Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

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たまに、
教習生が強め(上体が前のめりになるくらい)のブレーキを掛けて、
「今のは『急ブレーキ』ですよね」と言うことがあります。

いいえ、
上体が前のめりになったぐらいでは「急ブレーキ」とは呼びません。
そんな誤った認識を持っていたのでは、
全般的にブレーキが甘くなってしまいますよ。

心配しなくても、
“本当の急ブレーキ”は初心者にはまず踏めませんし、
今の車は(おそらく試験車も)殆どABSを装備していますから、
ブレーキペダルを思い切り踏んでも、タイヤはロックしません。
試験でも「急ブレーキを理由に減点された」という話は
ついぞ聞いたことがありません。
それは、「急ブレーキ」よりも、
「ブレーキの掛け始めが遅れた」ことが問題の本質でしょう。

「急」の付く動作、
すなわち「急アクセル」・「急ブレーキ」・「急ハンドル」は、
基本的にやってはいけませんし、
その動作が「危険行為」と見られると、即、試験中止になります。
しかし、
ことブレーキに関しては、
必要な場面では躊躇無く使うことを恐れないでください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


こんな場面を想像してみてください。
自分が道路左端から発進しようとする際、
後ろから近づく車が左ウインカーを出して減速していたとします。
この状況で、自分は発進してよいでしょうか?

後ろの車が自車の後ろで左折または停車するなら
自分は発進して問題ないところですが、
その左折または停車を待たずに
自分が先に発進してしまうのはダメですよ。

もしかしたら、その車は、
自車の横を通過してから左折または停止しようとしているのかもしれません。
そんな時にこちらが発進してしまったら、
ぶつかるか、ぶつからないにしても相手にブレーキを踏ませる(後車妨害)
ことになってしまいますよ。

「だったら、そんな手前のうちに減速するなよ。」などと
文句を言う教習生もいそうです(実際いました)が、
あちらのドライバーにしてみれば、
この車が発進しようとしていたのを見て、
安全のために速度を落とすのは、極めて自然な行動です。

ウインカーだけで判断せず、
相手の左折または停止を確認してから発進しましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


駐停車した際にハザードランプ(4チカ)を出す教習生がいます。
それも間違いと言い切れないのですが、
ハザードは「非常点滅表示灯」でしたよね。
すなわち、
“高速道路上”で、
“夜間”または“視界200m以下の場合”に、
“故障などで止むを得ず駐車する場合”に
用いるのが本来の用途であって、
通常の駐停車に際して使用しなければならないものではありません。

もっとも、
「通常の駐停車の際に用いてはならない」というきまりも無いので
路上試験でハザードを使っても、その行為自体は減点対象になりません。
でも、
車が完全に停止しないうちに出したらダメ、
ハザードを消し忘れて発進してもダメです。
やらなくて良い事をやって
わざわざ減点のタネを作ることは無いでしょう。

ハザードは、必要があれば試験官が操作してくれます。
それは試験官の判断に任せれば良いのです。
受験生は、駐停車したら、左ウインカーを消すだけ。
このウインカー消し忘れが結構多いのですよ。
(それも1回だけなら減点されませんけど)

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


仮免許を取得すると、
もう免許が取れたかのように浮かれてしまう人がいますが、
ここからが本当の運転練習なのですよ。

公安委員会指定教習所のカリキュラムでは、
「所内教習(第1段階)=最低15時限」
「路上教習等(第2段階)=最低19時限」と、
むしろ、
仮免許取得後の方が教習回数が多くなっているくらいです。

ところが、免許を取り直そうとしている人などは、
昔(20年以上前)は、
所内教習が「第1段階」・「第2段階」・「第3段階」、
路上練習は「第4段階」だけだったのを思い出してか、
「仮免が取れれば終わったも同然」と思ってしまうようです。
でも、そんなことはないですからっ!

所内練習は、いわば規定演技。
“できて当然”のことを練習してきたに過ぎません。
標識を見ることも、他の車や歩行者に気を配ることも、
そして、交通の流れを乱さずに走ることも、
路上に出てから練習するのですよ。
そう考えれば、
路上に出てからの方が覚えるべきことが多いということが
ご理解いただけるでしょう。

そういう意識で教習しているためでしょうか。
嬉しいことに、パイロットアカデミーの教習生は、
その9割ほどが、本免技能試験(路上試験)を1回でクリアしています。
まあ、これは自慢でもありますが、
現・教習生へのエール(プレッシャー?)の意味も含んでいます。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


狭路(S字コースやクランクコース)を練習していると、
「こんな道は実際には存在しないですよね」と言う教習生が、
少なからず、いらっしゃいます。

いやいや、そんなことは無いですって。
教習所の狭路コースのような、否、もっと狭い道だって、
いくらでも実在しますよ。

東京の目黒や板橋の古い町には
ブロック塀に囲まれた狭い路地がまだまだ多く残っていますし、
少し郊外に出れば、
田んぼの畔道のような所を走ることだって珍しくありません。
かく言うパイロットアカデミーの車庫(都内某区)だって、
大通りを外れて300メートルほどの区間、
道幅2mも無い狭い道を走った奥にあるので、
そこを、ほぼ毎日走っているのですよ。

もっとも、S字やクランクの課題は、
「速度の調節方法(MT車では半クラッチや断続クラッチを利用)」と
「車両感覚(車体やタイヤがどう動いていくのか)を磨くこと」の
2つを練習の主眼に置いています。
狭い道を通過すること自体は練習目的としては“二の次”ですので、
教習所のような道が実在しようがしまいが、
実は、あまり関係ないのです。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


教習では最初のころは周回コースをぐるぐる回りますが、
左カーブ(内周カーブ)に比べて
右カーブ(外周カーブ)の方が苦手だと言う教習生が多いですね。

それは、右カーブと左カーブとは“R”が違うからです。
Rが違うということはハンドルを回す量が違うということになります。

ハンドルの持ち方の基本は「10時10分」とされていますが、
左カーブでは、
持ち替えに際しても、この「10時10分」の形を使えば、
さほど苦労せずに、自然に曲がっていけます。

一方、右カーブで「10時10分」の持ち替えをすると、
切り過ぎて、車体がカーブの内側(対向車線側)に入り込んでしまいます。
そのため、ハンドルを回す量を少なめにしなければなりません。

では右カーブでのハンドルはどのくらい「少なめ」かというと、
「カーブラインをよく見て、それに合わせてハンドルを切る」としか言えません。
となると、教習生は、試行錯誤を繰り返して、
“カーブに即したハンドルの量”というものを体で覚えるしか無いのです。
それが、「右カーブの苦手な人が多い」と言われる所以でしょう。

まあ、いっぱい失敗してみて、
ハンドルを回す量とタイヤの向きとの関係を体得してみてください。
ちなみに、教習所の外周カーブは大概「ハンドル半回転」で曲がれてしまいますが、
教習所のカーブでしか曲がれないやり方を覚えるのは、お勧めしません。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


