Pilot-Kの「前見て加速!」 Livedoor版

自動車運転指導「パイロットアカデミー」の代表が運転技能や免許取得に関するアドバイス・感想等を綴っていきます。 教習生も一般ドライバーも必見!

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歩行者が車道に飛び出して来たら、
まずブレーキを踏んでください。

こういう場合は、
「タイヤがロックしないように」とブレーキを手加減する必要はありません。
実際ロックしたらブレーキを緩めることはあるにしても。
また、ハンドルで歩行者をよけるのも、却って危険ですからやめましょう。
四の五の言わずに、
「危ない! 即ブレーキ!」です。

ところで、その歩行者の飛び出し、
もしかしたら、自分(車)に原因があるかも知れませんよ。

夜だったら、
自車のヘッドライトが消えているのを疑ってみてください。

昔の車は、メーターパネルが前照灯と連動していたため、
メーターが暗くて見にくくなったらヘッドライトを点灯すれば良かったのですが、
最近は、前照灯と関係なくメーターパネルが明るくなる車が増えたため、
ドライバー自身が自車の無灯火に気が付きにくくなってしまったのです。

それが黒っぽい車だと、夜の闇に紛れて、
歩行者からこちらが見えていない可能性があるのです。

このケースに限らず、特別な事象に遭遇したら、
咄嗟の危険を回避した後で、
その状況を冷静に振り返ってみる習慣を付けておくと良いでしょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


自車線の進路上にある物は障害物です。
バス停に停まっているバスも障害物に違いありません。
しかし、バスの場合は、特別な注意が必要です。

まず、バスが発進しないかどうか、気を付けていてください。
右ウインカーを出したバスは発進しようとしているわけですから、
それを妨害してはいけません。

自車が右ウインカーを出していたとか、はみ出し始めたとか、
そんな言い訳をせず、
障害物回避を中断して、バスに道を譲ってください。
ただし、自車が完全にはみ出していた場合には
そこで中断するのは危険なので、そのまま続行しますが、
それは、あくまで例外的な対応だと認識してください。

また、バスの横を通過する時には、
降りた乗客がバスの前から飛び出してきますので、
細心の注意を払いつつ通過してください。
意外な盲点ですが、
バスに乗りたい人が道路の反対側から横断してくることもありえますから、
そんなケースも想定しておきましょう。

そんなこんなでノロノロ走っていると、今度は対向車が迫って来たりして、
慌てて元の車線に戻ろうとハンドルを切ってしまうのも危険です。
戻る前に必ず左の安全を見極めてから、少し加速しつつ元の車線に戻りましょう。
もちろん、
はみ出す前に対向車が来ないことを確認しておくのは、言うまでも有りませんね。

何か、あれもダメこれもダメという話になってしまいましたが、
そのうちに、危険の潜んでいる場所・場面が予測できるようになります。
初めは神経を擦り減らしますが、経験を積んでいけばラクになってきます。
こういう意識で路上教習に臨んでもらうと格段に効果が上がりますよ。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


子どもの左右視野角は約90°なのだそうです。
大人が約150°と言われますので、その6割ほどしかありません。
加えて、子どもは背も低いこともあって、
周囲の状況がよく見えていません。
これは、
肉体的に「よく見えていない」というだけでなく、
神経も、目の前の物だけに奪われて、
その他の物が目に入らなくなってしまいがちです。

なので、子どもは、
ボールや犬を追いかけて、道路に飛び出して来ます。
もっとも、このことは、
経験が乏しいために、車の動きや速さが理解できていない
という要因もあるとは思います。

それにしても、
ここで「子ども」の特徴として挙げた、
「視野が狭い」
「よく見えていない」
「目の前の物だけに神経を奪われて‥」
なんて、ご自分のことを言われているような気がしませんか?
「経験が乏しいため、車の動きや速さが理解できていない」
というのも、耳が痛くありませんか?

子どものことを笑っていられませんね。
肉体的にも、神経的にも、
“視野”を広く保って運転しましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


雨の日は、よく歩行者が飛び出します。
その理由を考えてみるに…
「傘を差しているので車が見えない」とか、
「雨のために車の音が聞こえない」とか、も有りますが、
何よりも、
「なぜか、みんな急いでいる」というのが大きな理由だと小生は考えています。

中でも、信号待ちの車の間を渡るのは、
車側の立場としては勘弁してほしいです。
歩行者としては、横断歩道まで歩く労を惜しんでのことと思いますが、
まあ雨なのでその心理が解らないでもないですが、
でも、雨だからこそ、落ち着いて安全に歩いてほしいものです。

