Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

タグ:灯火


所内コースではそれほどでもないのですが、路上では、
交差点までの距離がつかみにくい、というのはよく聞きます。
それは、
信号の灯火(ランプ)を見つめてしまっているのが原因かも知れません。

信号灯は空(そら)に浮かんでいるため、
それを見ても、距離感をつかみにくいのです。
特に夜は、
周囲の景色が暗い中にランプが明るく灯っているので、
信号までの距離が実際よりも近くに見えがちです。

しかし、考えてみてください。
ドライバーが把握するべきは、
“信号灯(ランプ)との距離”ではないはずです。

信号を見てドライバーが判断しなければならないのは、
その交差点を通過できるか、
その停止線までに停まれるか、といったことではないですか。
つまり、“交差点との距離”を把握するべきなのです。

ですから、信号を見たら、
もちろん最初はランプを見るわけですが、
その後、信号機の付いている“柱”を見るようにしてください。
正確には、“信号柱の立っている交差点”を見る、というべきでしょうか。

目線を地面に移せば、
“交差点”や“停止線”との距離は把握しやすくなりますから、
黄信号や赤信号を見た時の対処に戸惑うことも少なくなるでしょう。

さらに言うと、
「信号に従うべき横断歩道」と「信号と関係の無い横断歩道」とが
あったりする道も存在しますが、
そういうのも、“柱”を見るようにすれば、対処しやすくなりますよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


青色の矢印信号が出たら、
車は矢印の方向に進行することができます。
つまり、矢印の方向に進む車にとっては、
「通常の青色の灯火」と同じ意味ということです。

そして、赤信号で自分の進む方向の矢印が出ていなければ、
「通常の赤色の灯火」と同じ意味、すなわち「止まれ」です。
こんなのは当然すぎる話で、今さら言うまでもないはずなのですが、
実際に路上で、これに惑わされたりすることがあるのですよ。

例えば、
赤信号に従って停止し、その交差点を左折しようとするとします。
そして、すぐ右隣の車線には直進車が並んで停まったのを想像してください。
信号が変わって「直進の矢印」が出たら、隣の車は発進しますが、
こちらは「左向きの矢印」(または「青色灯火」)が出るまでは
発進できませんよね。

いや、そんなことは、先刻、解っているはずです。
理屈では解っているのですが、実際にこういう場面に遭遇すると、
隣の車に釣られて、つい、発進してしまいやすいのです。

そこで、改めてアドバイスしておきます。

「信号をよく見ましょう!」

※文字に書くと、当然すぎて、やっぱり何か変ですけどね。

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青信号が「黄色」に、あるいは「赤」に変わったら、
交差点内に入っている車は、
速やかに交差点から出ることを考えてください。

しかし、特に右折時など、
停止線を越えても、交差点に入る前に停まるケースがあります。
この場合は、
信号が黄色に(あるいは赤に)変わってしまったら、
停止線を越えていたとしても、交差点に入らずに停まって、
(可能なら停止線までバックして)再び青信号になるのを待つのが正解です。


道路交通法施行令第2条は、「赤色の灯火」について、
「交差点において既に右左折している車両等は、そのまま進行することができる」
というようなことを定めています。
これは、既に交差点に入っている車はそのまま進めるが、
これから交差点に入ろうとしている車は進んではいけない、ということをも意味します。

黄信号の場合は、
同じ条文内に「黄色の灯火」に関して、
「停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く(進むことができる)」
とあります。
が、これは「安全に停止できない場合」の話ですから、
現に停止している車はこれに該当しません。


勘違いされがちですが、
「停止線を越えること」と「交差点に進入すること」とは違いますよ。
「交差点」とは、「道路(車道)が交わっている所」でしたね。
「停止線は越えていても交差点には入っていない状態」というのがあることを認識しつつ、
交差点を通過してください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



本信号(三色信号)が黄色や赤色の場合であっても
青色の矢印が灯ったら、
車(軽車両・二段階右折の原付を除く;以下同じ)は
矢印の方向に進行することができます。
つまり、矢印の方向に進む車にとっては、
「通常の青色の灯火」と同じ意味ということです。

そして、当然ながら、
矢印の方向に進むのでない車にとっては、
本信号のとおりに従わなければなりません。


しかし、これが、
実際に路上を走ってみると、惑わされたりする所もあります。

東京の受験生がよく引っかかるのが、
府中試験場の路上コースで、
東八道路から人見街道へ左折する交差点でしょう。

赤信号に従って停止すると、
その後、「直進の矢印」が出るのです。
右隣の直進車はその矢印信号に従って発進しますが、
左折しようとしている試験車は、赤信号ですから、
「左向きの矢印」(または「青色灯火」)が出るまでは
停まって待っていなければなりません。