もう10年以上前の話になりますが、
ある教習生(年配の男性)が「ちょっと、とのじ。」と言って
教習車を降りたことがありました。

この「とのじ」(あるいは「ともじ」か)という言葉自体は
初めて聞いたのですが、
その行動から「トイレ」を婉曲に言ったのだろうと推測できました。
「しゃ文字」や「湯文字」などの女房言葉と同様、
特定の業界で用いられている符牒の一つなのかも知れません。

そういった意味で、われわれ指導員が、
教習課題の「方向変換」を略して「方変(ほうへん)」と呼ぶのと
通じるものを感じました。

また、
「屈折型狭路コース」のことを「クランク」と呼びますが、
これだって、そもそも工具の名前ですから似たようなものかも知れません。
もっとも、今や、一般の人も「クランク」で意味が通じてしまいますので、
これは符牒の部類には属さないような気もしますが。
(むしろ工具のクランクを知らない?)

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


教習を扱ったブログや掲示板に、
「指導員が『チッ』と舌打ちをしやがった」なんて書かれることがあります。
パイロットアカデミーの話ではない(と信じたい)ですが。

教習生は、出来ない事を出来るようになろうと頑張っているので、
上手に出来なくたって、隣で見ている指導員が舌打ちをするなど、
言語道断、とんでもないことです。

でも、それ、本当に舌打ちだったのでしょうか?

というのは、
教習生が試行している間、指導員が黙ってみていることもあります。
わざと失敗させてみるのも教え方の一つと考えます。
その間、指導員は、
教えてあげたいのを我慢して口をつぐんでいるため、
口の中が渇いてしまいます。
そうすると、
教習生が失敗した後で、最初の一言を発しようと口を開く時に、
上下の唇が離れる際に音を立ててしまうことがあるのです。
そう。ちょうど舌打ちしたような音を。

「舌打ちじゃないですよ」というのもわざとらしいので、
そんな音は無かったようなふうに教習を続けるわけですが、
「なんだよ。舌打ちしやがって。」と思った教習生もいたでしょうね。

でも、本当に舌打ちじゃないんです。
このブログを読んだ人だけでも信じてください!

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


仮免許を取得した教習生から、
「路上教習を始めるに際して保険に入っておくべきですか」
と質問されたことがあります。
ここでの「保険」とは、文脈上、「自動車保険」のことであり、
「自賠責保険(強制保険)」ではなく「任意保険」のことと解釈します。

その時は、
「こちら(パイロットアカデミー)で保険を掛けているので、
教習生さんは心配しないで良いですよ」
と、当然のように即答しました。

でも、後で考えてみたら、
もしかしたら、同業者の中には、
・任意保険を掛けていないとか、
・掛けていても賠償額が不充分とか、
・運転者の年齢制限を設けているとか、
そんな所もあるのかも知れません。
もっとも、どんな保険の掛け方をしようが、
まさに“任意”なのですけど…

そう考えてみると、
教習生が自己防衛のために、
自分が通う教習所では任意保険を掛けているかどうか、
すなわち冒頭に書いたような質問をしてみるのも、
必要なのかも知れません。

ちなみに、パイロットアカデミーでは、
開業以来この方22年半、一度も保険を使ったことがありません。
保険屋さんを儲けさせているだけなのですが、
大きな事故を起こしていないことをありがたいと思うべきでしょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

パイロットアカデミーは自前の練習コースを持っていないため、
提携教習所さまのコースを使わせてもらうことがあります。

そのコースでの練習中、
狭路課題(クランクやS字)で教習車同士が鉢合わせすることが
しばしばあります。
こちら(パイロットアカデミーの教習車)が狭路を走っているのに、
出口側から別の教習車が入って来るのです。
そして、面白いことに(いや、面白くないのですけど)
その相手が、だいたい決まって同じ教習車なのです。
運転しているドライバー(教習生)は違っていても、
同じ指導員の乗る教習車が何度も鉢合わせしています。

狭路コースを一方通行にすれば(実際そのようにしているコースもあります)
そんな問題は起きないのでしょうが、
現にそこは両方から進入できるのですから、
狭路への進入前に反対側から入っている“先客”がいないことを、
隣に乗っている指導員が確認してあげなければならないはずです。
でも、そこの指導員は、そういう神経が働かないのでしょうね。

ついでに言うと、その指導員が乗っている教習車は、
ブレーキを踏んだままカーブに進入するとか、
左折直前に一旦逆ハンドルで頭を右に振るとか、
一時停止がしっかり停止できていないとか、
夜なのに無灯火で走っているとか、
まともでない行為が枚挙にいとまが無いほどです。

すみません。
他社さんの悪口を言うつもりはさらさら無いのですが、
そういう指導員の教習を受けている教習生さんが気の毒でなりません。
(あ、やっぱり悪口ですね…)

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

パイロットアカデミーの指導員は、
夏でもスムスの手袋を着用しています。

その第1の理由は、
手汗でベトついたハンドルを教習生に握らせるのを
避けたいからです。
ここ3年ほどは、教習の都度、
ハンドルをアルコール綿で消毒するようにしていますが、
それでも、
他人が直接触れたものを握るのに抵抗感のある人もいると思いますので。

また、真夏は、
直射日光でハンドルが熱くなってしまうことがあります。
教習が始まるまでには冷房が効いてきて冷めますが、
乗り込んですぐはハンドルが握れず、教習車の回送にも支障が出かねないので、
その意味でも、手袋は必需品と言えます。
サンシェードを使うという手も考えましたが、
開閉の手間が掛かることと保管場所を要することから見送りました。

そんなわけで、
この記事の見出しには「夏でも手袋を着用」と書きましたが、
実際のところは、
むしろ「夏だからこそ手袋を着用」といった感じなのです。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

路上練習中、こちら(教習車)が右折しようとすると、
直進の対向車が減速して、こちらを先に行かせてくれることがあります。

ところが、この行為、
譲ってくれた車は親切のつもりなのでしょうが、
実は、教習生にとってはそんなにありがたくないのです。

譲ってもらったら、遠慮なく先に行かせて貰いますが、
その時に、
譲ってくれた直進車の脇を二輪車がすり抜けて来たり、
横断しようとしている歩行者や自転車がいたり、
その危険回避のために教習車が対向車線を塞いだ形で停まってしまったり、
MT車では慌てた拍子にエンストしたり、
といったことが、まま起こるのです。
いずれもドライバーの技量不足が原因ではあるものの、
危険な状況に置かれるわけです。

