Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

タグ:自動車


4年ぶりの忘年会シーズンを迎え、羽目を外している人も多いのではないでしょうか。
でも、飲酒運転は、絶対にダメですよ。

そもそも飲酒運転は許されざる行為ですが、
もし教習指導員が飲酒運転したら、それは懲戒解雇ものでしょう。
私的行為であったとしても、
そんな人にはこの商売を続ける資格が有りませんから。

また、この商売に限らず、自動車に関連する業種の会社では、
飲酒運転を厳罰に処することが多いようです。
それも当然と言うべきでしょう。

でも、自動車に関連しないのに、
「飲酒運転を絶対に許さない」という姿勢を打ち出している会社があります。

それは…

意外に思えるかも知れませんが、
酒造や酒販の会社です。

少し前になりますが、洋酒を取り扱う会社の人と話をする機会が有りました。
その会社では、
"Responsible Drinking"(直訳すると「責任を持った飲酒」・「道義心の有る飲酒」)
という取り組みをしているそうです。

これは日本語で「適正飲酒」とも呼ばれることもありますが、
それだと“酒量”の問題に矮小化されがちですので、
もっと根本的な話として、
「模範的な飲酒態度」とでも意訳するのが、
ニュアンスが正しく伝わるように思います。

つまり、酒を取り扱う商売に就いている以上、
商品や仕事に誇りを持ち、飲酒の模範を示さなければならないのだそうです。
そう考えれば、飲酒運転など、
"Responsible Drinking" の対極にあるわけで、言語道断なのでしょう。

皆さんも "Responsible Drinking" を意識して、
お酒は節度を保って楽しく飲みましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


自動車の運転で「急」のつく動作、
「急アクセル」、「急ブレーキ」、「急ハンドル」は
基本的に、やってはいけません。

これらのうち「急ブレーキ」は、
他の2つ「急アクセル」・「急ハンドル」とは性格が違います。

急アクセルや急ハンドルが必要な場面というのはありえませんし、
ドライバーが
「急アクセルを踏もう」とか「急ハンドルを取ろう」と思っての行為でないのが
何より危険です。

ところが、
アクセルの加減を間違えたり、
咄嗟の時にハンドルを取ってしまったり、というのは、
つい、やってしまいがちですよね。
逆に言えば、特に教習を始めたばかりのころは、
この「つい」を防ぐように、
常にアクセルやハンドルを慎重に操作することを意識して
練習してほしいのです。

そして、急ブレーキに関しては、
本当に必要な場面では、躊躇なく踏んでください。
もっとも、本当の急ブレーキは、
ベテランドライバーでもなかなか踏めませんけどね。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


世の中で一般に「運転」と聞くと
「自動車の運転」をイメージするのが普通です。
それはそれで構いませんが、
自動車の運転だけが「運転」ではないですよね。

「唐揚げ定食」の「唐揚げ」は誰しも「鶏肉の唐揚げ」だと思う
(「豚レバーの唐揚げ」とかでも嘘ではない)
のと似てますかね?

「挙式」と言えば普通は「結婚式を挙げる」のことだと理解する
(「お葬式」は「挙行する」と言うのが一般的)のも?

ついでに言うと、
「免許」だって「自動車運転免許」とは限らないんですけどね。

…おっと。
雑談が長くなってしまったので、この辺で閑話休題。


そもそも「運転」とは、
「大きな機械を作動させること」(『デジタル大辞泉』より)であって、
自動車に限った用語ではありません。
なので、
“発電機”を回したり、“エスカレーター”を動かしたりするのも、
「運転」になります。
その“大きな機械”の一つに“自動車”も含まれる、
と理解するのが正しいでしょう。

そして、共通して言えるのは、
その“大きな機械”を動かすことによって、
人の生命・身体を害する危険性がある、ということです。

そう考えれば、
「運転」に際して何より大事なのが「安全確認」であることが、
自ずと理解できますよね。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