ところで、突然歩行者が飛び出して来たら、
車で走行しているあなたはどう対処しますか。

正解は、「ブレーキを踏む。」です。

当たり前のように聞こえますが、
実は、とっさの時に「ハンドルを切ってよける」動作をする人があまりに多いのです。
これは非常に危険な行為です。

まれに、ブレーキを踏まないことの正当性を唱える人もいますが、
それは極めてナンセンスな議論です。
確かに、高速走行中は不用意なブレーキを踏むのは危険ですが、
そもそも歩行者が飛び出しそうな道で(しかも雨の日に)スピードを出すこと自体、
想定する必要がないからです。
そんなのはブレーキを踏むか否か以前に
安全運転への意識が欠如していると言わざるを得ません。

どうであれ、
「危ないと思ったら、迷わずブレーキ」を心掛けましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


東京の小学校は、
昨日(7月21日)から夏休みに入りました。
いつもの平日なら、
路上試験の時間帯は学校があるので、
子どもを見かけることはあまりありませんが、
この時期は、
子どもが外を歩いています。自転車に乗っています。道で遊んでいます。
くれぐれも注意して走行してください。

それに、子どもは左右を見ないで突然飛び出してきます。
ボールが道に転がって来た時には、その後に子どもが続くものと思ってください。
道の反対側にお母さんや友だちがいる時も、要注意です。
いきなり道を渡り始めます。

小学校低学年くらいの、まだ乗り慣れていない自転車も危険です。
そんな自転車を見掛けたら、
充分な間隔を空けて、反対車線にはみ出して追い越すか、
それができなさそうだったら、
安全に追い越せる所まで追走することも考えましょう。

また、最近はイヤホンで音楽を聴きながら、あるいは携帯電話で話をしながら
(これは中高生ですね)
乗っている自転車も目立ちます。
器用にもスマホをいじりながら、という人もいます。
いずれも、こちら(車)の存在に気づいていないことが多いので、
こちらが注意してあげなければいけません。

それから、道で遊んでいる子どもも怖いですね。
落書きでもしているのか、道にしゃがんでいるのを見るとハラハラします。
それが、坂やカーブの向こう側だったりもしますので、
常にそういうことがあるものだと思って運転することが肝要です。

いずれも「危険予測」の課題に出てきそうな状況です。
もう1度、教本を見直しながらイメージトレーニングしておきましょう。

文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/


路上走行中に(地域によっては教習所内でも)
犬や猫が道路に飛び出してくることがありますね。

“犬”が飛び出してきたら、
その後に“人”が続いて飛び出してくる可能性が高い一方、
“猫”が飛び出してきても、
その後に人が続く可能性は低いと言えます。

なので、タクシードライバーなどの間では、
「犬はよけろ。猫は轢け。」と言われていると聞いたことがあります。
(真偽のほどは分かりませんが)

しかし、これは、どちらもダメ。

まず、「犬はよけろ」に関して。
不用意にハンドルを取って、
自車と並走している二輪車を倒しでもしたら、
目も当てられません。
よけるのなら、合図と確認の後にするべきです。

次に「猫は轢け」に関して。
確かに、猫に気を取られて、
歩行者や自転車に接触してはいけませんから、
構わず走り続ける、というのも一理あるかも知れません。

しかし、それが猫であることを咄嗟に見極めるのは難しいですし、
何より怖いのは、「故意をもって轢く」という行為です。
(「認識していながら認容する」のも「故意」になります)

例外も無いわけではないですが、基本的には、
「轢いても良い」・「ぶつけても良い」と思う人は、
車を運転する資格が無い、と認識してください。

飛び出したのが、犬であろうと、猫であろうと、
もちろん、人であろうと、
「よけろ」でも「轢け」でもなくて、
「危険を感じたら、まずブレーキ!」が鉄則ですよ。

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右折しようとした時に
右側の横断歩道を青信号に従って横断している歩行者がいたら、
どう対処しますか。

この場合、
その歩行者が渡り終わってから
(正しくは「自分の進路上を過ぎてから」;詳細は後述します)
右折を始めてください。

…と、さり気なく言ってしまいましたが、
正しく理解していただけていますでしょうか。

少し言い換えてみましょう。

右折を始めるのは、その歩行者が渡り終わってからです。
つまり、右折は、
交差点の中央付近でハンドルを回して曲がっていくべきところ、
右側を横断している歩行者がいたら、
ハンドルを回し始めずに、交差点の中央付近で停まって待つ、
という意味ですよ。

ところが、
横断中の歩行者がいるにもかかわらず右折を始めてしまう人が
意外に多いので驚きます。
確かに、自分が曲がり始めても、
横断歩道の直前で停まれば横断者を妨害することはないかも知れません。
でも、それだと、
対向車線上に停まることになり、直進車を妨害してしまいますよ。

横断者がいないことを確認してから右折を始めたけれども
急に歩行者が飛び出してきた、という状況なら話は別ですが、
対向車線をふさいでしまうことが分かっているのに
右折を始めてしまうのは、いただけません。