また、「譲ってくれた相手に挨拶をする」というのが、
教習生には非常に負担になることもご理解ください。
と言うのも、右折する時は、
目線は右折後に進むべき車線を見て、両手はハンドルを回していますから、
会釈をしたり、手を挙げたり、というのが難しいのです。
もちろん隣に座っている指導員が挨拶しますが、
「譲ったのにドライバーはお礼も無しかよ!」と怒鳴る人もいますよね。
親切ついでに、教習生の非礼も、寛大な心でお許し願えれば幸いです。

そして、教習生には
法規どおりの優先順位を憶えてほしいところ、
譲られることで、その機会を逸してしまうという問題もあります。

ですから、路上で仮免の教習車を見かけても、
優先順位の高い車は、譲らずにそのまま走行していただくのが、
本当はありがたかったりします。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


路上教習中、
「進路を変えてください」と指示した時に、
教習生から「ここはラインが黄色なので…」
と返事が返ってくることがあります。
おそらく、「車線変更」と勘違いしているのでしょう。

でも、
「進路変更」と「車線変更」は、違うものなのでしょうか。

はい。 違います。

「進路変更」とは、
読んで字のごとく「車の向きを変えて進むこと」です。

一方、「車線変更」は、
これも読んで字のごとく「車線を移ること」です。

「車線変更」も「進路変更」の一つではありますが、
「車線変更を伴わない進路変更」というのもあるのですよ。
というより、路上では、それの方が多いくらいです。
「進路変更」は
必ずしも車線を移るとは限らないことを覚えておいてください。

そして、同じ車線の中で対処できそうであっても
車幅の概ね半分以上動く場合は、
合図(ウインカー)が必要になることも併せて覚えておきましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


パイロットアカデミーは、
教習内容に絶対の自信を持っており、
結果として本免技能試験(路上試験)の合格率が高いことが自慢の一つです。

しかし、「合格率が高い」とは言うものの、
実際、1割ほどの教習生は1回目で不合格になり、
複数回受験して合格されたり、
あるいは受験を断念された方もいらっしゃるのが現実です。

なので、当社のHPや広告には、
「合格できます」とか「合格させます」といった宣伝文句は
使わないようにしています。
「このポイントだけ押さえておけば合格できる」の類いも、
根は同じなので、好きではありません。

世の中には、
こういう“安請け合い”をしている教習所さまも見かけますが、
あれって大丈夫なんだろうか、と他人事ながら心配です。

そもそも、合格するか否かは、ご本人次第。
我々はその“お手伝い”に過ぎないはずです。
どちらが主体なのか、お互いに認識しておきたいものです。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


駐停車する時は道路の左端に車を寄せます。
この時に、
車体がまっすぐ前を向かずに、斜め左を向いて停まってしまう、
という症状が出ることがあります。

ところが、不思議なことに、
駐停車では斜めになってしまう教習生が、
左折の手前で左に寄せる時には、まっすぐ走れる、
というのを、よく見かけます。

同じ「進路変更」の動作なのに、
このような違いが出るのはなぜでしょうか。

それは、多くの場合、
駐停車において「30メートル手前」を意識していないことが原因です。

左折しようとする時は、原則として、
30m手前までに寄せ終わり、
言わば、その30mを“まっすぐ”走ってから曲がるわけです。

ところが、駐停車では、
左に寄せさえすれば良いことになっているため、
「30m手前」と意識しないことが殆どです。

加えて、
停止ポイント(試験場では番号の付いたポール)ばかりを見つめていると、
車はドライバーが見ている方に向かいますから、
斜めになってしまうのも、考えてみれば必然と言えるでしょう。

ですので、駐停車の時も、
左折前と同様に、30メートル手前で車を左に寄せ終えてみてください。
そして、車がまっすぐ向いてから停止ポイントを見るようにすると、
車体が斜めになってしまう症状は、きっと改善するはずですよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

教習カリキュラムは、
一応、課題の順番があって、
簡単な項目から段々難易度が高くなっています。

ですから、通常は、
1つの課題ができないと、
次回教習時にはそれの復習をすることになり、
次の課題に進みません。

しかし、いくら復習しても効果が上がらないこともあります。

そういう場合に、パイロットアカデミーの教習では、
課題が出来ていないことを承知のうえで、
次の課題に進んでしまうこともあります。

難しい(とされている)課題を練習すると、
その前に難儀していた事が、簡単に思えてくることもあるからです。
また、教習生側にしてみても、
同じ事を何度も繰り返すと嫌気が差して来たりするので、
気分転換になるだろうとも思っています。

しかし、先に進んだからと言って、
その(つまずいた)課題は出来ていないという事実は残っています。
ですから、前の課題に戻って復習の時間を作らなければなりませんし、
出来ていない課題がある状態で受験しても、意味がありません。
その点を誤解なさらないようにしてくださいね。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

エンジンを始動させる際に、
アクセルペダルを踏んでキーを回す人がいます。

中高年の教習生(運転経験のある方)に目立ちますが、
エンジンを回すには燃料を噴射する必要があると
思い込んでおられるのかも知れません。

また、かつては、
アクセルペダルを底まで踏むと、オートチョークが働いて、
寒い時にエンジンが掛かりやすくなる仕組の車も
製造されていました。
そういう車がまったく無くなったわけでもないと思いますが、
少なくとも、教習車や試験車では、
エンジンスタートにアクセルを踏む必要はありません。

今の車は、
セルモーターを回すのに合わせて燃料を噴射するのも、
必要ならチョークするのも、
コンピュータ制御で自動的に行ってくれます。
人間さまはキーを回す、あるいはボタンを押すだけ。

ついでに言うと、
MT車では“クラッチスタートシステム”と言って、
クラッチを踏んでいないとエンジンが掛からない車も有ります。
試験の際にそういう車に当たっても、慌てずに、
クラッチペダルを底まで(「どこまで?」「だからそこまで」笑)踏んで、
そしてやっぱりアクセルペダルは踏まずに、キーを回してください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


JRの電車内で、
「同じ生徒は一人もいない。」というキャッチコピーの付いた
某大手予備校の広告を見掛けました。
なるほど、毎年生徒が入れ替わる予備校ならではの謳い文句だとは思います。

しかし!
それ、ウソですから!

小生の同級生には2浪してS予備学校(当時の校名)に2年通った友人がいますし、
1浪して理系の大学に入学したものの文系学部に入り直す(「文転」と言いますね)ため、
またS予備学校に通った人も知っています。

もしかしたら、そういう意味ではなく、
AさんとBさんとCさんと「同じ能力や同じ性格の生徒はいない」という、
「みんな違ってみんないい」(金子みすゞ)的な意味なのでしょうか。
だとすると、こちらの読解力不足の問題なのですけど、
それでも、
“優良誤認”させる意図が本当に無かったと言い切れますか?

