Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

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教習生にリラックスしてもらうため、
路上教習中に雑談を交えながら走ることがあります。

でも、教習中の雑談って、結構難しいのですよ。
「所内教習では無理だとしても路上教習なら雑談の時間が取れる」
と思う人が多いかも知れませんが、そうでもありません。


所内教習では、
例えば「左折」なら、左折についてだけ説明すればよいところ、
路上教習では、
「左折」の説明だけでなく、
同時に、
「信号を見ること、守ること」や、
「他の交通に合わせること、妨害しないこと」や、
「曲がった先の道路状況を把握すること」 etc.etc...
たくさんの注意ポイントがあります。

まっすぐ走っている時ですら、
「たまにメーターを見ること、スピードに気をつけること」や、
「自転車・歩行者の動きに気を配ること」や、
「次の信号を見ておくこと」や、
「ルームミラーで後続車の状況をみておくこと」や、
「左右のサイドミラーで自分の走行位置を確認しておくこと」や、
「路地からの歩行者飛び出しに注意すること」 etc.etc...
注意ポイントは書ききれません。


なので、本来、路上教習は説明事項が多く、
雑談など、挟んでいる時間すら惜しいのです。

また、教習生としても(その人のキャラクターにもよりますが)
運転に集中できなくなるので、
指導員の雑談が“邪魔”になることもあるんじゃないかと思います。


冒頭に「雑談を交えながら走ることがあります」とは書きましたが、
パイロットアカデミーの教習では、
雑談はほとんど無いと思っていてください。
まあ、
「雨が降りそうですね」(これだって運転に影響ある話題と言えます)
くらいのおしゃべりはしますけど。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




「右」と「左」とを聞き間違える人がいます。
それほど多くはないですが、
でも、珍しいというほど少なくもありません。


数年前にパイロットアカデミーで教習を受けられた女性が、
「以前に通っていた教習所の指導員がひどかった」という話の中で、
「『左折』と言われたので左に曲がったら『右だ!』と怒られた」と
おっしゃったことがありました。
その時は「ひどい指導員ですね」と相槌を打っておきましたが、
パイロットアカデミーでの教習中にも似たような場面が発生したので、
首をかしげてしまいました。

「次の交差点を右に曲がってください」と指示したところ、
その教習生は左に曲がったのです。
パイロットアカデミーでは、道案内をする際には、
基本的に手振りを交えて指示しますので、
その手を再度示したところ、納得してもらえました。
そういうことが、2度3度あって、
「指導員の言い間違い」ではなく「自分の聞き間違い」なのだと、
ようやく彼女自身も気付いたようです。


こちらとしても、道案内する際には、
口だけでなく、必ず手で示してあげる必要があることを
痛感した次第です。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




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