もっとも、歩くのが遅い歩行者もいますから、
「完全に渡り終わるまで右折すべきでない」とまでは言いませんが、
少なくとも、横断者が自分の進路上にいなくなったのを確認してから、
おもむろに右折を始めてください。

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弓道では(実は小生、学生時代に少しだけかじったことがあります)
「人影が見えたら、ためらわず弓を緩めなさい。」
と言われます。
弓を引き始めた時や、「さあ矢を放とう」というタイミングでは、
弓を緩めるのに勇気が要ります。
それでも「ためらわず」に、動作を中断しなければなりません。


察しの良い方はお解りだと思いますが、
この話は、車の運転にも通じます。

例えば「信号が青のうちに交差点を通過しよう」というようなタイミングで
歩行者が飛び出してきたような場合には、
何も考えずに、まずブレーキを踏んでください。
そう。「何も考えずに」です。

加速しようとしている時に
アクセルを緩めてブレーキを踏むのは心理的に大変ですが、
危険を察知した以上、そうしなければ事故につながります。


自分の車線上に障害物が無いかどうかを常に見ておき、
咄嗟の時には、ためらわずに「弓を緩める勇気」を持ちましょう。


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路上走行中にコンビニエンスストアを見かけたら、
気を付けていてください。
歩行者が突然横断(飛び出し)してくるからです。

コンビニに向かう人は買おうとしている物で頭がいっぱいで、
コンビニから出た人は欲しい物が買えた満足感で、
周囲の状況に気が回らないことが多いようです。
そして、来る人も帰る人もなぜか急いでいる、というのも、
コンビニならではの特徴と言えるでしょう。


それから、駐車スペースの無いコンビニでは、
店前の路上に車が停まっていて、歩行者がよく見えないことがあります。
また、車に乗り降りするためにドアが突然開くことも
想定しておかなければならないでしょう。


さらに言うと、これらの注意点は、
店が左側(自車線側)にある場合だけでなく、
右側(対向車線側)にある場合も同様ですので、
いろいろ目を配りながら走ってください。


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青信号の意味は、「進め」でしたっけ?

いいえ、違います。
「進むことができる」です。

逆に言えば、状況によっては、
必ずしも進むとは限らないということでもあります。


ですから、先頭で信号待ちしている車は、
信号が青になったら、自分が進める状況かどうか、
具体的には、
交差点内に取り残された車や歩行者が無いか、
信号無視してくる車が無いか、
そういったことを確認してから、発進してください。


でも、2台目以降の車は、
そんな確認はやらなくて良いです。
交差点の先に自車が進める余地が有りさえすれば、
先行車に続いて交差点に入って構いません。


もっとも、2台目以降の車であっても、
歩行者の飛び出しなど、危険な状況を目にしたら、
直ちに停まってください。
こんなこと、改めて言うまでもないでしょうけど。


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都内多くの小学校が昨日で1学期を終えて、
今日から夏休みに入りました。
学校が休みになると、道に子どもが増えるので、
路上を走る際には注意してください。

特に自転車。
そうでなくても自転車は転びやすい乗り物なのに、
急いでいるのか、それが楽しいのか、
立ち漕ぎなんかしているのを見ると、
危なっかしくてたまりません。

また、周囲を確認せずに突然道路に飛び出してくるのも
子どもの特徴です。
そんな特性を理解して、
車のほうが気を付けてあげなければなりません。


一方で、お年寄りにも注意が必要です。
子どもと違って、カンカン照りだと外へ出る人が少なくなるのは、
車を運転する側からすれば助かりますけど。

さて、お年寄りの多くは、
歩道橋は、階段があるので使いたがりませんね。
でも、だったら、もっとよく確認してから横断してくれれば良いのに、
なぜか(これは子どもと同じで)突然飛び出してきます。
本人としてはしっかり確認したつもりなんでしょうか。

また、なかなか渡り終わってくれないのも、年寄りの特徴です。
イライラせずに、
これまた車のほうが配慮してあげてください。


府中試験場の界隈は住宅街なので、
子どもや年寄りが多いのは理解できそうですが、
鮫洲試験場の界隈も、
意外に住宅があったりしますし、商業施設に家族連れが来たりします。
油断しないでください。


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路上試験は、平日の昼間に実施されるので、
通常期なら学校があるので、
その時間帯に子どもを見かけることはあまりありません。
しかし、春休み期間中は、
子どもが外を歩いています。自転車に乗っています。道で遊んでいます。
くれぐれも注意して走行してください。


子どもは左右を見ないで突然飛び出してきます。
ボールが道に転がって来た時には、その後に子どもが続くものと思ってください。
また、道の反対側にお母さんや友だちがいる時も、要注意です。