話は変わりますが、
パイロットアカデミーも同じように教習生が入れ替わりますから、
「同じ生徒は一人もいない。」と言いたいところです。
が、実は、
過去に通ってくださった方がまた当社の教習を受けられたことがあります。

免許を取得してから数年経ってペーパードライバー教習を受講されたケース、
初めての免許を取るために通った方が免許を失効して取り直すために受講されたケース、
その2件がありました。

件の予備校も、過去の事例をきちんとさらったうえで
そのキャッチコピーを使うべきだと思います。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


パイロットアカデミーの教習では、
極力、ハンドルを回し始める目標を教えないようにしています。
実際の路上には、
あんな等間隔にポールが立っているとは限らない(無いことの方が多い)ですからね。

しかし、教習生によっては、
「ポールがここに見えたらハンドルを回す」のような目標を教えることも、
あるにはあります。
本来、ハンドルを回し始めるべきポイントは、
教習生自身が試行錯誤しながら掴んでもらうのが望ましいのですが、
それでは時間(教習回数)が掛かり過ぎてしまう場合があるからです。

「先に正解を教えてしまって模範解答を体で覚えてもらう」という方法も、
あながち、間違いとは言いきれないと思います。

でも、やっぱりそれは、“邪道”には違いないので、
目標を使ってハンドルを回し始めたとしても、
やはり車体の動きを意識しながら運転してくださいね。
そうでないと、せっかくの練習が免許取得後に活かされませんので。

なお、そういうわけで、
車両感覚が掴めている教習生には、目標を教えないこともありますが、
それが本来の姿であって、決して“手抜き指導”ではありませんので、
ご理解ください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


横断歩道で横断しようとしている歩行者を見掛けたら、
こちら(車)は停止して、その人を横断させてください。
前の車は通過したとか、
対向車が停まらないのでどうせ渡れないとか、
そんなのは、あなたが停まらない理由になりません。
言い訳せずに、とにかく一旦停止してください。

先日の路上教習で、
横断歩道で停まらずに通過しようとした教習生に
その理由を尋ねたところ、
「歩行者が待っててくれてるから行って良いと思った」
と答えたので、仰天しました。

いやいや、それって、
歩行者は車が停まるのを待っているだけで、
譲ってくれているわけではないのですよ!

でも、一般ドライバーでも
そういう認識の人は結構多いのかも知れませんね。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


われわれ運転指導員の役割として、小生が常に心掛けているのは、
「教習生さんが運転できるようになるのを手伝う」ということです。
決して「運転を教える」ことではないと思っています。

運転できるようになる主体はあくまで教習生なのであって、
教習生を「主役」とするならば、
我々指導員は、「脇役」と言うにもおこがましく、
主役の演技がより映えるように仕掛ける「スタッフ」だと認識しています。
最前線で活躍する人を支援する「後方部隊」と言ってもよいでしょう。

別に卑下しているわけでなく、小生はこれを誇りに思っていますし、
うまく行った時には、自分が脚光を浴びるよりもずっと嬉しく感じます。

ですから、パイロットアカデミーで教習を受ける方には
自分で主体的に上達していく意欲を高く持ってほしいものです。
そのお手伝いなら喜んでやりますので。

さあ、今年も頑張っていきましょう!

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


クラッチを「ガツン!」とつなげる人がいますね。
一般のドライバーにも見かけますが、
パイロットアカデミーのMT(マニュアル)教習生でも、
そういう人がいます。

そのこと自体は、試験での減点ポイントではないですし、
パイロットアカデミーでも、発進を苦手にしている教習生には
むしろそうするように勧めることもありますが、
それも程度によっては
試験官に「荒っぽい運転をする人だ」との印象を与えかねません。
やはり、半クラッチを上手に使いたいものです。

雑なクラッチをつなぐ教習生(その大多数は過去に免許を持っていた人)に
その理由を尋ねたところ、
「クラッチ板が減ってしまうから」という理由が返ってきたことがあります。
なるほど、たしかに長すぎる半クラッチや無理な坂道発進など、
無駄にクラッチ板を消耗するのはいただけません。
でも、
適切な半クラッチによってクラッチ板が擦り減るのは、言わば当たり前。
だって、そのための物なのですから、

クラッチ板は消耗品だと認識しておきましょう。

ちなみに、教習中にこの説明で、
「ちょうど“消しゴム”のように。」と付け加えたことがあります。
その時は「良い喩えだった」と思っていたのですが、
こうして文字にしてみると、それほど面白くなかったですね。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


アクセルペダルをしっかり踏み込めない教習生に
その理由を訊くと、
「急加速したくないから」と答えることが多いです。

しかし、この言葉を、
そういう(急加速になる)癖を直そうとしている人ならまだしも、
急加速したことも無いような人が口にしても、
ただアクセルが踏めない言い訳をしているだけにしか聞こえませんよ。

初心者はむしろ急加速するくらいの勢いでアクセルを踏んでみましょう。
とは言っても、
あくまで「強く踏む」のであって、「踏んづける」のはダメです。
ペダルの踏み応えを足裏に感じつつ、力を入れていってください。
初めのうちは失敗しても構いません。
その加減をつかむのも教習の意味だったりするわけですから。

教習車には、助手席に補助ブレーキが付いていますが、
アクセルペダルは運転席にしかありませんから、
アクセルの踏み足りないのは、こちらで手伝うことができないのです。

失敗を怖がらずに、むしろ「失敗してみる」くらいの気持ちで、
しっかりペダルを踏み込んでみましょう。
本当に危険な場合には指導員が補助ブレーキを踏みますから、
安心して失敗してみてください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


教習所や試験場の周回コースを走るのは
ただぐるぐる回っているだけではありません。
(1)カーブの手前でスピードを落とす
(2)カーブの中で加速していく
(3)直線ではしっかりスピードを出す、
を繰り返しているのです。
すなわち、周回コースを走ることで、
自動車運転で2番目に大事な「加減速」(1番目は「安全確認」)が
身についているかが分かります。

まれに、周回コースをぐるぐる走っていると、
「時間が勿体ないので次の課題に進んでほしい」と
要望する教習生がいたりします。

解ってないですねえ。
もしや、周回コースが
「カーブでハンドルを回すだけ」と思っているのではありませんか。
上に書いたような周回コースを走る意味を理解して練習しないと、
それこそ「時間が勿体ない」ですよ。

でも、お客さまの要望なので、
一応は次の課題をやってみることもありますが、
周回コースでの加減速ができていない人は、
右左折するのも、
大概「ハンドルを回して戻す」だけの運転になってしまいます。
それでは意味が無いのと、加減速を伴わない変なクセも付きかねないので、
また「周回コースの復習」に戻る羽目になり、
結局は“時間の無駄”になってしまいます。

周回コースの走行には大事なことが詰まっていますから、
馬鹿にすることなく、しっかり取り組んでください。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