最近あちこちで耳にする「ファシリテーター」という用語を、
パイロットアカデミーでは、2001年1月の開業当初から使っています。
当時はあまり耳なじみなく、「何それ?」と尋ねられることも多かったのですが、
改まった場で自分の仕事のスタンスを端的に示す際に、小生が好んで用いてきた言葉です。


「ファシリテーター facilitator」は、
辞書には
「容易にさせる物・者」「促進する物・者」「後援者」という意味が載っていますが、
日本語らしく意訳すれば、
「事務局」とか「世話人」とか「(宴会の)幹事」と言った方がピンと来ると思います。

つまり、
「自ら表舞台に立つのでなく、裏方に回って役者が演じるのを手助けする」という役割を、
この仕事(自動車運転指導)を通じて果たしたいと考えているわけです。

「スタッフ staff = 参謀」というのも近い概念ですが、
日本語で「スタッフ」と言うと単に「職員」とか、
ヘタをすると「(教習指導員ではない)事務員」と思われてしまいかねず、
しっくり来ません。

また、「コーチ coach = 指導者」
(「coach」には「セダン型の自動車」という意味もあるのは妙ですが、ここでは違いますね)
は、最も自然で普通に用いられそうな表現ですが、
この語には「自分の高さまで引き上げてやる」というニュアンスを感じてしまうため、
パイロットアカデミーでは極力使わないようにしています。
むしろ「下から高い所へ押し上げる」というのを目指していますので。


そんな思いでこの商売を始めて18年。
「平成」の最後にあたり、改めて思い返してみました。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




平成24年12月、日産自動車株式会社は、
「ブルーバード・シルフィ」をフルモデルチェンジして、
新型「シルフィ」の販売を始めました。
これによって、昭和から続いていた「ブルーバード」の名が、
日産の商品ラインナップから完全に消えることとなりました。
それも、もう5年以上も前の話なんですね。


「ブルーバード」と聞いて小生がイメージするのは、
アニメ『ルパン三世カリオストロの城』で、
銭形警部が乗っていた“埼玉県警”のパトカー。
劇終盤で「やつはとんでもないものを盗んで行きました」
という名ゼリフを口にした後で乗り込むのが、ブルーバードでしたね。


いずれにしても、ブルーバードは、
技術的にも、売上的にも、また、象徴的な意味でも、
日産を、ひいては日本の自動車界を、牽引してきた
“フラッグシップ”であったと言って過言ではないでしょう。

でも、もう、時代は「令和」へ。
伝統にばかりしがみついていては進歩はありません。
ガソリン車の存亡(延命?)を掛けて、
日産はじめ国産自動車メーカーには、
ぜひ市場にマッチした新製品開発を続けてもらいたいと期待しています。


それにしても、「昭和は遠くなりにけり。」ですね。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




昨日の天気予報では、
「明日(2月9日)は東京地方でも積雪の可能性」などと報じられていて、
今日の教習を中止にしようかどうか考えていましたが、
結果として、少し雪がちらついた程度で、
積もることはなく、助かりました。
もちろん、今日の教習は、昼間も夜も予定通りです。


ところで、
もし雪が積もったら、極力自動車は使わないようにし、
どうしても自動車で出かけなければならない場合は、
慎重の上に慎重を重ねた運転でお願いします。

急アクセルも、急ブレーキも、急ハンドルも、
とにかく「急」のつく動作はすべてダメです。
いつもでしたら、
「危険を感じたら迷わずブレーキ!」と言っているのですが、
積雪時と路面凍結時は例外です。

また、ブレーキを控え気味にせざるを得ない以上、
スピードだって出せません。
当然、目的地への到着も遅くなります。
雪の日はそういうものだと諦めてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