小学校低学年くらいの、まだ乗り慣れていない自転車も危険です。
充分な間隔を空けて、反対車線にはみ出して追い越すか、
それができなければ、安全に追い越せる所まで追走するしか無いですね。

また、最近はイヤホンで音楽を聴きながら乗っていたり、
携帯電話で話をしながら乗っている自転車(これは中高生ですね)も目立ちます。
器用にもスマホをいじりながら乗っている人もいます。
いずれも、こちら(車)の存在に気づかないことが多いので、
こちらが注意してあげなければいけません。

それから、道で遊んでいる子どもも怖いですね。
道に落書きして、しゃがんでいるのを見るとハラハラします。
それが、坂やカーブの向こう側だったりすることも普通にありますので、
常に、そういうことがあるものだと思って運転することが肝要です。


でも、こう考えてみれば、
いずれも「危険予測」の課題に出てきそうな状況ですね。
今一度、路上を走っているつもりで教本を見直しておきましょう。

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ダイナマイトは、
静かに置いておけば危なくないですが、
一つ使い方を誤ると極めて危険なものになるので、扱いには細心の注意が必要です。
ムンシュという心理学者は、
「ダイナマイト+現象」から「ディノーメン(Dynomen)」という造語を用いて、
潜在的な事故の可能性について言及したそうです。
「隠れた危険」とでも言ったところでしょうか。


例えば、自動車で住宅街を走行しているとします。
何ら問題なく走り続けられるかも知れませんが、
もしかしたら、路地から子どもが飛び出すかも知れません。
これが、ディノーメンですね。

まず、走行しているのが住宅街であることを認識できているか、
そして、路地から子どもが飛び出すことを想定できるか、
さらには、それに備えて速度を落とす等の措置を講じられるか。
そういったことが、
ベテランドライバーと初心ドライバーとの違いではないでしょうか。


学科教習や一般の交通安全教室で
「かもしれない運転」と称して指導しているのも、
このディノーメン理論を踏まえているように思います。

ダイナマイトには隠れた危険があることを理解し、
安全運転に努めたいものです。


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歩行者が車道に飛び出して来たら、
まずブレーキを踏んでください。

信号が何色だろうが、関係ありません。
「タイヤがロックしないように」とブレーキを手加減するのもいただけません。
実際ロックしたらブレーキを緩めることはあるにしても。
また、ハンドルで歩行者をよけるのも、却って危険ですからやめましょう。

四の五の言わずに、とにもかくにもブレーキなのです。


ところで、
その歩行者の飛び出しが、もし夜間走行中だったら、
自車のヘッドライトが消えているのかも知れませんよ。

昔の車は、メーターパネルが前照灯と連動していたため、
メーターが暗くて見にくくなったらヘッドライトを点灯すれば良かったのですが、
最近は、前照灯と関係なくメーターパネルが明るくなる車が増えたため、
ドライバー自身が自車の無灯火に気が付きにくくなってしまったのです。

それが黒っぽい車だと、夜の闇に紛れて、
歩行者からこちらが見えていない可能性があるのです。

特に飛び出したのが子どもでなくて大人だったら、
(無論、咄嗟の危険を回避した後で)
自分の無灯火を疑ってみてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





バス停に停まっているバスは“障害物”に違いないですが、
特別な注意が必要です。


まず、バスが発進しないかどうか、気を付けていてください。
右ウインカーを出したバスは発進しようとしているわけですから、
それを妨害してはいけません。

その時に自車が右ウインカーを出していたとか、はみ出し始めたとか、
そんなのは関係有りません。
中断して、バスに道を譲ってください。
ただし、自車が完全にはみ出していた場合には
そこで中断するのは危険なので、そのまま続行しますが、
それは、あくまで例外的な対応だと認識してください。


そして、バスの横を通過する時には、
降りた乗客がバスの前から飛び出してきますので、
細心の注意を払いつつ通過してください。
また、そのバスに乗りたい人が道路の反対側から横断してくることも
想定しておきましょう。(意外な盲点です。)

そんなこんなでノロノロ走っていると、今度は対向車が迫って来たりして、
慌てて元の車線に戻ろうとハンドルを切ってしまうのも危険です。
戻る前に必ず左の安全を見極めてから、少し加速しつつ元の車線に戻りましょう。
もちろん、はみ出す前に対向車が来ないことを確認しておくのは、言うまでも有りません。


何か、あれもダメこれもダメという話になってしまいましたが、
そのうちに、危険の潜んでいる場所・場面が予測できるようになります。
初めは神経を擦り減らしますが、経験を積んでいけばラクになってきます。
路上教習は、こういう意識で臨んでもらうと格段に効果が上がりますよ。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