一時停止は、
「停止線直前でタイヤをピタリ止めて左右の安全確認」です。
このブログでも何度も書いてきました。

ところで、「左右の安全確認」というのは、
「左右を見る」だけでは足りませんよ。

もう随分前になりますが、
教習中に、一時停止の交差点で、
右から直進車が来ているのに発進しようとした教習生がいました。
慌てて「ダメダメ。」と言いながら補助ブレーキを踏んだところ、
当の教習生は
「ちゃんと停まりましたよ。」と涼しい顔で言い返すのです。

確かに、ちゃんと速度ゼロにして完全に停止しました。
その状態で「右・左・右」も見ました。
なるほど、ここまではOKです。

でも、右を見た時に、
右から車が近づいて来るのが見えたら、
(その距離と速度にもよりますが、基本的には)
こちらは発進してはいけないのですよ。

確認は、
「安全だったら発進する」ために行うものです。
「見た」だけでは安全確認になりません。

こんな事は説明するまでもないと思っていましたが、
言わないと解らない人もいるのだ、と考えさせられる事件でした。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/

パイロットアカデミーでは、
教習生向けに教本や問題集を廉価で販売しています。
でも、物販で利益を出すのは本意でないため、
仕入れ値とほとんど変わらない価格に設定していますので、
ご希望のかたは申し出てください。

まれに、教習生でない方から
「教本だけ売ってほしい」というご要望をいただくことがありますが、
上記事情のため、
教習生以外の一般のかたにはお売りしておりません。
悪しからずご了承ください。

そのようにご案内しますと、
「では入校手続きをすれば譲ってもらえるのか」と
質問されるかたもいらっしゃいます。
まあ、それも可能なのですが、
パイロットアカデミーでは「登録料」を頂戴している関係で、
それだと却って高くついてしまいますよ。

市販の書籍も、良いものがたくさん出版されていますので、
書店でお求めになるのが良いのではないでしょうか。
もっとも、どうであれ、
本を読んだだけで運転技能が身に付くわけでないことは
承知しておかれるべきでしょうけど。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


車の運転技能試験は、
「基準を満たしているかどうか」の「絶対評価」で採点されます。

合格枠が何人と決まっている「相対評価」ではないので、
極端を言えば、
その日の受験生全員が合格することも、逆に全員が不合格であることも、
どちらも可能性としてはあるのです。

したがって、
「合格率がどのくらい?」と気にするのは全く意味がありません。
他の受験生(特定の人や平均点)と比較するよりも、
自分自身の減点を無くすように努力するべきです。

ちなみに、
試験場での技能試験の合格率は、
肌感覚的には、仮免技能が10%くらい、本免技能が50%くらい、
といったイメージでしょうか。
(公式には発表されていません)

加えて言えば、
パイロットアカデミー教習生の路上試験合格率は、
だいたい9割ぐらいです。(これは自慢です!)
もっとも、それだって、合格率なんか気にするよりも、
自身の運転技能を磨くことに励んでください。

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パイロットアカデミーでは
教習生を教習車で最寄り駅まで送迎しています。

随分前の話になりますが、その送迎中に、
夜だったので見通しの悪い交差点を通過する際に
ヘッドライトを上下に動かして照らしたところ、
後部座席に乗っていた教習生が、
「教科書どおりの運転をされますね」と声を掛けてこられました。
きっと彼女なりに褒めてくれたのだと思います。

でも、運転していた小生は、
「教習生が指導員を褒めてどうする?」という微妙な心境もあって、
「それは逆で、我々が普段やっていることが教科書に載っているだけ。」
と返答しました。

咄嗟の受け答えでしたが、
後から振り返って、我ながら上手いことを言えたものだと、
自画自讃しています。
教本には、
「法規を守りましょう」ということだけでなく、
「こんなふうに運転すると良いですよ」ということも書かれています。
そして、こと後者に関しては、
先人達が経験して獲得した数多くの運転テクニックが累積されているのです。

「教科書どおりの運転」ではなくて、
むしろ「運転どおりの教科書」とでも言うべきでしょう。

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教習生の中には、たまに
「親の車で自主練習してきます」と言う人がいます。

それ、もし親御さんに教えてもらおうと考えているなら、
大抵がケンカになるので、やめるべきです。
車の運転ごときで人間関係を壊すのって、つまらないですよ。


また、もし広い敷地で自由気ままに運転しようと考えているなら、
それもやらない方が良いでしょう。
と言うのも、
指導者無しで字面どおり本当に“自由気まま”に走るのは、
変なクセが付いてしまうリスクが高いからです。

アクセル加減や、進路変更時の目視確認や、右左折の方法などを、
“自己流”で繰り返すことで、そのまま身に付いてしまうのが心配です。
そうなると、そのクセを取るために
余計な練習が必要になってしまいますよ。


やはり、教習料を払ってでも、
悪い所を「悪い」と冷静に指摘してくれる人を隣に乗せて
練習されることを強くお勧めします。


もっとも、練習に使える車があるのでしたら、
「車を停めた状態でペダルを踏む練習」や
「ハンドルを持ち替える練習」くらいは
やっていただいて問題ないでしょう。


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左折の前には車を左に寄せて走ることは
皆さん、よくご存じだと思います。

ところで、ある教習生から、
「狭い道では寄せなくても良いですか」
と質問されたことがあります。
訊かれた小生は「何を今さら」と思い、
「いや、寄せて走ってください」と返答しました。
(自覚していませんが、おそらく、ぶっきらぼうに)

すると、
「でも寄せられないじゃないですか」と、不服そうな教習生。
恥ずかしながら、それでようやく質問の意味が通じました。

つまり、その教習生さんは、
「進路変更しなくて良いか?」の意味で尋ねられていたのですね。

そうならば、
「既に寄っているなら、それ以上の進路変更は必要ない」
と答えるのが正解でした。


大事なのは、
30m手前までに左に寄った状態を作っておくことです。
狭い道では、ずっと道路の左端から離れずに走っているでしょうから、
さらに左に寄せて行くまでもありません。

「寄せ」の動作が必須というわけではないので、
その点、誤解なさらないようにしてください。


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教習生の中には
やたらノロノロ走る人がいますね。

そういうのは、
これから新規に免許を取ろうとしている人よりも、
むしろ、免許を再取得しようとする人に多い印象があります。


なぜノロノロ走るのか、その理由を尋ねると、
「教習所だからスピードを出してはいけないと思って」と答えたりしますが、
それ、違いますから。


教習所に限らず自動車運転すべてに共通して言えるのは、
「危ない所ではスピードを落とす」ということです。
そして、確かに教習所内には“危ない所”が多いため、
スピードを出せない場面が多いのは事実ですが、
逆に、「安全な所ではスピードを出す」のですよ。

誤解を恐れずに極論するなら、
その「安全であるか、危険であるか」を判断することが
運転の練習だと言っても過言ではないくらいです。


ですから、
教習所内だからと言って、あるいは試験場だからと言って、
遠慮は無用です。
出せるスピードは出してください。
無論、減速すべき場面や停止すべき場面はわきまえて。