いや、先刻、そんなことは解っているのですよ。
解っているはずなのですけど、実際にこういう場面に遭遇すると、
つい、隣の車に釣られて発進しそうになるのです。


そこで、改めてアドバイスしておきます。

「きちんと信号を見ましょう!」

※こう文字に書くと当然すぎて変な感じですけどね。


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信号の青色の灯火は
「進むことができる」でしたね。
それには、もちろん「状況が許せば」という前提があります。


まず、信号待ちの先頭車は、
信号が青に変わっても、交差点内の安全を確認してから発進しなければなりません。
横断歩道を渡りきれなかった歩行者がいたら、
目の前を通り過ぎるのを待っていてください。
また、「完全に赤だろう」というタイミングで突っ込んで来る、
無茶な自転車もいます。
まして、右側通行などされた日には、
こちらから見えにくくて本当に危険なので、気を付けてください。
「そんな自転車もいるかも知れない」というつもりで安全確認する必要があります。


それから、2台目以降でも、
交差点の先に自分が入れる余地が無い時は、交差点の手前で待ってください。
油断していると、
結構、交差点内で停止してしまったりするものです。
そんな時、特に運転経験の有った教習生には、小生は、
「これが踏切だったら絶対に行かないと思いませんか。」
なんて皮肉ってみたりします。


交差点内で停止する可能性がある時は進入しないことを
常に意識しながら、交差点に向かうようにしてください。


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信号の色について、
「青=進め、黄=注意、赤=止まれ」と
覚えている人が多いですね。

しかし、このうち正しいのは
「赤=止まれ」だけです。


青色の灯火は、
「進め」ではなく「進むことができる」です。
進んではいけない場面というのもあるからです。

黄色の灯火は、
「止まれ。ただし、安全に止まれない場合は、そのまま進むことができる」でした。
「注意して進め」ではなく、
ましてや「加速して進め」でもありません。
初めて運転免許を取る人よりも、
免許を失効して取り直そうとしている人や、
二種免許取得を希望している人(つまり運転経験のある人)に
こういう誤解が目立ちます。
それこそ“注意”してください。

「他の交通に注意して進むことができる」のは、
黄色は黄色でも、点滅している時でしたね。
これと混同しないように気を付けましょう。


場内試験に限っては(路上では例外も多くなりますが)、
黄色の信号は「止まれ」で覚えておいてください。


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黄色の灯火は、
「止まれ。ただし安全に止まれない場合は進んでよい。」
でしたよね。
「黄信号を見たけれども停まりきれないので通過する」という場面も、
特に路上では生じえます。


さて、これが直進であればあまり問題にならないのですが、
右左折の場合、
減速しきれずに曲がってしまったり、
ハンドルを回し始めるタイミングを間違えたり、
という人が割と多くいます。


減速しきれないのは、
きっと「交差点を早く出なきゃ」という心理が働くのでしょうが、
スピードが出た状態で曲がると、
曲がった先の状況(横断者や路面状況等)に対処しにくくなりますし、
車も不安定になります。
つまり、危険ですから、
信号が黄色だったとしても、右左折は徐行で曲がってください。


また、ハンドルを回し始めるタイミングが早すぎて、
直近マークから離れて曲がったり(右折)、
内輪差で縁石に載ったり(左折)するのもよく見掛けます。
「ハンドルが遅れる」のでなく「早すぎる」のです。

おそらく、これも「早く曲がらなきゃ」と思ってしまって、
慌ててハンドルを回してしまうのでしょうね。
でも、それって、
ドライバーが車に操縦されてしまっている状態ですよ。
心を落ち着かせて、基本通りの右左折をしてください。


ドライバーが「黄信号だけれども通過する」と判断した以上、
青信号の場合と同じように、“普通”に右左折すれば良いのです。


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信号で青色の矢印が出たら、
車は矢印の方向に進行することができます。
つまり、矢印の方向に進む車にとっては、
「通常の青色の灯火」と同じ意味ということです。

そして、自分の進む方向の矢印が出ていない赤信号では、進めません。
こんなのは当然すぎる話で、今さら言うまでもないはずでしょうけど、
実際に路上で、意外に惑わされたりすることがあるのです。


例えば、
左折するつもりで、赤信号に従って停止したとします。
そして、すぐ右隣の車線に直進車が並んで停まったとします。
信号が変わって「直進の矢印」が出たら、隣の車は発進しますが、
こちらは「左向きの矢印」(または「青色灯火」)が出るまでは
発進できませんよね。

