Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

タグ:隅切り


左折というのは、
まさに車体を“折る”ように曲がるわけですから、
基本的に、ハンドルは全部回してください。

教習が進んでいくと、
内側縁石の隅切り(角が丸くなっている部分)を見定めて
ハンドルの量を加減する、という練習もしますが、
初めのうちは、そんなことを考えるより前に、
まず、全部回してみてください。

当然それでうまく曲がれる角と曲がれない角とが有りますから、
失敗を重ねながら、
「このスミ切りならこのくらいのハンドルだな」というのを
徐々に掴んで行けば良いでしょう。

左折がうまくできないケースは、
「切り過ぎ」よりも「切り足りない」が圧倒的多数です。
練習の時には、とにかくハンドルを思い切り回してみましょう。

そして、ハンドルを戻す時には
これから走る車線の遠くを見てアクセルを踏む(「前見て加速!」)を
意識すれば、多少の切り過ぎは対処できるはずです。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


1.クランク内

クランクコース(屈折型狭路)のような、直角に曲がらなければならない時は、
後輪が内輪差を作りますので、
気持ち、前に進んだ状態からハンドルを全部回して行きます。
遠慮せずに「全部」です。

2.左折・直角に曲がる右折

左折の際も、基本的にはハンドルを全部回します。
車体をカクンと左に向けることを考えれば理解できると思います。
左の縁石の隅切り(縁石が丸くカットされている部分)を後輪を通過させます。
また、狭い路地から右折で広い道へ出るような場面では、直角に右折します。
自分のこれから走る車線まで進んだら(そこまではハンドルを切らないで)
そこから、おもむろにハンドルを切ります。
この場合も、通常は「全部」のつもりで回しましょう。
(調節の必要なときもありますが)

3.右折・Rの大きい左折

左折の際、隅切りが大きい所では、
ハンドル全部では曲がりすぎてしまうので、
「後輪が隅切り部分を通る」のを意識しつつハンドルを調整しながら回します。
右折の場合は、
直近マーク(交差点中央の菱形マーク)に車体が近づいた所で
ハンドルを1回転切ってください。
迷わず「1回転」で、直角に曲がれます。
まあ、路上に出ると必ずしも90°に右折するとは限らないのですが、
基本として覚えておいてください。

4.カーブ

教習所の内周(左カーブ)ではハンドルを「3/4回転」、
外周(右カーブ)ならハンドルを「半回転」、です。
このやり方は、教習所内のコースでしか通用しないので小生はあまり好きではないですが、
手っ取り早くカーブが曲がれてしまいます。
「カーブが苦手」という人は、この方法を試してみても悪くはないかも知れません。

以上、リクエストがありましたので、
場面別に、ハンドルを切る量(どれだけ回すか)について整理してみました。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



クランク(屈折型狭路)のコーナーでは、
後輪が縁石に載らないタイミングを見計らって
ハンドルを切り始めてください。
切る量は「目いっぱい」です。

カーブやS字(屈曲型狭路)では、
道路のラインに合わせてハンドルを調整していく必要がありますが、
クランクでは、ためらわずに回して構いません。

ところで、左折でのハンドルは、
これと似たような動作ですが、違う点もありますので、
注意しましょう。

クランク内では、
縁石の角に隅切り(すみきり)が数cmほどしか無いため、
車体をかなり前に出してからハンドルを切り始めますが、
左折においては、
隅切りが大きかったり小さかったり、交差点によってさまざまですから、
それに合わせてハンドルを切り始めなければなりません。
教習所内コースの一般的な交差点ではR1mほどの隅切りがあるため、
ボンネットが横の縁石を半分くらい過ぎたあたりで
ハンドルを切り始めれば丁度良いと思いますが、
それも一つ覚えにならないようにしましょう。

どうであれ、
「後輪が縁石に載らないように、かつ、縁石の近くを通るように」
という意識でハンドルを回してください。
「クランク内で、左折のつもりでハンドルを回したら、内輪差でぶつかった」とか、
「左折で、クランクのようにハンドルを回して、大回りになってしまった」とかは、
この基本が理解できていれば回避できると思います。

そして、目標を使ってハンドルを回し始めると失敗しやすいのも、
当然と言えば当然の話なのです。

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左折は、“小さく”曲がってください。
これを大回りしてしまうと、試験では容赦なく減点されます。
そのため、左折では、
左後ろのタイヤを縁石の近くを通らせるようにしながら、
ハンドルを回します。