師走の忘年会シーズンですね。
でも、飲酒運転は、絶対にダメですよ。


そもそも飲酒運転は許されざる行為ですが、
教習指導員が飲酒運転したら、それは懲戒解雇ものでしょう。
それが私的行為であったとしても、です。
この商売を続ける資格が有りませんから。

また、この商売に限らず、自動車に関連する業種の会社では、
飲酒運転を厳罰に処することが多いようです。
それも当然と言うべきでしょう。


でも、自動車に関連しないのに、
「飲酒運転を絶対に許さない」という姿勢を打ち出している会社があります。

それは…

意外に思えるかも知れませんが、
酒造や酒販の会社です。


先日、洋酒を取り扱う会社の人と話をする機会が有ったのですが、
今、業界を挙げて、
"Responsible Drinking"(直訳すると「責任を持った飲酒」・「道義心の有る飲酒」)
という取り組みをしているそうです。

日本語で言うところの「適正飲酒」は、
“酒量”の問題に矮小化されがちですが、
もっと根本的な話なので、
「模範的な飲酒態度」と意訳するのが、
ニュアンスが正しく伝わるように思います。

つまり、酒を取り扱う商売に就いている以上、
商品や仕事に誇りを持ち、飲酒の模範を示さなければならないのだそうです。
そう考えれば、飲酒運転など、
"Responsible Drinking" の対極にあるわけで、言語道断なのでしょう。


皆さんも "Responsible Drinking" を意識して、
節度ある飲酒を楽しんでもらいたいものです。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




我々ユーザーは、速い車に憧れます。
スピード狂でなくても、
常にエンジン全開でヒイヒイ言いながら走るよりも、
パワーのある車でゆったり走るほうが、
車もドライバーも疲れませんし、また、心の余裕にもつながります。


しかし、
車は速けりゃ良いというものでもありません。
出したスピードはしっかり落とせなければダメです。
自動車の開発において難しいのは、
「どれだけ速いスピードを出せるか」よりも、
「どれだけ早くスピードを落とせるか」なのだそうです。


考えてみれば、
これは、自動車というハードウェアばかりでなく、
それを運転するドライバーにもあてはまる話でもありますね。

スピードを出すのなんか、
アクセルさえ踏めば、車に任せておけば良いことです。
問題は、状況に応じて、適切なブレーキが使えるかどうかでしょう。
そして、
その状況判断ができないのなら、スピードを出してはいけないのです。


自らの“加速性能”に“制動性能”を追いつかせるように意識しながら
練習に励みましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




自動車運転で最も大切な事は、
何と言っても「安全確認」、これに尽きます。
人間より大きな機械を動かす(=運転する)のですから、
安全を確認するのは、
あたり前田のクラッカー(※歳が判ってしまう…)でしょう。


そして、2番目に大切な事は、
このブログで何度も書いている「加減速」です。
加速すべき時にはしっかり加速し、
減速すべき時にはしっかり減速する、
これを徹底してください。


では、その「加速すべき時」・「減速すべき時」って?

そうです!
それを判断するためにこそ、
1番目の「安全確認」が必要なのです。

端的に言えば、
まず安全を確認して、
「安全だったらアクセル、危険だったらブレーキ」
というのが、自動車運転の基本のキなわけです。
(※ これまた昭和臭い表現ですな…)


このように、
「安全確認」と「加減速」とはリンクしているので、
別々に練習するよりも、
セットで練習した方が身に付きますよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





本免許の学科試験は、普通車も二輪車も共通です。(※)
普通車と二輪車どちらかの免許を所有している人はもとより、
一方の学科試験が合格していれば、他方の学科試験は免除になります。

そして、“共通”ということは、
普通免許を取得するために受験するのであっても、
二輪車のことも多少は知っておかなければならないということです。

例えば…
・エンジンの掛け方
・アクセルやブレーキの操作方法
・カーブや交差点での曲がり方
・クラッチと変速操作
 (これはAT限定の人がMTのことを勉強するのと同じです)
・二輪車の分類と必要な免許の種類
 (これは法規の問題なので、教本を読めば対応できます)
・二人乗りその他、二輪車ならではの制限事項について
 (これも法規の問題か)
etc.etc...


