Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

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運転免許には、
「AT限定」(俗に「オートマ免許」と呼ばれる)と
その限定の無い免許(俗に「マニュアル免許」と呼ばれる)とがあります。

このどちらがお勧めかと問われると、
本当は、MT免許を取るのが望ましいと言えます。

というのは、MT車を運転することで、
車の動く仕組みが理解でき、車の挙動も体感できるからです。
また、
「人間様が機械を操縦する意識を常に持っていられる」
というメリットもあります。
AT車では、ややもすると、
「車に操縦させられている」感に陥ることすらありますので。

しかし、矛盾するようですが、
実際、パイロットアカデミーの教習生には、
AT限定での免許取得をお勧めしています。

なぜならば、
パイロットアカデミーで練習して免許を取得しようとしている人は、
“早く”または“安く”免許を取りたいと希望しています。
そういう人は、
AT限定でまずは免許を取得することを考えるべきだからです。

そして、MT免許が欲しいなら、
免許を取った後で、
「AT限定解除」の審査(場内課題のみ)を受ければ良いでしょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


大型自動車と中型自動車(8t限定の解除を含む)の技能試験には、
「あい路(隘路;あいろ)」・「路端停車」という、
普通免許の技能試験には無い課題が含まれています。
これらは、平成19年(中型免許が新設された時)から追加されました。

「あい路」とは、
狭い道へ直角に曲がって行くことを想定したもので、
曲がった先の枠内に車を収める課題です。
でも、個人的には、
路面にラインが引いてあっても「隘路」のイメージが湧かないので、
クランクコースのように、左右にポールを立てるとかしても良いのかな、
と思っています。
なお、「アイロン」(そう聞こえるかも知れませんが)ではないです。

「路端停車」とは、
文字どおり、車体を道路の端に寄せるという課題。
言ってみれば、「縦列駐車」を前進で行うようなものです。
なお、「炉端焼き」とは関係ありません。(あ、しつこいですか。すみません。)

ちなみに、パイロットアカデミーの教習は普通車だけなので、
これらの課題は(特にご希望の無い限り)対応しておりません。
悪しからずご承知おき願います。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


試験場での直接受験(いわゆる一発試験)を考えるなら、
「AT(オートマ)限定」で免許を取ることをお勧めします。

本当は、
自動車の構造と挙動を理解してほしいので、
MT(マニュアル)での教習をお勧めしたいところですが、
一発試験(=公認教習所に通わない)を選択した人は、
免許を「早く」あるいは「安く」取りたいと願っているはずです。
それならば、
まず、どんな形であれ
“免許を取ること”を優先に考えるべきでしょう。

もし「MTにも乗れるようにしておきたい」と希望されるなら、
免許取得後に限定解除をすれば良いと思います。
AT限定の解除は、場内審査のみです。路上試験をやりません。
したがって、
路上でのギアチェンジも坂道での渋滞も無く、
一番ネックになりそうな「速度に応じた適切なギアを選択する」という課題も
所内走行だけなので、それほど負担にならないと思います。
さらには、
「限定解除だけ公認教習所に通う」という選択肢も有ります。

もっとも、ずっとMT車を運転していた方や、
免許を取得したらすぐMT車に乗る予定のある方が、
遠回りせず、最初から「限定なし」に挑戦するのは否定しません。
でも、そうでない限りは、
ATで、「早く!」・「安く!」免許を取ってしまいましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


AT(オートマチック)車は、
アクセルを踏むだけで進み、また加速し、
減速や停止も、ブレーキを踏むだけで良いので、
運転するのがラクなのは否定できません。
それに、今売られている普通乗用車は、
ほとんどすべてと言って良いくらいAT車ばかりですので、
普通の生活で使う分には、
AT限定免許で不自由することはないでしょう。


ただ、AT車での教習は、
MT(マニュアル)車のように、
エンジンの動力をギアで調節してタイヤに伝えることや、
エンジンブレーキの意味など、
車が動く基本を理解できない面があり、
それが最大のデメリットと言えます。