しかし、練習ではそれが出来ていたのに、
試験本番では大回りしてしまう人も多いですね。
その原因として真っ先に考えられるのは、
「練習場のコースと試験場のコースとで縁石の位置が違う」ことです。
別視点からの(厳しい)言い方をするなら、
「試験場のコースは練習場のコースとは違うのに、同じ曲がり方をしている」
ということです。

ドライバーの曲がり方に道が合わせてくれるわけはないのですから、
ドライバー側が、道に合わせて曲がらなければなりません。

具体的には、
実際に走る道の縁石を見て、
その“隅切り(すみきり)”に合わせるように、
左後輪を持って行ってください。
これは、
試験場内コースでも、路上コースでも、同じです。
左折で小さく曲がるコツは、
この「隅切りの見極め」しだいと言っても良いくらいです。

さらには、
隅切りを見極めるためにこそ、
「減速すること」・「前(寄せた先の縁石)を見ること」が
重要だとも言えます。

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左折では、左後輪が縁石の近くを通るようにして曲がっていきます。
この時のハンドルは、
縁石の形によって切るタイミングが異なります。


教習所内での「左折」課題では、
多くの場合、縁石にそこそこの隅切りがありますので、
「これから向かう車線の左端ラインが左前輪の位置」で
ハンドルを切り始めると、
ちょうど、その隅切り部分に左後輪を通らせることができます。


しかし、路上にはいろんな角があるのは言うまでもなく、
所内教習でも隅切りの小さい角を曲がることもあります。
そういう所では、
上に書いたタイミングでハンドルを切り始めると
内輪差で縁石に載り上げてしまいますので、
車体を気持ち前に出してからハンドルを回し始めないといけません。
クランク型(屈折型)狭路で練習した、
「これから向かう車線の左側ラインが握ったハンドルの延長線上」
という目標は、
この場合のハンドル切り始めの目安として使えるでしょう。


一方で、隅切りの大きい交差点もあります。
そういう所では、
カーブを曲がる時のように、
自分の“右前輪”の描く軌跡をイメージして、
ハンドルを切っていってください。


いずれにしても、
ハンドルを回し始める瞬間には、
ドライバーから左の縁石の形は見えていません。
左に寄って交差点に近づきながら、
縁石が見えているうちにそれを見ておき、
どのタイミングでハンドルを回し始めるべきか、早めに考えておきましょう。


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狭路コースは、
右か左に曲がって出ていくことが多く、
まっすぐ出るコース設計はあまり見ないですね。

では、狭路の出口では「右左折」をやるのかというと、
交差点での(普通の)右左折とはちょっと違うので、注意してください。


まず、狭路の出口ではスピードは出ていないので、
「減速」という動作は不要です。
特に普通の右左折で苦心する人の多い「5m手前で減速完了」というのも
狭路の出口では考えなくて良いわけです。

それから、狭路の出口では、左折も右折も、直角に曲がります。
普通の左折では、縁石に隅切り(すみきり)があることが多いので、
その部分に左後輪を通らせて小さく曲がるのですが、
狭路出口でそれをやると、内輪差で縁石にタイヤを載せてしまいますよ。
また、普通の右折では、直近マークまたは交差点の中心に沿って曲がりますが、
狭路から右折で出る時には、まずまっすぐ進んで、
自分の入るべき車線の所でハンドルをいっぱいに回します。


ただ、狭路こーすを左に出るのであれ、右に出るのであれ、
ハンドルを切った後、自分が進む先を見てアクセルを踏み込む(「前見て加速!」)のは、
交差点での普通の右左折と同じようにやってください。
この「加速してハンドルを戻す」のは、狭路内を曲がっている間はしない動作なので、
その点には(その点にも)気を付けましょう。


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当ブログで何度も書いているように、
“目標”を使ってハンドルを回し始めるのは、
極力やめてください。
やむを得ず目標を使った場合でも、それは初めのうちだけにして、
早い段階でそれは卒業するように練習しましょう。


さて、それを念押ししたうえで、
クランク(屈折型狭路)課題でのハンドル回し始めの目標を、
書いておきます。
これを“企業秘密”にしている教習所さまもあると聞き及びますが、
隠すほどの価値はありません。