いや、先刻、そんなことは解っているはずです。
理屈では解っているのですが、実際にこういう場面に遭遇すると、
隣の車に釣られて、つい、発進してしまいやすいのです。


そこで、改めてアドバイスしておきます。

「きちんと信号を見ましょう!」

※文字に書くと、当然すぎて、やっぱり何か変ですね。


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踏切で、警報機が鳴り始めたら、
遮断器が下りる前であっても、通過してはいけません。
まれに、
鳴り始めているのに気付いていながら(気付いたからこそ?)
急いで渡ってしまおうとする車がいますが、
道交法違反である以前に、危険なので、やめましょう。

もちろん、渡り始めてから鳴り始めたなら、
そのまま通過してしまって構いません。
意図的にゆっくり走らない限り、
特段あわてなくても、遮断器が下りる前に渡り終えられるはずです。


そういった意味で、
「踏切警報機」は「信号機の黄灯火」と似た意味合いだと言えます。


しかし、決定的な違いもあります。

それは、黄信号では、
安全に停止することができない場合はそのまま通過して良いのですが、
踏切警報機については、このような例外規定は設けられていません。
そりゃそうです。
踏切では必ず一時停止しているはずなのですから、
「安全に停止することができない場合」という場面がありえません。
警報機が鳴り始めたら、発進しなければ良いだけのことです。


ところで、都内でも数か所、
「信号機の付いている踏切」があります。
こういった踏切については、
青・黄・赤いずれも、信号灯火に従って通行すればOKです。
(踏切直前での一時停止義務もありません。)


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特に右折時など、停止線を越えてから停まってしまうことがあります。
この時に、信号が「黄色」に(あるいは「赤」に)変わったら、どうしますか。

この場合、交差点内に入っている車は、
信号が変わろうとも、速やかに交差点から出ることを考えてください。


問題は、交差点にまだ入っていない車です。
よく勘違いされていますが、
「停止線を越えること」と「交差点に進入すること」とは違いますよ。
「交差点」とは、「道路(車道)が交わっている所」でした。
すなわち、「停止線は越えていても交差点には入っていない状態」というのがあるのです。


道路交通法施行令第2条は、「赤色の灯火」について、
「交差点において既に右左折している車両等は、そのまま進行することができる」
というようなことを定めています。
これは、既に交差点に入っている車はそのまま進めるが、
これから交差点に入ろうとしている車は進んではいけない、ということをも意味します。

同じ条文内に「黄色の灯火」に関して、
「停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く(進むことができる)」
とありますが、これは「安全に停止できない場合」の話ですから、
現に停止している車はこれに該当しません。


結論として、信号が黄色に(あるいは赤に)変わってしまったら、
停止線を越えていたとしても、交差点に入らずに停まって、
再び青信号になるのを待つのが正解です。


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先日このブログに書いたとおり、
路上運転中は、常に、
「今、信号が変わったら、行く? 停まる?」を念頭に置きつつ走りましょう。
そして、「信号が変わりそうだ」と思ったら、
停まる準備を整えておいてください。

例えば、前方の青信号がずっと続いていたら、
自分が近づく前に黄色に変わってしまう可能性があります。
まして歩行者用の灯火が点滅を始めたなら、
まもなく車の方も黄色になることが容易に予想されます。
そういう状況を見たら、
いつでもブレーキを踏める態勢を作っておくのです。


でも、そうは言っても、
実際に黄信号を見るまではブレーキは踏まないでくださいね。
車の信号が青なのに減速するのは、円滑な交通の妨げになりますし、
厳しく見れば、それだって「信号無視」であるわけです。

なので、「心の準備」は大いに結構ですが、
「心の準備だけ」にしておくべきでしょう。


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青色の矢印の出る信号では、矢印の方向に進行することができます。

つまり、矢印の方向に進む車にとっては、
「通常の青色の灯火」と同じ意味ということです。
しかし、当然ながら、
自分の進む方向の矢印が出ていない赤信号では、進めません。
そんなことは理屈では解っているのですが、
実際に走ってみると、これが意外に惑わされたりするのです。


例えば、
左折するつもりで、赤信号に従って停止したとします。
そして、右隣の車線に直進車が並んで停まったとします。
信号が変わって「直進の矢印」が出たら、隣の車は発進しますが、
こちらは「左向きの矢印」(または「青色灯火」)が出るまでは
発進できませんよね。


いや、先刻、そんなことは解っているはずです。
解っているのですが、実際にこういう場面に遭遇すると、
となりの車に釣られて、つい、発進してしまいがちなのです。


そこで、改めてアドバイスしておきます。

「きちんと信号を見ましょう!」

※文字に書くと、やっぱりなんか変ですかね。


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