ざっくり、
「車の基本を理解するならMT、ラクに運転するならAT」
と整理できそうです。


ところで、
パイロットアカデミーに問い合わせてくる方は、
免許取得(もしくは再取得)にあたって、
「基本を理解したい」と思っている人よりも、
「早く安く取りたい」と思っている人が圧倒的に多数です。
それだったら、MT車で苦労する必要はないのではないでしょうか。

もし「MT免許も持っておきたい」というのであれば、
免許取得後に限定解除(場内試験のみ)を考えるのが
むしろ近道だったりしますよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


一昔前までは(特に当時の学生たちの間では)、
「男はマニュアル、女はオートマ」などと言われていたようですが、
一発試験での免許取得を考えるなら、
男女問わず、基本的に“AT限定”を選ぶべきです。

それこそ昔は、
「MT免許」(「AT車に限る」という条件が付かない“無印”の免許)
がデフォルトだったため、
受験申し込みの時に「AT限定で」と申告しなければ
MT車で受験することになってしまいましたが、
今では、試験場窓口の係員が、
「マニュアル車で良いですね」と確認してくれるとも聞きます。


ところで、
MT車での受験は、
「クラッチ操作」や「シフトチェンジ」といった、余分な減点項目があります。
「坂道発進」なんか、MT車のために課される項目と言っても良いくらいです。
また、運転者がクラッチやシフトに意識が行ってしまいがちで、
安全確認その他の基本動作がおろそかになってしまうリスクも有ります。

一発試験を検討されているのは、おそらく、
「早く! 安く! 免許を取得したい(または復活させたい)」からでしょう。
だったら、
MT車での受験は避けて、AT車での受験を考えるべきです。

もし「MT車にも乗りたい」というご希望があるなら、
免許を取得した後に、限定解除のための審査を受ければ良いのです。
初めから「限定なし」にチャレンジするよりも、
「AT限定で免許取得 → 限定解除」という手順を踏んだほうが、
結果的に、時間もコストも労力も掛からないと思いますよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



「AT車に限る」(AT限定)の免許を持っている人は、
試験場(免許センター)で限定解除の審査を受けて、
その条件を外すことができます。

また、試験場で直接受験するのでなくて、
指定教習所(いわゆる公認教習所)で教習を受けて検定に合格する
という選択肢もあります。
「練習で使ったコース」を「練習で使った車」で走るわけですし、
教習してくれた指導員が検定を担当することもありえますので、
料金は若干高くつくものの、結果的に早く取れるかも知れません。


どうであれ、AT限定の解除は、場内課題のみです。
路上課題はありません。

仮免許をMT車で練習・受験するのと同じようなものですが、
「方向変換」と「縦列駐車」が課題に加わることだけ異なります。
かつては、これらが仮免の課題だった時代もありますし、
これらの課題がAT車でできているなら、
あとはクラッチを使って速度調節をするだけです。


いずれにしても、限定解除では、路上試験が無いのは助かります。
このブログでも何度も書いているように、
“速度に適したギアの選択”が必要であるところ、
その“速度”が路上では道路状況によって変動するのが苦労のタネですので。


ですから、これから免許を取ろう(または取り直そう)と思っている人は、
まずAT限定で免許取得(または免許復活)を優先に考え、
免許を取得した後に限定解除することをお勧めします。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



場内試験(仮免技能試験や限定解除審査など)では、
試験官から右左折の指示があったら、
すぐにウインカーを出すのが基本です。

路上試験では、
試験官が(おそらく親切心から)早めに指示を出してくれるので、
むしろ、どこでウインカーを出すのか、
ドライバー(受験生)が判断しなければなりませんが、
場内試験では、あまり気にしなくて大丈夫です。