その目標とは、
ずばり、
「“横の縁石”が“ハンドルを延長したライン上”に重なった時」です。
このポイントでハンドルを目いっぱい回せば、
コーナーを曲がりきれるはずです。

この目標は、クランクだけでなく、
「隅切りの無い所での左折」であれば、いろんな場面で使えます。
「S字コース」や「方向変換コース」の出入り口、
それから、二種免許課題の「鋭角コース」の曲がり方も、
すべて同じ目標が使えます。

また、免許が取れた後も、
例えば車庫から車を出す時に、
“車庫の柱”と“ハンドルの延長ライン”を合わせてハンドルを切ると、
大概スムーズに曲がれます。


「目標に頼った運転をしない」のを前提としながらも、
上手に目標を活用してみてはいかがでしょうか。


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狭路(S字型やクランク型)へ左折で入ろうとするとき、
左に寄せられていない人がいます。
おそらく、入り口の縁石が隅切りを取っていないため、
内輪差で載ってしまうのを避けるつもりなのだと思います。


その気持ちは分かりますが、
狭路の入り口であっても“左折”には違いないのですから、
二輪車等を巻き込まないように左に寄せなければなりません。
(大型車や牽引では一部例外もありますが普通車では)


試験では「概ね70cm以下まで左に寄せる」とされています。
狭路の入り口に限っては、
「70cm“以下”」を考えずに「70cm」で充分ですから、
そこまでは寄せてください。


なお、いつも寄せ過ぎてしまう人は、
近くの路面を見つめてしまっている可能性があります。
早めに寄せて、その後は遠くを見るように意識してみてください。
(これは普通の左折前でも同じですね)


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「ひゅうが晴」という焼酎が発売されているようです。
甘党の小生はお酒のことはよく分からないのですが、
今日は、その宣伝に使われているキャッチコピーの話です。


電車内の広告に載っている商品の写真を見ると、
「香りたからか/澄みきり麦」と書いてありました。

「香りたからか」の方は、
「香りたからか製法」というのが“売り”らしいので、
(ケムに巻かれたような気分ではあるものの)文学的表現と理解するとして、
「澄みきり麦」の方は、まったく意味不明です。

広告を読むと「すっきりとした味わい」と書かれていますので、
そのことを「澄みきり」と表現したものと思います。
しかし、数年前に「澄みきり」という名の発泡酒を他社が発売しているので、
おそらく大人の事情とかいうのが働いて、そのまま使うのがためらわれ、
「澄みきり麦」という、解ったような解らないような造語を用いたのだろうと
推測されます。
でも、そうだとしたら、
無理に「澄みきり」なんて言葉を使わなくたって良いのではないでしょうか。


この商売をやっていると、「スミキリ」と聞くと、
「隅切り」(=曲がり角のスミを斜めまたは円弧状に切ってある部分)を
イメージしてしまいます。
だからこそ、この用語一つに、こんなに拘ってしまうのでしょうけど。


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左折する際には、
まさに車体を“折る”ように曲がって行くわけですから、
基本的に、ハンドルは全部回すことになります。

教習が進んでいくと、
内側縁石の隅切り(角が丸くなっている部分)を見定めて
ハンドルの量を加減する練習もしますが、
初めのうちは、そんなことを考えるより前に、
まず、全部回してみてください。

当然それでうまく曲がれる角と曲がれない角とが有りますから、
失敗を重ねながら、
「このスミ切りならこのくらいのハンドルだな」というのを
徐々に掴んで行けば良いでしょう。


左折がうまくできないケースは、
そのほとんどが「切り足りない」のが原因です。
練習の時には、とにかくハンドルを思い切り回してみましょう。

そして、ハンドルを戻す時には
これから走る車線の遠くを見てアクセルを踏む(「前見て加速!」)を
意識すれば、戻し遅れも生じないはずです。


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曲がって進むにはハンドルを回します。まあ当然ですけど。
そして、どのくらい曲がりたいかによってハンドルを回す量が違います。
これまた当然のことなのですが、この感覚をつかむのに苦労する人も多いようです。


【クランク内】

クランクコース(屈折型狭路)のような、直角に曲がらなければならない時は、
後輪が内輪差を作りますので、気持ち、前に進んだ状態から
ハンドルを全部回して行きます。遠慮せずに「全部」です。


