界で「転校」というのは、
指定教習所(いわゆる公認自動車学校)から別の指定教習所に、
それまでに修得している単位を引き継いで移ることを言います。

パイロットアカデミーのような一発試験向けの教習においては、
それまで、どこでどれだけの教習を受けたか(単位を修得したか)
ということは、あまり意味が無く、
要は、一発試験に太刀打ちできる技能を有しているか否か、
だけが問題なのです。

そういう意味で、
初めてハンドルを握る人も、
免許の再取得を目指す人も、
そして、他校で教習を受けていた人も、
「みな平等」と理解してください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


いわゆる“一発試験”で免許を取るには、
試験場での試験に合格した後、
指定自動車教習所で「免許取得時講習」を受講しなければなりません。

しかし、予め「特定教習」を受講しておくと、取得時講習の受講は免除され、
本免技能試験(路上試験)に合格したら、その日のうちに免許証が交付されます。
これは、特定教習の大きなメリットと言えるでしょう。


一方で、特定教習には、次のようなデメリットもあります。

まず、取得時講習の費用は、どこで受講しても「13,700円」(一部免除等を除く)ですが、
特定教習の受講料は自由設定ですので、教習所ごとに異なります。
それほど高くなってはいないと思いますが、事前に必ず確認してください。

また、特定教習を行っている特定届出教習所は、
指定教習所(いわゆる「公認自動車学校」)ではありません。
そのため、
指導員のレベルがピンキリで“当たり外れ”が大きいことは
承知しておかなければならないでしょう。
(もっとも指定教習所でも、担当講師の“当たり外れ”はありますが…)

それから、高速教習にあたっては、
特定教習ではシミュレーターを使う所ばかりのようです。
実車で高速教習する例を聞いたことがありません。
もっとも、これに関しても、
取得時講習を実施している指定教習所でも、
実車を使うとは限らないようですので、
特定教習のデメリットとは言い切れないかも知れません。

そして、特定教習の最大のデメリットと言えるのが、
受験前の貴重な練習時間を割かれてしまうことでしょう。
特定教習を受講する7時間があるなら、
その時間と労力を練習に振り向けたほうが良い場合もあります。


免許のお急ぎ度(例:「○月○日までに免許が必要」とか)によって
予め「特定教習」を受講しておくのも悪くないですが、
メリットもデメリットもありますので、
それらをしっかり調べたうえで、決められるべきと思います。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



現行の免許は、
「高速教習」や「応急救護」等を受講しないと、
交付されないこととなっています。

これらは、
公安委員会指定教習所(いわゆる公認自動車学校)では
標準カリキュラムに含まれていますが、
試験場で直接受験して免許を取ろうとする、
いわゆる「一発試験」では、別途、これらを受講しなければなりません。


ところで、そのうち「高速教習」は、
実車で練習する所とシミュレータで実施する所とがあるようです。

どちらがお勧めかと問われたら、
「実車」のほうが望ましいでしょう。


と言うのは、
高速教習の目的の一つに「スピード感をつかむ」ことがありますが、
シミュレータではそれを果たせないからです。
特に高速道路から下りた直後に一般道で流れに合わせて走るのがどれだけ難しいか、
これは、説明を聞くのでなく、実際に体感してみるのが一番でしょう。

また、「シミュレータは車酔いする」とも聞きます。
もっとも、実車での高速教習でも酔ってしまう人はいますから、
これは、「人による」ということで、理由としては弱いかも知れません。


その一方、
シミュレータでの高速教習(「模擬高速教習」と呼ぶべきか)では、
渋滞は絶対にありませんし、運転手の交替も速やかに行えるので、
教習の予定が立てやすいというメリットが挙げられます。
これは、教習所側の都合ばかりでなく、
教習生にとっては「予約が取りやすい」ということにもなります。
免許取得(もしくは再取得)をお急ぎの方は、
そういった意味で、こちらを選ぶのも悪くはないでしょう。


以上、取得時講習や特定教習を予約する際の(あるいは教習所を選ぶ際の)
一つの材料にしてもらえれば。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



70歳以上の方は、
「高齢者講習」を受講しないと運転免許が更新できません。

これが、なかなか予約が取れないようで、
パイロットアカデミーにも
「高齢者講習をやってますか」という問合せのお電話をいただくことがあります。

しかし、残念ながら、
パイロットアカデミーでは、高齢者講習は実施していません。
高齢者講習は、
指定自動車教習所でないとカリキュラムが組めないこととなっているので、
これはもう、仕方がありません。