勝負事では、
「運(うん)も実力のうち」と、よく言われます。
でも、運に任せて勝負をしているのだとしたら、
そんなのは実力ではないと思います。

でも、それが
「勘(かん)も実力のうち」と言うなら、
うなずけます。


例えば、麻雀(マージャン)のゲーム中に、
「次に良い牌を持ってきそうだ」とか、
「これは相手に振り込みそうだ」といったのが“勘”ですよね。

パチンコで食べている人は、
玉の流れを見るだけで、
「この台は大当たりが来そうだ」と分かるそうですね。

競馬で当てた人から、
データやオッズや下馬評とは関係なしに、
「パドックで“何か”を感じ取った」と聞くこともあります。


ギャンブルばかりでなく、自動車を運転していても、
「カーブの先に渋滞の列がありそうだ」とか、
「あの路地から子どもが飛び出して来そうだ」というのを、
感じ取れることがあります。

経験の積み重ねによる“第六感”とでも言うべきか、
“何か”を感じ取れる能力は、「実力」と呼んで良いでしょう。

こういったことは、
理屈で説明できないこともないでしょうが、
理屈よりも、経験の積み重ねによるところが大きいと思います。

そんな意識も持ちながら、練習してみては如何でしょうか?


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





子どもの左右視野角は約90°だそうで、
大人(約150°と言われます)の6割ほどしかありません。
加えて、子どもは背も低いので、
周囲の状況がよく見えていません。
これは、
肉体的に「よく見えていない」というだけでなく、
神経も、目の前の物だけに奪われて、
その他の物が目に入らなくなってしまいがちです。


なので、子どもは、
ボールや犬を追いかけて、道路に飛び出して来ます。
もっとも、このことは、経験が乏しいために、
車の動きや速さが理解できていないというのもあるとは思います。


それにしても、
ここで「子ども」の特徴として挙げた、
「視野が狭い」
「よく見えていない」
「目の前の物だけに神経を奪われて‥」
なんて、ご自分のことを言われているような気がしませんか?
「経験が乏しいため、車の動きや速さが理解できていない」
というのも、耳が痛くありませんか?


子どものことを笑っていられませんよ。
肉体的にも、神経的にも、
“視野”を広く保って運転しましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





東京の小学校は、今日(7月21日)から
夏休みに入りました。
通常期なら、路上試験の時間帯は学校があるので、
子どもを見かけることはあまりありませんが、
この時期は、
子どもが外を歩いています。自転車に乗っています。道で遊んでいます。
くれぐれも注意して走行してください。


子どもは左右を見ないで突然飛び出してきます。
ボールが道に転がって来た時には、その後に子どもが続くものと思ってください。
また、道の反対側にお母さんや友だちがいる時も、要注意です。


小学校低学年くらいの、まだ乗り慣れていない自転車も危険です。
充分な間隔を空けて、反対車線にはみ出して追い越すか、
それができなそうなら、安全に追い越せる所まで追走するしか無いですね。

また、最近はイヤホンで音楽を聴きながら、あるいは携帯電話で話をしながら
(これは中高生ですね)
乗っている自転車も目立ちます。
器用にもスマホをいじりながら、という人もいます。
いずれも、こちら(車)の存在に気づいていないことが多いので、
こちらが注意してあげなければいけません。


それから、道で遊んでいる子どもも怖いですね。
道に落書きでもしているのか、しゃがんでいるのを見るとハラハラします。
それが、坂やカーブの向こう側だったりもしますので、
常にそういうことがあるものだと思って運転することが肝要です。


いずれも「危険予測」の課題に出てきそうな状況ですので、
もう1度、教本を見直しておきましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





雨の日はよく歩行者が飛び出しますね。
傘を差しているので車が見えないとか、雨のために車の音が聞こえないとか、も有りますが、
何よりも、「なぜか、みんな急いでいる」というのが大きな理由だと小生は思います。


特に、信号待ちの車の間を渡るのは、勘弁してください。
歩行者としては、横断歩道まで歩く労を惜しんでのことと思いますが、
まあ雨なのでその心理が解らないでもないですが、
でも、雨だからこそ、落ち着いて安全に歩いてほしいものです。


ところで、突然歩行者が飛び出して来たら、
車で走行しているあなたはどう対処しますか。

正解は、「ブレーキを踏む。」です。

当たり前のように聞こえますが、
実は、とっさの時に「ハンドルを切ってよける」動作をする人があまりに多いのです。
これは非常に危険な行為です。

なお、ブレーキを踏まないことの正当性を唱える人もいますが、
それは極めてナンセンスな議論です。
確かに、高速走行中は不用意なブレーキを踏むのは危険ですが、
そもそも歩行者が飛び出しそうな道でスピードを出すこと自体、
想定しえないからです。
そんなのはブレーキを踏むか否か以前に
安全運転への意識が欠如していると言わざるを得ません。