自分が乗っていなくても、また、乗るつもりが無くても、
友人・知人に(あるいは通りすがりの人でも良いです)
二輪に乗っている人を見かけたら、
ちょっとだけで良いですから、
興味を持って、観察してみてください。
法律上は四輪だろうが二輪だろうが「自動車」ですので。


※なお、「大型特殊免許」も学科試験は共通なので同じ扱いになりますが、
 そういう受験者はあまり多くないので、ここでは触れませんでした。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




小型特殊車両(農業用トラクターなど)に乗る人に必要なのは当然ですが、
それ以外にも、「小型特殊自動車免許」が便利に使えることがありますので、
ちょっと紹介してみたいと思います。


まず、「免許証を身分証明書として持っていたい」と言う人向け。
学科試験だけで取得できるのは「原付」も同じですが、
原付は「実技講習」を受けなければなりません。
小特は、その一手間が掛かりません。


また、「小特」を持っている人は珍しいので、
飲み屋のお姉ちゃんとかに見せるとモテる、
という話を聞きます。(ホントか?)


もっと実用的な観点からは、
「免許を取り消された人が講習後に取っておく」という使い方があります。

取消処分者講習は受講後1年以内に免許を取らないと無効になってしまいます。
ところが、諸事情があってその期限内に免許が取れないこともあるでしょう。
そういうことが考えられる場合に、
とりあえず「小型特殊」を取っておくのです。
「原付」だと実技講習が必要になる、というのは先ほども書いたとおりですね。
いずれにしても、
取り消された免許(例えば「普通免許」)を取り直す必要は無いのですから、
これで、もう受講証の期限を気にしなくて良くなります。


周りに「小型特殊」を持っている人がいたら、
もしかしたら、免許取消経験者かも知れませんよ。


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自動車運転免許を取得する“正道”というか、“本来の方法”をご存じでしょうか。


「仮免許」を取って、「路上練習」して、その後に「本免許」を取得、
という流れはご存じでしょうが、
本来、仮免・本免それぞれに、
「適性検査(視力等)」と「学科試験」と「技能試験」が有って、
これらすべてをクリアして初めて免許となることも理解されていますでしょうか。
 (「免許取得時講習」については話が複雑になるので、ここでは説明を割愛します。)


何を言いたいかと言うと、
「適性検査(視力等)」と「学科試験」だけでなく、
「技能試験」も、運転免許試験場(免許センター)で受験するのが本来の制度なのです。
ただし、公安委員会から指定された教習所(いわゆる「公認教習所」)で
カリキュラムに沿った学科教習・技能教習を受けて卒業すれば、
「技能試験」は免除されることになっています。

今では、この例外規定の方が一般化し、
「免許を取るには教習所に行く」のが定石になってしまっただけのことです。


ところで、「直接受験」は、俗に「一発免許」とも呼ばれ、
無免許で乗り回していた輩のような“腕自慢”が
ロクに練習もせずに免許が取れるような印象を与えていますね。

でも!
試験場での受験は、練習しないで合格できるほど甘くないです。

でもでも!
きちんと運転できていればそれほど厳しい試験でもありません。
専門家の指導の下に適切な練習をして臨めば、
おそらく時間も費用もあまり掛けずに免許が取得できるはずです。
(もちろん、ご本人の技量によるところが大きいのは否めません。)


免許を「早く!」「安く!」取りたいという人には、
やはり、試験場で直接受験するのがお勧めです。
とは言え、
教習所へ通うより精神的な負担は大きい(=苦労する)
のは間違いないので、その点だけは承知しておくべきでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





突然ですが、
「競艇(ボートレース)のスタート方法」をご存じですか?
知らない人の中には、
競馬のようにゲートインしてゲートが開いてスタートする
と思っている人もいるようです。