しかし、場内試験でも、
試験官から指示された直後にはウインカーを出さないケースがあります。


それは、
「交差点を1つ越えてから右左折する」という場合です。
この指示を受けてすぐに(交差点の手前で)ウインカーを出したら、
その交差点を曲がるように見えてしまうかも知れないからです。

こういう場合は、
その交差点に進入した後で(交差点の中で)、
ウインカーを出してください。

ついでに言うと、このケースでは、
合図だけでなく確認まで交差点の中で終わらせておけば、
交差点を過ぎたらすぐに進路を変えることができますよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



運転の基本をきちんと身に着けたいなら、
MT(マニュアル)車の教習を受けるのをお勧めします。
「アクセルを踏むとエンジンの回転が上がる」、
「その力をギアを媒介して駆動輪に伝える」といった基本的な理屈が、
AT(オートマ)車では体感しにくいからです。

ですから、時間とお金に余裕がある人は、
MT車で教習を受け、MT(AT限定の無い)免許を取るべきです。


が、しかし、but!

一般的に、運転技能レベルが同程度なら、
AT限定免許の方が、限定なし(MT)免許よりも、
「早く」かつ「安く」取れます。

なので、
「運転免許を、早く、安く、取りたい」と望んでいらっしゃるなら、
AT車で、まずは免許を取得(または再取得)してしまうのを
優先的に考えるのが賢明でしょう。

そして、MT車にも乗りたいというのでしたら、
免許を取った後で、“限定解除”すれば良いでしょう。
限定解除の審査は場内コースのみで行われますし、
何より、免許を取得したことで、
受験のコツがつかめ、自信も付いているでしょうから、
精神的な余裕を持って教習に臨んでもらえるのが大きなメリットだと思います。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




運転免許には、
「AT限定」(俗に「オートマ免許」と呼ばれる)と
「MT(マニュアル)(正確には「AT限定無し」)」とがあります。

このどちらがお勧めかと問われると、
本当は、MT免許を取るのが望ましいと言えます。

というのは、MT車を運転することで、
車の動く仕組みが理解でき、車の挙動も体感できるからです。
また、
「人間様が機械を操縦する意識を常に持っていられる」
というメリットもあります。
AT車では、ややもすると、
「車に操縦させられている」感に陥ることもありがちですので。


しかし、矛盾するようですが、
パイロットアカデミーの教習生には、
AT限定での免許取得をお勧めしているのが実状です。

なぜならば、
パイロットアカデミーで練習して免許を取得しようとしている人は、
“早く”または“安く”免許を取りたいと希望しています。
そういう人は、
AT限定でまずは免許を取得することを考えるべきだからです。

そして、MT免許が欲しいなら、
免許を取った後で、
「AT限定解除」の審査(場内課題のみ)を受ければ良いでしょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





俗に(特に大学生たちの間では)、
「男はMT、女はAT」などと言われているようですが、
一発試験での免許取得を考えるなら、
男女問わず、基本的に“AT”での受験をお勧めします。


ご存じない方のために説明しておきますが、
「MT(マニュアル)免許」・「AT(オートマ)免許」
という区別があるわけではありません。
取得する免許に「AT車に限る」という条件が付くかどうか、という話です。
そして、受験申し込みの時にそれを申告しなければ、
通常は“AT限定の付かない免許”として、MT車で受験することになります。
(試験場の窓口で「MTで良いですか」と確認してくれることもあるらしいですが)


MT車での受験は、
「クラッチ操作」や「シフトチェンジ」といった、余分な減点項目がありますし、
「坂道発進」だってMT車のために課される項目と言っても良いくらいです。
加えて、運転者がクラッチやシフトにばかり意識が行ってしまいがちになり、
安全確認その他の基本動作がおろそかになってしまう、というリスクも有ります。


ですから、
「免許取得したらすぐにMT車に乗る予定がある」という人以外は、
まず、AT限定で免許を取得(または復活)させることを
優先に考えたほうが良いでしょう。