ところで、免許の更新に際して、
運転技能に自信のある方には、
「チャレンジ講習」という制度が用意されています。
これは、チャレンジ講習(実技テスト)に合格すると、
より簡易な「特定任意高齢者講習」の受講をもって、
高齢者講習に代えることができるというものです。

このチャレンジ講習に向けての教習は、
パイロットアカデミーでも、一応は可能です。

しかし、チャレンジ講習を受けようとする目的は、
手数料と受講時間を少なく済ませたいからではないでしょうか。
だとしたら、
余計な費用と時間を費やして教習を受け、
その挙句に不合格になるリスクもゼロになるわけではないのは、
まったく割に合わないですよ。

普通の高齢者講習を受講したほうが良いでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



試験場で直接受験して(俗に「一発試験」と呼ばれる)免許を取るには、
適性検査(視力・聴力等)と学科試験と技能試験に合格するほか、
「免許取得時講習」を受けなければなりません。

試験場での試験に合格したら、
指定自動車教習所で「免許取得時講習」を受講して、
その『終了証明書』を提出して初めて免許証が交付されるのです。


免許取得時講習の内容は、
普通一種免許の場合、
「危険予測講習(2時間)」、「高速講習(2時間)」、「応急救護講習(3時間)」
の計7時間となっています。
教習所によって、7時間を1日に詰め込む所と、半日2回に分ける所とがあるようです。
また、一部、受講免除になる人がいますので、
詳しくは、指定自動車教習所協会等のホームページでご確認ください。


ところで、指定教習所以外の教習所(「非公認教習所」とも呼ばれる)で、
取得時講習と同じ内容の「特定教習」を行っている所もあります。
これを試験場での受験前に受講しておくと、
試験に合格したらすぐに免許証が交付されます。

もし免許の取得(または再取得)をお急ぎでしたら、
「特定教習」のキーワードで検索すると何社かヒットするので、
アプローチしてみてはいかがでしょうか。
ただ、特定教習の受講料は、取得時講習より若干高めのようですので、
それも踏まえて検討する必要はあると思います。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



仮免許試験に合格すると、
もう免許が取れたかのように浮かれてしまう人がいますが、
勝負はこれからですよ。

公安委員会指定教習所のカリキュラムでは、
「所内教習(第1段階)=最低15時限」
「路上教習等(第2段階)=最低19時限」と、
むしろ、
仮免許取得後の方が教習回数が多くなっているくらいです。
もっとも、パイロットアカデミーでは
決められたカリキュラムも最低教習時限数というのもありませんので、
これは一応の目安ということになりますが。

ところが、免許を取り直そうとしている人などは、
昔(20年以上前)は、
所内教習が「第1段階」・「第2段階」・「第3段階」、
路上練習は「第4段階」だけだったのを思い出してか、
「仮免が取れれば終わったも同然」と思ってしまうようです。

そんなことはないですからね!


所内練習は、いわば規定演技。
“できて当然”のことを練習してきたに過ぎません。
標識を見ることも、他の車や歩行者に気を配ることも、
そして、交通の流れを乱さずに走ることも、
路上に出てから練習するのですよ。
そう考えれば、
路上に出てからの方が覚えるべきことが多いということが
ご理解いただけるでしょう。


そういう意識で教習しているためでしょうか。
嬉しいことに、パイロットアカデミーの教習生は、
その9割ほどが、本免技能試験を1回でクリアしています。

最後は、半分が自慢、
もう半分が現・教習生へのエール(プレッシャー?)でした。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





タウンページの「自動車教習所」の項目を開くと
数多くの業者が名を連ねています。

しかし、その実態は皆同じではなく、次のような区分が有るのです。


まず、公安委員会に届け出ている教習所を「届出教習所」と呼びます。
ここでは、『教習原簿』に記載された指導カリキュラムに沿って教習が行われます。
なお、後述する「指定教習所」も法律上は「届出教習所」に違いないのですが、
普通はそうは呼びません。