一度でもやったことのある人は当然ご存じでしょうが、
競艇のスタートは、
選手たちはスタートラインよりも手前から走り出して、
逆算時計(キッチンタイマーみたいなもの)が0(ゼロ)になった瞬間に
スタートラインを越えられるように、助走を付けていくのです。
助走のうちに充分スピードを上げておきたい一方で、
大時計の針が0を指すより前にスタートラインを越えてしまう(フライング)
と失格です。
その辺りが、練習を積まないといけないところでしょう。


さて、自動車の話。
前方の赤信号が青に変わりそうな時に、
まだ信号は赤なのに、交差点の手前で加速する車がいますね。
そして、青に変わった瞬間にフルスピードで交差点に進入するわけです。

そういう車を見かけるたびに
「競艇のスタートじゃないんだから。」
と思ってしまいます。


コンマ1秒を争うレースには必要なテクニックなのかも知れませんが、
一般道においては、安全運転とは程遠い運転です。
皆さんは、試験ではもちろんのこと、
免許を取った後も、こんな運転は決してしないでください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




今日から明日にかけて東京でも積雪が見込まれるため、
パイロットアカデミーでは、今日(終日)と明日の午前中は、
所内教習・路上教習とも中止にしました。


こんな日は極力自動車は使わず、
どうしても自動車で出かけなければならない場合は、
慎重の上に慎重を重ねた運転でお願いします。


急アクセルも、急ブレーキも、急ハンドルも、
とにかく「急」のつく動作はすべてダメです。
いつもでしたら、
「危険を感じたら迷わずブレーキ!」と言っているのですが、
積雪時と路面凍結時は例外です。


また、ブレーキを控え気味にせざるを得ない以上、
スピードだって出せません。
当然、目的地への到着も遅くなります。
雪の日はそういうものだと諦めてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




あけましておめでとうございます。

新年ですので、座右銘として、
「酒に酔うな。スピードに酔うな。自分に酔うな。」
という言葉を贈っておきましょう。


「酒」は今さら言うまでもないですが、
「スピード」に酔う人も少なくありませんね。
確かに自動車に乗るのはそもそも高速移動が目的ですから、
安全な所では、スピードは出します。出すべきです。
しかし、その裏返しで、危険な場面では減速しなければなりません。
その感覚が鈍ってくるのが「スピードに酔う」という状態です。
そうならないように、程よい緊張感を保って運転してください。


また、長年運転していると、
自分の運転テクニックが上達したように思えてきます。
事実、いろいろな事象に対して戸惑わずに対処できるようになったのでしょうが、
(それはそれで大事なことなのですけど)
それに過信してはいけません。
他の車やドライバーを見下したような言動が出てきたら危険信号です。
常に謙虚な気持ちを持って運転してください。


これら3つに共通するキーワードは「自制心」でしょうか。
自分を見失うことなく、安全運転を心がけたいものです。


では、今年もよろしくお願いいたします。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




ロボット三原則とは、
SF作家アイザック・アシモフが『I,ROBOT』の中で提唱した次の3箇条のこと。
1.A robot may not injure a human, or allow a human to be injured.
 (ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、危害が加わるのを看過してはいけない。)
2.A robot must follow any order given by a human that doesn't conflict with the First Law.
 (第1条に反しない限りで、ロボットは人間の命令に従わねばならない。)
3.A robot must protect itself unless that would conflict with the First or Second Laws.
 (第1条・第2条に反しない限りで、ロボットは自分を守らねばならない。)


この三原則は、家電製品や自動車等の開発にも、
「安全・便利・長持ち」という理念として引き継がれているとも言われます。


ところで、この三原則のうち第1条は、
突き詰めると永久に解決できない命題なのだそうですね。
と言うのは、第1条に従えば、
ロボット自身が「人間にとって何が危険であるか」を判断しなければならないため、
ロボットは、副次的に発生しうるあらゆる危険を想定しようとして、
無限に思考し続けてしまう、という問題が起こってしまいます。
これが、今も人工知能開発のネックとなっている「フレーム問題」です。