もし「MT車にも乗れたほうが良い」程度の希望なら、
免許を取得した後に、限定解除のための審査を受けるという方法があります。
初めから「限定なし」でチャレンジするよりも、
「AT限定で免許取得 → 限定解除」という手順を踏んだほうが、
結果的に「早く!」「安く!」取得できるケースが多いですよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





中型1種(限定解除を含む)と大型1種の技能試験には、
「隘路」・「路端停車」・「後方感覚」という、
普通1種には無い課題が含まれています。


「隘路(あいろ)」とは、
狭い道へ直角に曲がって行くことを想定したもので、
曲がった先の枠内に車を収める課題です。
でも、個人的には、
路面にラインが引いてあっても「隘路」のイメージが湧かないので、
クランクコースのように、左右にポールを立てるとかしても良いのかな、
と思っています。


「路端停車」とは、
文字どおり、車体を道路の端に寄せるという課題。
言ってみれば、「縦列駐車」を前進で行うようなものです。
ちなみに、「炉端焼き」とは関係ありません。(あ、面白くなかったですか。そうですか。)


「後方感覚」とは、
「方向変換」(いわゆる「車庫入れ」)課題において、
車庫の奥から50cm以内まで進入して停車させるものです。
「ポールを目標に」などと教える教習所やサイトも見かけますが、
本来は、深視力(遠近感)と車両感覚が試される課題と考えるべきでしょう。


これら3つは、
中型免許が新設された時(平成19年)から追加されました。

もっとも、パイロットアカデミーの教習は普通車だけですし、
かく申す小生自身、既に大型免許を所持しているので、
中型や大型の技能試験がどうなっていようと関係ないのですけどね。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





公認教習所に通って免許を取るのでなく、
試験場での直接受験(いわゆる一発試験)を考えている人は、
取りあえず「AT(オートマ)限定」で免許を取ることをお勧めします。


本当は、
自動車の構造と挙動を理解してほしいので、
MT(マニュアル)での教習をお勧めしたいところです。

しかし、一発試験(=公認教習所に通わないこと)を選択した人は、
免許を「早く」あるいは「安く」取りたいと願っているはずです。
それならば、
まず、どんな形であれ“免許”を取ることを優先に考えるべきで、
「MTにも乗れるようにしておきたい」程度のご希望なら、
免許取得後に限定解除をすれば良いと思います。


AT限定の解除は、場内審査のみです。路上試験をやりません。
したがって、
路上でのギアチェンジも坂道での渋滞も無く、
「速度に応じた適切なギアを選択する」という一番の課題も
所内走行だけなので、それほど負担にならないと思います。
さらには、
限定解除だけは公認教習所に通うという選択肢も有ります。


もっとも、過去にMT車の運転経験が有る方や、
免許を取得できたらすぐMT車に乗る予定のある方は、
遠回りせずに、最初から「限定なし」に挑戦することを否定しません。
でも、そうでない方は、
ATで、「早く!」・「安く!」免許を取ってしまいましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





「AT限定」の免許と
限定の無い、いわゆる「MT免許」との、
どちらを取るべきか、よく議論されます。
俗に「男はMT、女はAT」とも言われますが、
ちょっと別の観点から考えてみます。


AT(オートマチック)車は、
アクセルを踏むだけで進み、また加速し、
減速や停止も、ブレーキを踏むだけで良いので、
運転するのがラクなのは否定できません。
それに、今売られている普通乗用車は、
ほとんどすべてと言って良いくらいAT車ばかりですので、
普通の生活で使う分には、
AT限定免許で不自由することはないでしょう。


しかし、トラックや営業車などは
燃費の関係もあって、まだまだMT車も現役で活躍中ですから、
仕事で免許が必要な人は、AT限定では不都合があるかも知れません。

それから、ATの利便性の裏返しで、
アクセルを踏むとエンジンが回り、
動力をクラッチとギアで調節してタイヤに伝えること、
そして、エンジンブレーキを使うことや
停止する際にクラッチを切る必要があることが理解できる、
というのがMTならではのメリットでしょう。