【左折・直角に曲がる右折】

左折の際も、基本的にはハンドルを全部回します。
車体をカクンと左に向けることを考えれば理解できると思います。
左の縁石の隅切り(縁石が丸くカットされている部分)を後輪を通過させます。
また、狭い路地から右折で広い道へ出るような場面では、直角に右折します。
自分のこれから走る車線まで進んだら(そこまではハンドルを切らないで)
そこから、おもむろにハンドルを切ります。
この場合も、通常は「全部」で良いでしょう。


【右折・Rの大きい左折】

左折の際、隅切りが大きい所では、ハンドル全部では曲がりすぎてしまうので、
「後輪が隅切り部分を通る」のを意識しつつハンドルを調整しながら回します。
右折の場合は、直近マーク(交差点中央の菱形マーク)に車体が近づいた所で
ハンドルを1回転切ってください。迷わず「1回転」で、直角に曲がれます。
まあ、路上に出ると必ずしも90°に右折するとは限らないのですが、
基本として覚えておいてください。


【カーブ】

教習所の内周(左カーブ)ではハンドルを「3/4回転」、
外周(右カーブ)ならハンドルを「半回転」、です。
このやり方は、教習所内のコースでしか通用しないので小生は教えない方法ですが、
手っ取り早くカーブが曲がれてしまいます。
「カーブが苦手」という人は試してみても悪くはないかも知れません。


以上、これもリクエストがありましたので、
昨日に引き続き、場面別に整理してみました。


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クランク(屈折型狭路)のコーナーでは、
ハンドルは目いっぱい回してください。

カーブやS字(屈曲型狭路)では、
道路のラインに合わせてハンドルを調整していく必要がありますが、
クランクでは、ためらわずに回して構いません。
しかし、ご存じのとおり、車には内輪差がありますから、
後輪が縁石に載らないタイミングを見計らって
ハンドルを切り始めなければなりません。


これは、左折と似たような動作ですが、
クランクと左折とではハンドル切り始めのタイミングが異なりますので、
注意しましょう。

クランク内では、
縁石の角に隅切り(すみきり)が数cmほどしか無いため、
車体をかなり前に出してからハンドルを切り始めます。

一方、左折においては、
隅切りが大きかったり小さかったり、交差点によってさまざまですから、
それに合わせてハンドルを切り始めなければなりません。
教習所内コースの一般的な交差点ではR1mほどの隅切りがあるため、
ボンネットが横の縁石を半分くらい過ぎたあたりで
ハンドルを切り始めれば丁度良いと思いますが、
それも一つ覚えにならないようにしましょう。


どうであれ、
「後輪が縁石に載らないように、かつ、縁石の近くを通るように」
という意識でハンドルを回してください。
「クランク内で、左折のつもりでハンドルを回したら、内輪差でぶつかった」とか、
「左折で、クランクのようにハンドルを回して、大回りになってしまった」とかは、
この基本が分かっていない証拠ですよ。
そして、これだけ言われても、
まだ、目標でハンドルを切っているのですか?


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左折は、
左後ろのタイヤを縁石の近くを通らせるように、
小さく曲がります。
これを大回りしてしまうと、試験では減点されます。

しかし、それが分かっていながら大回りする人も多いですね。
練習の時にはうまくできたのに試験本番で大回りしてしまう場合、
その原因として真っ先に考えられるのは、
練習場のコースと試験場のコースとで縁石の位置が違うことです。
別の言い方をするなら、
「試験場のコースは練習場のコースとは違うのに、同じ曲がり方をしている」
ということです。


ドライバーの曲がり方に道が合わせてくれるわけはないのですから、
ドライバー側が、道に合わせて曲がらなければなりません。

具体的に言うと、
試験場内コースであれ、路上コースであれ、
実際に走る道の縁石を見て、
その“隅切り(すみきり)”に合わせるように、
左後輪を持って行かなければなりません。


左折で小さく曲がるコツは、
この「隅切りの見極め」しだいと言っても良いくらいです。

加えて言うと、
隅切りを見極めるためにこそ、
「減速すること」・「前(寄せた先の縁石)を見ること」が
大事になってくるのです。


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左折では、左後輪が縁石の近くを通るようにして曲がっていきます。
この時、縁石の形によりハンドルを切るタイミングが異なりますので、
注意しましょう。