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多くの教習所が、最寄り駅からの送迎を行っていると思います。
教習生の皆さんは、
できるだけこれを利用した方が良いですよ。
もちろん、教習生の便宜を図るために送迎しているので、
本当に必要ないのでしたら無理に使うこともありませんが、
もし“遠慮”しているのなら、その遠慮はまったく無用ですよ。

車を待っている間には歩いて行った方が早いとしても、
できるだけ送迎車を利用することをお勧めします。
だって、
目の前で「運転の見本」を見せてくれるのですから。


もしかしたら、
送迎車がマイクロバスやワゴンタイプの車だったりして、
教習車とは勝手が違い、運転技能の参考にならないと思うのでしょうか。
それでも、
他の車や歩行者への目配り・気配りや、
自分が先に行くか、相手に譲るかの判断など、
ドライバーとして学び取るべき動作は山ほどあるはずです。

まして、教習車で送迎してくれる場合は、
間違いなく運転技能そのものの参考になります。
「このぐらいのカーブならハンドルを持ち替えないで良い」とか、
「ここの左折はハンドルを全部回さないんだな」とかいった具合に。


せっかく送迎車に乗せてもらったら、
運転の参考になることを、1つでも2つでも見つけてください。
送迎車の中で居眠りしてるなんて、実にもったいないですからね。


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コンクリートは、セメントを固めて造るもの、と思いきや、
「セメント」とは“接着剤”のことであって、
コンクリートの主材料は、砂利や砂などだそうですね。

そう言えば、映画フィルムを手編集する際に
フィルムの切り貼りに使う接着剤も「セメント」と呼んでましたっけ。
(「手編集」って、もう40年以上も昔の話です)

さて、自動車運転の教習も、主体は教習生。
砂利や砂(これらを「骨材」と呼ぶのだそうです)に例えるなら、
その硬度や、粒子の粗密や、あるいは色とかによって、
コンクリートのでき上がりは異なってくるものです。

指導員は、
その骨材を固めるセメント(=接着剤)に過ぎないことを
肝に銘じておかなければならないでしょう。

また同時に、教習生にも、
自分自身が建物を造る“骨材”であることを自覚して
教習に臨んでいただきたいところです。


なお、この記事を書くにあたって調べてみたところ、
コンクリートが経時変化で歪みを生じることを
「クリープ現象」と呼ぶらしいです。
もちろん、AT車に特有の現象とは関係ありません。


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「右折」と「左折」とを比較して、
一般的には「右折の方が難しい」と言われますね。
しかし、
試験で減点を食らいやすいのは意外に左折だったりします。


右折は、
「対向車妨害」や「横断者妨害」を取られやすく、
すなわち「一発不合格」になりやすい一方、
左折は、
「確認不足」や「寄せ不足」や「大回り」を取られやすく、
すなわち「減点超過」になりやすい課題です。

別の見方をすれば、
初めて免許を取ろうとする人は「右折」で失敗することが多く、
過去に免許を持っていた人は「左折」で減点されやすい、
という傾向があるように思います。

パイロットアカデミーには
免許失効や免許取り消しの教習生が多いせいもあって、
「左折の方が難しい」という印象を持っています。

どうであれ、それぞれ自分の苦手ポイントを押さえたうえで、
そこを重点的に練習すると良いでしょう。


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急ブレーキは、
緊急時以外には踏んではいけません。
逆に、必要なときには、ためらいなく踏んでください。


でも、そうは言うものの、
急ブレーキって、簡単には踏めませんよ。

たまに、強いブレーキを掛けて、
「こんな急ブレーキだと試験で減点されちゃいますよね」などと
おっしゃる教習生もいますが、
減点されるほどの急ブレーキを踏んだ教習生は、
これまでに出会ったことがありません。


本当の急ブレーキとは、
タイヤがロックするかABSが作動するか、
あるいは、その寸前くらいのものです。
そんなブレーキが踏めるのは、むしろ熟練ドライバーであって、
普通の教習生には、とても踏めませんよ。

なので、
ぜひ安心して(?)、ブレーキを踏んでください。


なお、もし、後続車に気を遣ってブレーキを掛けない、
なんて思っているとしたら、それはナンセンスです。
危険な場面に遭遇したら、
後続車には構わず、ブレーキを掛けましょう。


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進路を変える前には、
動こうとする側の安全を確認してください。
右に進路を変えようとするなら右、
左に進路を変えようとするなら左ですね。
そして、特にサイドミラーに映らない部分(ミラーの死角)は、
自分の目で直接確認しなければならないのは、安全運転の基本の「キ」です。


しかし、まれに、
「ミラーを覗き込むように前傾姿勢を取れば、死角は無くなる」と言って、
ミラーだけで安全を確認したつもりになっている人がいますね。

そんなことはありません。
ドライバーが姿勢を変えても、ミラーの死角部分は映らないのです。


教習生にそんな素振りがあったら、小生は助手席から降りて、
ドライバーの右横(ミラーの死角)に立ってみせることにしています。
そうすると、
前のめりになっても、やっぱりドライバーからは見えないことが、
身をもって理解してもらえるからです。

「ほら、ここ(ミラーの死角)は、直接目視するしかないでしょ」と、
もう、何人もの教習生に言ったことでしょう。


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パイロットアカデミーでは、提携していた教習所さまの閉校に伴い、
今後、新規教習生の受け入れを取りやめることといたしました。
受け入れ再開の目処は、現時点では立っておりません。


これから受講を検討されていた方には、
ご要望に応じることができず、心苦しく思ってもおりますが、
経営上のやむを得ない判断ですので、どうかご理解願います。
当方としましても、
あと半年で創業20周年を迎えようという矢先に
このような事態となり、断腸の思いです。


なお、現・在籍生の方につきましては、教習期限まで責任を持って指導いたします。
また、過去に在籍されていた方につきましては、ご事情により再入所も可能ですので、
個別にご相談ください。


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パイロットアカデミーの「所内教習」は、
提携している教習所さまが今月末をもって閉校することに伴い、
7月30日(木)をもって終了いたします。


そのため、今後、新規入所の受け入れは、
次のいずれかに該当する方に限らせていただきます。

1.現に有効な運転免許(※)を所持している方
 ※)普通自動車を運転できるものに限ります。仮免許・外国免許を含みます。

2.過去に運転免許を所持していた方

3.パイロットアカデミー受講歴のある方

これは教習成果に責任を持つための措置ですので、どうかご理解ください。


なお、7月31日(金)以降は、新規教習生の受け入れをすべて中止いたします。
併せてご承知おき願います。


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踏切や一時停止の標識がある所では、
停止線の手前で車を停めてください。