しかし、家電製品や自動車等の実用品では、この問題は発生しません。
なぜかと言うと、
実用品には、ユーザー(自動車ならドライバー)が存在するからです。
何が危険であるかを判断するのは、人間さまの仕事。
逆に言えば、そこだけは機械に任せてはいけない部分なのです。


さて、前置きが長くなりました。
ここからが本題です。


自動車を操縦するのは、自動車自身でなく、他でもないドライバー。
自動車を便利な道具として使うのも、他人を傷つける凶器にしてしまうのも、
すべて人間さまに課せられた責任なのです。
そのために、ドライバーが「何が危険であるか」を判断して、
自動車を操縦しなければなりません。


ところが、その人間にも、「フレーム問題」が起こりえます。
あらゆる危険を想定してしまったばかりに
どうして良いか分からなくなる、というのは、
初心者(仮免取立ての人を含む)に、よく見られる症状です。

これを解決するには、
「注意しなければならない危険」と
「今は注意しなくて良い危険」との区別が付けば良いのですが、
それには、ある程度の経験が必要になります。


結局「経験」に帰結させてしまうと身も蓋も無いかも知れませんが、
いろんな場面を経験するためにこそ、
仮免取得後に最低10時間の路上練習が義務づけられている、
と考えるべきではないでしょうか。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



飲酒運転はそもそも許されざる行為ですが、
教習指導員が飲酒運転したら、それは懲戒解雇ものでしょう。
それが私的行為であったとしても、です。
この商売を続ける資格が有りませんから。

また、この商売に限らず、自動車に関連する業種の会社では、
飲酒運転を厳罰に処することが多いようです。
それも当然と言うべきでしょう。


でも、自動車に関連しないのに、
「飲酒運転を絶対に許さない」という姿勢を打ち出している会社があります。


それは…
酒造や酒販の会社です。


先日、洋酒を取り扱う会社の人と話をする機会が有ったのですが、
その会社には、
"Responsible Drinking" という社員心得があるそうです。

日本語の「適正飲酒」という用語は、
得てして“酒量”の問題に矮小化されがちですが、
"Responsible Drinking" は、
直訳では「責任を持った飲酒」・「道義心の有る飲酒」ですので、
「模範的な飲酒」と意訳するのが、ニュアンスが正しく伝わるように思います。

つまり、酒を取り扱う商売に就いている以上、
商品や仕事に誇りを持ち、飲酒の模範を示さなければならないのだそうです。
そう考えれば、飲酒運転など、
"Responsible Drinking" の対極にあるわけで、言語道断ということでしょう。


師走の忘年会シーズンですが、
皆さんも "Responsible Drinking" を意識して、
節度ある飲酒を楽しんでもらいたいものです。
もちろん、飲酒運転など、以ての外です。


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「チノパン」の愛称で知られるアナウンサー・横手志麻さんが
自動車での死亡事故を起こしたそうです。
報道によれば、横手さんは、ホテルの駐車場で、
歩いていた男性をSUV車の側面で倒して、轢いた、とのこと。
正月早々気分が暗くなるニュースでした。


この事故で亡くなった方はもちろん気の毒ですが、
加害者も、イメージを大切にする芸能界で
今後の仕事に少なからず影響することでしょう。
一瞬の油断が、被害者・加害者双方の人生を狂わせます。
誰も得しません。


「自動車は走る凶器」ということを常に認識しておくべきと、
(自戒を込めて)つくづく思わされました。


※「チノパン」の本名は「横手志麻」さんだそうです。
 「横田志麻さん」、「横田さん」と書いていましたので、訂正しました。
 申し訳ありませんでした。 (2013年1月30日追記)

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