教習所内で「左折」として練習するような所には、
多くの場合、縁石にそこそこの隅切りがありますので、
「これから向かう車線の左端ラインが左前輪の位置」で
ハンドルを切り始めると、
ちょうど、その隅切り部分に左後輪を通らせることができます。


しかし、路上にはいろんな角があるのは言わずもがな、
所内教習でも隅切りの小さい角を曲がることもあります。
そういう所では、上に書いたタイミングでハンドルを切り始めると
内輪差で縁石に載り上げてしまいますので、
気持ち前に出してからハンドルを回し始めないといけません。
クランク型(屈折型)狭路で練習した、
「これから向かう車線の左側ラインが握ったハンドルの延長線上」
という目標は、この場合のハンドル切り始めの目安として使えるでしょう。


一方で、隅切りの大きい交差点もあります。
そういう所では、
カーブを曲がる時のように、
自分の“右前輪”の描く軌跡をイメージして、
ハンドルを切っていってください。


いずれにしても、
ハンドルを回し始める瞬間には、
ドライバーから左の縁石の形は見えていません。
左に寄って交差点に近づきながら、
縁石が見えているうちにそれを見ておき、
どのタイミングでハンドルを回し始めるべきか、早めに考えておきましょう。


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一昨日の記事(http://pilotacademy-since2001.doorblog.jp/archives/46802971.html)では
「狭路出口は“普通の右左折”」というタイトルで書きましたが、
それは、
「普通の右左折のようにアクセルを踏み込んでハンドルを戻していく」
という部分を切り取って見出しにしたもので、
「狭路の出口は普通の右左折と同じ」という意味ではありません。

誤解を招くタイトルを付けてしまって、すみませんでした。

では、「狭路の出口」と「普通の右左折」とはどこが違うのでしょうか。


まず、狭路の出口ではスピードは出ていませんから、
「減速」という動作は不要です。
特に普通の右左折で苦心する人の多い「5m手前で減速を完了する」というのも
狭路の出口では考えなくて良いわけです。


それから、狭路の出口では、左折も右折も、直角に曲がります。
普通の左折では、縁石に隅切り(すみきり)があることが多いので、
その部分に左後輪を通らせて小さく曲がるのですが、
狭路出口でそれをやると、内輪差で縁石にタイヤを載せてしまいます。
また、普通の右折では、直近マークもしくは交差点の中心に沿って曲がりますが、
狭路から右折で出る時には、まっすぐ進んで、
自分の入るべき車線の所でハンドルをいっぱいに回します。


ただ、左であれ右であれ、ハンドルを切った後は、
自分が進む先を見てアクセルを踏み込む(「前見て加速!」)のは、
狭路出口でも、普通の右左折でも、さらに言えば、カーブでも、進路変更でも、
みんな同じです。


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前回書いたとおり、
目標教習が嫌いなパイロットアカデミーでも、
クランク課題で、ハンドル回し始めの目標を教えることがあります。

この目標を“企業秘密”にしている教習所様もあるようですが、
隠すほどの価値はありませんので、
今日はここで披露してしまいましょう。
(“披露”と気負うほどのテクニックでもありません。)


その目標とは、
ずばり、
「横の縁石が“ハンドルを延長したライン上”に重なった時」です。
ここでハンドルを目いっぱい回せば、コーナーを曲がりきれるはずです。


この目標は、クランクだけでなく、
「隅切りの無い所での左折」であれば、いろんな場面で使えます。
「S字コース」や「方向変換コース」の出入り口、
それから、二種免許課題の「鋭角コース」の曲がり方も、
同じ目標が使えます。
また、免許が取れた後、
例えば「車庫から車を出す時」にでも使ってみてはいかがでしょうか。


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左折する時には、
左後輪が縁石から離れないように曲がってください。
もちろん内輪差でタイヤが縁石に載らないようにしなければなりませんが、
道路の「隅切り(すみきり)」の部分を上手に使えば、
そんなには意識しなくても大丈夫なはずです。


隅切りが大きければ、
カーブを曲がるときのように、タイヤの通り道をハンドルで調整し、
隅切りが殆ど無いクランクコースのような所では、
車体を少し前に出してからハンドルを回すようにすれば良いのです。