届出教習所には、「特定教習(応急救護や高速教習など)」を行うことを
認められている「特定届出教習所」と呼ばれる所も有ります。


さて、公安委員会に届け出ている教習所のうち、
公安委員会が定める一定の基準を備えた教習所は、
「卒業検定をもって試験場での実地試験とみなす」という指定を受けられます。
これが「指定教習所」です。
「公認教習所」とか「公認自動車学校」と一般に呼ばれている教習所です。

そこの卒業生は、試験場で学科試験さえ合格すれば免許を取得できる、
という特典があります。
今の我が国で自動車運転免許を取得するには、
この「指定教習所を卒業する」というのが、最もポピュラーな方法でしょう。


さらに、公安委員会に届け出ていない教習所(個人指導を含む)も有ります。
パイロットアカデミーもその一つです。

『教習原簿』を使う義務が無いため、指導カリキュラムは、
良く言えば融通が利く、悪く言えば統一性が保てない可能性があります。
ただ、経営に余計なコストを掛けないので、
教習料を安く抑えられるという大きなメリットがあります。
しかし、試験場で技能試験も受験しなければ免許が取得できないのは、
最大のデメリットと言えるでしょう。


このように、教習所は、公認教習所だけではありません。
それぞれタイプごとにメリット・デメリットが有りますから、
ご自分に合った教習所(と言うよりも「免許取得方法」?)を
選ぶことをお勧めします。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




外国人が自動車運転免許を取る方法は、日本人と変わりません。
すなわち、
(1)仮免許取得
(2)路上練習
(3)本免許試験合格
(4)免許取得時講習
という手順によります。

また、公安委員会指定教習所を卒業すれば、
(3)のうちの適性試験(視力・聴力等の検査)と学科試験以外は免除になる
というのも、日本人と同じです。

仮免許取得の際に「外国人登録証明書」が必要だったのは過去の話。
5年ほど前に法律が変わって、外国人も住民登録することになりましたので、
これまた日本人と同様に、「住民票」を用意してください。


ところで、本国で有効な免許を所持している場合は、
上記の順を踏まずに日本の免許に切り替えることが可能です。
(これを「外免切替」と呼んだりします)

出身国の免許制度によっても異なるのですが、
書き替えのためには、
簡単な学科試験と実地での運転技能の確認(審査)が行われるのが一般的です。

アメリカの運転免許を例にしますと、
簡単な学科試験(10問;日本語版と英語版を選択可)の後、
運転技能の実地確認(場内審査のみ)に合格すれば、日本の免許になります。
ただ、州によっては「臨時免許」という制度が有るそうですが、
この免許は切り替えができないので、ご注意ください。

詳細は在日大使館や運転免許試験場(免許センター)に問い合わせてみてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




仮免許による路上練習は、
「運転経験が通算3年以上の者」または「第二種運転免許所持者」が
同乗して指導しなければならないことになっています。


これを聞いて、免許制度に詳しい人は、
「あれ?」と思ったかも知れません。

と言うのも、
二種免許の受験資格は、一般には、
「21歳以上かつ運転経験が通算3年以上」と
認識されているからです。
なので、
「二種免許所持者であるなら必然的に3年以上の経験があるはず」と思っても
不思議ではないでしょう。

いや、その「21歳以上」というのだって、
運転免許(自動二輪を除く)は18歳にならなければ取得できないのを考えれば、
「3年以上」というのと重複していて、余計な条件だと思いませんか?


この2つの疑問への共通解答が、
「運転経験3年未満であっても二種免許が取得できるケースがある」
ということです。

道路交通法施行令第34条第3項には、
二種免許の受験資格の特例として、
1.旅客自動車の(もちろん運転者以外での)乗務経験が2年以上
2.二種指定教習所の修了者
3.自衛官として自衛隊用自動車の運転経験が2年以上
の3つが挙げられています。
これらに該当する人は、運転経験が3年未満でも、
二種免許を取得することができるのです。
ただし、21歳未満はダメ、ということですね。


話を戻すと、
第二種運転免許所持者が運転経験3年以上とは限らないため、
冒頭に書いたような同乗指導者の条件が定められているのです。

いずれにしても、
仮免許での路上練習は、
正しい指導者の下で行ってください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





自動車教習所は、
大きく3つに分類されます。

1.指定教習所
 公安委員会の指定を受けている、いわゆる「公認自動車学校」。
 (法律上は「届出教習所」に含まれるが、通常、そう認識されることはない)
 指定教習所を卒業すれば、技能試験免除(学科試験のみ受験)で免許が取得できる。