とにかく、「危ないと思ったら、迷わずブレーキ」を心掛けましょう。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





1年以上前の話ですが、
路上教習中に対向車線側から歩行者が飛び出したのを見て、
咄嗟にホーン(クラクション)を鳴らした教習生がいました。


運転の基本から言えば、
危険を感じたら、まずブレーキを踏むべきですが、
必要なら、ホーンを鳴らして良い、というより鳴らすべきです。
そして、その場面は実際危険だったので、
ブレーキとほぼ同時にホーンを鳴らしたその行為自体は、
試験中だったとしても特段の問題はありませんでした。


しかし、当方のホーンに驚いたのか、
前を走る車が急に加速を始めてしまったのです。
これは推測ですが、
前の車も、歩行者が飛び出しそうな気配を感じていたので、
ゆっくり走っていたのではないでしょうか。
それだのに、後ろの車に急かされた(と思い込んだ)ために
スピードを出してしまうのって、
せっかくの配慮が台無しになってしまい勿体ない、というか、
それで事故を起こしてしまったら、泣くに泣けませんね。


そんな教訓を覚えるとともに、
やはり、ホーンは、無闇に鳴らしてはいけないということも
教習生に説明できる良い題材となりました。


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走行中に、犬や猫が飛び出してくることがありますね。

“犬”が飛び出してきたら、
その後に“人”が続いて飛び出してくる可能性が高い一方、
“猫”が飛び出してきても、
その後に人が続く可能性は低いと言えます。

なので、プロドライバーの間では、
「犬はよけろ。猫は轢け。」と言われているそうです。

しかし、これは、どちらもダメ。


まず、「犬はよけろ」に関して。
不用意にハンドルを取って、
自車と並走している二輪車を倒しでもしたら、
目も当てられません。
よけるのなら、合図と確認の後にするべきです。

次に「猫は轢け」に関して。
確かに、猫に気を取られて、
歩行者や自転車に接触してはいけませんから、
構わず走り続ける、というのも一理あるかも知れません。

しかし、それが猫であることを咄嗟に見極めるのは難しいですし、
何より怖いのは、「故意をもって轢く」という行為です。
(「認識していながら認容する」のも「故意」になります)

例外も無いわけではないですが、基本的には、
「轢いても良い」・「ぶつけても良い」と思う人は、
車を運転する資格が無い、と認識してください。


飛び出したのが、犬であろうと、猫であろうと、
もちろん、人であろうと、
「よけろ」でも「轢け」でもなくて、
「危険を感じたら、まずブレーキ!」が鉄則ですよ。


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右折時に対向の直進車が近づいて来たら、
その直進車が通過してから右折するのでした。

さて、では、右折しようとした時に
右側の横断歩道を青信号に従って横断している歩行者がいた場合には
どう対処しますか。

この場合も、当然、
その歩行者が渡り終わってから右折を始めます。

…と、さり気なく言ってしまいましたが、
正しく理解してもらえているでしょうか。


少し言い換えてみましょう。

右折を始めるのは、その歩行者が渡り終わってからです。
つまり、右折は、基本的には、
交差点の中央付近でハンドルを回して曲がっていくのですが、
右側を横断している歩行者がいたら、
ハンドルを回し始めずに、交差点の中央付近で停まって待つ、
という意味ですよ。

ところが、横断中の歩行者がいるにもかかわらず
右折を始めてしまう人が多いですね。
確かに、曲がり始めても、
横断歩道の直前で停まれば横断者は妨害しないかも知れません。
でも、それだと、対向車線上に停まることになり、
直進車を妨害してしまいますよね。

横断者がいないことを確認してから右折を始めたけれども
急に歩行者が飛び出してきた、という状況なら話は別ですが、
対向車線をふさいでしまうことが分かっているのに
右折を始めてしまうのは、いただけません。


もっとも、歩くのが遅い歩行者もいますから、
「完全に渡り終わるまで右折すべきでない」とまでは言いませんが、
少なくとも横断者が自分の進路上にいなくなったのを確認してから、
おもむろに右折を始めてください。


文責: パイロットアカデミー株式会社 http://www.pilotacademy.co.jp/





試験官にブレーキを踏まれたら、
その時点で、試験は中止になります。
路上試験中に子どもが飛び出して来てブレーキを踏まれたものの、
結果として合格した、という話を聞いたことがありますが、
そういうのは「例外中の例外」と言えるでしょう。

さて、その試験官のブレーキですが、
驚くほど急ブレーキを掛けます。

その理由は2つあります。

1つは、
試験官はギリギリまでブレーキを踏まないようにしているからです。
ブレーキに限らず試験官が運転装置を操作したらそこで試験は終わりなので、
試験官は出来るだけブレーキを踏まないようにしてくれているのです。
いよいよ停まらないと危険な状態になって初めてブレーキを踏むため、
どうしても、急ブレーキにならざるを得ません。