したがって、左折で大回りしないためには、
ハンドルを切る前に、
隅切りのRの大きさを見ておかなければなりません。
そして、当ブログでも何度も書いている、
「ハンドルを切る5m前までに減速完了」を徹底すれば、
落ち着いて、ハンドルを回すタイミングが計れると思います。


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狭路(S字型やクランク型)へ左折で入ろうとするときは、
入り口の縁石が隅切りを取っていないことが多いため、
内輪差で載ってしまうことがよくあります。
ですから、あまり左に寄せすぎると苦しくなりますよ。


とは言っても、
“左折”には違いないのですから、
「二輪車を巻き込まないように左に寄せる」という原則は、
(大型車や牽引では一部例外もありますが普通車では)
狭路の入り口でも同じです。
寄せなくて良いわけではありません。


試験では「左折前には概ね70cm以下まで左に寄せる」とされています。
普通の左折では50cmくらい(水切りライン)を目安に
左寄せを練習していることが多いと思いますが、
狭路の入り口に限っては、
「70cm“以下”」を考えずに「70cm」で充分です。


なお、いつも寄せ過ぎてしまうという人は、
近くの路面を見つめてしまっている可能性がありますので、
寄せるときに、遠くを見るように意識してみてください。


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左折する際には、
まさに車体を“折る”ように曲がって行くわけですから、
基本的にはハンドルは全部回すことになります。


教習が進んだら内側縁石の隅切り(角が丸くなっている部分)を見定めて
ハンドルの量を加減する練習もしていきますが、
初めのうちは、そんなことを考えるより前に、
まず、全部回してみてください。


当然それでうまく曲がれる角と曲がれない角とが有りますから、
失敗を重ねながら、
「このスミ切りならこのくらいのハンドルだな」というのを
徐々に掴んで行けば良いでしょう。


左折がうまくできないケースは、
そのほとんどが「切り足りない」ことが原因です。
練習の時には、とにかくハンドルを思い切り回してみましょう。


そして、ハンドルを戻す時には
これから走る車線の遠くを見てアクセルを踏む(「前見て加速!」)を
意識すれば、戻し遅れも生じないはずです。


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左折時には、
タイヤが縁石から離れないように曲がってください。
(概ね1m以内の所を通ることとされています。)


もちろん内輪差で後輪が縁石に載ってはいけませんが、
道路の「隅切り(すみきり)」の部分を上手に使えば、
そんなには意識しなくても大丈夫なはずです。


隅切りが大きい所では、
カーブを曲がるときのように、タイヤの通り道をハンドルで調整し、
隅切りが殆ど無いクランクコースのような所では、
車体を少し前に出してからハンドルを回すようにすれば良いのです。


したがって、左折で大回りしないためには、
ハンドルを切る前に、
隅切りのRの大きさを見ておかなければなりません。
それには、当ブログでも何度か書いている、
「ハンドルを切る5m(または1車長)前までに減速完了」を徹底すれば、
落ち着いて、ハンドルを回すタイミングが計れるはずです。


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左折では、前輪が、
“向かおうとしている道の左端を延長させたライン”
を踏んだ時に、ハンドルを回し始めてください。
こうすると、
後輪が丁度“隅切り”(縁石の角の部分を削った部分)の所を通れて、
結果、小さく曲がることができます。

普通乗用車の場合は、
その“左端を延長させたライン”が
ボンネットの真ん中ぐらい(つまり前輪のある所)
に見えたら、そこがハンドル回し始めのポイントです。

トラックのように運転席の真下に前輪がある車では、
“向かおうとしている道の左端”がドライバー自身と並んだ時に、
バスのようにドライバーが前輪を背負って運転するような車では、
これから走る道が完全に見通せた時に、
ハンドルを回し始めると、
ほとんどのコーナーで上手に左折できます。
(例外もあるのですけど、混乱させてもいけないのでここでは割愛)

これらすべて、車種は異なっても、
“左端の延長線”に“前輪”を合わせてハンドルを回しているのは
お分かりでしょうか。

なお、前輪を合わせるのは、
“縁石そのもの”ではなく、“想像上の延長線”であるというのが、
初めのうちは難しいかも知れません。
特に隅切りの大きなコーナーでは、
縁石の角が見えているうちにハンドルを回し始めてしまいがちですが、
それでは、前輪は通れても後輪が通れません。
「一呼吸置く」ぐらいの気持ちでハンドルを切る必要があります。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/



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