Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

タグ:踏みっぱなし


信号待ちなどで停車している時は、
必ずブレーキを踏んで待っていてください。
車が自然に動き出してしまうのを防ぐとともに、
もし後ろから追突されても玉突きで前の車にぶつからないように、
という意味もあります。


なお、赤信号が長くなりそうな場合は、
サイドブレーキを引いて、ブレーキペダルから足を離しても構いません。
しかし、これをやると、
どうしても発進が遅れ気味になりがちなため、
受験生にはお勧めしません。

サイドブレーキで代用する目的は、
足が疲れないようにするだけのことだと思いますが、
試験を受けている20分くらいは我慢しましょう。
余計な手間を掛けて発進出遅れの減点を被るリスクに比べ、
メリットが少なすぎますので。


ブレーキペダルを踏んで、
ギアを、AT車なら「D」に、MT車なら「ロー(1速)」に入れた状態、
すなわち、「発進体勢」で信号待ちするのが基本です。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



踏切や一時停止の標識がある交差点では、
車を完全に停めた状態で、左右の安全を確認しましょう。
基本は「右・左・右」を見るのでしたね。

この時、2度目の「右」を見ている最中に
ブレーキから足を離してしまう人がいますが、
それは、確認がまだ終わっていない状態です。

MTならまだしも、
ATだとブレーキを緩めると同時に車が動き始めますから、
つまり「確認できていないうちに発進した」と見られても文句は言えません。
踏切や一時停止で確認しないのは、厳密にとらえられれば、「試験中止」ですよ。
(そこだけなら目をつぶってくれる試験官もいないわけではないですが)

ちょっとの気の緩みが致命傷になりますので、
油断せず、確認が完全に終わるまで、
ブレーキはずっと踏みっぱなしにしておいてください。


そして、これから自分が進むべき道を見てから発進(≒「前見て加速!」)
というのを常に意識していれば、
確認中にブレーキから足を離すという症状は出なくなるはずです。


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「ブレーキは数回に分けて踏みましょう」
と言われます。

が、実際のブレーキは、
最初に軽く1回(ブレーキランプを点ける程度)、
そして2回目をしっかり、
さらに必要があれば3回目あるいは4回目を踏む、
という具合で踏むことになります。
「ブレーキは基本2回」と覚えてしまっても良いくらいです。


また、これは「ポンピングブレーキ」とも呼ばれますが、
通常の走行時にはポンプを踏むように踏むわけではないので、
あまり適切とは言いがたいのですが、
他に分かりやすい表現が無いので、
「ポンピングブレーキ」と言う指導員や試験官がいたら、
「ブレーキを2回以上踏むことだな」と理解しておいてください。


ところが、
本当にポンピングブレーキが必要な場面というのもあります。

それは、下り坂がしばらく続く所です。
東京・府中の路上試験コースでは、
多磨霊園の裏側の山道を下る道がそれにあたります。

こういう場面では、
ブレーキペダルを踏みっぱなしにすることなく、
本当にポンプを踏むように、数回に踏み分けてください。


と言っても、
「ポンプを踏む」という行為をやったことが無い人が
ほとんどでしょうけど。


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もちろん免許取得後の運転にも必要なのですが、
特に試験場受験においては、受験生が想像している以上に、
「メリハリ」のある運転が求められます。


「ノロノロ運転」は、
決して「安全運転」でも「丁寧な運転」でもありません。
スピードを出すべき場面ではしっかり出さないといけません。

そして、
スピードを落とすべき場面ではしっかり落としてください。
また、「スピードオーバー」は論外としても、
ずっとアクセル踏みっぱなしというのも、いただけません。
これを小生は「ハリハリ状態」と揶揄しています。


求められているのは「メリ」と「ハリ」です。
「メリメリ」でも「ハリハリ」でもダメなのです。
「メリ」と「ハリ」とを極端に使い分けるくらいの気持ちで
受験に臨んでみてください。


自分の置かれている状況を刻々と把握して、
加速すべきか、等速走行を続けるべきか、減速すべきか、
常に頭を働かせながら走るべし、
…と書くと、何か人生訓のようにも読めませんか。

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アクセルは加速のために使ってください。

当然のことのように聞こえるかもしれませんが、
特にAT車の仮免試験や所内教習では、
「“速度維持”のためのアクセルは不要」ということが言いたいわけで。


確かに、車はアクセルとブレーキで速度の調節をするものです。
だからでしょうか、
「『アクセルを踏んでいる』か『ブレーキを踏んでいる』かのどちらかしか無い」
と思い込んでいるのか、アクセルを踏みっぱなしの人が多いですが、
“アクセルもブレーキも踏んでいない時間”というのが有るのですよ。


特にAT車では、
アクセルを戻しても、ほとんど速度が落ちません。
ですから、目的の速度まで加速したら、
アクセルを完全に緩めても、短い距離であれば、ほぼ等速で走れます。
そして、加速すべき所でこそ、アクセルを使うのです。


もっとも、その“加速すべき所”が解っているなら
そもそもアクセル踏みっぱなしにはならないのだろうとは思いますが…


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