また、もう1つは、
試験官がブレーキを踏んだことを、
受験者と同乗者(普通は次の受験者)に明示する目的があります。
ソフトなブレーキでは、
受験者が踏んだのか試験官が踏んだのか区別が付かないので、
試験官はわざと急ブレーキを踏むのです。


実際ブレーキを踏まれてみると分かりますが、
まず受験者は、その急ブレーキに驚きますね。
そして次の瞬間、すべてを悟って落胆するのが常です。
まあ、そんな経験はしないに越したことは無いですけど…


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直進であれ右左折であれ、交差点を通過した先で、
対向車が渋滞している時があります。
特に右左折後は、本当は加速していきたいところですが、
そういう場面では、
車列の間から歩行者が横断してくることがありますので、
あまり強いアクセルは踏めません。


でも!
“徐行”しなければならないわけではありませんよ。
対向車の渋滞のたびに徐行していたら、
円滑な交通の妨げにもなりかねません。


これが対向車との間隔が概ね1m未満だった場合には、
“障害物”との安全な間隔が確保できていないという理由から
徐行する必要がありますが、
単に対向車が渋滞しているだけなら、
「あまり速度を上げない」くらいの意識で充分です。

要は、
“歩行者が飛び出しても対応できるくらいの速度”
で走れば良いのです。


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東京都では、
「インフルエンザ流行警報」が発令されています。
もっとも、それ以前からインフルエンザは流行していて、
今シーズン既に、都内1256もの小中学校で学級閉鎖が報告されているそうです。
(平成28年2月19日、厚生労働省発表)


で、学級閉鎖になると、
インフルエンザに罹って寝込んでいる子どもは別にして、
その他の子どもたちは学校に行かないので、
外で元気に遊んでいる姿を見掛けることがあります。
道路で遊ぶのはひどいケースとしても、
公園等で遊んでいても、ボールを追いかけて飛び出してきたり、
自転車でよろよろ走ったり、
とにかく子どもは危ないですよ。


通常なら、平日昼間の路上教習や路上試験では、
小中学生はほとんど見掛けることはないのですが、
そういうわけで、この季節は、
平日昼間であっても子どもが外にいることがありますから、
充分注意して運転してください。

まあ、そもそも、
「この時間帯に子どもはいないだろう」と思って運転すること自体、
俗に言われる「だろう運転」なんですけどね。


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自分の進む先の遠くを見ることは、
このブログでも口を酸っぱくして何度も言っていることです。
その心は、基本的には、車をまっすぐ走らせることが目的なのですが、
もっと基本的な「前方の安全を見る」という意味も、当然あります。

自分の車線上に障害物が無いかどうかを常に見ておき、
例えば人が飛び出したような場合には、
何も考えずに、まずブレーキを踏んでください。
そう。「何も考えずに」です。


実は小生、
大学時代に少しだけ弓道をかじったことがあります。
その時、最初の最初に、
「人影が見えたら、ためらわず弓を緩めなさい。」
と教わりました。
弓を引き始めた時や、あるいは「さあ矢を放とう」というタイミングでは、
弓を緩めるのに勇気が要ります。
それでも「ためらわず」に、動作を中断しなければなりません。


この話を後になって話を思い出して、
車の運転に通じるものを感じました。
「信号が青のうちに交差点を通過しよう」というようなタイミングで
アクセルを緩めてブレーキを踏むのは大変です。
でも、危険を察知したら、そうしなければ事故につながります。

加えて言えば、アクセルを踏み込む時には、
そういう事態も想定しておく必要があるということでしょうね。


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路上走行中にコンビニエンスストアを見かけたら、
歩行者の横断(飛び出し)に注意してください。


コンビニに向かう人は買おうとしている物で頭がいっぱいで、
コンビニから出た人は欲しい物が買えた満足感で、
周囲の状況に気が回らないことが多いようです。
そして、入る人も帰る人も、
なぜか急いでいる、というのも、
コンビニならではの特徴と言えるでしょう。


それから、駐車スペースの無いコンビニでは、
店前の路上に車が停まっていて、歩行者がよく見えないこともあります。
また、車に乗り降りするためにドアが突然開くことも
想定しておかなければならないでしょう。


さらに言うと、これらの注意点は、
左側だけでなく、右側(対向車線側)にコンビニがある場合も同様ですので、
いろいろ目を配りながら走ってください。


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都内多くの小学校が昨日で1学期を終え、夏休みに入りました。
学校が休みになると、道に子どもが増えるので、
路上を走る際には注意してください。