整理しますと、
「車の基本を理解するならMT、ラクに運転するならAT」
とも言えそうです。


こういったことから、
本当は「MT免許」を取るのが望ましい、と言いたいところですが、
パイロットアカデミーでは、ちょっと事情が異なります。
というのも、
免許を取得する(もしくは再取得する)にあたって、
「基本をじっくり覚えたい」と思うか、
「早く安く取りたい」と思うか、と問えば、
10人が10人とも後者だからです。

であれば、まずはAT免許を取るのが良いでしょう。
もし「MT免許も持っておきたい」というのであれば、
免許取得後に限定解除(場内試験のみ)を考えるのが
むしろ近道のようにも思えます。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




パイロットアカデミーに問い合わせて来られる方の大多数が
「早く免許を取りたい」という希望をお持ちです。

であれば、
免許を取ってすぐにMT車に乗る予定が無い限りは、
「AT(オートマ)限定」で受験することをお勧めします。
特に、免許取得の期限が「○月○日までに必要」というように決まっている場合は、
迷わず、ATにしてください。


MT(マニュアル)での教習は、
「坂道発進が大変だ」ぐらいにしか思わないかも知れませんが、
そんなものではありません。
「クラッチ操作」と「ギアチェンジ」は、
発進、加速、減速、カーブ、右・左折、停止、等々
ありとあらゆる場面で使う技能です。
しかも、これらが試験においてはすべて減点項目になりますので、
少しでも減点されにくいAT限定で受験したほうが断然有利なのです。


とは言え、
「MT車にも乗れるようにしておきたい」というのも理解できます。
でも、「乗れるようにしておきたい」程度の話でしたら、
免許取得後に「限定解除」を考えれば良いでしょう。

ちなみに、パイロットアカデミー教習生の中には、
AT限定で免許を取得したその日に限定解除審査の申し込んだ人も、
過去に3名ほど、いらっしゃいます。

欲しい免許を手に入れるための“遠回りのようで実は近道”なのかも知れませんよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




平成19年6月の道路交通法改正により、
従来の「普通免許」と「大型免許」の間に「中型免許」が新設され、
これに伴い、「旧制度の普通免許」を所持していた人は、
「8t限定付きの中型免許」に読み替えられました。


たまに、この「8tに限る」という字句が目障りなのか、
「限定解除したい」というご相談を受けることもありますが、
あまりメリットは無いですよ。
(そもそもパイロットアカデミーは“普通車専門”という事情もありますけど…)


まず、限定解除審査では7tトラックを使って、
大型仮免許と同じ課題を行います。
「後方感覚(後ろの壁から50cm以内までバックする)」や
「隘路(あいろ;細い道=実際には白線間に入る)」や
「路端停車(言うなれば前進での縦列駐車)」といった課題もあります。


また、「限定無し中型免許」は、
深視力(奥行き)検査もクリアしないと取れません。
すなわち、将来的に視力が落ちた時などは、免許の更新ができなくなって、
4tトラックに乗れなくなってしまう可能性があるということです。
(「新制度の普通免許」に格下げされるため)


そう考えると、
「8t限定」は残したままにして、
どうせなら「大型免許」を取るのが賢明なのではないでしょうか。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




AT限定解除の審査は、場内課題のみです。
路上課題はありません。

仮免許試験をMT車で受験するのと同じようなものですが、
「方向変換・縦列駐車」が課題に加わることだけ違います。
そのことに抵抗感の有る方もいるかも知れませんが、
「方向変換・縦列駐車」が仮免の課題だった時代もありますし、
これらの課題が難しいのは、バックしながら車の向きを変えることですから、
それがAT車でできているなら、あとはクラッチを使って速度調節をするだけです。