2.届出教習所(特定教習を実施する「特定届出教習所」もこれの一種)
 公安委員会に届け出ている教習所。
 指導カリキュラムが有り、それに沿った教習が行われる(ことになっている)。
 試験場(免許センター)で学科試験と技能試験を受験しないと免許が取得できない。

3.非届出教習所
 公安委員会に届け出ていない教習所。
 試験場(免許センター)で学科試験と技能試験を受験しないと免許が取得できない。

笑ってしまうのが、各校のサイトでは、
「指定教習所」は「届出教習所」と比較してのメリットを、
「届出教習所」は「非届出教習所」と比較してのメリットを、
それぞれ自慢していること。
あと、Wikipediaの「届出自動車教習所」の説明は、
ちょっと届出校に肩入れしすぎのように感じます。
あれを書いたのは、きっと関係者でしょうね。


それはさておき、
巷間、一部に「非届出教習所はモグリ」とのデマが流れているのが、
パイロットアカデミーの経営的には、非常に迷惑です。

誤解されているといけないので、はっきり書いておきますが、
この商売は、公安委員会に届け出なくても営むことができます。
道路交通法第98条には、
「自動車教習所は公安委員会に届け出ることができる」(意を変えずに一部編集)
と書いてあり、つまり、届け出るのは任意なのです。
届け出ていなくても、決して「モグリ」ではありません。

たしかに、公安委員会に届け出ていないと、
当局の指導が入らない分、違法業者がはびこりやすいのは事実でしょう。
でも、それを言うなら、
届出教習所だって、「指定教習所」であるかのように誤認させるなど、
悪質な業者が後を絶ちませんし、
ウィキに書いてあるような「教習原簿に則った教習」なんか、
していないのが実状なのですから、
ことさら「2」が「3」より優れているとは言い切れないと思います。


あ、だんだん熱くなってきてしまいました。

いずれにしても、これから免許を取ろうとする方は、
まずは、いろいろな選択肢があることを知ってください。
そして、それぞれのメリット・デメリットを研究したうえで、
どういう方法を採るかを決めていただきたいものです。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





いわゆる“一発試験”で免許を取るには、
試験場での試験に合格した後、
指定自動車教習所で「免許取得時講習」を受講しなければなりません。

しかし、予め「特定教習」を受講しておくと、取得時講習の受講は免除され、
本免技能試験(路上試験)に合格したら、その日のうちに免許証が交付されます。

これは、特定教習の大きなメリットには違いないですが、
次のようなデメリットもありますので、注意してください。


まず、取得時講習の費用は、どこで受講しても「13,700円」ですが、
特定教習は、若干高めの価格設定になっているようです。

また、特定教習を行っている特定届出教習所は、
指定教習所(いわゆる「公認自動車学校」)ではないですから、
指導員のレベルがピンキリで“当たり外れ”が大きいことは
承知しておかなければならないでしょう。

それから、高速教習にあたっては、
特定教習では実車でなくシミュレーターを使う所も多いようです。
ただ、取得時講習を実施している指定教習所でも、
シミュレーターによる高速教習を行う場合があるようですから、
いずれにしても、事前に確認しておくべきですね。

そして、最大のデメリットと言えるのが、
受験前の貴重な練習時間を割かれてしまうことでしょう。
特定教習を受講する7時間があるなら、
その時間と労力を練習に振り向けたほうが良いのではないでしょうか。


これら特定教習のメリットとデメリットを比較衡量し、
また、免許のお急ぎ度(例:「○月○日までに免許を取得しなければならない」)も考えながら、
本来の「免許取得時講習」を受講することにするか、
予め「特定教習」を受講しておくか、を決められると良いと思います。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/






公安委員会指定教習所(いわゆる公認教習所)のカリキュラムには
「高速教習」や「応急救護」等の時間が設けられていますが、
一発試験組は、試験に合格しても、
別途それらを受講してからでないと、免許は貰えません。

本免試験合格後に「取得時講習」として受講するのが原則ですが、
一部の非公認教習所ではこれに代えて
本免受験前に「特定教習」を受講しておくことも可能です。


ところで、このうち「高速教習」は、
実車で練習する所とシミュレータで実施する所とがありますが、
お勧めは、「実車」です。

と言うのは、
高速教習の一番の目的は「スピード感」をつかむことですが、
シミュレータではそれを果たせないからです。
特に高速道路から下りた直後に一般道で流れに合わせて走るのがどれだけ難しいか、
これは、いくら説明を聞いても、実際に体感してみないと分からないでしょう。