重要なポイントは、“手前”で停める、ということです。

ベテランドライバーの中には、
停止線ギリギリまで近づける人がいますが、
幅のある白いラインに少しでもバンパーが掛かったらダメなのですよ。


かと言って、
何mも離れるのも「停止線の手前」とは呼べません。
概ね50cm~1mくらい手前で停めるのが理想と言われます。

運転初心者(教習生を含む)の場合は、
どちらかと言うと、停止線から離れすぎてしまいますね。
これは、普通乗用車では
ボンネットの先に見えているのは車から約4~5m前の路面だからです。
ドライバーからは
停止線がボンネットに隠れてから停まれば良いぐらいですが、
慣れないと、それだと停止線を越えてしまうように感じてしまうのでしょう。


パイロットアカデミーの教習では、
「ここだ」と思ったところで停めたら、車を降りていただき、
実際に停止線からどのくらい離れているのかを
自分の目で確認してもらうことがあります。

路上教習中は、車を降りていただくわけにいきませんが、
隣に停止した車と見比べて、自車の位置を確認することができます。

そういった練習を繰り返して、
「停止線の見え方」、ひいては「車の大きさ」を
感じ取れるようにしていきましょう。


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パイロットアカデミーは、6月2日(火)から教習を再開いたします。


教習再開にあたり、次の各項につき、
ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

1.教習中、指導員はマスクを着用いたします。
 また、教習車の窓を開けて(荒天時を除く)換気に努めます。

2.教習生におかれましても、
 極力マスクを着用していただけますようお願いいたします。

3.体調がすぐれないときは無理をせず、教習予約をキャンセルしてください。
 なお、その場合でも、
 キャンセル料は規定通りに発生しますので、ご了承ください。


緊急事態宣言は解除されたものの、
新型コロナウイルスが終息したわけではないので、
お互いに気を付けながら少しずつ日常を取り戻していきましょう。


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常々心がけているところですが、
われわれ運転指導員の役割は、
「教習生“に”運転を教える」ことではなくて、
「教習生“が”運転できるようになるのを手伝う」ことです。

主体は、あくまで教習生なのであって、
教習生を「主役」と例えるなら、
われわれ運転指導員は、「脇役」というのもおこがましくて、
主役の演技がより映えるように仕掛ける「裏方」だと認識しています。
最前線で活躍する人をサポートする「後方部隊」と言ってもよいでしょう。

決して卑下しているわけでなく、小生はこれを誇りに思いますし、
それでうまく行ったら、自分が脚光を浴びるよりもずっと嬉しく思います。


ですから、パイロットアカデミーで教習を受ける方には、
「教わる」という受動的なスタンスではなく、
自ら主体的に上達していく意欲を高く持ってほしいと願います。
その“お手伝い”なら、喜んでやりますので。


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教習指導員の中には、
厳しく教える人(小生もその一人かも)がいます。
でも、どんなに厳しい指導員でも、
絶対に口にしてはいけない“禁句”があります。
それが、
「ばかやろう」と「下手糞」と「やめちまえ」です。

「ばかやろう」
たかが運転ごときで教習生の人格を否定してはいけません。
指導員との信頼関係を壊すばかりで、
教習生の技能向上に寄与しない言葉です。

「下手糞」
教習生が上手に運転できないのは当たり前なのであって、
運転できるようにしてあげられない指導員にも責任があります。
こんな発言をするのは、自ら指導スキルが低いことを示すようなものです。
また、これも教習生の技能向上に全く効果が有りません。

「やめちまえ」
教習生は“お客様”です。
お客様に向かって「おまえはもう来るな」と発言するのは、
この商売自体を否定することになります。


ところが、実は、小生自身、
パイロットアカデミーでの教習をやめて、
いわゆる公認教習所に通うことを勧めたことはあります。
(感情的に「やめちまえ!」と言ったわけではないです)

というのも、
パイロットアカデミーへ通う教習生の大多数は、
「運転免許を安く(または早く)取りたい」と希望されています。
しかし、技能の進捗度を見て、
このまま一発免許を目指しても、本人が苦労するばかりで、
「安く」も「早く」も取れなさそうだった教習生に、
「やめたほうがいい」と勧めたものです。

もちろんパイロットアカデミーの売上は減らしましたが、
プロとして、冷静にアドバイスしたことで、
お客様の理解は得られたと(勝手に)思っています。

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カーブや右左折でハンドルを切った後、
手を使ってハンドルを戻すと、
まっすぐに向かず、車がふらつくことが多くなりがちです。

「え? 手を使うんじゃないの?」と怪訝に思われたかも知れませんが、
ハンドルを戻すには“足”を使います。
そう。アクセルを踏むのです。
そして、“手”は、
「ハンドルが戻るのを抑える」という役割を担います。


「アクセルを踏むとハンドルが戻りすぎちゃう」と言う教習生もいますが、
そういう人は、
“ハンドルが戻るのを手で抑える”というのができていないからだと思います。
言ってみれば、
カーブ前半では手でハンドルを切る練習、
カーブ後半では手でハンドルを抑える練習をしていると思ってください。


また、「怖くてアクセルが踏めない」という教習生もいますが、
そういう人の多くは、
「近く(ハンドルや車体や目の前の路面)」ばかりを見ているようです。
「遠く(自分の進むべき道)」を見るように意識すると
アクセルが踏みやすくなると思います。

さらに言えば、
仮に、速度が出過ぎてしまっても(そんなことは殆ど無いのですが)、
ハンドルを戻し遅れても、逆に戻し過ぎても、
指導員が助手席でブレーキを踏んだりハンドルを補助したりします。
ですから、安心して、
思い切ってアクセルを踏んでみてください。
そして、アクセルの踏み加減とハンドルの戻り具合を実体験して
コツをつかんでいってください。


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路上教習をしていると、
「仮免許練習中」のプレートを付けているため、
他の車が、道を譲ってくれることが多いです。
例えば、
こちらが右折で対向の直進車が通過するのを待っている時、
その対向車が停まって、右折させてくれることがあります。

それはそれで有り難いのですが、
指導員の立場としては、
教習生には優先順位を意識して運転してほしいので、
本当は、譲ってもらうのは、あまり嬉しくなかったりもします。
でも、こちらが右折できないために後続車を滞らせてもいけないので
仕方なく(笑)、譲られたら右折させてもらうことにしています。


ただし、これには危険も伴うことを承知しておかなければなりません。

まず、横断者。
自分の見ている信号が青ならば
同じ向きの歩行者が見ている信号も、通常は青です。
譲ってくれたからと言って、慌てて、
信号に従って横断している歩行者を見落とさないようにしてください。
また、右手後方から近づいて来る自転車(右側通行ということですが)もいますので、
注意しましょう。

それから、譲ってくれた車の陰から
二輪車が直進してくることも想定しなければなりません。
教科書に書いてあるような、典型的な“サンキュー事故”になります。
特に対向車側が上り坂の場合は、
その二輪車が直前まで見えないので、実は非常に危険です。
きちんと安全を確かめてから進んでください。