限定解除の方法としては、
試験場で直接受験するのでなくて、
指定教習所(いわゆる公認教習所)で6時限以上の教習を受けて検定に合格する
という選択肢もあります。
「練習で使ったコース」を「練習で使った車」で走るわけですし、
教習してくれた指導員が検定を担当することもありえますので、
料金は若干高くつくものの、結果的に早く取れるかも知れません。


いずれにしても、限定解除では、路上試験が無いのは助かります。
このブログでも何度も書いているように、
“速度に適したギアの選択”が必要なのですが、
路上では、道路状況によって速度が大きく変動します。
特に初めて免許を取ろうという人は
そのスピード感がつかめなくて苦労しますので。


ですから、
まずAT限定で免許を取得することを優先に考え、
免許を取得した後に限定解除することをお勧めします。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




場内試験(仮免技能試験や限定解除審査など)では、
試験官から右左折の指示があったら、
すぐにウインカーを出すのが基本です。

これが、路上試験になると、
試験官が(おそらく親切で)早めに指示してくれるので、
ウインカーを出すタイミングを考えなければなりませんが、
場内試験では、あまり気にしなくて大丈夫です。


しかし、場内試験でも、
試験官から右左折の指示があっても
すぐにはウインカーを出さないケースがあります。


それは、
「交差点を1つ越えてから右左折する」という場合です。
この指示を受けてすぐに(交差点の手前で)ウインカーを出したら、
その交差点を曲がるように見えてしまうかも知れないからです。


こういう場合は、
その交差点に進入したら(交差点の中で)、
ウインカーを出してください。

ついでに言うと、
確認まで交差点の中で終わらせておけば、
交差点を過ぎたらすぐに進路を変えることができますよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




平成19年6月から、従来の「普通免許」と「大型免許」の間に、
「中型免許」が新設されました。
これにより、「旧制度の普通免許」は
「8t限定付きの中型免許」に読み替えられました。
ついでに言うと、
「大型免許」を所持している人は中型車も運転できるのですが、
「8t限定付きの中型免許」も併記されています。
これも、やはり「旧制度の普通免許」に相当する位置づけだからなのでしょう。

ところで、この「8t限定」を解除したいという人もいるようですが、
それは、あまり賢明とは言えないでしょう。

と言うのも、
限定解除の審査に使う車は7tトラックになり、
しかも、場内コースでは「大型仮免許」と同じ課題を課せられるのです。
また、「限定無し中型免許」は深視力検査等の適性基準が厳しいので、
将来的に視力が落ちたりしたら、「8t限定付き」に戻ることができなくなり、
「新制度の普通免許」(4tトラックに乗れない)になってしまいますよ。

ですから、「8t限定の解除」を考えるのでしたら、
いっそ「大型免許」を取ることをお奨めします。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




運転の基本はMT(マニュアル)車でこそ身に付く、
というのが小生の持論です。
アクセルを踏むとエンジンの回転が上がるという基本的な理屈や、
それを駆動輪に「強いギア」で伝えるか、「速いギア」で伝えるか、
といった事が、AT(オートマ)車では体感しにくいからです。
ですから、時間とお金に余裕がある人は、
MTで教習を受けるべきです。


が、しかし、but!

特にパイロットアカデミーのような所で教習を受けようという人は、
「運転免許を、早く、安く、取りたい」
というご要望をお持ちの方がほとんどです。
そういうことであれば、
AT車で、まずは免許を取得(または再取得)してしまうのを
優先的に考えるのが賢明でしょう。


一般的に、運転技能レベルが同程度なら、
AT限定免許の方が、限定なし(MT)免許よりも、
「早く」かつ「安く」取れます。
そして、もしMT車にも乗りたいというのでしたら、
免許を取った後で、“限定解除”すれば良いでしょう。
限定解除の審査は場内コースのみで行われますし、
何より、免許を取得したことで、
受験のコツがつかめ、自信も付いているでしょうから、
精神的な余裕を持って教習に臨んでもらえるのが大きなメリットだと思います。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