また、「シミュレータは車酔いする」とも聞きます。
もっとも、実車での高速教習でも酔ってしまう人はいますから、
これは、「人による」ということで、理由としては弱いですが。


一方、シミュレータでの高速教習(「模擬高速教習」と呼ぶべきか)では、
渋滞は絶対にありませんし、運転手の交替も速やかに行えるので、
教習の予定が立てやすいというメリットがあります。

これは、つまり「予約が取りやすい」ということにもなります。
免許取得(もしくは再取得)をお急ぎの方は、
そういった意味で、こちらを選ぶのも悪くはないでしょう。


以上、取得時講習を予約する際の参考にしてもらえれば。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




今日は、敬老の日にちなんで、高齢者講習の話を。


70歳以上の方は運転免許を更新する際に(更新する“前に”と言うべきか)
「高齢者講習」の受講が義務付けられています。
東京都北区には自動車教習所が2校しか無いためか、
パイロットアカデミーにも
「高齢者講習をやってますか」という問合せのお電話をいただくことがあります。


しかし、残念ながら、
パイロットアカデミーでは、高齢者講習は実施していません。
高齢者講習は、
指定自動車教習所でないとカリキュラムが組めないこととなっているので、
これはもう、仕方がありません。


ところで、免許の更新に際して、
運転技能に自信のある方には、
「チャレンジ講習」という制度が用意されています。
これは、チャレンジ講習(実技テスト)に合格すると、
より簡易な「特定任意高齢者講習」の受講をもって、
高齢者講習に代えることができるというものです。


ちなみに、このチャレンジ講習に向けての教習は、
パイロットアカデミーでも、一応やれないことはありません。
しかし、チャレンジ講習を受けようとする目的は、
おそらく手数料と受講時間を少なく済ませたいからであるはず。
なのに、パイロットアカデミーに教習料を払って
時間を割いて教習を受けるのは、割が合いませんよ。
それならば普通の高齢者講習を受講したほうが良いでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




いわゆる「一発試験」で免許を取るためには、
都道府県の運転免許センター(試験場)で、
適性検査(視力・聴力等の検査)と学科試験と技能試験に
合格する必要があります。
ところが、それだけでは免許はもらえません。

試験場での試験に合格したら、
指定自動車教習所で「免許取得時講習」を受講して、
その『終了証明書』を提出して初めて免許証が交付されるのです。


免許取得時講習の内容は、
普通一種免許の場合、
「危険予測講習(2時間)」、「高速講習(2時間)」、「応急救護講習(3時間)」
の計7時間となっています。
教習所によって、7時間を1日に詰め込む所と、半日2回に分ける所とがあるようです。
また、一部、受講免除になる人がいますので、
詳しくは、指定自動車教習所協会等のホームページでご確認ください。


ところで、指定教習所以外の教習所(俗に「非公認教習所」と呼ばれます)で、
取得時講習と同じ内容の「特定教習」を行っている所もあります。
これを試験場での受験前に受講しておくと、
試験に合格したらすぐに免許証が交付されます。
ただ、特定教習の受講料は、取得時講習より若干高めのようですので、
それも踏まえて検討する必要はあると思います。

「特定教習」のキーワードで検索すると何社かヒットしますが、
他社さまの宣伝になってしまうため、
ここでは、これ以上のご案内は差し控えさせてもらいます (^^;)


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




仮免許試験に合格すると、
もう免許が取れたかのように浮かれてしまう人がいますが、
勝負はこれからですよ。


特に20年以上前に教習所に通ったことがある人は、
所内教習が「第1段階」・「第2段階」・「第3段階」とあって、
路上練習は「第4段階」だけだったためか、
「仮免が取れれば終わったも同然」と思ってしまうようです。

しかし、今の指定教習所のカリキュラムでは、
「所内教習(第1段階)=最低15時限」
「路上教習等(第2段階)=最低19時限」
と、むしろ、
仮免許取得後の方が教習回数が多くなっているくらいです。
もちろん、パイロットアカデミーでは
決められたカリキュラムも最低教習時限数というのもありませんが、
一応の目安にお伝えしておきます。