譲られた時に、モタモタしているのはダメですが、
だからと言って、
安全確認をおろそかにしてまで焦って右折するのは、もっとダメです。
対向車が急いでいるのなら、そもそも譲ってくれないはずですから、
「早く行かなきゃ」と慌てる必要はありません。
確実に、いつも通りの右折をやってください。


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パイロットアカデミーは、
発足時は世田谷区八幡山に事務所を置いていました。
なぜ八幡山だったかというと、
提携している教習所さまに近いからです。

そんなわけで、
パイロットアカデミーの本社が今の北区に移転した後も、
教習生には、八幡山駅至近の駐車場に集合していただいています。


ところで、
「八幡山」は、「はちまんやま」と読みますよ。
まれに、「やわたやま」だと思い込んでいて、
車内アナウンスを聞き逃してしまう人もいるようなので、
注意してください。
過去には、
「浜田山(はまだやま)」と勘違いして井の頭線に乗ってしまった、
という“豪傑”もいらっしゃいましたっけ。


ちなみに、練習コースを使わせてもらっている教習所さまについて、
具体的なお名前は公開しておりません。
曜日や時間帯によって使えるコースが変動するのと、
また、提携先に思わぬ迷惑を掛ける可能性もあるからです。
あしからずご了承ください。

もっとも、
試験場ではない(試験場での練習は別プランになります)ことは確かなわけで、
そういった意味でも、「どこで練習するか」はあまり関係ないはずです。


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以前(といっても10年くらい前)、
教習生に「のろのろ走らないで」と注意したら、
「追突されちゃいますよね。」と返事をされたことがありました。


いやいや、いくらスピードが遅いと言っても、
それが理由で追突されることはありえないでしょう。
逆に後続車の立場だとして、
前の車がノロノロ走っていると確かにイライラはしますが、
だから追突するという神経は疑わざるを得ません。


その教習生は大学生(女性)でしたが、
おそらく、普段、彼氏にでも車に乗せてもらっている時に、
ドライバーが「遅いと追突されちゃう」を口癖にしているのかも知れません。
いや、まったくの推測(というより妄想)ですけど。


別にノロノロ運転を勧めるつもりはありません。
ノロノロ運転と安全運転とはまったく別物ですから。
でも、
「追突されるから速く走ろう」というのは、
ちょっと違うんじゃないでしょうか。


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パイロットアカデミーの教習料その他の費用に関しては、
割引制度は一切ありません。
「10回パック」とかで安くなるシステムも、
企業や卒業生からの紹介で割引というのも、ありません。

ただ、卒業生(過去にパイロットアカデミーに通っていた方)の紹介の場合、
紹介してくださった方には、薄謝を進呈しています。
その場合には、
パイロットアカデミーの「手帳番号」または「いつごろ通っていたか」を
お知らせください。
お名前だけでは探し切れませんので。


いずれにしても、教習生ご本人には、正規の教習料をお支払いいただきます。
ご自身が負担しているという気持ちが受講姿勢にも出ると思いますし、
逆に、教える側も教習料に見合う指導を提供しなければならないと思うからです。


そう言えば、
「クーポンを持ってるんですが…」というお電話をいただいたこともありましたっけ。
パイロットアカデミーは、
料金表に書いてあるとおりのシンプルなシステムですので、
お間違えのないようにお願いします。


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神奈川県内の某クリニックで、
患者さんを「○○さま」と、様づけで呼んでいるのを耳にして、
診察時間が終わってから、その意図を院長に尋ねてみたことがあります。
で、その理由は、
「スタッフに、“お客さま”だと意識させたいから」なのだそうです。
「でも…」と院長は続けました。
「ドクターが患者に話しかける時は『○○さん』と呼びかけている」とのこと。


思い返してみれば、
受付スタッフは「○○さま」と呼び、教習指導員は「○○さん」と呼ぶのは、
自動車教習所でも珍しくありません。
一方で、特に未成年の教習生を、
「くん」付けで呼んだり、呼び捨てにしたりする教習所もあると聞き及びます。


ちなみに、パイロットアカデミーでは、
教習生に対しては、常に「さん」付けで呼んでいます。
教習に来るのはそれなりの大人なのだから「くん」では失礼ですし、
かと言って、「さま」というのも、
お客さま扱いになってしまって(“お客さま”には違いないですけれど)
逆によそよそしくなると思うからです。


それにしても、呼び捨ては論外でしょうね。
長い付き合いの中で人間関係が出来ているならともかく、
教習に来た程度で呼び捨てされたら教習生はどう受け取るでしょうか。
そして、もし指導員の方が教習生より立場が上だと思っているのだとしたら、
その高慢は改めるべきでしょう。


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側方の安全確認は、
「ルームミラー」→「サイドミラー」→「ミラーの死角」
の3点を見てください。
中でも、「ミラー死角の目視」が
技能試験における最大の減点ポイントであることは、
皆さんも、ご承知のことでしょう。


ところが、こと運転経験のある方には、
「わざわざ目視しなくても、ミラーだけで安全確認は可能」
と思い込んでいるふしがあるように思えます。
もう10年ほど前の話になりますが、
パイロットアカデミーの教習生(免許失効)が
「ミラーを覗き込むように前傾姿勢を取れば死角は無くなる」と宣ったので、
仰天したことがありました。

もちろん、そんなことはありません。
実際、ミラーの死角部分に小生が立ってみて、
「ほら。 運転姿勢を変えても、ここは見えないでしょ」と言って、
ようやく理解してもらいました。
こういう勘違いをしている人は結構多いのかも知れませんね。


やっぱり基本通りに、
ミラーの死角は目視するしか無いことを理解してください。


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教習生から、
「路上教習にあたり自動車保険を掛けなければいけませんか」と
質問されたことがありますが、
パイロットアカデミーでは、
全年齢適用の対人無制限・対物無制限の保険を掛けており、
教習生は、保険の心配をする必要はありませんよ。
(お蔭さまで、その保険を使ったことは一度もありません)


そもそも、
交通事故に限らず、相手に損害を与えたら、
加害者が過失責任に応じてその損害を賠償しなければなりません。
これは、保険を掛けていようがいなかろうが、関係ありません。
それが交通事故では、
一時に大金を支払わなければならなくなる可能性があるので、
それに備えて“保険”を掛けておくというわけです。
自分で賠償できるならば(特に個人ではなくて会社ならば)、
任意保険には入らなくても構いません。

ただ、自動車損害賠償責任保険(略称「自賠責」)は、
被害者に最低限の保障が出るように、強制的に加入させられます。
そのため、自賠責は「強制保険」とも呼ばれています。


でも、“普通の人”は、億単位の賠償は簡単にはできませんから、
強制保険だけでなく、任意保険にも加入しておくのが、
運転者の義務であり常識であると小生は思いますけどね。


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