「一時停止」の標識の有る交差点では、
必ず停まって、安全を確認してから再発進してください。


では、「一時停止」の標識の無い交差点で、
停まって確認したらいけないのでしょうか。


「停まってはいけない」という決まりは無いですし、
その行為自体は、慎重な運転の表れでもありますから、
1回停まっただけのことをもって減点はされないでしょう。


しかし、交差点のたびに一時停止するのは考えものです。

慎重すぎる運転は円滑な交通の妨げになりますし、
それが繰り返されるのでは、
そもそも「一時停止の意味が分かっていない」と
試験官に判断されても文句は言えません。


路上試験になると微妙なケースも多いですが、
場内試験(仮免技能試験や限定解除審査等)では、
一時停止でない交差点では「停まらない」のが基本です。
もちろん、
見通しが悪かったり、あるいは車や歩行者が来ていたりしたら、
停まる場合があるのは言うまでもありませんが。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




特に大学生たちの間では、
「男はMT、女はAT」などと言われているようですが、
一発試験での免許取得を考えるなら、
男女問わず、基本的に“AT”での受験をお勧めします。


ご存じない方のために説明しておきますが、
免許に「MT(マニュアル)」と「AT(オートマ)」の区別が
あるわけではありません。
取得する免許に「AT車に限る」という条件が付くかどうか、という話です。
そして、受験申し込みの時にそれを申告しなければ、
通常は“AT限定の付かない免許”として、MT車で受験することになります。


MT車での受験は、
「クラッチ操作」や「シフトチェンジ」といった、余分な減点項目がありますし、
「坂道発進」だってMT車のために課される項目と言っても良いくらいです。
また、運転者がクラッチやシフトにばかり意識が行ってしまいがちで、
安全確認その他の基本動作がおろそかになってしまうリスクも有ります。


ですから、
「免許取得直後にMTに乗る予定」という人でない限り、
まず、AT限定で免許を取得(または復活)させることを
優先に考えたほうが良いでしょう。


もし「MT車にも乗れたほうが良い」程度の希望なら、
免許を取得した後に、限定解除のための審査を受ければ良いのです。
初めから「限定なし」でチャレンジするよりも、
「AT限定で免許取得 → 限定解除」という手順を踏んだほうが、
結果的に「早く!」「安く!」取得できると思いますよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/




公安委員会指定の、いわゆる公認自動車教習所では、
標準カリキュラムが定められています。
その基準によれば、
AT(オートマ)車は「31時限以上」、
MT(マニュアル)車は「34時限以上」
の教習を行うこととされ、
MTの方がATよりも教習回数が多くなっています。

それはそうでしょう。
「クラッチ操作」や「ギアチェンジ」といった
ATには無い教習課題が増えるのですし、
半クラッチの必要な、
「発進」(「坂道発進」を含む)や「クランク」・「S字」も、
ATより手こずるであろうことは想像に難くありません。


ところが、パイロットアカデミーの教習生で見てみると、
不思議なことに、MT教習生の方が、
AT教習生より少ない教習回数で修了している例が多いのです。


パイロットアカデミーでは、すべての入所希望者に対して、
基本的に、AT限定での免許取得をご案内しています。
「運転免許は早く!安く!」という目的のためには、
それが最短経路だからです。
しかし、こう説明してもなお
「でもMTで取りたいんだ」と言う方もいらっしゃいますが、
そういう方は、大概、過去にMTで運転経験のある方か、
でなければ、免許を取ったらすぐにMT車に乗る予定のある方。
あるいは、「AT限定免許なんて恥ずかしい」と思っている方。
つまり、それなりに腕に自信のある方ばかりです。
そういう人がMTで教習しているわけですから、
AT教習生より教習が早く進むのは、
考えてみれば不思議な事ではないのかも知れません。


とは言え、同じ人で比較するなら、
MT教習よりAT教習の方が早く修了するはず。
免許取得後に限定解除ができることも踏まえれば、
やはり、まずはATで取るのをお勧めします。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


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