所内練習は、いわば規定演技。
“できて当然”のことを練習してきたに過ぎません。
標識を見ることも、他の車や歩行者に気を配ることも、
そして、交通の流れを乱さずに走ることも、
路上に出てから練習するのですよ。
そう考えれば、
路上に出てからの方が覚えるべきことが多いということのが
ご理解いただけるでしょう。


でも、そういう意識で教習しているためでしょうか。
嬉しいことに、パイロットアカデミーの教習生は、
その9割ほどが、本免技能試験を1回でクリアしています。

ちょっとプレッシャーを掛けてしまいましたでしょうか。
さあ、いよいよ路上教習が始まりますね。
所内で練習した基本を忘れずに応用を加えた実践練習をやって行きましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


タウンページの「自動車教習所」の項目を開くと
数多くの業者が名を連ねています。
しかし、その実態は皆同じではなく、次のような区分が有るのです。


まず、公安委員会に届け出ている教習所を「届出教習所」と呼びます。
ここでは、『教習原簿』に記載された指導カリキュラムに沿って教習が行われます。
なお、後述する「指定教習所」も法律上は「届出教習所」に違いないのですが、
普通はそうは呼びません。

届出教習所には、「特定教習(応急救護や高速教習など)」を行うことを
認められている「特定届出教習所」と呼ばれる所も有ります。


さて、公安委員会に届け出ている教習所のうち、
公安委員会が定める一定の基準を備えた教習所は、
「卒業検定をもって試験場での実地試験とみなす」という指定を受けられます。
これが「指定教習所」(一般には「公認教習所」とも呼ばれる)です。

そこの卒業生は、試験場で学科試験さえ合格すれば免許を取得できる、
という特典があります。
今の我が国で自動車運転免許を取得するには、
この「指定教習所を卒業する」というのが、最もポピュラーな方法でしょう。


さらには、公安委員会に届け出ていない教習所(個人指導を含む)も有ります。
パイロットアカデミーもその一つです。

『教習原簿』を使う義務が無いため、指導カリキュラムは、
良く言えば融通が利く、悪く言えば統一性が保てない可能性があります。
ただ、経営に余計なコストを掛けないので、
教習料を安く抑えられるという大きなメリットがあります。
しかし、試験場で技能試験も受験しなければ免許が取得できないのは、
最大のデメリットと言えるでしょう。


このように、教習所は、公認教習所だけではありません。
それぞれタイプごとにメリット・デメリットが有りますから、
ご自分に合った教習所(と言うよりも「免許取得方法」?)を
選ぶことをお勧めします。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





パイロットアカデミーは指定教習所(いわゆる公認教習所)ではないので、
教習生の方には試験場で技能試験を受験してもらうのですが、
よく「何回くらい受験すれば合格できますか?」と尋ねられます。


しかし、それは、
「何年くらい浪人すれば○○大学に入れますか?」と同じくらいナンセンスな質問です。
大事なことは、
「何回受験したか」でなく、「どれだけ勉強(=練習)したか」じゃないですか。


練習もしないで“ぶっつけ本番”の受験ならいざ知らず、
ちゃんと練習して受験する以上は、
基本的には1回で合格するつもりで受験してください。

とは言うものの、
慣れないコースを初めて乗る試験車で走るのだし、
試験官(=警察官)が隣に乗っていることだけでも緊張しますから、
技能が仕上がっていたとしても、「1回で」というのは難しいかも知れません。


でも、2回目はそういう言い訳ができません。
また、1回目受験後に試験官から不合格理由を指摘されますから、
その弱点を補習してから受験すれば、ぐっと合格に近づくはずです。
しかも大学受験と違って自分で受験日程が設定できるのですから、
練習が足りないと思えば、もっと練習した後で受験予約すれば良いでしょう。


ここで意外に陥りがちな失策は、「補習しない」こと。
試験官から不合格理由を指摘された時に、
その場で頭の中で理解したつもりで、
「次の時にそれを直しさえすればいいんだな。」と思ってしまうのでしょうか。
それも分からないではないですが、実際に体を動かして練習してみないと
試験官が指摘した本当の意味すら正しく理解できないことがあります。
また、指摘されなくても実は減点されていた所や練習不充分な課題も有るでしょうから、
きちんと補習してから次回受験に臨みましょう。


大学に現役合格できなかったなら、浪人中は勉強しましょうよ。ということです。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


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