特に自転車。
そうでなくても自転車は転びやすい乗り物なのに、
見かける子、見かける子、みんな急いで走りますね。
立ち漕ぎなんかしているのを見ると、
危なっかしくてたまりませんが、
それがまた、子どもには楽しいのでしょう。

また、周囲を確認せずに突然道路に飛び出してくるのも
子どもの特徴です。
そんな特性を理解して、
車のほうが気を付けてあげましょう。


一方で、年寄りにも注意が必要です。
府中は住宅街なので、さもありなんと思いますが、
鮫洲も、意外なほど年寄りが歩いています。

お年寄りの多くは、
階段の昇り降りがあるので歩道橋を嫌いますが、
だったら、もっとよく確認してから横断してくれれば良いのに、
なぜか、これまた突然飛び出してきますよ。
おそらくご本人はしっかり確認したつもりなんでしょうね。

また、なかなか渡り終わってくれないのも、年寄りの特徴です。
イライラせずに、
これまた車のほうが配慮してあげてください。


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春休みですね。
通常期なら、路上試験の時間帯は学校があるので、
子どもを見かけることはあまりありませんが、
この時期は子どもが外を歩いています。自転車に乗っています。道で遊んでいます。
くれぐれも注意して走行してください。


子どもは左右を見ないで突然飛び出してきます。
ボールが道に転がって来た時には、その後に子どもが続くものと思ってください。
また、道の反対側にお母さんや友だちがいる時も、要注意です。


小学校低学年くらいの、まだ乗り慣れていない自転車も危険です。
充分な間隔を空けて、反対車線にはみ出して追い越すか、
それができなければ、安全に追い越せる所まで追走するしか無いですね。

また、最近はイヤホンで音楽を聴きながら乗っていたり、
携帯電話で話をしながら乗っている自転車(これは中高生ですね)も目立ちます。
器用にもスマホをいじりながら、という人もいます。
いずれも、こちら(車)の存在に気づかないことが多いので、
こちらが注意してあげなければいけません。


それから、道で遊んでいる子どもも怖いですね。
道に落書きでもしているのか、しゃがんでいるのを見るとハラハラします。
それが、坂やカーブの向こう側だったりもしますので、
常にそういうことがあるものだと思って運転することが肝要です。


いずれも「危険予測」の課題に出てきそうな状況ですので、
もう1度、教本を見直しておきましょう。


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危ない時にはブレーキを踏んでください。


「何を今さら」というべき当然のことですが、
実際に運転していると、
ブレーキをためらってしまう場面が結構あるものです。


例えば、
信号が青に変わり確認も終えて「さあ発進」という時。
そんなタイミングで、信号無視の自転車とかが急に突っ込んで来たりしたら、
踏み始めたアクセルを中断してペダルを踏み替えるわけですが、
それが心理的になかなか抵抗があるものです。


また、後続車が車間を空けていない時。
そんな時に限って目の前に歩行者が飛び出したりするものです。
でも、構うこたぁなく、遠慮せずにブレーキを踏めば良いのですけど。


それから、
クルーズコントロール(一定速度を保って走行できる機能)
が付いている車では、
ブレーキを踏むとクルーズコントロールが解除されてしまうので、
どうしてもブレーキを踏みたくない心理が働いてしまいます。


他にもブレーキを躊躇しがちな場面は多々ありますが、
それらを理解したうえで、
「危ない時はブレーキ!」を再認識しておくべきでしょう。


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バス停に停まったバスの対応には注意が必要です。


まず、バスが発進しないかどうか、気を付けていてください。
右ウインカーを出したバスは発進しようとしているわけですから、
妨害してはいけません。


その時に自車が右ウインカーを出していたとか、はみ出し始めたとか、
そんなのは関係有りません。
中断して、バスに道を譲ってください。
ただし、自車が完全にはみ出していた場合には
そこで中断するのは危険なので、そのまま続行しますが、
それは、あくまで例外的な対応だと認識してください。


そして、バスの横を通過する時には、
降りた乗客がバスの前から飛び出してきますので、
細心の注意を払いつつ通過してください。
また、そのバスに乗りたい人が道路の反対側から横断してくることも
想定しておきましょう。(意外な盲点です。)


そんなこんなでノロノロ走っていると、今度は対向車が迫って来たりして、
慌てて元の車線に戻ろうとハンドルを切ってしまうのも危険です。
戻る前に必ず左の安全を見極めてから、少し加速しつつ元の車線に戻りましょう。
もちろん、はみ出す前に対向車が来ないことを確認しておくのは、言うまでも有りません。


何か、あれもダメこれもダメという話になってしまいましたが、
そのうちに、危険の潜んでいる場所・場面が予測できるようになります。
初めは神経を擦り減らしますが、経験を積んでいけばラクになってきます。
路上教習は、こういう意識で臨んでもらうと格段に効果が上がりますよ。


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